こないだの旅行の話よ。朝の7時半にバスで出発してさあ、いやいやその前は我が家を自分の車で6時50分だわさあ。
とにかくいつもならあの世の夢の時間帯に頑張って起きて、
早起きの平気なYがやって来たのを乗せて義妹を拾って待ち合わせの場所まで行ったのよ。我ながら遊ぶとなったら、
例え大あくびの連続でも,こんなにも早くから身体が動くのよねえ。しかしこの時点で既に睡眠時間は3時間半。バスで寝るつもりま~んまん。
でもねえ、大体1時間~2時間置きにトイレタイムがあってさあ、眠ったと思ったら起こされて、
別に行かなきゃ良いんだけどついつい珍しい食べ物なんかが目に入ってねえ~、要するに入れちゃあ出し、の繰り返しってわけ。
今回は時間がないとかで、バスの中でのお弁当。これが又不味い。炭水化物が殆どのきょうび珍しい内容。
この私が完食ならずってことは相当なものでしょ!?
これを繰り返しながら最初の目的地「郡上八幡」に着いたと思ってよ。時刻はまさに真っ昼間の炎天下。
ガイドさんが水路に囲まれた城下町を、あちらこちらと説明してくれるのを聞きながらぞろぞろ歩くのも確かに少々うんざりではあったわよ。
でもねえ~、何もここまで来て喫茶店に入るこたぁないでよう!?わが同行者4人は「も~っダメ!ここで涼んでから行くわ。」ときた。
「どうぞ御勝手に。あたしゃ意地でも歩くんだから。」と連中と別れたものよ。その途端、良いところに出くわしたわねえ。
地元のお酒を扱っている老舗らしいお店。「冷やで美味しいのありますか?」と聞くと親切に味見をさせてくれる。この店の看板娘かな?
特におべんちゃらを言うでもなく、つっけんどんでもないなかなか良い接客振り。そのせいで甘口と辛口両方を買っちゃった!
急いで後れを取った列の後ろにくっついてあれこれ情報を集める。これひとえに「短歌」の為。うっそ~ってなもんだわ。
連中が涼しいところで美味しいコーヒーを飲んでる間にあたしゃ歩いた走った炎天下。でもねえ、良いこともいくつかあってね。
その一つが「飛び込み」シーンに遭遇したこと。12メートルの橋から飛び降りる屈強そうな(!)若者3人。
多分始めてではなさそうだったけど~、こりゃあ勇気が要るわよ~。ガイドさんの説明に寄れば、今までに4人ほどの死者が出たそうよ。
それも地元の人は小さいときから1メートル、5メートル、、、って訓練してからやるんだそうだけど、
観光客はいきなりで失敗しちゃうんだって!おおこわ~。テレビで有名だって言われてもねえ~あんましテレビ見ない人だからね~アチクシは。
町中に下手な俳句が飾ってあるなあ~と思ったら、あれは川柳だってさ!な~るほど。国民文化祭の名残だって~。でもまあ、
確かに風流な町ではありんした。至る所に水路があって、それを「井川」と呼ぶんだそうだけど、チョロチョロと音をたてながら流れる水には、
ほ~んと癒されたわ~。そこかしこに水が飲める場所があって、ペットボトルに詰めては飲んだわねえ~。冷たくて美味しいの、これが。
で、悠々とやってきた連中と合流してバスで移動。今度はホテル入りかと思ったらしっかり土産物屋さんに立ち寄り~。
従順というかバカというか、殆ど全員がそこでガイドさんのお薦めのお菓子を買うのよねえ~これが。
かくいう私目も買いましたがな~あれもこれも!内心くっそ~と思いながらも、つい目の前に珍しい物があったら試食してるのよねえ~。
この卑しい根性が問題だわ。どどど~っと買い物袋を抱えた人々がバスに乗り込んで今度こそホテル。
ところがギッチョン。4時半という時間に夕食。休む間もなく次の行程へとかり出されるわけ。
そこそこ美味しい料理もこの時間に食べるとおいしさも半減。第一そこへたどり着くまでに相当疲れてるもんねえ~。
同行のTさんなんか元々小食だからまあ三分の一食べたかなあ~って感じ。ああ~もったいない。
ご飯はこんな炊き込みでなくても白いご飯で良いのに、とかなんとか文句言いつつ飛騨牛やら山菜やらご当地名産の天ぷらそばなど、
殆ど食べたあとの4人。流石に名物の「カマンベールチーズだかクリームチーズだかが入った濃厚そうな大福!」には手が付けられなくってねえ、
しっかりお持ち帰りしたわねえ~。こういうとき役に立つのがオバタリアンのバッグなのよねえ~。
ドラえもんのポケットよろしくビニール袋が出てくるわけよ!娘が言ってたわねえ、「あなどれないのが、オバタリアンのバッグ」だってね。
で、いよいよ今回のメインイベント、「風の盆」。またまたバスに揺られて小一時間。JRに乗り換えて越中八尾に到着。
驚いたの何のってあ~た!もの凄い人人人、、、。昔懐かしい屋台のオンパレードも半端じゃあない。
最近出くわしたお祭りのなかでは最大級のものねえ。、,、とか何とか言いつつそぞろ歩きの5人衆。思えばこっからが地獄だったのよねえ~。
つづく~