演奏会に行った。
とにかくゆ~っくり、と思いながら過ごしているが、割り込んでくる予定に抗えないでいる。昨日は親類の若者4人を我が家でお接待。 こういう日に限ってカルチャー教室があるんだなあ~。何もかも予定通りこなし、割り込み組も入れてしまうこの気弱な性格、、、、 人は見かけによらないのだ。
ま、色んな職種の若者と喋るのは面白いし、当世若者気質に触れるのは楽しいモノだ。意外と真面目で、古風で、真剣だったりして、、、 、おやおや、我々の若い頃とさほど変わってないのか?と思わせる。このご時世だから、話題は海外旅行の話になって、 それぞれが体験したことを面白おかしく話してくれて、これも楽しかった。、、、 こういうの聞いても海外旅行そのものにはあんまり触手が動かないのは、おみっちゃんとしてはやっぱり変だ。完全復活してないのか? (永遠に復活しないかも~)
復活ならず、と思ったにはもう一つ訳がある。お料理をしていて、途中で急に気力が萎えて、予定より3品少なくなってしまったことで、 これは今まであまり経験がない。材料は買ってあるし、頑張ればお茶の子さいさいだったはずが、 どうにもやる気がなくなってしまって回復しないまま来客を迎えた。 それでも若者の胃袋を満たすだけの量はあったようで満足して貰ったのは幸いだった。
しかし、話題はおのずと仕事の話へと移り、このところの不景気を憂えることとなる。 想像以上に落ち込んでいるというのが彼らの意見だった。自分達の将来も心配だが、会社自体の存続さえ危ぶんでいる。「働く意欲」 とかいう以前の問題だ。世の中これから一体どうなっていくんだろう。
そして今宵は以前から予定していたコンサートに出かける。歌ばかりのガラだったが、色々あっても歌は矢張り楽しいなあ。 他人事だからこちらは余裕で見ているが、生の舞台にありがちなアクシデントもありいので、「歌はむつかしい~」という感想になる。 何たって完全にお客様の方を正面切って歌うわけで、観客の視線や呼吸がもろ伝わってくるからなあ~。緊張するのが当たり前だ。 きっと出演者の殆どが、程度の差はあれ練習の時と同じに歌えたら、どんなにか気持ちいいだろうと思いながらステージを務めていたに違いない。
舞台に慣れているから良い結果が出ると決まっていないのが、生の舞台だ。むろんその方が表現の幅は出るだろうが、 その人が必ずしもベストの体調でない場合もあるし、慣れから来る観客との遊離、ということもある。新人でも、 案外舞台に向いている人も居るわけで、方程式が無いに等しい。だからこそ、全員が必死で取り組まざるを得ないのがこうした演奏会の特徴だ。 従って、多分一番聴衆を魅了するのはチームワークだ。その点、今日は合唱曲を2曲ともソリストが入り、 全員で歌ったのは全体を引き締めていたように思う。
帰る道々車の中は演奏会の話になり、次はあの曲を歌ってみたいとかいう人も出る。女5人、 途中で立ち寄ったパスタ屋さんでも延々音楽の話が続き尽きることがない。ほ~んと、みんな好きなんだなあ~。この年になって、 ここまで熱中できるモノが持てていることに乾杯!だ。