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2008年9月

2008年9月30日 (火)

外国語。

 新しくちぇちのメンバーになった方が深刻な電話をしてきて、イタリア語で躓いているという。確かに、 今現在やっている曲はメロディーラインが複雑で覚えにくい上にイタリア語も読み方が難しいモノが多い。 いきなりこれに付いていくのは例え読むだけで意味を取らないまでも確かに大変だろう。、、、で、まあ、 それに近い意見を過去にも聞いていたので、多少の問題解決の為に私がレッスンをすることとなった。しかしまあこれは、 自分の勉強の為でもある。「教えることは学ぶこと」ということだ。

 考えてみると自分自身も色んな先生に教わってきた。イタリア人にも個人レッスンをしてもらったが、外国語というのは、 余程必要性を感じなければ上達しないものだ。イタリア旅行とか、イタリア語の歌を歌うとか、イタリア人と友達になるとか、 何かがないとなかなか難しい。今回のこの実験的勉強会がホントに役に立つようなモノになれば良いのだが、、、。う、 又しても自分で自分の首を締めてるかも~~~。

 

 今日は母が上京の為に膝の治療をしておくというので、県庁近くの病院に連れて行ったが、ニャニャンと5分ほど前に診察終了だという。 臨時のことらしいが、はるばる出かけてがっかり。私の魂胆は駐車場で母を待つ間一寝入りするつもりだったのに、 すぐに帰る羽目になってしまった。帰る道々申し訳なさそうな母に生返事して生あくびの連続。、、何故こんなに眠いかと言うに、 夕べ寝る前にMDをセットして寝たが、Sleepにセットしていたはずが、どうもリモコンが効いて無くて朝までず~っと鳴りっぱなしだった。 従って浅い眠りの時はその音楽をず~っと聴いていたらしいのだ。目覚まし時計で起きたときは頭がぼ~っとしていて、完全な睡眠不足。 ふらふらしながらレッスンの人たちが来るのを迎える準備だ。その挙げ句母の病院トラブル。あんまり「眠い」を連発するので、 母がメチャクチャ心配する。

 何とか自分のレッスンもして、最後の人を送り出すまで身体が持ったなあ~。

 まあ、本日はお風呂で、ジ・エンドだなあ。

 

2008年9月29日 (月)

しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん、、、。

 雨が降り続いている、、、。全く珍しいことだが、急に寒くもなって戸惑うばかりだ。 又してもお天気に振り回されているの感がぬぐえない。、、、きっと2,3日したらこの雨にのろいの言葉を浴びせるのだろう。 人間は勝手だから。

 

 今朝はシェイクスピアの講座で、「空騒ぎ」だったが、あとの昼食会で「内面と外見」についてみんなで色々話し合って面白かった。 作者は一貫して「人生は舞台、人間は皆役者」という説を形を変えて繰り返し述べているが、 人は日常生活の中でも毎日演技しながら暮らしているという点について、思い当たる事例をそれぞれが告白したというわけだ。夫の前では良き夫、 妻の演技、子供の前では良き父、母の演技、友の前、他人の前、いたる場所で人は演じている。

 しかし、先日の舞台ではあたしゃ目一杯変装して演技したつもりだったのに、後ろに参加していた二人のメンバーから、 「いつもの蓮井さんとち~っとも変わりません!」と言われたのにはどっひゃ~っ!!んな訳ないしょ!?(まさか?)

 

 昼食会が終わってから雨の中を今度はカルチャーだ。 10月のセンターの発表会の為に昨日の夜一晩で書き上げた台本を引っさげて打ち合わせをかねて出かけた。 こうして形が整ってくるとみんなも自分の事として張り切り始めた。又来月もチョー多忙になりそうだ。その本番の翌日が東京だしなあ~。

 

 教室の人たちと夕方のちぇち練までサティでご飯を食べて時間をつぶす。こうして教室の外で話すのは大切なことだ。 知らなかったことも沢山聞ける。

 そのままみんなを送って、本日のとどめはちぇち練だ。いよいよ12月のガラコンに向けて再スタートだ。 今年そのれを入れるとあと4つの舞台がある。ほ~んとに今年は異常な年だ。

 

 先日のオペレッタの参加者から連絡事項がメールで来る。既に懐かしいという感じだなあ~。

2008年9月27日 (土)

寒いなあ~。

 ネットオークションで、電気製品を二つ購入した。初めのはもしかしたら失敗だったかも知れない。どうも粗悪品の様な気が、、、。 でも新品。次のはもしかしたら大成功だったのか?中古だが、新品のようにきれいで、機能も満載。もしかしたら掘り出し物かも?でも、 どちらもこれから使ってみないとホントの所は分からない。今のところコンポは音がとても良くて満足している。

 で、昨日その大きな荷物が届いて開けてみてぎょへっ!一番苦手な配線が必要だったのだ。何となくそういう気がしてたが、 まあ家に出入りする人の中にこういうの得意な人が沢山居るから大丈夫だろうと、高をくくって購入したのだ。案の定、 その得意な人の候補の一人目が、の~んびりしたお声で電話してきた。「今日はレッスンあったかなあ?」いつになく張り切って、「はいっ!! あります!」とお返事申し上げ、ちょいとお早めにご来宅願えませんか?と聞いてみる。「何事ですか?」と来たので、かくかくしかじか、 困っているけど、先生はお得意でしょ!?と持ちかける。「そりゃあ、まあ、出来なくはないと思うけど~、、、」で、決まり。 やがてやって来て一目見て、「なんだこんなのは30分もあれば十分だ。」とおっしゃるので、それではお任せして私目はお昼の準備を、 と放り出す。途中でメンバーが顔を出し、「まあ、先生お気の毒に、大変ですねえ。頑張って!」と声をかけてくれたり、、が、1時間経っても 「目が見えん。」とか、「これはどうなってるの?」とかいう声が聞こえるばかり。 あたしゃカルチャーとFMの収録へお出かけの時間が迫ってきて気が気じゃない。「先生、まあひとまず置いて、先にお食事を!」と声をかけ、 バタバタバタと支度をして、「スイマセンが、私は出かけます。あとは帰ってからということで~。」と丸投げして出かけてしまう。

 でもって、帰宅してみれば決めてあった場所にちゃんとそのものは鎮座ましましているではないの!?おお~、やっぱり出来たか!! と感激。ふと見ると、なんだか部品のコードが一つ丸まって置かれている。ハハ~ン、これは諦めたな? と説明書を見てみるとアンテナの線だった。へ~?これってそんなに難しいのかなあ?と見ているとレッスンを一段落したご当人がやってきて、 さも面目なさそうに、「それ、ダメだろう?」と仰る。でもアバウト専門のアチクシ、適当に突っ込んでいると奇跡的に収まった!わ~お、 これで完成だ。二人で喜び合って(!)出来あがったもので視聴していると、さっき覗いたメンバーの姉上が別件で電話してきて 「貴女も良く先生をこき使うわねえ!」と呆れている。先生にそう言ったら、「確かに、あんた以外にこき使う人は居ないわな~。」だって! フフフ、長い付き合いで、目の前にある「難しいもの」を見ると、解決したくなる先生の性格を知っているのだ。しかも、 一度手を付けたら絶対途中で投げ出さない。完成するまで何が何でもやってしまう。モチロンこれは長所。だが、 もしかしたらこれはゲーム好きのゲームの様なモノかも知れないと思ったりしている、、、。(内緒)

 という訳で、只今素晴らしい音で「オルフェオとエウリディーチェ」のCDを聴きながらこの日記だ。「天国と地獄」が始まったとき、 演出家から勧められたもので、モチロンこれはシリアスなお話だ。音楽も重厚で美しい。 肌寒いくらいの夜のしじまの中に響き渡る音楽に身を沈めていると何ともいえない幸せな気分になる。音楽とは、不思議なものだ。

 

 FMの収録は、前日に大きなイベントを開催したばかりのYさんに無理矢理付き合って頂いた。会場でそのシンポジュームを聞いていて、 「生涯学習」というものについて、もう少し突っ込んだお話が聞きたいと思った事もあったのだが、上手く合わせて貰えて良かった。 実際そういう点についても番組の中で触れさせて貰ったが、それというのも、長年大学の生涯学習センターに通っているが、 そこに通ってくる人々はほとんど熟年の女性ばかり。男性はごくわずかで、ほとんどが職場をリタイアした人ばかり。私は、 今現在仕事上の悩みや家庭での問題を抱えている人たち、あるいは悩み多き若者達にこそ文学などに触れて貰い、「人生如何に生きるべきか」 のヒントを得て欲しいと思うのだが、、、、。自殺者が年々増加しているという日本の現状を考えるとき、労働時間の短縮もさることながら、 こうした精神のケアーをも考えるべきではないのか?

 こうしたカルチャーでも映画館でも、演劇でも昼のレストランでも、ほとんどが女性達で埋め尽くされている。男性達は一体、、、、、?

 

 今日はレッスンの見学者を一人Kさんが自分のレッスンに連れてきた。楽器をやっている人で、先日のオペレッタを見て、 「歌も良いなあ」と思ったという。どんな感想を持つか、どんな結論を出してくれるか? と思いながら来店客を施術していると朗らかに笑いながら二人が降りてきて、「来月からレッスンを受けたいと思います。」とのこと。おお、 これでそのままちぇちにも入会してくれると良いのだが~。、、、考えてみると、一人が一人連れてくると会員はすぐ倍になる。な~んて、 どこぞの営業マンが考えそうなことかもね~。

 

 

 

2008年9月26日 (金)

ありゃりゃ、また丑三つ時だあ~。

 オペラの公演が終わってから、いや正確には二日目の公演で裏のお手伝いをした日も別ホールで地元のミュージカルを観たし、 その二日後には加藤健一事務所の「詩人の恋」という二人芝居を観た。前者を観たときは未だ自分の舞台を浮遊しているような気分もあり、 あまりの作品の違いに、中に入っていけなくて前半は疲れもありほとんど寝てしまった。日を追う毎に疲れが増して、年齢を感じていたので、 母と約束していた後者の芝居を見に行くのは少々ためらわれたが、楽しみにしていて公演日を一日早く勘違いしていた母を思うと、 頑張って行かねばという気になった。が、行ってみて久しぶりに感動した。これはちぇちの連中にも全員に観て貰いたいと思うほどの作品だった。

 登場人物は二人。年配の方をM、若い方をSとしておこう。場所はウイーン。Mは落ちぶれかけたドイツリートの声楽教授。 彼の元へアメリカから、天才ピアニストと言われたほどの青年が挫折して再起をかけてやってくるが、 Sは何故自分がこんな落ちぶれた教授に教えを乞わなければならないかが分からず、絶えず憤慨している。しかし、 捕まえどころのない教授に接している内に徐々に自分を取り戻し、音楽の原点に立ち返る事が出来る、というものだった。そして、 これにそれぞれの過去が平行して現れてくるのだが、まずはSが自ら自分はユダヤだと告白する。それに対してMは、 君の祖先には素晴らしい芸術家が沢山居る。けっして卑下することはない、と異常なまでに励ます。そしてその偉大な詩人の一人ハイネの 「詩人の恋」を全編歌うことを強要する。自分はピアニストだと猛烈に反発するSだったが、 結局は言われるままに歌のレッスンを受けることになる。最初はひどいものだったが、段々歌心が分かるようになり、 そのうち相当の歌唱力が身に付いてきて、それと同時にいつの間にかピアノも深い味のある音が出るようになっている。 その頃には二人は親子か無二の親友のようになっていて、Sは言う。僕は自分の事を全部喋ったのに、教授は何も喋ってくれない。 一体貴方の過去には何があったのです?と問いつめるが、なかなか告白しない。ある時、いつものようにさんざんののしり合った挙げ句、 教授は如何にも疲れたという風に手を投げだし、左手のワイシャツの袖を少しずつ上にめくり上げていく。見せるというのでもなく、 自然に分かれば良い、といった体だ。

 その腕には黒く大きな字で「Judea」(ユダヤ)と焼き印が押されたあとがある。そこで初めて教授の暗い過去が明かされる。 なんと、彼はアウシュビッツの生き残りだった。そうなんだ、そういう人たちも居るだろう。 例えばローマ法王ベネディクト14世はヒトラー青年部で、ナチの軍人になったわけで、あのおぞましい戦争からこっち、立場が変わり、 色んな生き方をしている人がいるに違いない。

 Mは言う。「永い闘いの歴史の中で、虐げられてきた人間は、素晴らしい天才を生み出す。それは何故かというと、芸術の最高点は、 どん底の悲しみ苦しみと、最高の喜びが合体したときに生み出されるものだ。どちらかだけでは完成しない。」

 今まで多くの芝居に接してきたが今回の作品ほど、 色んな貴重な人生訓とでも言うべき言葉がちりばめられていた作品にお目にかかることは滅多にない。シェイクスピアは別格として。

 あとで思わずサイン会に並んでしまったが、彼らにしっかり握手して貰い、下北沢で観た「お葬式」とかの話もした。 間近で見るとごくごく普通の人たちだ。まあ当たり前だが、、、、それにしても素晴らしい舞台だった。40回もやってるそうだ。 やっぱりねえ~。隣で声に出して笑ったり、涙をぬぐったりしている母に、無理しても来て良かったとつくずく思ったことだ。

 、、、こうして母と並んで席に座るのもそう永くはないだろう。今を大切に、だ。

 

2008年9月25日 (木)

パリ、ロダン、そしてカミーユ・クローデル。

 このところこの日記をさぼっていたが、書いておきたいことはかなりの量溜まっている。その分量を思うだけで、 今日は止めとこ、と、なってしまって先送りする羽目になっていた。別に大したことでもないが、すこしずつ書いておこうか、、。

 本日ようやく遊び疲れた声でお嬢が羽田から「帰ったコール」をしてきた。こっちもようやく安心だ。数日前だったかに電話してきて、 前回のパリで私は行ったが娘は行かなかった「ロダン美術館」に行ったという。物事を考えているとき独特の沈んだ声でかけてきて、 「お母さんが好きなあの彫刻を見てきた。」という。それはロダンの作品ではなく、ロダンの恋人カミーユ・クローデルのもので、 日本語のタイトルは「分別ざかり」というものだ。フランス語は「熟年」とかで、タイトルはイマイチ理解できないが、 初めてこの作品をオルセー美術館で見たときはショックを受けた。

 裸の男女が悪魔の様な者によって今しも引き裂かれようとしている。男は大きな衣をひるがえした悪魔のような老女に身体を捕られ、 片手を若い女の方へ弱々しく出しているが、重心は明らかに往く方の足にかかっていて、戻る気はないことが分かる。 若い女はその手を取ろうとしているが、二人の手と手の間には厳然とした距離があり(彫刻という形ゆえにそこに少しの望みもないように見える) 、女の行為は虚しいばかり。その瞬間の男と女の心理を恐ろしいまでに生々しく描いているこの小さな彫刻に、私は激しく感動した覚えがある。

 、、、これは、ロダンが妻と恋人のカミーユとの間で揺れ動き、最後は妻の元へと去っていく姿を描いたもののようだ。唯一の救いは、 彼の一方の手が、彼女の方へまっすぐに伸びていることで、彼女に愛情が残っていることを示している。もしやカミーユはここに願望か、 期待を込めたのかも、、、。これが、カミーユ・クローデルの作品であり、二人が別れた辺りの作品で、どう見ても、 カミーユ自身のことを描いているとしか思えない。

 今回娘はその作品を裏からも横からも見て、私とは違うものも感じたようだ。そして、おびただしいロダンの作品も見て、 その若い女と同じ女性として悲しいけれど、やっぱりロダンはロダンだと認めざるを得なかったと、共通の感想を語り合う。 でもって私が結論めいたことを言う。「結局天才芸術家としてのロダンは、人生の全ての答を作品で答えている訳で、 外に現れた彼の生き様は許されるものかも知れないね。」と。すると娘曰く、「じゃあ、芸術家のわたし~何をしても良いのね?」と来た。 「アホ、それは天才にのみ許されることなのよ!!」と私が言えば、「あっちゃ~、フォ~フォッフォフォ!」とパリから高笑い。ま、 色んな事を見たり考えたりしてきたことだろう。

 

 パリねえ。もうすぐ寒くて美しいパリの季節がやってくるなあ~。

2008年9月22日 (月)

ああ、晴天!

 長かった夏が、終わるかに見えたが、入眠剤を飲んで、遮光カーテンの中ぐっすりねむり、大分日が高くなってから目覚めたら、 なんのことはない。相変わらずの真夏日だ。、、、しかし、私にとっての暑い夏は終わったのは間違いない事実だ。 オペラ関係のものを次々と処分したり整理したりしているが、今更ながら大変だったなあ~。

 夕べは打ち上げのあと二次会があり場所移動したが、これが驚くほど大勢の人数だ。多分帰った人の方が少なかったに違いない。 でもって、まあ盛り上がったこと。若い人が多いというのもその理由かも知れないが、みんな大いに楽しんでいたという感じ。 モチロンアチクシもしっかり楽しませて頂く。長かった試練の時を終えたという気持ちが、みんなの「楽しみたい」に繋がったのだ。 驚いたことに裏方で入っていた道具さんが実は声楽家だったということ。この方はよくお見かけしていたが、そうだったのか~。 指揮者の方は奥様がうどん好きだそうで、今度うどんツアーにおつれする約束をしたり、、、、色々あったが、 一番嬉しかったのは演出家の方にご挨拶したら、「いやいや、流石でしたよ。なかなか良かった。」と言われたことだ。実際、 あの方の台本はとてもシンプルで、どのようにでも取れるが、考えれば考えるほど上手く運べるようになっていた。 結局台本をなんども何度も沢山読んで、イマジネーションをふくらませることが出来る人が、あの方の頭脳の中を覗けるというわけだ。 私なんぞは、舞台に乗っかってからもまだ 考えていたもんなあ~。演出家はここで何を意図しているのかを、、、。

 一つ気になったのは、ゲネをやって、いわゆるアドリブが多く、モニターで見ていた楽屋の人たちが、「あれはやり過ぎよ。 もっと短くしないと、客に引かれるわよねえ。あれじゃあ、効果無いわねえ。、、、、」と、ほとんど全員が言っていたにもかかわらず、 誰一人当のご本人に言えないでいたことだ。結局誰も何も言わないまま、本番突入。案の定しらけた空気が流れたこともあった。 モチロン客演の私に言えるはずもなく、ご本人達ばかり悦に入っている、という裸の王様状態。これって、同じ団体のメンバーなら、 当然注意して良いてんではないのか?、、、分からない。

 

 ま、今回の公演で、自分的にはムムムっていうところがなきにしもあらずだが、 とりあえず舞台で転ばなかったということで良しとしようか。あの乗馬はほ~んと大変だったんだ。目をつぶって乗ると吐き気が来るし、 少しのけぞると後ろに倒れ込みそうだし、未だに左腰辺りが痛いんだから、これって、もしかして凄いダイエット効果があるのかも~。 日頃使わない場所を使ったという事だろう。イテテテテ、、、。

 

 ま、おいおいに裏話でも書いておくこととしようか。

 

 関係ないが、パリのお嬢から電話で、無くしてしまったと落ち込んでいた携帯がな~んと奇跡的に出てきたんだそうだ。 これはかなりラッキーだ。昨日は今借りているアパートに知り合いになった人を数名呼んで、お好み焼きパーティをしたんだそうだ。 楽しいパリ滞在もあと3日で終わる。せいぜい満喫して帰ると良い。まあ、何かは持って帰るだろう。、、、若いって、本とに良いなあ~。

2008年9月20日 (土)

なが~いオペラ、ようやく終わる。

 本番がはけてから、友人の車に乗ってスナックへ。本物のビールで乾杯して、帰ってみれば、次々とメールが来ていて、 お返事に追われる。舞台というのは、このあとの感じが良いんだなあ~。出来が良くても悪くても、あれはどうだ、これはああだ、 と色々なことを言い合うのが楽しい。人は、思いがけない物の見方をしていることがある。広い客席のどこに座ったかでも、 大いに意見が分かれる。それぞれの意見を聞くのが楽しい。、、、これは、舞台の上しか分かってない人間の、 舞台が終わってからの楽しみでは一番のものだろう。「どう、見られていたか?」というのは、誰しも一番気になるところ。まあ、 今回の気歌劇は、笑いが取れたかどうかが、一番評価が分かれるところだが、、、。フ。

 

 しかし、奇跡的に本番が終わった。私より2歳ほどお若いM先生が、「もう、私は限界です。オペラは出来ません。」というのに、 ふか~く頷いてしまった。ホントに、オペラはエネルギーが要る。主催者から、「これに懲りずに又よろしくお願いします。」 な~んぞと言われたが、もう~勘弁。楽しいより、苦しい比重が重すぎる。体力精神力が、ガラコンなんかよりずっと必要なんだ。 今回の主役でさえ、これが最後です。なんぞとのたまわっていらしたが、まあ、あのかたはまだまだお若いから、しばらく出来るだろうが、、、、 。

 色んな事情から、あたしゃ、本番前に出演者のヘアーもいじる羽目になり、明日も朝10時入りと相成った。出番は無いが、 出演者達のヘアーをお手伝いすることになったのだ。まあ、人のお役に立つということは、喜ぶべき事だ。というか、 実際困っている人達を見過ごす訳にはいかないのだ。私も、色んな人に助けられて出来ていることがある。 自分に出来ることは精一杯やらせて頂くのみだ。

 

 母親が、こうして濃密な時間を過ごしているというのに、パリの娘から「お母さん、大変!」と電話が入る。何事かと思いきや、 携帯電話を電車の中に落としたらしい。日本と違って、そう簡単に出てくるはずもなく、慌ててあれこれやっているらしいが、、、、全く! 呆れたのは、出国する前にチャンと保証をかけて携帯を購入したらしい。自分のドジを予測してるところなんざあ、母親そっくり。やれやれ。ま、 しかし、むりだろうなあ~。

 

 スナックで、美味しい焼きそばを作ってもらって、帰宅してから私の食べたものはビール、アイスクリーム。 チャンと夕食のお弁当は食べていたのに、メチャ空腹。イカンイカン。とっとと寝るべえ。

2008年9月19日 (金)

ゲネ終了。

 ゲネプロで失敗すると本番が上手く行くというジンクスは、かねてから自ら体験してきたことだ。が、別にそれをねらったわけでもなく、 今日のゲネプロでは、「足がつる」というアクシデントに見舞われて、「ハッ」とした瞬間セリフが飛んだ。長い練習の成果で、少しの私の「間」 に気づいてくれた次の人がすっと入ってくれて事なきを得たが、、、、なんであんなところで、こうなるの?ってところだ。まあ、 その足がつった原因には思い当たることもあり、道具さんにちょいと細工をして貰うことにしたが、 今日は一日中ハイヒールを履いて動いていたのも疲れの原因になたっただろう。明日はそんなことも含めて、万全の体制で臨まなくては!?

 万全といえば、有り難いことにちぇちのメンバーが、今日の練習終わりに会場まで迎えに来てくれて、 しかも同乗していた彼女の母上を送ってから再び私の御身をマッサージするため、夜の10時だというのに来てくれた。 申し訳ないからとご遠慮したが、今日の疲れは今日取るべき!との彼女の強いお勧めに従い、お言葉に甘える。 汗びっしょりになってやってくれて、もうもうどのように感謝すれば良いか分からないほどだ。お陰でホントに身体が軽くなった。このまま、 早く寝るとしよう。

 

 肩こりは歌い手にとって困るものだが、ソリストの控え室には私以外にも強度の肩こりに悩まされている人が居て、実は、 ほんの少しだったが、その方をもみほぐして差し上げたものだ。肩をもむ=その人に良い声で歌って頂きたい、という願いが込められているのだ。 私もそう思ったし、私をやってくれた人も同じ事を言っていた。この優しい心に励まされて、いよいよ明日は本番だ。ホールへの入り時間には、 別なメンバーが送り届けてくれる。まるで、「要介護」の人みたい!!ハハハ。実際、要介護、なんだ。

2008年9月18日 (木)

本番は明後日。

 初めてのオケ合わせが終わった。これは実際、感動ものだった。いままでピアノしか聴いてないので、 歌の方が楽しいとばかり思っていたが今日は逆転。沢山の楽器達が、かしましく楽しげに語り合う、時に大きく、時に優しく、 ある時は破裂してしまうほどに!その音の洪水の中で歌っているときも、歌わずそばに静かに身を置くだけのときも、何と幸せなことか!? 今までの練習の中で最も楽しく高揚した約3時間だった。今日ほど、今回のオペラに参加して良かったと思えたことはない。 みんなも同じ考えのようで、目が輝いているのがわかる。

 しかし、演奏家の顔ぶれを見ていると知ってる人はたった一人。他はだ~れも知らない。高松の音楽業界も広いんだ。、、、 今回指揮者が音楽を作っていく作業を目の当たりにしているが、指揮ってホントに疲れるだろうなあ~。今回のY先生のように汗っかきでも、 タキシードを着なきゃ行けないんだろうなあ~。お気の毒~。でも、音楽が着々と形になっていく過程を目の当たりにしていると、 ホントに楽しい。

 

 今回おじゃましている団体をよく観察していると、色んな役割の人が居ることが分かる。システムの中でオシゴトしている人も居るが、 そうではなくて、個人の発想の中で、自分に出来ることを率先してやっている人も居る。誰彼と無く声を掛けたり、親切にしている人もいる。 大勢の人が居るために核分裂起こしやすいが、さりげなくつなごうとしている人も居る。ピアニストの方々も一様に笑顔が素晴らしい。 同じ目的のために「一丸」となる、この感覚が、良いんだよなあ~。

 

 台風が何とかあっちに行きそうだという話題の時に、ある先生が、「僕はねえ、実は雨男なんですよ~。」と言う。 いままで県外に行くのに晴れた日は3割に満たないんだそうだ。瀬戸大橋を3回も渡れなかったと言うから凄いかもしれない。 リサイタルの日は伴奏者が乗る飛行機が雨で大幅に遅れ、大変なことになったとか。で、今回は、「僕がやる気を起こすと雨が降るんです~。」 とのたまう。ふひょ~っ!そんなこと~。まあ、明日は多分雨だろうけど~。

 出演者が、次々と故障を起こしている感じ。ここに来て、長い練習の疲れが出てきて居るんだろう。 声が出なくなったことなんか初めてです、と真顔で心配している先生にあれこれアドバイスをして差し上げたが、、、、。きっと大丈夫だろう。

 

 最年長にふさわしく、私も左肩が凝っていて、どうもつばを飲み込むと痛い症状が、、、。湿布とお風呂でしのごうと思うが、、、、。 ああ、こうなったら早く本番が来て欲しい!

2008年9月17日 (水)

台風が来てるなあ~。

 娘婿が娘よりも一足早く帰国した。電話で無事を確認したら、ずいぶんと良い旅を経験したらしく、やや興奮気味の様だった。 まだまだ頭が柔らかいときだ。どんどん海外を体験して欲しいもの。、、、でもなあ~、先立つものがなあ~~。まあ、しゃあない。 希望を持ちつつ頑張って!だ。若いときの海外は、ホントに人生を変えることもあるくらいだ。

 

 それにしてもまあよりによって台風が、オペラ公演のその日に四国上陸かも知れない!そうなったら一体どうなるんだろう? 余計なことは考えないで、やるべき事をやるだけだと、思いつつついニュースに耳が行く。は~っ!!

 

 明日から、といってももう今日だが、オケ合わせにゲネプロに衣装だメイクだと次々とスケジュールが襲ってくる。、、、 にもかかわらず、あたしゃ何時になく短歌12首作ってみたり、催促もされてない短歌まで出してみたり、、、、これ即ち逃避。 あんまり根を詰めては返って良くないと、まあ、本能だが、そう思っている節がある。ついにはネットでラジカセまで注文してしまった! でもって、付けっぱなしだったNHKの番組が、「ゴジ・ロリ」なんぞという訳わかめの言葉を連発しだしたので、つい見てしまった。要するに、 ゴシック小説(怪奇小説)をイメージするファッションと、ロリータ風なファッションの合体したもの? それが世界で評判をとっているというのだ。海外からそれらを買い付けに来るツアーもあったりして、有名な歌手達も来るんだそうだ。、、、 しか~し、悪いけど、そう言う人たちには似合って無くもないが、日本人の女の子達には、全然、全く、似合ってない、と思えて仕方がない。 そりゃあ、中にはまれにだが、行けてる子もいるにいるが、、、、。おみっちゃんにとってはブッキーとしか思えない。

 そんなの見てる暇があったら寝ろ!と天から声が聞こえるが、なんというか、こういう性格だ。

 今一番心配しているのは台風による気圧の変化だ。あれでむち打ちが出なきゃ良いが、、、、。

 

 さ、寝よ。

2008年9月14日 (日)

オペラ練習、佳境に入る。

 何故こんなに筋肉痛かと思いきや、よく考えてみるといよいよ本番でアチクシ御用達の道具が登場してきて、 練習でそれに乗って15分間ずつ揺られているためだ。特に今朝からは左半身がひどい痛みで目が覚めた。あたたた、、 と起きあがりつつ訳を考えたという次第。普段使わない筋肉を使っているためだが、これはやばい。練習前にジムに行って、何とかしてこようか? は~っ、こんなところで、年齢が、ていうか日頃の鍛錬不足が、、、グスン。ダブルキャストのMちゃんはきっとそんなこと無いんだろうなあ~。 やれやれ。

 衣装も登場してきた。こちらは、衣装さんを唸らせるほど似合っているようだ。「まるで、ジュノンにぴったりな方ですねえ~」 と言われてしまう。しかし、この衣装さんはなかなかにキャリアウーマンだ。6人ものスタッフを東京から連れてきて、 衣装の手直しを次々と命じているのを見ていると、この世界で長くやってきた人だということが分かる。簡単に言えば「おっかない人」である。 若者達は何をどう言われても「ハイ」としか応えず、黙々と作業に勤しんでいる。ハッキリした上下関係の中で、修行中だということだろう。

 しかし、衣装が舞台に占める比重は大きいと思う。身につける人自身も、それを着ることでぐっと気持ちが引き締まるし、何より、 その役になりきることも出来る。、、今回のように贅沢な衣装は、理想だが、、、ちぇちの場合はまあ無理な話。 せいぜいニュアンスを学んで似たようなもので落ち着かせることになるだろう。その意味でも今回は有意義な参加だ。

 

 全体の進行は、演出家の連続参加で気持ちは引き締まっているものの、長い練習の疲れも見えて、みんな声がざらついたり、 最高音がおやっと思う所があったりと、、、、自分自身もこれは体調を整える方が大事だなあ、と再認識の日々だ。こうして今やっていることは、 頭で覚えたことを身体で覚えさせようという作業だ。繰り返すことでそれが自然に身に付いてくる。オケの担当者も登場してきて、 通し稽古をスコアと共にチェックし始めた。そのうちのお一人は以前ちぇちの公演で活躍して下さった方で、思わず懐かしくお話しさせて頂く。 今回のオーケストラの事務局をされている方だ。

、、、こうして、オペラの中と外がその全容を現して来た。舞台の上も今回は人数が多いが、 それ以上にスタッフと呼ばれる人の数が多いのだ。

 

 あと、5日間。

 

2008年9月12日 (金)

KY.

 このKYという略語?がどういう意味かを、今回のオペラ出演で初めて知った。「空気が読めない」人のことを言うんだそうだ。 さしずめ、身近ではI会長のような人のことか?な~んてね。今宵オペラ「リゴレット」を鑑賞して帰りが一緒になったAご夫妻と 「お茶して帰ろう」と、珍しく声を掛けてきた会長。いざどこへ?となって、明日の演奏を控えている会長はとにかく時間をかけたくない、 とおっしゃる。では、一番近い北浜アリーナへと3人は歩き出し、私は駐車場へ車を出しに行く。 現場に着いてみると3人が何やらうろうろしているばかり。時間がないんだから、とっとと決めて入らなきゃいけないんだろうに、、、、 こういうところが私にとっては会長の七不思議。別な場所へ移動しようとまで言い出し、車に乗り込んでくる。けど、 時間がないのに移動なんかしてたら困るでしょうに!とばっさり私が切って、再びその場のどこかにしようと決断。取り急ぎ車を駐車場へ入れて、 そこまで戻ると、まだ決めてない。要するにAさん達は会長に気を使っているから、ハッキリしたことが言えないで居る。 会長のご意志を尊重して選びたいというのがありあり。てえことを、当のご本人は知って知らずか、ぐずぐずと選びかねている。もお~っ! とばかり、側のなんだか怪しげなお店に入ることに、いささか強引に決定。入って見なきゃ分かんないでしょうに!?と内心ぷんぷん。どうして、 お茶1杯飲むのに、こうなるの?と思ってるが、口には出さない。おみっちゃんは大人だから(?)でまあ、店内に入った途端たばこの煙に、 これまた内心「しまった」と思ったが、今更後に引くに引けない。一番大事なことだけ合格ならそれで良いじゃん!?てところだ。 座ったところが比較的ましな空気だったのが幸いだったが、Aご夫妻のお食事中も、会長は浮かぬ顔。 お茶をちびりちびり飲みながらもしきりに時計をのぞき込む。だいたいに於いて話も聞いているのか居ないのか?またまた「いい加減にして! そんなんなら誘わないでよ!」と私の内心はかなりオカンムリ。まあ、段々諦めてみんなの話題にも付いてくるようになったが、ほ~んとKY。 イニシャルに近いからなあ~な~んちゃって。(^_-)

 当然今見てきたオペラの話になるが、それぞれに感じ方も違うようだ。席の違いもあるし、オペラの鑑賞歴の違いもあるだろう。 でもそんなことは関係ない。Sさんの言う、「今日のあのジルダの声が好きでした!」という、それで良いのだ。 確かにあのソプラノはこれからが楽しみな人だ。最高音辺りはとてもよく響いていたし、声は細いが完全にオケを超えて飛んできた。 私はアルトのマッダレーナの声に魅了された。あそこまでのアルトの声は日本人ではなかなか聞けないからだ。ずっと前、もう10年も前に、 ちぇちでもやったことのある有名な四重唱を思い出したが、あれは大変だったなあ~。 当然の事ながら今日の人たちのように何気なくというわけには行かなかった。悪戦苦闘したことがよみがえる。いやいや、 悪戦苦闘したのはピアニストだったのだ~。しかし、あのころはまだみんな若かった!

 今日の全体の印象は、スケールに於いてやや地味だったか。きれいにととのいすぎていて、おもしろみに欠ける、というところ。でも、 今やっている天国と地獄も、はみ出すことがいかに難しいかを実体験しているから、理解は出来る。それと、Sさんの言うように、 一人一人の洗練された動きというのは、矢張り日本人では出せない味があった。演技力が特に優れているとは言えない人もケッコウ居たが、 様式美を取り入れることでカバー出来ていた。でもってあの衣装がホントに良く似合っている。当然のことながら、 オペラはやっぱり外国の彼らの文化だ。

 舞台美術も、最近の流行らしい、色を統一したシンプルな中に、物語性を感じさせるおしゃれなものを創っていた。 旅公演にふさわしい工夫のある巧みな舞台装置だった。このバーデン市立歌劇場は女性の演出家で、矢張りその繊細さは、それらしい舞台だった。

 あと1週間で、あの舞台に立つのかと思いながら見ていたが、、、、、ムムム。

 

2008年9月11日 (木)

三人寄れば文殊の知恵。

 夕方からのちぇちの会議は、深夜に及び、只今食器洗い機が活躍中。疲れたが、どうしてもやっておかなくてはいけなかったものが、 一応段取りよく進んだので、やれやれという思いがある。文殊の知恵は三倍の人数だったため、より良い意見が出たとも言える。さあ、 これから年末に向けてのガラコンに突入だ。

 夕食は我が亭主も交えての賑やかなものとなり、私を除いてみんな偶然にも大学関係者ばかりで、 昨今の教育問題についてあれやこれやとディスカッションに花が咲いていた。「教育」ねえ~。 不完全な人間がより不完全とも言える若者を相手になさねばならないこと、、、、遠近両方の物の見方が必要なようだ。おっと失礼。 まるでそこにいた諸先生方を不完全と言ってるような、、、フフフ、明らかに言ってる。誰もご自分を完全だとは思ってない賢人たちだから、ま、 良いだろう。

 

 で、ガラコンは、そもそもガラコンというネーミングがまずい、というところから始まって、予想通り行きつ戻りつの混沌状態を経て、 ようやく、いくつかの保留事項を含みつつ形が整った。「歳忘れコンサート」ってえのが、あたしゃ一番お気に入りだったが、、、 どんな名前が付くことか。確かに年齢は忘れたい、わなあ~。

 

 その前が岡山で、行き帰りのフェリーで何とか眠ろうとしたが無理だった。なんてことなく眠れるときもあるんだが、、、不思議。 というのも、今日の会議のために夕べは夜中までかかって会議室を造っていたのだ。どうしても思い出せなかった大きなテーブルは、 全て整えた深夜3時に居場所が分かったが、とてもじゃないがその時間から出す気にはなれなくて、低いので我慢してもらう。翌日の今朝は、 嫁りんたちが水戸へと帰っていくのを空港まで見送ったが、運転する元気がない。母と共に夫に乗せて貰い空港に着き、 孫べえと少し遊んでからバイバイだ。行動がスローになっただけで、泣きもせず、 母親に手を引かれ視界から消えていく孫べえをしんみり見送ったことだ。あちらのお母様とお互い言わずもがなの会釈を交わし、 短い言葉で分かれたが、あちらの方が濃密な時間をたくさん過ごしただけき、っともの凄く寂しいだろう。ま、仕方ない。

 

 てなことで、一日すっかり終わった。

  

2008年9月10日 (水)

降らないが、秋は来た。

 FM収録によって得た情報で、今度Sポートホール開館5周年記念の行事が行われるとか。もの凄いビッグイベントになりそうだ。 参加型の人も聞くだけという人にも大いに期待が出来そうなイベントだ。「カルビナ・ブラーナ」というのがその演目。 これは壮大な音楽絵巻とでも言うべきもので、オーケストラ、合唱、ソリスト、子供達、バレリーナ、と出演者の多彩なこと。 あの舞台がよもや落ちることは無いだろうなあ~と心配なほどだ。きっと感動的な舞台になるだろう。世俗カンタータ、というだけあって、 宗教音楽にありがちな抹香臭さが少なく、とても生き生きした音楽だ。高松でもこんなのが上演されるときが来たのかと嬉しくなる。

 

 すこ~し涼しい夕方以降。こうなると再びやたらめったら眠くなる。食事でもしたあとなんかはもう~っだめっ!マッサージ機に突入。 15分1クールを2回はやるなあ~。こうしてまたまた活力を蘇らせてやることがある~。

 

 明日は嫁りんと孫べえ達がご帰還だ。母を伴い見送りに出かける予定だが、ちょいと寂しいかな?無事帰国した息子曰く、 又暮れには帰るから、、、、だよねえ。それまで我慢我慢。ひょっとしたら娘の新居訪問の時、足を伸ばせるかも知れないが、 何しろ高齢の母を連れているからなあ~。どういうことになるか、、、、。

 季節は巡る。

2008年9月 9日 (火)

善玉?悪玉?この台風。

 遂に台風現る!これで一気に水不足解消となれば良いが、、、、でもって、どこにも被害が無く、、、、 そんな上手い具合に行くかなあ~。まさしくフィリッピンから明日帰国の息子はその台風と一緒に帰ることになりそうだが、、、、 どうなることか?まあよりによってこんな時に帰らなくても~又心配の種が増える。と、 ここまで書いたらそのご子息じきじきパソコンチャットが入ってくる。台風はマニラからは遠いとか。やれやれ。でもまあ、天候のことだ。 安心してばかりもいられない。

 

 流石秋らしくなってくると、来店客も増えるなあ。一気におしゃれしたい気分になるんだろう。まあ、わがままな店主としては、 今少しお待ち頂きたいのだが、、、。そうも言ってられない。一応現役を自負している限りは、オシゴトオシゴト。

 

 私のトラウマについて、色んな人が色んなアドバイスをくれる。その多くが「あなたに限って信じられない!」だ。要するに 「トラウマなのねえ」と言われる。しかし、トラウマがギリシア語だったとは知らなかった。「心の傷」 という意味らしいがその言葉があると言うこと自体、多くの人が経験しているものなのか?夫に訊くと「虎と馬だろう?」 と全く私と同じ思考回路。その後の娘の答も、全く同じ。そんなこと言い合ってげらげら笑っている家族。 トラウマが貌を出すとも思えないのだが~~。しかし、テレビで戦争体験者が語る時にその「トラウマ」が使われていて、 テロップで説明も出ていたなあ。人間、自分で自分がコントロール出来るとは限らないのだ。ふ~っ。

 そのお嬢は明日からパリだ。なんと朝3時過ぎに家を出るというのに、夫婦二人とも全く荷物を創ってないそうだ。 「実家に帰るときでももっと準備してるのに~」とは娘の弁。今夜は徹夜覚悟なんだろうが、ま、これが若いということだろう。 それにしても台風だ。日本を出入国する子供達がみんな台風の影響を受けるかも知れないというのも、妙な符号だ。無事を祈るしかない。

 

2008年9月 8日 (月)

カラカラの日々。

 ホンに疲れたばい。午後のシャンソン教室に続いて夜のちぇち練は身に応えるようになった。 しかも夕方チケットをわざわざ買いに来てくれるという同窓生を待たせるわけには行かなくて、一度家に帰ったり、 その途中工事中に出くわしたりして、大幅に帰宅時間が遅れ、気が気でなくあせあせしながらの帰宅だったので、余計疲れた。まあしかし、 友人とは有り難いものだ。ぼんやりした案内しかしてなかったのに、職場の人を伴って来てくれるという。、、、こんな状態だから、 チケットは思った以上に売れているのだが、、、、、。

 昨日のホームページを見たと、励ましのメールをくれる人もいて、つくずく有り難いことだ。、、、が、 これを乗り越えるのは自分しかない。舞台で一人で立つということはそういう事だ。何もかも分かっていて出来ないというのも残酷物語だが、 イメージトレーニングを示唆してくれた人も居て、確かに強烈な自己暗示が必要だろうとは思う。この際なんでもやってみるべえ!

 

 しかし、雨が降らない。ささやかなガーデニングもケチケチと水をやっているが、かろうじてその生命を維持しているようだ。 いつになったら水をたっぷりかけられるのか?スタンドの洗車も断られて、ドロドロの車を、そろそろ明日辺り何とかしなくては、、、。

 今日、31歳の女性が亡くなったと聞く。まんざら知らない人ではなく、ショックを受けた。そうなんだ。いつ、 そういうことになるか誰にも分からない。多分明日が訪れるだろう事を感謝して、今日も終わることとしよう。

2008年9月 7日 (日)

Help me!

 今日は半日休業して、どうしても出来ないある一カ所を、バカみたいに何度も何度も繰り返して練習。車の中でも繰り返しやって、 これで大丈夫、と勇んで会場入りしたが、前半は順調にとばせて何とか上手く行ってる感じ。しか~し、肝心のその場所にくると、まるで、 身体がロボットになっちゃって、結果は惨敗。なんでこうなるの?確かに嫌なシチュエーションではある。全員がし~んとなっていて、 ソリストがほんの2小節ずつ歌っていくという、そのなかに私の歌う場所がある。初めてここをやれと言われたときは、 別に何ともなくて出来ていたのが、ある時から急に音が取れなくなった。その最初に出来なかったときの記憶が、やる毎に増幅されて「ああ、 出来ない!」という自己暗示にかかってしまう。自主練はしてるし、指揮者にアドバイスももらい、我が師匠にも色々相談に乗って貰ったが、 さっぱり効果無し。このメチャ頑固な緊張ミスは、いっこうに治る気配がない。今日も、 こわ~い演出家N先生の前でやってしまって失笑を買った。後から、N先生のところへ行き、「スイマセン」と謝るも、「どこだっけ?ああ、 あそこね?出来ますよ!」とあまり真剣に取り合って貰えない。それくらいどお~って事無い箇所なんだ。自分で自分が歯がゆくて、情けない。

 分析してみると、結局はこのノミの心臓が災いを起こしているのだ。家族と2,3の人を除いて私を知るほとんどの人が、 私の心臓がノミの心臓だっていうことを知らない。みんなは私のことを、舞台で平気で色んな事が出来ている、 チョー心臓トチカだと思っているハズだ。が、今までん十年舞台に立っていても、本当はもの凄い緊張屋で、 舞台の袖では出る直前帰りたいと思っている人なんだ。だから、どれだけ舞台で頑張ってきたか。ただただ一生懸命やってきただけなんだ。

 しかし、「私は舞台に向いてません!」とI会長に言い続けて最早30年が過ぎた。「今更何寝言言ってるの?」といわれようが、 これが私の真実だ。別に自慢じゃないが、こんな私が、あんな嫌な場所に立っていること自体が考えられない。 これがちぇちぃりぁの舞台ならまだまし。どうしてもよそ様におじゃましているという感じはぬぐえない。「勉強になるから」 という理由で参加してはいるが、メンタルな部分でのプレッシャーに、未だにどうも負けているなあ~。

 かつて私が師と仰いだ方々はひたすら慰めてくれるし、周辺は皆さん非常にお優しい。落ち葉マークの付いたおばさんに若者も親切だ。 が、そういう人たちを前にしっかり歌わねば、と思い、ちぇちから参加している二人にも恥をかかせたくないとの思いもあり、 緊張がいやが上にも増してしまう。要するに居直れてないのだ。、、、これは一体解決するのか?

 芝居の方はN先生からお褒めを頂いたので、まあある程度行けてるんだろうが、 私にとっては何よりその1点が今のところとっても気がかり。ここさえクリア出来れば何とかなると思うのだが、、、。グスン。、、ああ、 時は経つ。

2008年9月 6日 (土)

おしめりばかり、、、。

 オペラの練習会場へは、本日ちぇちの休眠中のEさんが送ってくれた。 というのも今日は指揮者を囲んでの酒宴があるということだったので、 たまたま連絡があったEさんにお願いしてみたら気持ちよくオッケーだった、、、までは良かったんだが、彼女が連れてきたちびちゃんが、 それまで車でぐっすり眠っていたのに道中目を開けたらいきなりヨコに見慣れぬおばちゃんが居たためうぎゃ~~~と泣き出して、な、 なんと吐いてしまった!よくあることらしく、母親は慌てず騒がず、車をパチンコ屋さんに入れて上から下まで着替えさせ、 しっかり抱っこして泣きやませた。しかし、とてもじゃないが運転を続けられる状態じゃなく、急遽私が運転手となる。 でっかい四輪駆動車だったが、見晴らしが良くてとっても運転しやすかった。途中有名どころのうどん屋さんに入り、3人で昼食。 ようやく落ち着いた坊やちゃんもケッコウ食べていたなあ。讃岐はほ~んと、うどんの国でちびっこにとっても良い国だ。しかし、 母親は食べさせながら食べるという芸当をやっていた。そうなんだよなあ~、この時期しょうがない。がんばれ!

 

 余裕をもって出かけて正解だった。公演間近とあって、時間より早めにぞくぞくと集まってくる。、、、しかし、 肝心の主要人物が現れず=私の練習がイマイチ。なんといっても芝居は呼吸が大切だ。相手が居なくては練習にならない。は~っ! 明日はそれで演出家に見られるという日だ。大丈夫かなあ?

 明日からサンポートに移動しての本格的な練習だ。佳境に入ってきた訳だが、考えてみるとちぇちはずいぶん練習会場には贅沢してる。 この団体でさえ、はるか遠くへ行ったり来たりの放浪者。大勢が各会場に集まってくる様子は壮観だ。 広くてピアノがある場所を求めてのことだが、時にはそのピアノさえ無いことが多い。経済を考えてのことでもあろうし、駐車場のこともある。 駐車場にお金がかからず、広くてピアノのある会場って無いものか?せつに求めるけどなあ~。このごろ学校なんか空きが多いと聞くけど、 そういうとこ使わせて貰えないんだろうか?

 

 今回面白いのは、演出家がまるで指揮者か音楽監督のようで、指揮者が演技指導者みたいな役割を担っていること。それぞれが、 両方に思い入れがあるということだろうが、今までは演出家が極端に参加が少ないので、その部分を相当指揮者がカバーしていた。 大変的確な指導で、なるほどと頷かされることが多い。あとの懇親会で隣り合わせになったので、そこんとこお尋ねしてみると、 矢張りかなり芝居に興味があるみたい。過去の色んな舞台で大歌手の演技などを見て盗んだとおっしゃるが、 それは資質のある人だからそういう見方が出来たんだろうし、ま、それだけではない色んな経験をお持ちなのだろう。奥様が声楽家で、 10月にはリサイタルの予定だとか、東京がそのホールで、残念ながら私が上京するのと少しずれていた。その奥様とは、 「2週間以上一緒に暮らしたことがない」という結婚生活らしい。お陰でいつも新鮮だとか!そうでしょうとも!

 しかし、この懇親会。お座敷スタイルというのがそうなってしまうのだが、いろんな人々との交流が出来ず、 結局私は私の周辺の人=この会の重鎮ばかりとず~っとお話をすることに。昔と違って、注ぎ合うという事もないので、 ほ~んと座ったらそれっきり状態。これって、どうなの?もっとみんなと近づきたかったんだけどなあ~。、、、なんて、 あたしゃこのところの運動不足が祟って、一度座ったら起きるのが一苦労。あちこち廻るどころではない。公演が終わったら、 とにかく運動から復活だ。、、、って、今こそ必要かも~。いつの間にか左親指が捻挫しているしなあ~。

 懇親会から外へ出ると、どうやら又おしめりがあったらしい。車の屋根がぬれている。が、その後気配も感じない。一体どうなるのか? 不気味。

 

 お嬢からの電話で、毎回落語ぺらに出てくれているOさんのフルート演奏会に行ってきたらしい。 等身大ほどのでっかいフルートもあったりして、とてもユニークな良い演奏会だったそうだ。高校時代の音楽科仲間とも再会して、 旧交を暖めたそうだが、みんな色んな人生を歩んでいるらしい。この私おみっちゃんを振り返っても、 この年齢の頃は一番充実して元気で楽しい時だった。頑張ればそれだけ結果が出る時代。、、、遠い昔。

2008年9月 5日 (金)

降るなら降って!!

 疲れたぜい! 午前中の仕事をやっつけて、なすのカラシ漬けの下ごしらえをやってから、慌ててシャンソン教室だ。 今やるには訳がある。その1,なすの季節が終わってしまう。その2,これ以上後には、こんな時間は取れそうにない。その3, 今ならやる気が残っている。その4,こんな事でもして、雨乞いだ、、、。

 カルチャーの後はFMの収録。今回の主役のお一人W先生にご登場頂いて、色々お話を伺ったが、今回の天国と地獄について、 面白いお話も聞けて役得。、、しかし、本当に香川県にこの人あり、で、もしこの方が居なかったら、 オペラの公演は成立しなかったのではないか?と思う。オペラに欠かせないテノール。しかも、オペラでは立派なテノールでなくてはならない。 その意味に置いて、W先生は讃岐の宝だろう。 しかも、私の見るところ俳優の資質も十分あるお方。その演技力に置いても素晴らしい。 舞台にご一緒できて間近でその美しいお声を聴き、しっかりしたお芝居が観られるのはホントにラッキーだと思う。

 お話がややもすると、講義調になるのはご職業が彷彿として愉快だった。でも、さすがポイントを突いたお話をして下さって、 このオペレッタを知らない人にも分かりやすかったのではないかと思う。

 

 急ぎ帰宅して、なすの続き。さて、アバウトな性格が創った前回の奇跡が再び起きるか?4キロのなすを切るだけでも大仕事。 それをもんだり絞ったり、、、、そうそう、絞るのが大変だ。冷蔵庫に所狭しと入れてみたが、、、、今回もまるで「賭け」だなあ、 このカラシ漬け。どうなることやら。

 

 雨は相変わらずお湿り程度。ダメだなあ~。

 

2008年9月 4日 (木)

おっと、昼間はまだあっつい!

 本来なら今頃練習会場のはずが、我が家で自主練と決めておさらい。夕方までは行く気満々だったが、 こないだからちょいと気になる頭痛が走り、本日はおさぼり。登校拒否症かと思ってみるが結局は疲れだろう。 朝から仕事と家事となんやかやで休む間がなかったし、今日はメインの練習日ではないという安心感もある。 本来の私ならきっと少々の無理をしてでも出かけているだろうに、矢張り心身ともにおつかれ~。週末のハードな練習にかけるとしよう。 考える時間も必要だ。な~んて、いいわけしたりして。ま、本日友人からの差し入れのスイカに舌鼓を打ちながらワインを飲んで、(?) 英気を養うこととしよう。結局は健康管理こそが、私の訓練だ。

 

 新総理へと早くもすっかり気分を一新した候補者がぞくぞくと登場している。やりたくない人ばかりかと思ったら、 実はやっぱり一国の首相というポストは魅力があるらしい。てえことは、案外H総理は「策士」だったのかも。こうして、わいわいがやがや、 日本国中を騒がせて、なにかから目をそらせ、あたかも国民全員の選挙であるかのような錯覚を起こさせるパフォーマンス。 これによってマスコミは自民のアピールを最大限垂れ流すだろう。これって、経費のかからない選挙活動では?だから、今回ではなく、 その後に続く総選挙を睨んでのことだろう。ま、それがどの程度功を奏するのかしらないが、、、。低迷中だったこの党に完全な転機を与える、 一世一代の大茶番劇だったのか?いやはや、政治は駆け引きだ。大人しい国民だから、こうしたことがやっていけるんだろうが、、、、。は~っ! ?

2008年9月 3日 (水)

降るなら降ってよ、しょぼい雨!

 私の手元に来た、美しい表装の短歌と随筆集に関する感想を、手紙に書いてたった今封をした。なんと5ページに渡るお手紙となった。 日頃、疎遠になっている「文学」にちょいとお近づきになっていたいという欲求もありいので、まあ、筆は思ったより速く進んだ。 久しぶりに肉筆で長文を書いたなあ。というのも、お相手は年配の文学者で、とてもじゃないが、パソコンでは書けないお人だったからだが、 正直手がしびれた。

 こうして、一つずつ片付けて行く。FMの収録も3本予約したし、ちぇちの公演に関する打ち合わせ会議の日程も決めた。 舞台の本番までにやっつけるべきことを、毎日少しずつやっている。

 母を病院に連れて行き、お昼を我が家で食べて貰って、夕方孫べえに会いに行くまでの間、母はことことと動いていくれている。 何をしてと言わないのに、勝手に家事を手伝ってくれているのだ。これも親孝行の一つと、割り切って黙っているが、 注意してないと時々やり過ぎるのだ。「どうする?一緒に行く?」と訊いてみると、予想通り答えはイエス。 孫がお昼寝から冷める頃を見計らって出かけてみた。我が愛しの孫べえはこのおみっちゃんを心から待っていてくれていて、早速「公園行く?」 ときた。母を置いて、早速二人で側の大きな公園に出かける。私が教えた遊びをしっかり覚えていて、「まつぼっくり、投げる?」と言うので、 海の近くまで連れて行く。満ち潮で満々とした海面だったが、孫べえの投げる松ぼっくりは堤防の側に落ちて見えやしない。 こちらが投げた遠くの松ぼっくりを、うらめしげにじっと眺めていたが、来年はきっとあれくらいは投げるようになるんだろう。 今日はもう一つ教えてきた。「大きな声の出し方」だ。ちょいとこのところ気になってた。段々物事が分かるようになってきて、 声も段々小さくなってきていたから、久しく大きな声を聴いてなかったのだ。この遊びは大いに彼女の気に入ることとなって、何度もせがまれて 「せ~の」で「わ~っ!」と叫ぶのをやってきた。声が水のないプールに反響して「わ~~~ん」となるのが面白いのだ。 「おうちではやらないでよ!」と言い含めてきたが、さて、、、、。とりあえず、おみっちゃんは既製のおもちゃでは遊ばせないのだ。 自然が一番良いおもちゃだ。

 

 帰りに、今年夫を亡くした友人を訪ねたが、彼女は丁度出かけるときで長話もならず、 母がお悔やみを述べただけで涙目の彼女に別れを告げる。きっとまだまだこれから寂しくなるんだろうなあ~。再会を約して帰路につく道々、 母からまたまた父の思い出話を聞くことに。永遠に胸に生き続けているのだ。

 今日の感想を書いた本の中身も、夫婦愛に充ち満ちていた。「愛」はどんな形でも美しい。

2008年9月 2日 (火)

眠り病継続中、、、zzzzz。

  本日会長レッスンを受ける為、今度のCantiamoの選曲をしようと(どろなわだ)楽譜を抱えてマッサージ機に突入。 およそ1分後にはまたまたぐっすりこんと眠っていた、らしい。その結果、レッスンが始まってから選曲という羽目に。ああ、今、 そういう気分じゃないのよねえ~。グスン。

 

 テレビは、蜂蜜にたかるハエのようにパパラッチが集まり、ああでもないこうでもないとやかましい。 同情的な見方とそうでない見方があるのは当然だ。が、同族の首相を追い込んだと思える人物までもが、 自分を省みることなく大きな顔をして画面で批判を繰り広げるというのも、どうかと思う。こんなのを見ていると、ああ、政治ってや~だなあ、 って思ってしまう。政治家と言われる人の顔を見ていると、どうも感心しない顔つきの人が多い。ハンサムかどうかなんて事ではない。 にじみ出る人柄というか、心の鏡としての顔つきだ。一癖もふた癖もありそうな面々が、本音を隠して、周辺を伺いながら色々喋っているのは、 どうも信じられない。いや、モチロン、中にはまっとうな人もいるだろうが~。

 

 ハワイから帰ってきたA夫妻が、土産話をしてくれて、こちらも久しぶりにハワイのことを思い出していた。「風」が素敵だったと、 私と全く同じ感想を持ったということは、依然と変わらぬハワイなんだ。ホントに天国の風はこんなんだろうか?と思うほどだもんなあ。 真っ黒に日焼けした旦那様は、その色からも、どれ程ハワイを堪能したかがよく分かる。奥様は機内食から美味しかったと、 予想通り食べ物でも満喫したらしい。公開しても怒られないだろうからついでに書いておくと、 なんでも奥様はとあるところにホテルの部屋から電話していて、延々と話した挙げ句、 実はそれが自分のいるホテルのフロントと話していたことが判明して、ぎゃ~っとなったそうだ。しかも、それが判明する時の会話が面白い。 「ところで貴方ははどこのホテルの方ですか?」と彼女が訊けば、「○○ホテルです。」「わあ、それ私と同じホテルですねえ。」 「そりゃそうです、貴女はフロントに電話してきたんですから、、、。」要するに、電話番号の頭に別番号を付けてダイヤルしなかったので、 フロントに繋がったというわけだ。そうとも知らず、延々と喋っていたというのが面白い!いかにも彼女らしいドジ!でも、 ドジ大賞は上げられないなあ~~。フフフ。

 ひと笑いして、ちょっと目が覚めたか、、、。

2008年9月 1日 (月)

定休日の今日。

 何が起こるか分からない世の中でも、今日の福田首相辞任の知らせは、多くの国民を驚かせたに違いない。 ちぇち練から帰宅した私とほぼ同時に帰宅した夫が、エンジンも止めずにそのまま何やらラジオを聞いていると思ったら、これだった! 最初の私の感想は、「おまえもか!?ブルータス!」だった。去年に引き続き今年まで!?一体日本の政治はどうなっているの?末期的症状か? もしかしたら、女性がなったら上手く行くかも~って、それもねえ~~、適任者がねえ~~でも適任者という意味なら、男性だってねえ~~~。 今回の辞任劇の裏には、何かあるのか?例の怪しげな大臣のなんたらかんたらは、関係ないのか?憶測してしまう。

 しかし、私は心配だ。日本のトップが、止めたらそれで終わり、という姿勢を見せつけることは、若者や子供達に与える影響はないのか? 行き詰まったら、「や~めた!」では、困るのが社会生活だ。色んな事があっても、簡単にはリセット出来ないのが人生だ。 そこを乗り越えることの「苦悩」に勝る「価値」をこそ、見せつけて欲しい、と思うのは私だけではないだろう。 アメリカのオバマ氏とヒラリー氏の戦いを見ていても、ヒラリー氏が、個人的な苦悩を乗り越え最後まで戦い、 破れても新たな道に踏み出していく姿は、イデオロギーの違いを超えた人間としての潔さを感じる。それは、 多くの国民の規範たるべきトップの姿を見せつけているのだろう。

 

 さて今日は恐ろしく眠った。身体の芯から疲れていて、休日を良いことに目覚まし時計を停めたマンマぐっすり。 起きたら11時近くという有様。で、これからしばらく母のおもりは出来ないと覚悟を決めて、母を新しく出来たイーオンへと連れ出す。 広い広いと脅されていて、行くときから車いすに乗るよう説得を続けたが、結局それはどうしても嫌な母。カートを押すだけで済ましたのは、 さすが我が母。曰く、「10月にあの子の所へ行くんなら、今から鍛えておかんと、、、。」あの子とは、東京のお嬢のこと。 航空券は既に予約した。レンタカーも予約したし、万全の対策を取ることにしてある。近くの温泉にも行かないと言い始めた母が、 かなりの決心をしたわけだ。おまけに、水戸の息子の方へも寄りたいと言う。ひ孫に会いたいのだ。 私もこの希望を叶えてあげたいとは思っているが、、、、、。さて、、、。

 目的は、今話題の「ポニョ」というアニメを見に行くことだった。モチロン新しいお店を見たいというのもあったが、、、。 うっかり車の中にショールを忘れてきた私。上映中に寒くてくしゃみを連発。途中で、母が上着を出してくれて、それをかぶった瞬間眠気が来て、 気がついたら映画はほぼラスト。ぎょへっ!これはひどい!今までこんな事はなかった。終わった後、遅い昼食を取りながら、 ストーリーを聞き出そうとするも、これはチョイと説明が難しかったようだ。「大人にも楽しめるアニメだったよ。」 というのが母の感想ではあったが。やれやれ。昼寝に行ったようなものだ。前半だけの感想は思ったほど可愛くないし、ありきたりの印象。 母親役の声が魅力的だったか。やっぱり、「千と千尋」を超えてないと思ったなあ。

 

 ちぇち練は会長がえらい張り切って陣頭指揮を執っていた。イタリア語もしっかり。 12月のガラコンに向けて次々と難しい曲が進められる。みんな頑張ってついて行ってるが、どうなることやら。アマチュアの団体で、 ここまで難しい曲をやっている団体もあまり無いのではないか?、、まあ、聴いてる分には美しい曲ばかりだが、、、。

 

 それにしても、今日は蒸し暑かったなあ~。あいかわらずの日照りだが~。

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