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2008年6月

2008年6月30日 (月)

久々に観音寺まで温泉!

 友というのはホントに有り難い存在だ。深夜2時まで我が家で打ち合わせたあと、メールを見てみると、「早くおやすみやーせよ!! 」 と来ていた。まったく!早く寝るとしよう。って、この時間だが~。

 先日来、私の事に巻き込まれている友人Yが叱ってくれてようやく行った点滴だったが、あれもホントに良いタイミングだった。、、、 こうして、みんなが私を支えてくれるから、あれもこれも出来ている。感謝の日々だ。

 

 今回引き受けたお仕事は、それなりに緊張を強いられるものだが、そのことよりも、事前の準備に巻き込まれ、 こちらの方で日夜おおわらわだ。偉大な(胸のことではない!)芸術家の側に居て、様々な場面にお付き合いさせてもらえて光栄ではあるが、 なかなかに大変だ。あまりに大変そうなので、見るに見かねてその集団に混ざってしまったが、 本番に舞台の側に張り付いて無くてはならないポジションを与えられて、その日は身動きできないのだ。 その私の身代わりとしてYさんが入ってくれているが、きっちり仕事をやってくれていて、予想通りの展開に、ひとまず安心。適材適所! あたしゃ、人を見る目だけはあるんだなあ~これが。

 とにかく、舞台一つやるということは、一大事業を展開するのと同じくらいにエネルギーが要る。 我々ちぇちはそれを1年がかりでやるのだが、プロはさすがに違う。3ヶ月でやってしまうのだ。 まるでジェットコースターばりの勢いで物事が進められる。、、、、時々息が切れそうなおみっちゃんではある。ふ~っ。

 

 

 コトヒキ回廊はがらがらで、ほとんど貸し切り状態。ゆ~くり露天につかり、海を眺めて早くも泳ぐ人を眺めたり、 上がってからお目当ての「宇治金時」に舌鼓。私の「高速仕様」の車に乗せられてきた友人Tも、ホントに満足していたようだ。そりゃそうだ。 彼女にはビールを飲ませてあげたからなあ~。、、このクソ忙しい時期になんではるばる観音寺まで、と思ったが、 購入してから初めての高速道路だったのだ。販売店のおっちゃんが、わざわざ高速道路の運転を勧めに来てくれたりしたもんだから、 ちぇち練の無い今日、思い切って出かけてみたのだ。

 車は、まあ、まあ、良い感じ。走っていてもとてもどっしりとした安定感を感じる。スムーズにすいすいと走るので、 友人とばか話に花が咲く。しかし、以前パトカーに追跡されて捕まり、助手席のkさんが違反料の半分を持ってくれた話をすると、Tは「わ、 喋るのや~めた。又捕まって責任とらされたくないもんねえ~」だ。「良いわよ」と答えてからものの30秒も経たない内からもうおしゃべり。 我々には付ける薬は無いというわけだ。幸い、今日はパトカーには会わなかったなあ~。ふっふっふ。

 

2008年6月29日 (日)

ついに始まる。

 四国N会の9月のオペラ公演に向けて、初めて演出家と指揮者が揃い、本格的練習が始まった。ソフトにして過酷、とでも言おうか。 午後1時~8時という長い練習時間も疲れるが、集中して、動きや全体の流れ、歌唱についての細かい指導を受けるのは、想像通り大変だった。 睡眠不足と、そこへ行くまでの会議での消耗とお昼ご飯にありつけてない空腹で、もう頭がクラクラしてきた。午後7時頃になると、 おなかがク~と鳴き始めて、「あ、おなかってホントに空腹になると鳴くんだ!?」と妙に感心したり、ふと眠くて気が遠くなっている時もある。 ま、そのころはダブルキャストの人の立ちだったから、多少気が抜けていたのもある。、、、しかし、過酷だった!

 しかし、みんなホントによく頑張る。参加者全員の前でボロッカスに言われながら、時には「やる気がないんだったら、 今回のオペラから降りてもらいます!」とまで言われるが、それでもくじけず、必死で食いついていく姿には感嘆する。 指導を受けるということはそういうことだと、どっかで納得しているんだろうが、みんな偉いなあ~。昔から、 「若いときの苦労は買ってでもしろ!」と言われるが、ホントにこの苦労は彼女たちにとって、きっと良い経験になるだろう。 いやいや他人事ではない。勿論歳食ってるアチクシにとっても、スッゴ~ク良い経験になっている。むしろ、 自分はこうして受け身で物事を教わるのは好きな方だと思える。全てをゆだねるのも快感だ。

 帰りに私より2歳ほどもお若いはずのM先先生が「年寄りは早く帰らせてもらいましょう」と言われて私も頷きながら一緒に出る。 他の人たちはそれぞれ打ち合わせやらなんやらやっているが、とてもじゃないがこれ以上は勘弁、状態だったのは、M先生も同じだったようだ。 外は既に真っ暗。帰りにスーパーで出来合いの物を買って帰り、2食分を一気に食べる、、、つもりだったが、 さすがに量が多すぎて残りは冷蔵庫行きだ。ま、このところの私のハードぶりに「店屋物はイヤだ」とも言わず、大人しく食べている夫に感謝だ。

 

 それにしても演出はおもしろい。今までにもましてこの分野に興味がわく。ま、あんなに厳しい言葉はあたしゃ使えないが~。 演出次第で、作品がすっかり変わる面白さ!人の動かし方で、何もかもが違ってくる。そして、演出のやり方というか、 その人のカラーが出るのが又おもしろい。、、、どこまでついて行けるか、、、。ふ~っ!

2008年6月27日 (金)

点滴。

 本日はあまりにお疲れで、ついに点滴のお世話になった。友人の強いお勧めがあったためだったが、確かに元気になった。 その分また仕事をしてしまうことにはなるんだが、、、。

 

 いくつか終えた仕事の中に、今回同じ舞台に関わることになっている音楽家のところへ立ち寄るというのがあり、 色々と音楽のことについて話が出来て、これはなかなかに良い時間だった。舞台というのは、 本番までに迷いやら葛藤やらいろんなものが押し寄せてくるものだが、最後には音楽の力が助けてくれてうまく行くもの、 と二人とも信じているという点で一致して、頑張りましょう!と誓いを新たにしたことだ。 ホントに一つ舞台を完成させるのは大変なエネルギーが要る。

 この方とはもうずいぶん長いおつきあいとなり、一体何年になりますかねえ?と話し合って、 どうも20年になるようだとお互い驚いたものだ。時間が経つのはかくも速いということだ。滅多にお会いしないが、 会えば色んな話題に花が咲くのが通例で、思えばずいぶんとこの方の人生を眺めさせてもらったことだ。 決して平坦ではない起伏の多い生き方をしてこられているが、ず~っと音楽をパートナーとして生きてこられて、 その音楽を決して手放さなかったのはホントに偉いと思う。ご本人に寄れば、むしろ音楽にいつも助けられてきたそうだが、、、。その方は言う。 「私がこの世に生きたという証として、自分なりに極めたい。」私よりもずっとお若い方だが、しっかりと足が地に着いている人だ。

 気がつけば2時間もおじゃましたことになり、慌てて失礼したが、黄昏時の空気は澄んでいて、なんだか心が軽くなっているのを感じた。 これなら、本番も大丈夫!

 

 

 せっかく良い気分で車を運転中に、夫から帰ったぞメールが入る。「お母さんの美味しいお料理を期待しています。」だと!?即刻 「お父さんの美味しいご飯を期待しています!」と返信。「お母さんのお料理には負けます。」 な~んぞという嫌みなメールをチラと見て帰宅すると、炊けているはずのご飯が炊けていない。夫はテレビの前でふんぞり返っているだけ。 「どうしてご飯炊いてくれないのよ!」と憤慨すると、そんなの聞いてない、と言う。「だからメールしたでしょ!!」と叫ぶと、初めて「ああ、 あれはそういう意味?」と来る。これだからメールはだめだ。こう読んでくれるだろうと思ったら大間違い。 敵は自分に都合が良いようにしか読んでない。そこから又大忙し。ふ~っ!結局ただいま丑三つ時。それでも元気なのはやっぱり点滴効果か?

2008年6月26日 (木)

泣きそうで泣かない空の今日。

 昨日の疲れが少し軽減される出来事もあったり、自主練も出来たり、仕事もしたり、などなど今日も一日忙しかった。が、 夕べバタンキューと寝床に入って、夜中に一度しか目覚めず、が~~~っと7時間眠れたので、、割合元気。 まるで睡眠剤を飲んだみたいな眠りだった。昨日はよほど気圧が低かったのかもしれない。

 

 メールでのやり取りは、日々ストレスを生む。今日も友人が、友情のメールを出したがそれに返事がこないので、 あの人怒ってるのかしら?と来る。返事が来ないでこうも心配する人が居るということは、あたしゃ相当悪いことをしているということになる。 一斉メールにはほとんど返信をしない私だし、こちらからの一斉メールもちぇちのメンバーであっても1,2名しか返事が来ないところを見ると、 これで良いのだろうと思っていた。しかし、返事がこないことを気に病む人も結構居るのかもしれないなあ。まあ、 会話で返事が無いのは不愉快なもの。「会話」と受け取ると、そこに感情が入るだろうなあ。しかし、それって、大変危険かも~。あんまり、 メールに色んな事を期待しないほうが良いのではないか?とおみっちゃんは思う。「新聞を読むように」伝達と思った方が、危険が少ないと思う。

 メールの便利さは、相手の都合に合わせて読んでもらえることだ。それに「記録」という意味では確かに優れた伝達手段だと思う。 しかし、前者の利点は逆の面もはらんでいる。ものすごく多忙で、返事をするどころではない時に読まれる可能性もあり、その場合は、 読む人は単純に「出来ない」だけだが、送り手は「返事がこない」と受け取る。このすれ違った感情は、 言葉に絵ことばやマークをあれこれ付けても、完全には修復できないだろう。

 まあ、他にも色々メールの問題点はたくさんある。それでも、メールという手段を使い続けることとなる現代社会の悲しさよ。 私はこのごろ、メールではらちがあかない問題の場合、「電話ください」と流すことにしている。少なくともまだましだと思うから。

 

 明日はマスコミ回りとなっているが、、、。きっと疲れるなあ。

2008年6月25日 (水)

イヤな一日。

 天候のせいかどうか、朝からだるいだるい。全体に何もかもトントンとはいかない一日だった。うんざりしてしまうほどの「変更」 事に振り回された。多分そのせいもあるんだろうが、このところの疲労感のひどさは半端じゃない。どっか~んと、何かが来そうな気もするが、 ま、それも自分の運命なんだろう。

 昨日も日記を付けるどころではなく、疲れ切っていた。一日の時間のほとんどを他人の為に使っていた日だったが、 うまく機能しているときはそれも楽しい。しかし、空回り、のれんに腕押し状態になると、ただただ疲れる。自分で自分がイヤになり、 ここいらで入院でもして全てから逃れるほか無いか、という弱気にもなる。

 

 ある人が最近アルツハイマーの検査をしたと言う。突然自分の住所を聞かれて言えなかったというのだ。 それに近いことがいくつか重なり、恐怖心からテストを受け、MRIも受けたんだそうだ。私と同じ年齢のその人は、舞台に立つ人で、 覚える事が特別に必要な人だ。、、、と書きつつ他人事ではないなあ~とどっから聞こえる声が!全く。 舞台のせりふを覚えようと始めたばかりだが、、、、。さて。彼女の無事を祈るほか無いが、判定結果がこれまた時間がかかるんだなあ~。

 

 夫がまたお通夜に出かけた。70代の女性だという。どんどん近づいて居るなあ~ってかんじだ。

 

 

2008年6月23日 (月)

眠いのは私だけじゃないみたい、、。

 今月も速達の短歌を、往生際の悪いことに、出かけるぎりぎりまで推敲しては手直しして、ナンとか郵便局に出して、 急ぎシャンソン教室だ。

 こちらは発表会の後のだらだら気分が抜けてないまんま(それは私のことかも~)、歌ったり、おしゃべりしたり、深刻に話し合ったり、 予定を30分以上オーバーしてお開き。昼食をとれてないというのが私以外にも居て、すぐ裏のうどんやさんへ4人は連れだって行く。 喫茶店でなくうどんやというところが讃岐らしい。

 予想通り美味しいうどんに舌鼓を打ちながら、色んな話に花が咲く。、、、これがまた大切な時間だ。 レッスン城ではわかり得ないことがあれこれと分かるというもの。あっというまに時が経ち、お二人をそれぞれ駅とお家にお送りして急ぎ帰宅、 夕食の準備を整えて再びちぇち練へと出かける。この行ったり来たりが疲れるんだけど、、、、しゃあないか。

 本日のちぇち練は過去にない難解さ。まるでプロの練習みた~い、と思ったのは私だけ?新人が顔を出したが、さて、 これでついて行けると思ってくれたかどうか?会長は妙に張り切って、次から次へと新曲に取り組む。それもイタリア語がほとんど。はてさて、、 、?練習が終わるやいなや、「ねむ~」と目をしばたいてる人も居る。

 おまけに今日は居残り組もあって、遅くまで重唱の練習をしている。ごくろうさん!

 

 遅い食事をとりながら見たのがNHKの特番、本日はサブプライム・ローン問題だった。簡単に言えば、見通しの甘さが原因で、 世界中の金融界が深刻な打撃を受けたというお話。結局大きな国アメリカは、大きな被害をもたらすとんでもない国でもあった。 (まあ昔からだが)とばっちりを受けるのはいつも弱者ばかり。で、もっと怖いのが、この巨大マグマと化したなマネー集合体が、 次なる獲物として原油に絡んできたという展開だ。このものすごい勢いのマネーは、 COOPが買い物袋運動で少しばかりエコライフを推奨しても、とてもオッつかないだろうと思わせる力を持っている。「果たして、、、、、 だろうか?」はすなわち「結局はよろしくない結果」を予想しろということだ。イヤだなあ~。

2008年6月22日 (日)

雨、のち、雨。

 またしてもというか、今月も当然の事ながら短歌の締め切りが近づいている。 今月はついに欠詠かと半ばあきらめながらオペラの練習から帰宅した。帰るやいなや夕食の準備で、 もうホントに疲れ切っていて段々不機嫌になってくる自分を感じる。そんな私の様子に敏感に反応して、 なんとかかんとかいつもは言わないような事を言いながらやってくる夫に、口を開けば突っかかりそうで、黙って黙々と作業を進める。 どうにかこうにか夕餉の支度がととのった頃、ふと「そうか、この気分を詠んでやれ」と思った。

 案の定、これは行ける。吐き出すように次から次へと自分にとっての「名歌」が生まれる。なんだ、これならいつでも出来るわい。 ふっふっふ。てなことで、す~いすいと12首仕上がり、明日は出せそうだ。原稿用紙が足りないが、買いに行く元気がなくて、 思いついてパソコンで作成。何とかなりそうだ。このところ手書きで出しているが、どうもそうしなければならない理由がよく分からない。 肉筆から来る情感を大切にしてくれているようだが、このところパソコンで文章を書き続けていて、いざペンを取ると書き順にとまどったり、 間違い字も出てくる。かえって読みにくいのではないかと思えるのだが、、、?それに最終的には活字になって本に載るんだから、 同じじゃないかと思うのだが、、、。今に、パソコンで歌を送る時代が来るかもしれない。、、、て不精者の私だけかなあ? こんなこと思ってるの。やれやれ。

 

 今日のオペラの練習は熱血指揮者が2回目の合わせに来てくれて、大変ためになる充実した時間となった。従って、 大いに疲れたというわけだが、、、。ものすごい汗をかきながら、口角泡を飛ばす勢いだ。バンダナを額に巻いて、 Tシャツは始まって間もなくからグッショリ。しかし、こんなにも音楽が好きで、音楽にのめり込める人を見るのはホントに楽しい。

 もっとも感心させられるのは、指揮者の前にソリストが一人ずつ立って歌うとき、その歌を聴いて、 当然のことながらそれぞれにサジェスチョンをするわけだが、その指導法は具体的な発声法はもちろんだが、 メインはイマジネーションを高めるやり方で、たとえばある男性に「そんなにしらっと歌わないで、胸にこういう固まりを持ってると思って!」 と表現に幅を持たせた言い方でアドバイスする。と、言われた方は、自分なりの考えで歌い方を変える。すると、驚くほどに声が変わり、 断然良い声になっている。要するに、日本語で歌うことだし、言葉の意味をしっかり伝えようとする事が大切だということだ。今日はずいぶん 「言葉」についての注意があったが、これはほんとに役に立つ。

 

 娘から電話で、3万円もするディナーショーに招待されて行ってきた、という話を聞かされて大いに盛り上がった。 どうやら娘は食べることと飲むことに走ったようだ。著名人も大勢来ていたらしいが、音楽的に自分の嗜好に合わなかったようで、食い気のみで、 どうやら1週間分の食べ溜めをしたようだ。しかしさすが都会はお高いなあ~~。それでも100人ほどで賑わっていたというからすごい。

 

 さあ、再び明日という日が始まった、、、、。

2008年6月21日 (土)

はい、疲れてます。

 昨日はホントに参った。ホールまで余裕を持って出かけたが、駐車場がどっこも満員。かなりあちこちしたが、 結局は歩いて15分ほどの片原町駅近辺まで行って停めたもんだ。ところが帰ろうというだんになってどしゃぶりの雨。傘も持って無くて、 仕方なくタクシーだ。「近くてスイマセン」を何回言ったかしら?どうも無愛想な運転手さんは苦手だ。でも 別に悪い人ではなかったみたい。 「いや、別に」と短く答えてくれたもんねえ~。ふ~っ。

 

 で、遅い夕食をとりながら例のアキハ事件の特集を見てたわけだ。よく考えてみると、というか、 本日レッスンにお見えになっていたI会長ともつくづく話したことだが、音楽はもちろんのこと、 哲学文学などもどんどん隅っこに追いやられている。歴史ある宗教が本来のつとめを果たせない頼りない時代だから、 きっと新興宗教なんかも出てくるんだろう。ホントに救われない時代だという点で意見が一致した。 人間が人間らしく生きていけるようになんとかならないものかなあ、、、、。

 

 今宵もオペラの練習だったが、今日のように本業が忙しかった挙げ句出かけるとほんに疲れるわい。 またこの土砂降りに出かけるというのがねえ~。何しろ最年長にふさわしく、楽譜の細かい字が非常に読みにくく、 メガネをよく見える方にしていったのにそれでも見づらいのだからやんなっちゃう。まあ、でも、若い人たちの中に混ぜてもらって、 若い声の中に身を置いていると若返った気になるわい。

 

 しかし、今日ある方から頂いたメールによると、私はいつ会っても疲れた顔をしているようだ。大丈夫ですか?と聞いてこられて、 ムムム、、、。確かに、ねえ~。そう見えないように努力せねば、、、。

2008年6月20日 (金)

激しく雨が降る日。

 土砂降りの雨の中、シャンソンのコンサートから帰宅したら、NHKで先だっての秋葉原殺人事件の特集をやっていた。 別に目新しい内容ではなかったが、改めて見ていてつくずく思ったのは、「孤独」というものについてだった。

 くしくも今日の演奏曲目に「孤独の歳月」というタイトルの曲があったが、私は声を大にして言いたい!みんな、歌を歌おうよ! 歌を知ろうよ!歌を教えてよ!歌を学ぼうよ!歌の中には、人間の苦しみも喜びもいっぱい歌われている。孤独なのは自分だけじゃない、 ということを大昔から人間は歌ってきたのだ。そうしたものに触れることで、どんどん心の中に穴を掘っていた人も、 浮かび上がれるというものだ。「100年生きるということは、100年の孤独を持つということ。」と、今日の歌い手も引用していたが、 全くその通り。そして人間は、そこから脱出することが出来るのだ。いやいや、そうじゃない。孤独は無くならない。しかし、 孤独でも生きていける、という思いに至ることは出来るのだ。

 、、、こう思っても、社会はどんどん逆行している。学校から音楽や芸術的なことがカットされているらしいが、 そういうことでホントに良いのだろうか?もし、彼の母親が無類の歌好きだったら、彼の心は変わったかもしれない。 母親と一緒に歌えることがあったら、その思い出だけでも彼を救えたかもしれない。もちろん母親だけではない。彼の教師、友人、職場の人間、 彼を取り巻くすべての環境に、音楽的なものがあったのだろうか?

 NHKの取材は続く。事件の後、ネット上に「彼の気持ちが分かる」という書き込みが数万件寄せられているという。 あれほどの残忍な事件の加害者の気持ちが分かる、という若者が多いというこの社会に慄然としたのは私だけだろうか? それほど追いつめられた若者が増えているということか。彼らのうち誰かが、 第2第3の加害者になりうる危険性をはらんでいる今の日本の社会なのだ。

 誰かと関わりたい、仲間が欲しい、ひとりぼっちだ、と思っている人の救済の様にインターネットというものがある。しかし、この 「顔の見えない」相手との会話の恐ろしさに、気づいている人も多いはずだ。「返事をしたくなければしなくても良い」世界。 興味があることのみ話題にすればよいという社会。、、、こんなもので、ホントの孤独が癒されるはずがない。テレビの画面の中の人に、 画面を見ている人の事が分からないのと同じ。その行為は独り相撲かもしれないのだから。、、、 そんなものにしか救いが求められないという悲しさを思うとき、彼らに言いしれぬ同情の念が沸く。

 

 いったい、日本はどうなっちまったのか!?

2008年6月19日 (木)

お疲れ~。

 メチャクチャな一日だった。が、まあ、それなりの収穫もあり、言葉を変えて言えば「充実した一日」だったのだろう。

 それは昨夜の打ち合わせから始まった。その会議が終わったのが午後11時半。急ぎ帰宅してから翌日演出家B氏に渡すべき資料を作成。 深夜2時までかかって、ようやくプリントアウトできるまでになる。従って、このブログには手を付けられない。

 翌日はホール側との打ち合わせで、ホテルでB氏をピックアップして午前10時には現場へ。1時間ほど濃密な打ち合わせの末、 今度はそのまま上階へ移動、別な打ち合わせとなる。その足で、今度はピアノ合わせの現場へと直行。2時間ほどあれやこれやがあり、 今度はそのB氏を我が車で「うどん」と「アイスクリーム」ツアーへとお連れする。氏はいたく感動されて、四国も香川も初めてだったが、 最高の印象だとまでおっしゃる。ご機嫌になったところで、FM収録だ。当初1本録りの予定だったが、急遽2本に。スムーズに終わって、 今度は夕方のフライトに間に合うようにとお送りする。途中我が家に立ち寄り、舞台で使えるかどうか判断を仰ぐ物のチェックをして頂いたり、、 、、。

 怖かったのは、帰りの車の中で異常に眠気が襲ってきて、ときどきハッと我に返ることがあったことだ。明らかな睡眠不足だが、 帰宅するやいなや洗濯物の片づけに、夕食の準備、急ぎのメールやFAXを処理して、食べたら食べたで後始末だ。 おととい送ってもらったご馳走のお礼の℡もまだ出来て無くて、ようやくしたがその間も夫のヘアーカラリングをやっている待ち時間でだ。 その℡のお相手は、最近ぎっくり腰になったとかでふさぎ込んでたようだが、私と話して元気が出たと言ってくれる。そういえば、 その後師匠と話したが、矢張り少し気が晴れたと言われて変な気分。私の方がストレスが減少しているのを感じているのに~。思うに、 これは相乗作用か?

 

 今日は特に舞台というものについて深く考えさせられる一日だった。オペラにとって一番大切なものは何か?ということだ。B氏曰く、 その答えは「歌、音楽」これ以外にあり得ない。そう、そうなんだが、それ以外の舞台芸術は不要かというと明らかにそうではない、 という点についても大いに語り合えた。

 そして、「演出」という行為についても、おもしろい会話が出来てうれしかった。B氏は言う。 「このところ持てはやされている良い演出家と言われる人は、みんな破壊から入ってますね。」これを聞いて、あっと思った。たしかにそうだ。、 、、彼と私の考えが一致したのは、そういう「奇をてらった」やり方ではない、おもしろい演出があるはずだということ。このところ 「演出家の時代」と言われるように、ホントに演出がクローズアップされてきているが、むしろオーソドックスなものの方が良いのではないか? とB氏は言う。もちろん時代と共に変化していくべきものだろうが、「音楽」 が作品になった時点で既に演出されているという点に着目する必要がある、というのだ。

 

 ちゅかれた。

2008年6月17日 (火)

幽霊現る。

 まるで幽霊のように突然現れた若者はN君。以前「愛の妙薬」でのりのりの演技をしたあと、 就職したりなんかしてちぇちから遠のいていた。それがいきなり現れたら、ずいぶんと男らしくなっていて、まあ年月を感じたなあ~。しかし、 どうも白衣姿がイマイチピンとこないなあ~。日々救急医療に携わっているというのだが、、、。ま、本人が言うんだからホントなんだろうが~。 ハハハ。

 それにしてもオペラはおもしろいよなあ。こうして色んな人がその都度居て、みんなの心の中に生きている。 全く久しぶりに会ったにもかかわらず、まるでいつもそこにいるような会話が続く。 突然声を出したくなったとか言うが早いか二階へとだだだっと駆け上がっている。この辺は子供っぽさが残って居るなあ。こんな彼の口から、 凄惨な事故直後のけが人の様子とか聞かされても、やっぱり信じにくいなあ。ハラホレハ

 

 中国が洪水に見舞われて、地震災害がまた ひどくなっているようだし、アメリカも大洪水に竜巻、、、。日本もこうだし、、、、 ホント、安心できない世の中だなあ。

 

 

2008年6月16日 (月)

帰るところがあるのは良いもんだ。

 久しぶりの本物の舞台鑑賞と相成ったが、主役が膝の重傷で突然の降板。アンダーの一人が歌うも、 メゾのその役の歌が低いところが多く、下が響かない歌い手でちょいとがっかり。 来るはずだった人が実はどうなのかが聴きたいと強く思いながら聴いた。高い方は良く鳴る声で大きな歌唱力が魅力ではあったが、、、、。 主役の花が、イマイチ、、、かな?プログラムを観ると、ちゃんと最初から3人体制で組んでいたらしい。 こうした突然のハプニングに対処するためだろう。それにしてもテノールは生来の美しい声がよく磨かれてて、役柄にもぴったり。 バスも良い声で、まだ若い人のようだったが、その姿といい未来のギャウロフ・ニコライか?と思わせた。 そしてこの作品の本当の主役と目される「ダンディーニ(王子の身代わり)」役のバリトンが、こなれた演技と歌唱で際だっていた。 フェスティバルホール2700席あるのが8割方埋まっていて(満席でなかったのは主役交代のため?) カーテンコールではおみっちゃんが良いと思う人には激しい拍手の渦で、そうでもない人はまあまあの拍手、 というのもここまで一致すると観客間の連帯感が生まれるなあ。キャストについて、ちぇちのメンバーを思い浮かべながら聴いたが、、、、、 まあ、出来なくはないだろう。ダブルキャストととなると難しいかもしれないが、、。

 

 友人Kが「どうする?これから、、、」と訊く。以前なら「どっかで、おいしいもの食べて飲もう!」と意見が一致するのに、 二人とも年だ。「じゃあ、帰って焼き肉でも食べる?」となる。もちろん私は大賛成。このところのイベント続きで、 心身共にぐったりだったのだ。結局友人Kのマンションで、待っていてくれる彼女の妹Sさんと3人でおいしく焼き肉とビール。そのあと、 Sさんのアイデアで「温泉」にタクシーで繰り出す。「酒樽風呂」があったというのでおもしろがって出かけたが、 さすがにこのところの飲酒運転厳罰のおかげか、その施設はなくなっていた。でも大きなお風呂で、すべてが揃い、 タップリ遊べるようになっている。、、、が、ここでも私はマッサージに走り、温泉好きなのにお風呂を長く使えないほど疲れていると感じる。 3人ともそれぞれのマッサージを受けて雨の中を帰宅。ここで、大阪の人情というものに触れ感心した。Sさんは少し目が悪く、 タクシーをよく使うらしく、そのせいもあるだろうが、℡で呼ぶとやってきた運転手さんはしきりにプライベートな話題を振ってきて、 車内はひとしきり笑いに包まれる。まもなく目的地というある時気がついたらメーターを倒してない!「しゃあないわ。ええからええから。 楽しんできい!」と屈託がない。「おおきに」の一言ですんでいく。大阪弁のおもしろさと共に軽妙なやり取りにも惹かれる。

 翌日、家で仕事をしているSさんと朝食を食べ、7階のその部屋を出たのが10時過ぎ。 ところが駅までの20分が信じられないほどつらい。おしりもジリジリと照りつけ始めた太陽に、水分が蒸発して、 だんだん体がひからびていくのを感じる。朝勤務のため7時に家を出たKが勤務している会社のそばの駅まで行き、お昼休みまでの時間、 またまたマッサージだ!ほんとに時間が経つほど疲れが顕著になっていく。何もしてないのに、すでに都会に居るというだけで疲れている。

 で、お昼休みに「国際交流会館」のレストランでバイキングをご馳走になる。これがまた美味しい~のだった。チョコフォンヂュなんか、 H村が泣いて喜びそうなメニューだった。

 食べて少し元気になったので、そこからほど遠くない、日本で最初にたてられたという、「四天王寺」というお寺に参拝に行く。 「一人吟行」のつもり。まあ、広くて大きな寺院で、そこかしこに国宝級のものがあるらしかったが、太陽の照りつけがピークに達して、 もうよれよれ~。パンフにあった「極楽の庭」にだけはどうしても行きたくて、頑張ったが、その甲斐あってそこは別世界。 お菓子付きお抹茶を静かに一人いただいて、そこのまかないさんと少しお話をする。その裏千家流茶室は松下幸之助さんが寄贈したものだそうだ。 庭に花のない「蓮」が浮かび、鯉が行き交っていたが私の影に全部が集まってきた。ここでも餌付けがされてるのだろう。、、、 こうして少し元気が出てきたので、山門まで歩き、ええいそこからはタクシーだ。いつもなら歩くところだが、この際無理は禁物。 後は新大阪まで地下鉄で行き、新幹線だ。ところが久しぶりだったのと、疲れているのと、ドジとが重なって、 全く馬鹿みたいなことをしでかしてしまう。自動発券機でチケットを購入したは良いが、いちいち画面出でてくるのに「はい、いいえ」 を押していくうちにいつの間にか、「のぞみ」指定券を購入。その時間までには2本も岡山止まりがあるというのに~、、、信じられない。まあ、 疲れているので、止まり木で冷たいものでも飲みたいと、思ったことは思った。しかし、岡山行きでないと、 居眠る可能性があるということを考えていたにもかかわらず、購入したのは「博多行き」であった。 そのまま博多まで行きたかったくらいではあったが、、、。結局ぼ~っと止まり木でジュースを飲んで時間をつぶし、ホームでもベンチで待ち、 がらがらの指定席に座り、居眠ることも出来ず、目覚ましに買った車内販売のアイスクリームと格闘し、ようやく食べきって岡山に降り立ち、 すっかり様変わりしたホームにとまどい、ふと、今朝の血圧の薬を飲んでないことに思い至りお茶を買う。 どっかにお気に入りのスカーフを落としたのに気づいたのはマリンの中。あ~あ。最悪!しかし、最悪なことはその後にも!

 特別おなかが空いたという感じもないまま、丁度おうどんくらいかな?と高松駅の2Fに上がり食べた「ざるうどん」のまずかったこと! ぎょへ~っ!駅のうどんがこれで良いのかなあ?

 で、ちぇち練に参加。もうよれよれでまともに声を出すのも大儀。声もだんだんおかしくなってくる。帰りを送ってくれたTくんが、 「ハードですねえ。蓮井さん今日はもう来れないもんだと思ってました!」と言う。そうだよねえ。別に無理に行くことは無かったんだが、、、。 先生方と違って、なんだか行かなくちゃあ、という義務感が強くあるんだなあ~私には。やれやれ。

 

 

2008年6月14日 (土)

地震があった日。

 一つ終わった。

 シャンソンをなぜ歌いたいのか?と聞かれたら「歌の内容がステキだから」と答えるだろう。人間が人間として生きていく間に、 超えなくてはならない悲喜こもごもが随所に描かれている。そこには人生観や哲学までもが盛り込まれ、私を魅了する。「悲しい曲」かと思うと、 希望があったり、「苦しい人生を歌う」かと思うと、慈愛の言葉がちりばめられている。楽しいばかりでもなく、幸せなばかりでもない。 どんな曲も紙一重に両面を感じさせる。その内容は、すばらしいメロディとともに、私を元気づける。

 しかし、表現となると、それは「難しい」の一語だ。

 

 明日は久しぶりに大阪でオペラを見てくる。次回のちぇちの演目としてできるものかどうかの視察である。 友人が大阪で待っていてくれる。うれしいことだ。

 

 それにしても今日の地震には驚いた。だんだん日本も浸食され始めたのか、、、、。

 

 

 いつも「それは他人事ではない。」

2008年6月13日 (金)

占い。

 昨日の占いがぴったりカンカンだったことを義妹に話すと、彼女も興味津々でこの話題は大いに盛り上がった。 やっぱり人はほんの少しでも先のことを見たいものなのだ。、、、で、今日はお出かけ前にちょいとその占いコーナーを覗いてみた。そこには、 「今日は、いつもなら素通りするような出来事にも強い興味を覚え、手をつけまくってしまう一日となるでしょう。また、 今日は特に人間関係にツキのない一日。つまらない中傷や人間関係のしがらみに巻き込まれてしまいそう。 あまりいろんなことに首を突っ込まないこと。 」と書かれてあったのだが、不思議なことに今、 今日が終わろうというこの時間になってようやくこの文章を思い出した。そしてよく一日を振り返ってみるとこれまたそのとおりかと、、、、 思わせられる。しっかり人間関係のしがらみに巻き込まれて帰宅したし、帰宅してからもそれが尾を引いて、長電話と相成った。

 運命とは、変えられるものだと聞いたことがあるが、もし今朝のこの文章を思い出していたら、 あのようなそのようなことには巻き込まれなかっただろうか?、、かなり怪しい。だって、プラスもマイナスも損も得も、 何もかもあるのが人間関係だ。自分に都合のいいところだけチョイスして色んなことを避けて通れるものだろうか? そりゃあそういう人もいるだろうが、どうもおみっちゃんはそうはいかない性格のようだ。従って、シェイクスピア説にあるように、 「性格からくる運命」というものを感じずにはいられない。

 

 今朝は一番のお客様を仕上げてからFM収録。T大の教授であり、格別のオペラ通というN氏を紹介してくださった方がいたのだ。 ロンドンでしばらく住んでいらしたとかで、ダイアナ妃もご臨席の劇場でオペラの鑑賞をされたとか。いろいろ珍しいお話が聞けて楽しかった。

 無事、でもないが、一応2本録りをすませて帰宅して次なる予約の方を仕上げる。で、 今度は再び7月の演奏会の打ち上げ会場へと打ち合わせに出かける。大ホールには若者がいっぱいいて、 おばさんには全く縁がないらしいイベントが行われていたようだ。結局帰るまで何があるのかがわからないままだったが、、、。 すれ違ったレストランを目指す人らしきおばさんが「場違いな感じね、私たち」と囁きあっていたのには同感だった。いったい何があって、 こんなにも若者が集まっているんだろう?ま、たぶんいずれ分かる。

 ただで帰宅するのはもったいないと、用件を済ませにとある場所に行くと、 待ってましたとばかりある人間関係のしがらみをた~っぷり聞かされるような羽目に陥る。相づちを打つにとどめておこうと思うのだが、 矢張り少しは意見を言うことになり、、、、イケナイ、イケナイ、これなんだなあ~と後で反省。次なる目的地へ向かう。 明日のシャンソン発表会に来てくれるらしいその人からは、彼女の病気の夫とのストレスをさんざん聞かされる羽目に。慰めて帰宅すると、 今度は別な件での長電話。最後は落ち着いた会話で終わったが、いや~、全くやれやれの一日であった。ここまで、占い通りにならなくても!、、 、ちかれた。

 

 

2008年6月12日 (木)

まいった!

1) 今日は、あなたのリズムが狂いやすい運気になるでしょう。何かをしようと行動を起こすと、 結果が裏目に出やすいようです。動いた途端に問題が生じたり、身近なパートナーに脚を引っ張られることもありそう。 何となくタイミングがかみ合わず、しだいにイライラしてくるかも知れません。しかし今日は冷静に、大きな気持ちで構えていましょう。 (十二支占い)

 2)今日は、余計な力みがなくなり、平穏な一日を過ごせるでしょう。ただ、何となくボーっとしてしまい、 連絡ミスからトラブルにつながることがありそうです。今日は予定の確認を怠らずに、外出する際には携帯電話を手放さないようにしましょう。 (四柱推命)

 

 本日のアチクシのトラブルは、しっかり姓名判断にでていたのであった!これはおろろき!

 

 先程来、パソコンの使い方をあれこれやっていて、偶然見つけたのがこの占いのコーナー。なにげにのぞいてみたら、 これが全くのどんぴしゃ!くっそ~、出かける前にこれを読んでたら、もっと慎重に行動できたのに!とほほの巻き~。

 

 臨時の練習日となった岡山のレッスンのため、本日の我が家でのレッスンは1名がキャンセルになったのを、 あらかじめメールでI先生にお知らせしてあったが、どうもお返事がないところを見ると読んでない可能性が高いなあ~と、 お家に電話しても留守。出かける前にあまりにばたばたしていたので、ま、携帯でまた連絡とればいいや、とフェリー乗り場に駆けつける。が、 な~んと、その携帯電話をしっかりお忘れになってるおみっちゃん。これはもしかしたらやばいことになるかも~、 と何となくイヤな予感がしたものだ。

 予感は的中。宇野に着くやいなや人様から℡を借りて、記憶にある電話番号にかけまくったが、こういうときに限って誰も出てくれない。 ようやくたまたまそこに居合わせたMさんが登録しているちぇちのメンバーTさんに電話してくれて、何とか、ことは収まったかに見えた。 「大丈夫ですよ~、ちゃんと電話しときますから~」というお声のなんと心地良かったことか!

 だが、どうにも気になるので、帰りに宇野から先生のお家に電話してみる。が、まだお帰りではない。 フェリーからも電話しようとしたが、カードでないとだめだった。それはあきらめて、 やがてようやく高松港に入港したフェリーからまたしても脱豚のごとく飛び出し、電話をかけるも、あ、あ、ああ十円玉がない。 ついてないときはこうしたもんだ。

 飲みたくもないコーヒー牛乳を買って、十円玉を作り℡をかけて見るも、まだ留守。仕方なく、 そこにいてほしいと伝言した場所に行って見るも、そこにはおいでにならない。結局ちぇちのメンバーHさん宅に何度も公衆電話をかけて相談。 彼女の話だと、「先生はね、℡がつながったときはお宅の前にもうきてらしたわよ!」ぎょへ~っ!やっぱり。「でもねえ、 確かに先生は伝言を聞いてくれたし、約束の場所にいてくれるはずなんだけど~、、???」と繰り返すばかり。 いったいどうするのが一番いいのかがさっぱりわからない。彼女も何度か携帯にもかけてくれていたようだが、やはり「電源を切っているか、 あるいは、、、、」というアナウンスが流れるだけだと言う。ではあっちかな?こっちかな?とうろうろすること1時間。 きっと不審者のようにその辺の人からは見られたことだろう。

 仕方なく、「一度帰ったら?」という彼女のアドバイスに従い帰宅。急ぎコンチクショウの携帯で先生を呼んでみると、「はい」 とこともなげに出てこられる。おそるおそるおそる「あの~、伝言は聞いてもらえましたか?」と尋ねると、「聞いたよ。聞いたけど、 今日レッスンがあるかどうか?と訊いたら明確な答えが返ってこなかったから、まあ、 あんたも岡山だから今日はもうないんだろうと理解したんだ。」と言う。ふひょ~っ!そんなのありい?だって、 Kさんのレッスンはキャンセルだと、はっきり言ってもらったのに~。「だから、図書館に行ってたからね。携帯は切ってたんだ。」は~っ!? 「でも~、私が4時半に着くからって、、、、、」「いや、それは聞いてない!」と妙にきっぱり。あっちゃ~、ボタンを一つ掛け違うと、 とことんかみ合わなくなる。

 そうして℡でがたがたやっていると、外に車が止まっていたのがす~っと視界から消えていく。あれ?あれはKさんだ。ああ、 レッスン時間が過ぎても先生が現れないから察知したんだなあ~。こうして、ほんの一つのことから、次から次へと雪崩現象が起きるんだ。

 でもって、かなり大儀そうな先生を説得して、再度来ていただく。予定より少し遅れだったが、まあ、 レッスンの時は声をいっぱい出されて充実していたようで、ほっとする。夕食時もうまく気持ちをほぐすようにと頑張ったが、 ちょうどうまくK氏が少し早めに来てくれて、接着剤ならぬ緩和剤になってくれて助かった!

 

 考えてみると、もう携帯なしでは何事も進まないようになってきている。一切合切を携帯に登録しているからだ。 文明の利器を使う人々かなしからずや、、、、だ。

2008年6月11日 (水)

♪あ~めは~♪ふ~る~ふ~る。♪

 余りの肩こりに遂にマッサージ施設に飛び込んだ。運良くとっても上手な人に当たり、 約1時間で身体がほぐれ、かる~くなった。が、この担当者曰く、むち打ちがあるようですが、その影響が肩にも背中にも出ていますねえ。 余りに硬いから放置しすぎないようにして下さい、、、とのこと。そうか、今日は又雨だったからなあ~。雨の日は殊の外辛いのだ。

 Yタウン雨にもかかわらず、いつにも変わらずの賑わいで、 世間の悪いニュースなど何もないかの如くである。

 テレビでは連日人々が泣いている。地震だ、殺人だ、医療ミスだ、エイズだ、 、、と。まるで地球を涙で水浸しにするかのように、世界中の人々が泣いている。ホントにテレビを見ながら食事をしていると、 不味くなってしまうほどだ。あ~あ、なんという時代だろう。

 

 ただいままたまた丑三つ時。このパソコンがメール送信不能になっていて、ようやく今の時間に復活したのだ。 せっかく肩こりが解消したと思ったが、再び、、、、、。寝え~ましょ!

2008年6月10日 (火)

又やっちまった!

 疲れ切った脳細胞は、時々いたずらをする。 デスクトップ上に更新しないとセキュリティが危ないとの警告ともとれる情報がながれたので、思わずクリックするとぎょへ~っ、 メールを受信出来ても送信出来ないことが判明。そういえば以前にもこういう事があって、 このパソコンはその機能に対応してないと言われたことを思い出したのだ。時既に遅し。結果良くて明日の晩、 悪ければ明後日の晩までメールを送ることが出来ない。困った。重要なメールのやりとりがあるんだが、、、。ふ~っ。

 

 久しぶりに訪れたケンビキによる、肩の凝りから来る喉の腫れと闘いながら、幾つかの手紙とメールを作業していたのだが、、、。まあ、 しゃあない。これをストレスと思わないでおこう。きっと身体に来る。

 

 それにしても例の秋葉原事件は、色んな問題を含んでいるなあ。ネット社会のひずみとも言えるだろう。みんな人と対話したいのに、 機械とばかり話すほか無い人が大勢居る。核家族化の核さえ壊れて、いまや全くの個人社会となりつつある。 自分のテリトリーを守ることに汲々とし、人と手をつなごうとしない人が多い。要するに淋しい人間達が多くなってきたというわけだ。 バカ言い合いながら、笑ったり歌ったり、喋ったり、時には助け合いながら暮らして行かなくちゃあ!いつも一人じゃない、と思える人は大丈夫。 逆に、一瞬の孤独感が人を奈落の底へ突き落とすこともある。心も閉じ思考も停めてしまって、善悪の見境さえ無くなるのだろう。、、、 形は違っても誰にもそういう危険はある。

 こういう事が起きると一番引っかかるのが、マスコミの対応だ。あんた、その取材は良いの?と言いたくなるし、 ウソっぽい友情を探し出してきては悲劇を演出する。どうしてもっと自然で居られないのか? 花束の山に向かって祈りを捧げる人達をアップで撮る必要がどこにある?それが遠景ではどうしていけないのか? おみっちゃんには分からないことだらけだ。

 今日命があることに感謝して、今宵も床につくとしよう。

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2008年6月 9日 (月)

肩こりに妙薬を!

 ちぇち練のアト、どうにもこうにも肩が凝って眠れそうになかったので、ジムに久しぶりに行き、岩盤浴とお風呂で身体を弛めてきた。 今日は貸し切り状態の岩盤浴に50分た~っぷり汗をかき、駐車場まで少し楽になったか?と帰ってみると、あっちゃあ!室内灯が点きっぱなし! 今度のお車は、便利すぎて私にとってはムムムなのだ。ちょいと助手席の下を調べるのにスポットランプを使ったが、その場所が街灯のスグ下で、 コウコウと灯りが点いたところだった。勿論室内が暗いから使ったんだが、一旦車の外へ出ると、室内が明るいのは全然気にならなくて、 そんな電気を使ったのさえ覚えてなかった。普通の室内灯なら点灯していたら車が警告音を出してくれるんだが、 こちらの方は点きっぱなしになっても知らん顔。、、、一つ一つ失敗しながら勉強だ。

 ちぇちはこのところ会長がイタリア語に妙に拘り始めて、全員をイタリア通にしようと張り切っているようだが、どういう心境の変化か? まあ確かにイタリア語の歌を歌ってないと、発声をいくら勉強しても成長がない。 特に日本語で歌うとスグに声がバックしてしまうのが発声の難しさだ。この私も日本語でシャンソンを歌って貰っているが、 日本語の難しさから来る「不毛」の感じはぬぐえない。ちぇちの場合は、願わくば、みんながいつかイタリアに行けるとき用に、 会話も少しずつやって欲しいものだ。みんなで使えば楽しいしなあ~。第一、みんなケッコウ知ってるハズなんだ。「チャオ!」とか 「マンジャ~レ」とか「パルコ」とか「ドマーニ」なんて車の名前も多い。今度、知ってる言葉を持ち寄って貰うのも面白いかも。

 

 今日からはおみっちゃんはシャンソン一色に気持ちを切り替えなくてはならない。土曜日が発表会で、 今度はTさんが6曲歌うことになっている。本人はメチャクチャ張り切っていて、今日のピアノ合わせの時も、凄い迫力だった。 (チト迫力ありすぎでもあったが~)一人が6曲歌うという名付けて「なかま達シリーズ」も今回で7回目になって驚く。 教室のメンバーがのんべんだらりと練習しているのは、如何にも時間の浪費、かといって、リサイタルするまでにはなかなか行けないのが現状。 ならば、と発案したのが、このやり方だった。最初はみんなイヤだと言って尻込みするかと思いきや、今まで誰一人しませんと言った人は居ない。 それどころか、嬉々として練習に励み、終わった後の笑顔は最高なのだ。こうすることで、きっと達成感が生まれるのだろう。さあ、 今回はどんなことになるか、楽しみなことだ。新人も出る。その内の一人Nさんは、今まで一度も人前で歌ったことがないと言い、 カラオケさえも行かないのだそうだ。さて、どんなことになりますことやら、、、、。昨日の新星みたいにおっと驚く結果になればいいが、、、。

 

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2008年6月 8日 (日)

発表会。

 予定通りCantiamoは実施されたが、予想通りおみっちゃんは最悪~。まあその分、 他のメンバーはかなり良くなっている人が多くて、彼らの歌を聴いているのが楽しかった。あとからの打ち上げで同じテーブルだった先生曰く、 「歌はホントに難しい。全てのジャンルの中で一番難しいのではないか。」というご意見に、心から同感。 しかしまあ先生も後評では好きなことを仰る。私のことを、「声立派になってきました!」だと! そう言えばFさんの結婚式では、「又一段と貫禄が出てきたねえ。」としげしげと私を見たのを思い出した。くっそ~、 何も今日それを持ち出すこたぁないだろうに!「爆弾」と言われた人も居たし(まあ、これには私も納得。フフフ)

 Cantiamoは20回目だったが、ホントにみんな良くなってきている。 勉強中の人達の前で歌うといういや~なシチュエーションからくる緊張はあるにしても、それに打ち勝とうと何らかの工夫が見られるし、 教わったことを丁寧に自分の物にしている人も多い。まあお見事だったのは、殆どの人が暗譜状態だったということだ。 楽譜を見るのがどれくらい歌にとってマイナスか、ということをよく知りながら、いかんせん、 記憶力の衰退に負けてしまったおみっちゃんと違って皆さん素晴らしい!、、、と、終わった瞬間は後悔して反省して、次回こそは! と思うんだが~。それさえも忘れるようになっちまったか!?

 本日特筆すべきは、吾が従兄弟の子供T君だ。若干24歳にして、初めて声楽を習い始めて、今日がその発表会デビューであった。 殆どパーフェクトに歌ったが、一番驚いたのはいつものレッスンの時と同じ、あるいはそれ以上に上手く歌ったことだ。デビューとあって、 彼の親兄弟までが来ていたが、臆することなく歌ってのけた。私の後ろでドキドキしながら聞いているようだった彼の妹たちは歌の合間にも、 小声で「え~?お兄ちゃんめっちゃ上手いじゃん?」「まじ上手いよね?」と話しているのが聞こえる。 彼が声楽なんか出来るはずがないとふんできた彼女達は一様に驚いたようだ。4人兄弟の長男、後は全て女ばかりの過酷な(?)環境で、 「お兄ちゃん、見直したわ!」と言われて照れていたのも可愛い。このようにそのように、歌は全くの素人でも批評家になれるのだ!

 なんだかだとありながら、一応終わった。明日からシャンソンに突入だ。最後のピアノ合わせをやって、 土曜日の本番に備えなくてはならない。

 週末のシャンソンが終われば翌日はオペラ「チェネレントラ」(シンデレラ)を大阪まで見にいく事にしている。 その日友人宅にお泊まりして、、、、なんか、良いことあるかなあ?ここらでチョイと息抜きが必要だ。

 

 帰宅して我が家でちょっとお茶でもと、先生とSさんにお上がり頂いて、仕上げのティータイムをしていると夫が帰ってきて、 「ぼちぼち僕の夕飯は?」と来た。あたしゃお腹一杯でお帰りなんだけど、目の前にいたら、作らないわけにも行かない。 お二人がお帰りになるや否や息子から送ってきた日立牛での焼き肉を整える。でもって、ここからがしゃくに障るんだが、 結局お付き合いしてこちとらも食べてしまったのだ!そりゃあ、これでいつもと同じ3回の食事にはなったんだが、今日は2回でガマンしとこ、 と思っていたのがつい食べちゃったってえところが、ぐやじ~~~!ある人から頂いた沖縄の泡盛「古酒」というのもありいので、ついつい、、、 。なんじゃこりゃ。(孫べえの口癖)

 このところ、孫べえは芸が増えてきた。お肉のお礼の電話の時孫べえと話していたら、くちゃくちゃ喋ったり歌ったりしたあげく、 「しちゅれいしましゆ」と言うが早いかブチッと電話を切られてしまった。変なことはよく覚える。まあ、順調に成長しているのだろう。

 

 

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2008年6月 7日 (土)

多忙大賞!

  今日は信じられないほどの忙しさに、流石の私もアンビリバブー!と心の中で絶叫していた。朝一番のお客様を仕上げてから、 午前中はメンバーのお子ちゃまをお預かりした。預かると言ったもののちょいと心配だったので、我が母まで駆りだして身構えていたが、 そのおぼっちゃまはナント、私の顔を見るなりこちらに手を伸ばしてくれるじゃないの!?確かに、予想に反して楽な子供だったのだ。 男の子にしては大人しいし、所謂「朝寝」をするので、気は使ったがラクチンだった。この朝寝の習慣は吾が孫で経験済みだったが、 親は助かるなあ~。30分くらいと聞いていたが、結局2階の静かな部屋で寝かせると1時間以上も眠ってくれて、 下で迎えに来た母親と話していると「わ~ん」と泣いて呼んでいる。1歳と数週間でもう立ってとことこと歩き始めていて、「上手、上手」 と誉めてあげると満面の笑みで近寄ってくる。そんなわけで、今日午前中は随分と子供で癒されたなあ~。

 

 で、次なる私のお仕事は夕食に来るラオス国の方々のご接待準備。まずはテーブルセッティングからやっていると、 まだ終わってないのに、連絡もなく予定より4時間も早くいきなり夫がその4人をお連れして帰ってくるじゃあないの!ちょっと待って、 あたしゃ夕食までにまだ一つ重要な仕事があるのよ!と、言いたくもなる。(言った)しかし、来てる人達を追い返すわけにも行かず、 大急ぎでお茶やお菓子をお出しして、急遽2品目料理してから、脱兎の如く(脱豚か?)飛び出し、目指すはオペラの練習会場。 初めて指揮者登場で、どうしてもはずせなかったのだ。

 矢張り、今日の練習は行くべきだった。ただただ楽譜つらだけ見ていてはわかり得ない点をしっかり教えてくれる。 目から鱗とはこのことだ。、、ああ、しかし、全ての練習時間居られない私だった! 後ろ髪引かれながらも再び申請して予定より早く帰らせて頂く。

 帰り道で思い出した品物をスーパーで購入、急ぎ帰宅して見ると、ナント、お客様が一品料理を作ってくれている。あとで一口頂くと、 これが又絶品で、素晴らしいお味なのだ。ラオスは後進国だが、多くの物を使わず、ホントに美味しい物を作る技を持っている、 舌は先進国なのだ。やがて次々と、予定の人もそうでない人も加わって、結局は11人が我が家の狭い台所で宴会だ。 私はノンアルコールでガマンして、後から留学生を送っていく。おっとその前に、彼のヘアーをカットするというおまけまで付いた! 帰宅してただいまビールを飲んでようやく人心地が付いた感じ。これから、明日の曲をさらうつもりだが、、、ふ~っ!どっかから、 無理無理という声が聞こえてくる。、、、ホントに、音楽とは贅沢な物だ。たっぷり時間と気持ちのゆとりがあって初めて出来ることだ。、、 従って、おみっちゃんの明日は最悪だろう!

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2008年6月 6日 (金)

本日息子の誕生日。

 予約時間より30分早くご到着あそばすのが、この辺りの慣習であるというのは、この地で32年間営業してきてよく分かっている。 従って、あたしゃ本日は早起き~。でもって、予想通り30分早く来られた顧客を3時間施術して以後、相変わらずの多忙故~、 明日のオペラの練習がさっぱり出来てない。「時間は作るものだ」ってことは重々承知の助。なのに時間が作れないのは、 これもある種の逃亡だろう。どっかやりたくない気持ちがあって、そこを見ないようにして、せこせこせこせこ動き回っているのだ。 やるべき事がありながらじっとしているのは後ろめたいからだ。、、、と、自分を突き放してはみるものの、だからって、 楽譜に手が伸びないのは、ケッコウ重症かもしれない。は~っ!

 ま、にゃんとかなるだろう。

 

 このところ、全国の美味しい物を頂くことが多いが、ホントに日本という国は良いところだと、色んなお味を味わって幸せ~。 本日も南の方からまっこと美味なる和菓子到着~。うれぴくて、思わずぼってり美味しい最中を頂く。、、、 そのあと出かけたデパートの下着屋さんで試着の時ちょびっと後悔したが、、、。ま、いっか!

 

 ところで、今日は愚息の誕生日だ。電話するのも忘れていたが、メールの一つも送るとするか。 忙しがってる母のことを分かっているだろうが、、、。

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2008年6月 5日 (木)

年寄り孝行してみた。

 本日は母達三姉妹を、昔々のグループ、例えばマヒナスターズとか東京ロマンティカのようなグループのコンサートに、 送り迎えしてあげたのだが、この三婆が予想以上に大喜びで、連れてったかいがあったというものだ。 昔子供が小さかった頃はよく子供向けの映画館に連れて行ったが、今やお年寄り達を、年寄り向けの舞台に連れて行くこととなった。こうなると、 本当にあたしゃ車の運転が出来て良かった、とつくづく思う。

 帰りに友人の経営している多国籍料理店に連れてったが、年寄り達の余りの食欲に友人はあんぐり!こりゃあ、普通の老人達ではない、 と思ったみたいだ。その通り。頭も身体もしっかりしていて、第一食べものに好き嫌いという物がない。最年長の母89歳に続き、84歳、 79歳が、ちゃんとした会話をしている。いやあ~、有り難いことだ。未来に希望が持てるわい。

 「今度は遠出しようね」と約束してそれぞれを送り届けたが、年取っての姉妹というのはホンニ良い物だ。言いたい放題言っては、 ゲラゲラ笑っている。ま、今日はほんの少し恩返しが出来たか!?

 

 その前はFMの収録だったが、最近ちぇちに入ってこられた人で、商売の傍ら、シャンソンや声楽の個人レッスンを始めている人だ。 今は明るいだけの人だが、多分もう少しちぇちの雰囲気になれると、本領を発揮するんだろう。本日の収録中にそうした要素がかいま見えた。 これは頼もしい限りだ。

 

 あかん、睡魔が、、、。

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2008年6月 4日 (水)

歌。

 ま・い・に・ち・ま・い・に・ち・お・い・ら・は・て・っぱ・ん・の・う・え・で・や・か・れ・て・や・ん・な・っち・ ゃ・・う・な!の心境だ。その心は!自由が無い上に、熱くても、痛くても、何が何でも、我慢、ガマン、がまんの日々だ。 誰か私を食べてしまってくれい!てなもんだが、アンコならぬ、油がぎっしりのこの身体、誰も食べちゃあくれまいに!!! ああああああああああああ~あ。ちらい!

 このストレスの理由は色々あるが、この歳で、毎日2万個以上の脳細胞が消滅しているというのに、次から次へと記憶させることが一杯。 細胞の再生と記憶案件はその速度において反比例の有様。「ながら族」を自認していた私も、ついにここへ来て 「一辺に一つのことしかできまっしぇ~ん」と絶叫しなくてはならなくなった。むむむ。そして、無理矢理その流れの中に入ってくる別件は、 私をして、ストレスから来る暴飲暴食へと駆り立てるのであった!グググ。さっきも、夕食後に、 た~っぷりの冷やしぜんざいにイチゴアイスを乗せて、自家製パフェを作りパクついた。実はその前に、 とあるお方からの差し入れのシュークリーム、これも抹茶あずき入りを食べたばかり!おっと、さすればただいま吾がお腹は、 鯛焼き君状態かも~。げっ!

 とはいえ、音楽の世界はホントに麗しいのも事実だ。しばらくその中に浸っていると、心が洗われる感じになる。願わくば、 お風呂に浸かるように、何も考えず、ど~っぷりと浸かっていたいものだ。が、それが許される状態ではない。 家事も仕事も自分でやらなくてはならないことが山積みだ。

 まあ、しかし、こうしてグチグチ良いながらも、歌が歌えているのはホントに有り難い。沢山の人に支えられて歌えている。 これも有り難い。歌が、人と人を繋ぐ、とI先生はいつも言われるが、ホントにそうだと思うなあ。週末のCantiamo。これこそ、 人と人が自己の利益を抜きに集う、歌の本来のあり方の具現だろう。、、、って、暗譜がねええ~~~。グスン。

 暗譜と言えば、吾が従兄弟の子供でたまたま時間がある男の子だというだけで、ちぇちに引っ張り込んだT君は、 チャンと暗譜して臨むらしい。こりゃあ、嬉しい誤算だった。山登りが好きで、釣りが好き、という硬派のイメージだったが、 案外歌に向いているのかも知れない。早く戦力になってくれるといいのだが、、、。

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2008年6月 2日 (月)

良く降るなあ~。

 ただいま丑三つ時。さっきまで、今度のオペラに付箋を貼って、自分が歌うところをチェッ~ック。(今頃) 恐ろしい量が判明した時点で、もう作業は中止。自分のテリトリー以外はその内覚えるだろう。(チョーいい加減)自分の中に、頑張らねば、 という思いと、大儀だなあ~という思いの両方があって、これはこのところのクセみたいなもので、何にでも感じてしまう。 これが加齢からくるものかどうか?案外、誰かさんのように鬱病かも知れない。

 鬱病と言えば、作業中にかかっていたテレビで、哲学者の鶴岡俊輔と筑紫哲也の対談があった。最後の方しか聞けなくて残念だ。 とてもユニークな語り口で、若者には分かりづらいところも多々あったようだが、私にとってはとても興味深い愉快な話し方だった。ある子供が、 「お母さん、テレビに出てる人って、こちらのことが見えてないのは可哀想ね。」と言ったというのを例に出して、 「これが今の放送というものを考える中枢の思想だ。」という意味のことを話していておもしろかった。それについて説明を求められて、 911事件の時にブッシュが「我々は十字軍だ!」と叫んでいたのを偶然見ていて、「一体彼は歴史について何を学んできたのか? ホントにアホだ!」と思ったと言う。そして、こちら側では少なくともそう思ってる人間が一人は居ると言うことを、ブッシュは知らない。、、、 そういうことだと言う解説。ホントにそうだ。そうなんだ。

 で、彼鶴岡氏は、子供の頃母親から折檻されて育ち、そのトラウマ故か、鬱病を持っているという。しかし、 そのお陰で今の自分が居るというのだ。日本の真の意味でのエリートは、こうして母親によって育てられたようだ。

 その番組で一番残った言葉は、「一番なんて目指す必要は無い。一番は良くない。一番の人間なんてアホばっかりだ。」こりゃあ、 孫達に言ってあげよう、いつか。

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2008年6月 1日 (日)

いつでもこれから。

 今回のオペラ参加で、随分勉強させて貰っている。ちぇちと何が違うって、みんなが自立して参加していることだ。今の段階で、 指導者は一人も居ない。全員が、自分でさらってきたところをその場に持ち寄って合わせるだけ。ちぇちの様に、さあこれから始めましょう! そこはこうしてああして、いやいやそうじゃない、と手を取り足を取り指導して貰うことが無い。まあ、勿論指揮者や、 演出家が来ればその時初めて彼らの主義主張に合わせた練習に入ることになるのではあるが、、、、。受け身に慣れているアチクシとしては、 いきなりこれか!?そこはそんなで良いの?と目を白黒させる場面も。次の週末はいよいよ指揮者登場だ。

 ていうか、あたしゃ、その日も予定があれこれ入っていて、と~ってもきつい。が、そんなこと言ってる場合じゃない。 受けたからにはやるっきゃないのだ。

 どうも私はやらなくても良い苦労を背負い込むのが好きなようだ。時々吾と我が身を呪うこともあるくらいだが、しかし、 近い将来終えるであろう人生を考えると、これも良いか、と思うのだ。他人はどう思うか知らないが、これが私の生き方だ。

 先日娘のお舅さんが宇宙の写真を何枚かメールで送ってくれた。遠いところから眺めると地球の中のほんの一点を占める日本の四国、 香川県なんて所に住んでる私は、今更ながら無いに等しい存在だと思った。この、無いような小さな場所で右往左往しているのは、 ホントに滑稽だ。

 さっきも遅い夕食をとりながら夫と話していたのだが、夫の知人が亡くなったり、重症だったりしているのを考えると、 ホントに死が近付いてきているのを感じずには居られない。こういう時代に突入した私たちは一体これから何をすべきなのか? どう生きるべきなのか?を、焼き肉を頬張りながら話したことだ。最後は矢張り他人の為に生きることだろうと、椎茸をつまみ、 ニンジンを噛みしめる。夫はビール一缶の上に日本酒だ。段々上機嫌になってきて、 兼ねてから唱えている夫の同窓生とのシャンソン共演話を復活させる。ついでに娘も入れて3人でどうか?と話しているところへ、 その当のご本人から電話。思いがけずその方と私もお喋りすることとなったが、お話ししてみて、 シャンソンへの思いが同じラインにあることに安心した。その方は、既にプロとして関東中心に活躍している方だ。ビデオを拝見したこともある。 思いがけない展開になりそうな気配だ。

 まだまだ人生何が起きるか分からない。

 

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