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2008年2月

2008年2月28日 (木)

みっちゃん罠にはまる!

 時は本日午後3時頃。場所はサンメッセ横のひろ~い真っ直ぐな道。空港へ孫べえを迎えに行き、 用事が早く終わったという夫に息子家族を託して別れ、久々に見た孫の可愛い顔を思い浮かべながら、 ぽかぽか天気のその道路にす~いすいと進入。あまりの陽気に窓を開け放ち、それでも眠気が来るのは怖いので、 大音量でタンゴのCDをかけながらメロディを口ずさむ。すると妙な雑音が、、、、ふとバックミラーを見るとギャギャッ! 白バイのお兄ちゃんがまさしくこの車に向かってマイクで叫んでいる。「その車左に寄って止まりなさい!」、、、今考えると、 あの新米らしきお巡りさんは前後左右に他の車が居ず、 留めても危険がない状況をす~いすいとバカみたいに無防備に走っているおみっちゃん号を見つけてココロがはやったに違いない!「おっ! カモが!」てなところだ。

 アチクシ10歳の頃、当時から道草が趣味の下校時、橋の欄干から海に続く河川敷をふと見下ろすと、 ごろごろした岩の間の浅い水の中、バチャバチャと水しぶきを上げながら移動している大きな魚が居た。辺りを見回すと誰もいない。 それまで見たこともない大きな魚で、絶対自分で捕獲しよう!とココロがはやり、鞄を放り投げて石垣を滑り降り、その魚を追っかけた。 嬉しくて嬉しくて、ちょいと触ってはその見事な身体にドキドキして、一人「きゃっ」と飛び退いては又触ってみるを繰り返して、 さあ今度はホントに捕まえるぞ!と決心したとき、一度吾が手に捕まえて空高く持ち上げたその魚がいとも簡単に手からにゅるんと逃げて、 ぼっちゃ~んと河の深いところに入っちゃった!自分でそこまで逃がすために追いやったような結果になったのだ。 未練たらしくその深いところにも入っていき探してみたが、水を得た魚が、そうそう簡単に捕まるはずがない。、、、、 あの時の呆然とした感覚は、50年経った今でも鮮明に覚えている。

 要するに、この時の魚が今日のおみっちゃんだったと言いたいところだが、にゅるんとは逃げられず、 しっかり捕獲されて、にゃ、にゃ~んと1万八千円也が罰金とあいなった!幾らそのお巡りさんが「お気の毒です」 と言ってくれても何の足しにもならない。く~っ!

 そもそも空港で以前とっつかまった時は駐車違反で、それがあるからくれぐれも注意するようにと、 やってきた夫には散々注意していたにもかかわらず、まさかその帰りに自分がやられるとは、、、無念!あ~あ、ついてないなあ~。ガクッ!

 

 この件を夕食時に夫と息子とレッスンに来ていた会長とSさんの前で話すと夫が言う。 「こんな風に報告するのは三分の一に違いない。」「なんてこと言うの!」と抗議したが、 夫は私がそういうことを夫には言わずに内緒で処理してると思っているらしかった。そんなことなら黙ってれば良かった!ふん!

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2008年2月27日 (水)

未だ風邪気味だに~。

 なあ何と言いますか~、いつも何処へ行っても連ちゃんドジ。 あんまり見事なので母親はマジで心配している。自分より先に逝かれては困ると、真顔で言うのだ。言われてる方もへらへら笑っているが、 内心はこの母親より長生き出来るかどうか怪しいぞと思っている。ったく、先のことはわからにゃあ~。

 待てよ。今日は考えたら一度もドジをしてない!凄い!もしや、陶芸に行ったせいか? 落ち着いてじっくり物事に対すると、ドジはしないで済むのかも知れない。 半乾きの陶器の背中を削りながら師匠にチョイとやり方を質問すると彼は言う。「私の英会話の生徒にもよく言うんだが、あなた、 英会話の勉強を止めて一度陶芸をしたらどうですか?ゆ~っくりゆ~くりが早道ですよ、、、!」ほ~そうなんだ。 いやきっとそうだろうことはこの頃になってようやく分かり始めた。結果を急ぐ余りつい力が入りすぎて折角出来てる物を壊したり、 変な傷を付けてしまったり、「焦る」というのが陶芸では一番イケナイ。どうしても形に早くしたいと焦ってしまうが、 そういう自分との闘いとも言える。、、、そんな中で、今日は早くも注文のお茶碗が形になって嬉しかった。あれが上手く出来ると嬉しいなあ~。 84,5歳の方へのプレゼント用だ。

 

 旅行中のドジバナはきりがないのでまあ止めておこう。帰宅してからのものを一つ。

 短歌のお師匠さんにお土産をお届けしたまでは良かったのだが、「きっとお気に召す味です」とか、 「試食したときに、あ、これは絶対気に入って貰えると確信したんです。」 とか言いながら包みを渡すと一度キッチンに引っ込んだ師匠が開いた包みを持ってきて、「これを切って出せば良いの?」と言うではないの! 「へ?切る必要は無いんですけど、、、、、」と近寄ってみると、げげっ!お菓子のつもりがいつの間にか天ぷらの詰め合わせに大変身!て、 単に自分が冷蔵庫から間違えて出してきただけなんだが、お供に付いてきていたOさんとYさんはきゃっきゃきゃっきゃの大笑い。、、、 なんでこうなるの?確かに包装紙は同じ色だったんだけど~グスン。モチロン我慢してそちらを召し上がって頂くことに~。 でもあれも美味しかったんだよねえ、天ぷら。そのお菓子は当然吾が胃袋に少々収まり、母とか叔母とかその他諸々、、、、。ま、いっか。

 

 明日は久しぶりに孫べえとごたいめ~んだ。

 

 

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2008年2月26日 (火)

降ったり止んだり、、、。

 ついに疲れが出て風邪だあ~。全く無理が利かない身体になっちまった!だのに、次の旅行の話しが出てくるというのも大したもんだ。 だって、結局は疲れに往くようなものだからねえ旅は。、、、そう言ってくる友人達も決して疲れを知らない年齢ではないが、 だからこそ次を決めたくなってくるのだ。旅先には、何かがあるような気がするのだ。、、、が、実は何もないと言えるだろう。 余程ラッキーでない限り一生の思い出に残る旅行というのは経験できないだろう。しかし、人は旅に出る。

 今回の旅はなかなかにおもろい旅ではあったのだが、まだここに記録する元気が出ない。 なんたって本日は仕事もちゃんとしてしまったのだ!出るのはため息とあくびばかり。

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2008年2月25日 (月)

それにしても”つかれた~”

 ちょいと風邪気味で旅行記を書く元気がない。帰ってからの過密スケジュールがその原因。 土産物の荷物をほどく間もなく次から次へとこなさなくてはならない。高知のOさんのご接待がまあ一番の理由だが、 夕方高知のご自宅まで夫が運転するというのでYと一緒にお送りして、Oさんにいたく感謝された時にはココロから「ああ、来て良かった」 と思ったもんだ。しかし、高速を120キロ平均で飛ばして(夫が)帰宅したときには精力を使い果たした感がある。 ちぇち練に行く気満々だったにもかかわらず、着いたら8時半。今からでは9時の練習終わりまでにぎりぎりなので断念。Tさん最後だし、 I君も新婚旅行から帰ったみたいだし~、後ろ髪引かれたが諦めて家で夕食を3人で。

 本日移動中に母からは、病院に連れて行って欲しいの電話。娘からは、映画「ピアフ」 の女優がアカデミー賞を貰ったと報告の電話。 帰省する時ホテルの宿泊が必要らしい息子からは良いホテルの名前を訊いてくるなど全く落ち着かない。携帯電話うらめしや~。

 Oさんのお接待のために久しぶりに栗林公園を1時間ばかり散策。先日の後楽園といい、鳥取の花回廊、 島根城といい、このところ良く歩いてるなあ。しかも殆どが良いお天気の公園だ、この時ばかりは流石にゆったりしていたし、何より空気が良い。 たっぷりマイナスイオンを吸って元気回復、、、、とならないのはなあ~ぜ?モチロン、一気にやりすぎだあ!ふ~っ。

 

 

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2008年2月22日 (金)

今宵はおぼろ月夜だ。

 Oさんが高知からやって来た。今年80歳の彼女は高松駅駐車場で待っている私を見つけると、 小走りで車までやってくる。「おひさあしぶり~~!」とテンションが高いのも無理はない。ほぼ2年ぶりか?いやいや間違い3年ぶりかも。 ある時期は頻繁に会って旅をしたり登山をしたり買い物をしたり、、、、モチロン全てにお喋りがついているわけで、こうして再会してみると、 永くそういうのに縁がない暮らしをしていたのがウソのようだ。

 相変わらずのおしゃれぶりには脱帽だ。 ステキな紫系の色合いのマフラーにモスグリーンのさりげないジーンズ。 黒のデニムのお帽子がベリーショートのグレーヘアーによく似合っている。 これが一番履きやすいという編み上げタイプのウオーキングシューズで颯爽としているのは流石だ。依然と全く変わらないセンスの良さ。、、、 これが若さの秘訣だろうか。

 今宵は急遽明日の旅行のイブをやることに。食材の買い出し前にとにかく讃岐うどんをご所望だ。で、 最近開拓したお店にお連れしたらこれがドンピシャリ。「美味しい~」の連発で、まずは第1日目は順調なスタートだ。 夕方になってYが珍しく手作りのコロッケや餃子、浅漬けなどを持ってきて、早速鍋と共に宴が始まる。やがて帰ってきた夫を交え、 家が爆発しそうなほど笑いながらの夕食となった。そこへ明日の行程表を取りに来たKに加え、大阪からMが帰省。 同窓会気分は一気に盛りあがるばかり。

 その流れで仏生山の温泉に直行。ぬるぬるのお湯を堪能して早くも旅行気分。 我が家にご宿泊のお二人はモチロン既に旅行の内だ。さあ、あしたは私にとってのホントの旅行だ。

 無事帰れるかな?

 

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2008年2月21日 (木)

頭まで春。

 これをドジと呼ぶかどうか、、、、?やっぱりドジか!

 12時5分発宇高国道フェリーに乗るべく車を飛ばしたが、 次々と信号が赤になり到着したらもう車が船に乗り込んでいる。こりゃあ無理か? と半ば観念しながらも最後まで諦めずに駐車場からメチャクチャ走って切符を機械に通し、またまた走って昇り、あと数歩というところで 「乗船下船を停止して下さい」というアナウンスと共にガチャガチャガッチャ~ンとゲートが閉まってしまった!その上、 立っている場所がグイ~ンと上に上がり始めた!モチロンそれは船がそこを離れるからだが、「きゃあ~っ」(おいおいチョット待ってよ! のココロ)と叫んでしまった!その声に気付いた職員が慌てて下から手招きをしてこっちから乗れと言う。「すいませ~ん」 と再び駆け下りて車が乗るところから乗り込んだ途端そこのフタも閉まったのであった! 息が上がってどうにもこうにも立っていられないほどだったが、一応上階のタラップまで昇り、コートも脱いでしばし休憩。 深呼吸をしながらもしやこのまま死ぬんじゃないか?と不安になるほどの動悸である。20分くらいでようやく落ち着いたので、 部屋に入りしばらく横になるつもりが爆睡。そういえば、夕べ睡眠時間が足りてなかったんだ。

 いくらなんでも寝ぼけまなこではみんなに会えないと化粧室で化粧直しをしていると、 朝携帯に電話をかけていたOさんがリダイヤルで電話してくる。「先生何かご用でしたか?」と言う。そのトーンを聴いて、「あっ、間違えたか? 」と察知、「もしかして今日はレッスンの日じゃなかった~?」と言うと案の定、「えええ~~~っ?先生、来週ですよ~」と叫んでいる。 「今どちらですかあ?」というので、「実はもう宇野に着きましたあ!」と答えると電話の向こうでわあわあ言ってる。 モチロン今日はこのまま帰るからと返事してとにかく宇野に降り立つ。それじゃあ、あの滑り込み騒動は一体何のため~???

 そのまま帰ろうかと思ったが、外はまるで春の陽気だ。このまま帰るのは余りに無念だと、 岡山のMさんに電話してみる。こないだのオペラ出演を労うのも良いかと、、、 すると気の良い彼女はご主人とドライブ中だったにも関わらずUターンして迎えに来てくれるという。40分ほどかかるというので、 その間ぶらぶらと歩くことにした。ふと上を見るとひときわ高いところにお城のように立っている家が、個人の物なのか、 それとも何か特別な建物なのかと以前から気になっていたのが見える。 こんな時じゃないと絶対に行けないからとばかりそこを目指して歩き始めた。すると向こう側には赤い鳥居が幾つか見える。 もしかしてあれは神社か?とあわよくば短歌の題材にと思いながら尚も目指す。途中ガレージの中で何かやっていたおばさんに声をかけて 「下から見える鳥居にはどうやって行けば良いんですか?」と尋ねると、「そこを左に曲がって、途中右に行きたくなっても行かず、 必ず左を取って歩くとそこへ行けますよ。もの凄く右に行きたくなるんですがね。」と丁寧に答えてくれる。しかし不思議なことに 「そこには何かあるんですか?」という質問には「さあ???」と急に曖昧になる。このお方、その鳥居の下辺りに住んでる人なんだが、、、。

  結構な急斜面を昇っていく内に再び動悸が打ち始めるが、 歩みを弛めてゆっくりゆっくり上がっていく。太陽はこれでもかとばかり暖かい手で私を包み込む。少し汗ばむくらいで目的地に着いたが、 あのおばさんの言うように何も無かった。朽ちて傾いた鳥居が数本立っているだけで、、、、昔々は何かがあったのかも知れないが、、。で、 問題のあのお城のような家は、結局個人の家のようだった。「犬に注意」という張り紙を読んだ途端に「ぎゃんぎゃんぎゃん」 とばかり吠えられて慌てて立ち去る羽目に。イヤハヤ、良い(?)散歩だった。

 Mさんは律儀にご夫婦でやって来て、私をどっかに案内してくれるという。何処が良いですか? と言われても、何しろ何の目的も持たず来てるわけで答えられない。「じゃあ、深山公園から後楽園にしましょうか」となって、 ぽかぽか陽気の中思いがけない小旅行になっちゃった!深山公園の中の池には渡り鳥がわんさか来ていて、白鳥からガチョウ、鴨、 あひるなどがのんびり日向ぼっこしている。車が無い駐車場にまで列をなして鴨がうずくまっているのは壮観だった。 後楽園は昔来たような気がしていたが、やっぱり来てないと行ってみて分かった、、、と思っていたが、 帰ってきて夫に今日の事の顛末を語ってきかせていると、「ふ~ん。後楽園は行ってない?ふ~ん。」と嫌みな言い方をされて始めて、そうか、 行ったことあるんだ、と、、、でも、未だ思い出せないのは、なあ~ぜ?ヘヘヘ。

 とにかく、夫は今日の私のドジバナを「後楽園に行ってないと思った」ことしか覚えてないらしい~。 どうやらいつか一緒に行ったんだなあ、きっと。でも、そういうことってあるよねえ~。同年齢の友人に早速訊いてみるべえ。

 

 たださえ忙しいおみっちゃんは、こうして自らをますます忙しくしている~の巻き。

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2008年2月20日 (水)

太陽を連れてきた人。

 昨日は「泡盛」で酔っぱらっていて、この日記も変な終わり方になってたなあ~。でも、 確かに美味しいなああれは。で、その時一緒だったシンガーS女史が今日のFMゲストであった。よくよく聞いてみると、 彼女は正真正銘の芸能人だった。しかも元アイドルで、私が紹介したある放送局では昔のレコードを出して来てかけてくれたらしい。、、、 しかし、私の番組はチト他局とは違う扱いだ。

 彼女が収録を終えた時に「自分も過去にパーソナリティをやったことがありますが、30分って、 こんなに永かったですかねえ?」と言う。色んなことを沢山喋ることが出来たと言うのだ。 実際彼女の立て板に水流の喋りはいつの間にか私のペースに合ってきて、じっくり深いところまで話す事が出来たのだ。

 深いところ、、、、彼女は一度芸能界を引退して5年間相思相愛の人と暮らしたらしい。不器用な人で、 仕事と両方は出来なかったというのだ。普通の人の何倍も幸せな時間を過ごしたらしいが、 その相手の男性は突然亡くなってしまう。半狂乱の時期を経て、彼女は蘇る。自分には歌がある、 民謡を次代に伝える使命があると思えたとき、始めて生きようと思ったらしい。、、、このことを収録の中で話してくれるとき、 彼女の美しい瞳には涙が溢れ、私は胸が痛くなった。

 Sさんは初対面からというより、電話で話しているときから、 メチャクチャ相手を気遣う丁寧な人柄だと思っていた。だから芸能人というイメージではなかったのだ。 いつもゲストでお呼びする音楽家達と変わらない、というかむしろ、そういう一般的な人達にはない細やかな気遣いが見えるのだ。 どういう人生を送ってこられたのか、、、つい興味があって聞いてしまったのだ!好奇心の強い女め!

 彼女は「蓮井さんの前だとつい何でも喋っちゃいますね。」と笑っていたが、いやはや申し訳ない。 しかし、リスナーの方の中に、自分や家族友人が病気やなんかで悩んでいる人落ち込んでいる人は、このSさんの話しを聞いて、 少しは元気になるのではないか?試練を乗り越えると強くなれる!と言う彼女の言葉は経験者のみが持つ真実の重みがある。

 しかし、愛すべき性格の人だったなあ。すっかりお友達気分になって、 今度仙台のショーとかでお会いしましょう、沖縄も良いですねえ~、、、てなことを言い合いながらお別れした。 何しろ日本全国で毎月の様に舞台の予定があるらしい。パリ公演の話しも面白かったが、確かに「民謡」を世界に発信して欲しいと思ったことだ。 彼女のCDを聴いていると改めて民謡の言葉の面白さ、情緒などが素晴らしいと思えてくる。56歳!年齢まで正直にしゃべっちまった! これがプロダクションに所属していたら大変なことだが、 幸いなことに彼女は一匹狼で動いているから本人が良ければそれで良いという気楽さがある。

 

 人間て面白いなあ~。

 

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2008年2月19日 (火)

振って湧いた、、、、、人、もの、事。

 今日は大変パワフルな女性に会った。どれくらいと表現できないくらいパワフルな彼女はシンガーで、美人で、お茶目で、かしこい人だ。 明日はこの人をゲストにFM収録の予定だ。ある放送局に渡りを付けて、紹介した手前、同行したのだが、電話で立て板に水の江戸っ子弁に、 どんな近寄りがたい人かと思っていたら、これがまあ、楽しい人で、一気に私たちは友人となった。

 昔はアイドルだった人で、5年間ほどの充電期間を経て今新しく羽ばたこうとしている。 その5年の間にどうやら人生の大きな事件があったようで、一度奈落の底まで落ち込み、蘇った彼女は捨て身で全国を、 いや世界を駆けめぐっている。実際どん底を経験した人でないとここまでのパワーは生まれないだろうと思える。、、、 明日の収録が楽しみな人だ。

 

 今宵はその彼女と昔からの友人二人と一緒に居酒屋で楽しく過ごした。彼女が秋田出身で、その方言の話し方で盛りあがったが、、、、、                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

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2008年2月18日 (月)

寒い夜は暖かいお茶が良い。

 本日のオペラ練習も充実していた。T氏の講義に耳を傾ける真剣なみんなの目。 バロック音楽の歴史みたいなものだったが、時代によって演奏法が変わってきているという。してみると音楽とは奥が深いなあ~。

 T氏がくしくも指摘したことだが、「みんな、どうしてかなあ?オペラの歌になると張り切るなあ~」 ってことは、私にしてみれば「当然のこと」である。しっかり歌えている「掃除の合唱」は、動きを付けた為にオペラの練習の中で、 半端でなく多く歌ったのだ。突っ立って歌うものとはやった回数も違うし、どんな姿勢でも歌えるところまで訓練してある。こうした 「身に付いた声」は頭で考えた声とは違って当然だ。だから、オペラは良いんだ。

 メンバーの中に他団体のコンサートに出る人がいて、チラシもチケットも来て、 彼らもお尻に火が点いてきた感じだ。みんなも彼らに協力して応援しようという気持ちが高まってきている。頑張って欲しいのはみんな一緒だ。 Cantiamoでのお披露目によると、かなり良い線行っている。きっと上手く行くだろう。のびのびと歌って欲しいもの。そして、 これを皮切りに、この様な機会にドンドン他のメンバーも出て行って欲しいもの。その為には訓練しかないが、、、。

 メンバーのYさんが、発足20年を記念してちぇちぃりぁ史というものを企画してくれているようだ。 これは大変有り難いことで、まず私のような不精者には発想がないことだ。なんとか形にしてくれると嬉しいな~。 くしくもTさんの送別会でTさんが言った言葉、「音楽団体には数々通ったけれど、こんな団体は他にはないと確信しました。」という、その 「こんな」とはドンナ団体か、それぞれの見る角度によって意見が分かれるだろうが、私が一番重要だと思ってきていることは、 会長のポリシーだ。「アマチュアには違いないが、所詮アマチュアだからと、いい加減なことには終わらせたくない。 限りなくプロに近いアマチュアとして努力するべきだ。」というこの言葉は、みっちゃん的に翻訳すると、「この活動は、遊びには違いないが、 真剣に遊ぶべきだ!」ということになろうか。会長が引用したシェイクスピアの名言「人生は、ワンブレス(一呼吸)だ」という意味合いの中で、 人間のなし得ることは、壮大な遊び。如何に真剣に遊ぶか、これしかない。と私は思う。

 

 

 

 

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2008年2月17日 (日)

志度は大雪、高松は無しの不思議。

 今日の発表会はお当番が当たっていて、運営面をあれこれやり、 司会など気を使ったせいかどっと疲れた。しかし、人がスピーチをしている間にお当番同士がごちゃごちゃ喋ったり、会場設営に手間取ったりと、 反省面が多々あったように思う。次回は別な人が担当だが、この点を申し送りしておくほうが良いかも~。 何しろもっとスムーズに事を運ばなくては、、、。

 今日は送別の意味があり、その目的に向かってみんなが協力できたのは良かったと思った。 ホームコンサートらしい感じも出たように思う。今回で19回目となるこの会も、24組が歌い、師の評を聞き、 その場で修正もしていくという結構永い時間は、ますます充実してきたように思う。全部終わったら3時間が経過していた。 きっと師はバタンキューだろうが、、、。しかし、一人一人がどこかに必ず良いところを身につけていると感じられるのは素晴らしいことだ。 モチロンそれぞれがそれぞれの事情の中で完璧とは行かない部分もあったようだが、それはそれ。 その場で真剣にレッスンを受けている姿はいいものだ。

 Kさんが言ってたが、先日のオペラに出た人はみんな一様に上手くなっている。 これはホントに不思議なことだが、その通りだ。大舞台を一つ経験するということは、それだけ歌の成長にプラスになっているということだ。 だから、やっぱりやらなくてはイケナイ。大変でも、やるべきなのだ。

 

 お当番だった人達で帰りにお茶しながら会計の計算をやり、なおあかつそれぞれの家庭の話に花が咲き、 ついにはそれぞれの新婚旅行の話しにまで発展した。遠い昔のことだが~。これだから女の井戸端会議は永くなるのだ。 今目の前のことを話しているかと思うと、いつの間にか大昔の話しになっている。そして又、いつの間にか自分たちの話からご近所の、 友人の誰彼のうわさ話となる。まあ目まぐるしく変わる変わる、、、。変わるから飽きないから次々と喋っていけるんだ。

 

 従って、おみっちゃんは本日、つかれたぞ~。

 

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2008年2月16日 (土)

天気雪の日。

 以前うちの従業員だった子が結婚10年目にやって来て、 実際あれから10年も経ったというのがどうにもこうにも信じられない思いだ。この調子で行くとあっという間に母の歳まで行きそうだ。 本当に人生は短い。子供の頃、人生は途方もなく永いものに思えて、とてもじゃないがそんなに永く生き恥をさらせない、と真剣に思い、 自殺願望まで持ったことが信じられない。

 友人Yが「面白くて泣ける話し」と妙なタイトルを付けて2冊の本を貸してくれたもんだから、 てっきりその2冊がそういう手の話しかと思いきや、母と私がその2冊を分け合って別室で読み始めると、私は1ページ目からゲラゲラ笑い、 「いや~この本ケッサク~!」と母に同意を求めるも、母は何だかグスングスンしていて、「そおう??こっちはそんなことないけど~」 と怪訝そうに言うので、「もう少ししたら多分面白いんだわ」と適当なことを言いつつ、尚もゲラゲラゲラ。結局最後まで私は大笑い、 母はグスングスン。「久しぶりに可哀想で泣いた」というではないか!ということは、Yは泣く本と笑う本の2冊という意味だったんだ。 単に私が勘違いしただけなんだが、日本語は難しい~。

 

 私の本は室井滋という女優のもので、いやあ、おもろかった。共鳴できる点が多く、 占いに関するところなんか、そうだそうだ!と声を挙げながら読んだものだ。このところの怪しげなオカルト番組批判は全く諸手をあげて賛成だ。 なんであの様な番組があんなに受けるのか?ばかばかしいバラエティ番組の方がまだ罪が軽い様な気がする。人間の中の「畏れ」 を利用しているとしか思えないあの手の占いに、へへ~っとばかり平身低頭して有り難がっている輩達。何百万という人達が見ている番組だけに、 その影響が心配だ。今日も来店客とその手の話しをして盛りあがったが、このアチクシもその昔、トランプ占いを友人達にやって、 随分尊敬を集めた時期があるのだ。「過去、現在、未来」と最もらしくカードを並べ、その友人に関するささやかな知識を元に、 テキトーなことを言って占っていたのだが、妙にみんなが「当たってる当たってる」と興奮するので、つい図に乗って特に「未来」 に関することなんかは思いっきり創作していたことを思い出す。段々それが後ろめたくなってきて、ある日「や~めた」と止めてしまったのだが、 その時のことを覚えている人はいないだろう。要するに遊びの域を出なかったのだが、 そんな遊びでも人の人生をうんぬんかんぬんするというのは気が引けたもんだ。

 占いというものを完全否定するものではない。 自分自身もワイドショーの最後にくっついている血液型選手権占い、な~んぞというのがかかり始めると手を止めて一応見るし、 ふむふむ今日は対人関係に注意かあ~、なんぞと意識に留めようとしている。まあ、キープ力は1時間も持たないが~。 おみくじだって必ず引くし、実はとっても良く当たる占い師さんとも懇意だ。孫の口癖じゃないが、「なんじゃそれ~」ってなもんだ。 友人にチョーが付く占い好きも居る。ある友人は社員の採用にも全員を占って貰うそうだ。交友関係は殆どその人に鑑定して貰っているそうな。 まあ、私と付き合うと良いことがあると言われたそうで、それはまあ有り難いっちゃあ有り難いが、、、、、。

 人それぞれで良いんだし、信じる者は救われるだろう。イヤなのは、 その信じやすい子羊たちを食い物にして完全な儲け主義に陥ってる浅ましい占い師達のことだ。そして哀れな子羊たちをあめとむちで翻弄し、 人間性を愚弄することだ。自分たちにそんな権利があると勘違いしている連中がイヤなんだ。誰もそれに水をささないばかりか、 追従して煽っているのだから始末が悪い。けったいな世の中ではないか?

 

う、明日はお歌の発表会だ。上手く行くかどうか誰か占ってくんないかなあ~~?

 

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2008年2月15日 (金)

今日も霙がふったなあ~。

 この年になって自分の好みに新発見があるとは思ってなかったが、今日は苦手なものを大発見、の巻き~!

 ご招待で行ったのに、けちを付けるのもどうかと思うが、実際こりゃだめだ!と思ってしまったのだから仕方がない。 とある高級ホテルで元(これが大事)Tジェンヌの男装の麗人が二人数曲ずつ歌ったのだが、余りの気持ち悪さに頭蓋骨が寒くなった。 未だにその二人の名前すら覚えてない有様だ。

 何がイケナイって、「作られた声」がドレスをまとっているの図が、声と身体が全然マッチしてない。 男装してたら又違ったかも知れないが、元彼らは、現在彼女となり、立ち姿はどこからみても女性で、声を出すと未だ男性。 でもこれが完全な男性でもない。なんと表現したらいいのか、Aは現役時代から男役が向いてないキャラだったようだが、 それが幸いしてなんとかジャズなら聞ける声だ。Bは現役時代に男役としての歌唱力を買われて団内では一番と折り紙が付くほどだったとか。 確かに歌は上手い。、、、でも気持ち悪い。

 よく磨かれた声だが、やたら低くて、もの凄く狭い音域で歌うから無理がある。細い人だのに振り袖だし~(衣装に問題あり) でもあちこちでショーなどで活躍しているらしい。実際観客の中にはやたら盛り上がって手拍子やらダンスやら(一人踊り) をやってるおじさまが居たし、一個団体はなんでもT劇団のファンクラブの人々らしく、大いに楽しそうであった。 私は後ろの席でコートに身体を埋め(寒かった)その空間に埋没していた。目の前に於かれたオードブルもえっ?というくらい不味い! ワンドリンクはグレープジュースを頂いたが、、、、これで@4000-とはねえ~。招待されておきながら、 こんなこというのもどうかと思うが、ホントの話しだ。

 

 帰りは同行のIさんを送ってついでに仏生山の温泉だ。今日はジムがお休みだから、どっかに行きたかったのだ。 流石に夜10時という時間帯は空いていてたっぷり入れた。そしてそこで人間観察と相成った。

 結論。やっぱり女性はお喋りだった!

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2008年2月14日 (木)

寒いんだか暖かいんだか、、、。

 ジムから帰宅してパソコンを打っていると段々寒くなってきた。メンバーで一人インフルエンザが出ているから、気を付けなくては! 今宵は早々に寝るべえ。

 掲示板に預かってるチラシなど発表していたら、我ながら恐ろしくなってきた。これ以外にも、自分の発表会もあれば、市民劇場もあり、 全部行くとなると相当きつい。まあ、どれも行きたいんだけどねえ~。

 

 しかし、世の中動いている人が多いなあ~。全体的に平和なんだろう。

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2008年2月13日 (水)

バレンタインかあ~。

 気がかりなことがあると、何もかもが中途半端ですっきりと処理できない。 今夜もぐずぐずと整理したり溜まってるメールや手紙の返事などをやっているが、なんだかまあ知らないうちによくぞこれだけ溜まったもんだ。 しかも時間はいつの間にかどんどん経っていて、週末は声楽発表会で、次の週は旅行ときたもんだ。おっと、 その前に短歌の締め切りなんぞというものもある。おまけに、今月中に出すべき原稿を、永いこと行けてない宮沢賢治研究会の方からお誘いが~。 さあ、出来るかなあ~。こんな状態だから、やっぱりもう一個来ているあちらさんの原稿は他の人に振ることにしたいなあ。書きたい半分、、、 ってとこだが~。

 

 このところ雪が良く降るが、つもらないなあ。家も田んぼも真っ白というのを見たいんだけど、 寒いばかりで美しい情景にはトンと縁がない。その雪を求めて行くような山陰の旅だなあ。良い旅にしなくっちゃあ~。しかしなあ、 あのメンバーではねえ~、、、およそセンチメンタルには遠いし~ロマンチックというのもねえ~、あるのは「とにかくしゃべりたい」 「笑いたい」が1年分だ。さあ、どんなことになるのやら~。みんな高齢になってきて、お互いをいたわり合うことだけは磨きがかかってきた。 その為に日程もなかなか決まらなかったが、お互い譲り合って実現だ。この私も、ピアノの講座を犠牲にしての参加だし、 とんでもなく忙しいKも従業員と夫の許可をようやく取り付けたらしい。Yは孫べえを断り、Mは途中から別れて大阪へと帰る予定の参加だ。、、 、だからこそ、みんな楽しもうという気持ちで集まるのだ。

 

 今朝はどうしても陶芸をやりたいという若い友人を紹介するために同行し、自分でも先日の続きをやって来た。彼女は「楽しい~」 を連発し、そこにいる誰よりもはしゃいでいるのに、「私この頃、こうして黙って居るときがすごく好きなんです~」なんぞと言う。 まあ老人ホームで働いていれば喋らないわけにはいかないだろう。家にいても子供が二人いれば、喋ったりがなったり、、、想像が付く。が、 確かに陶芸をやっているときだけは、この私でさえも大変無口だ。この静寂を楽しんでいるのは間違いない。 しばしばアメリカ人の師匠が英語混じりの、いや日本語混じりの英語であれこれ説明してくれる以外は、殆ど無駄口を叩く人もない。 今日は昨日我が家に久しぶりに来てくれた友人の母上が、最近食欲が無く、子供用のお茶碗で食べている、というのを思い出し、 その方のために大人の為の小さな茶碗を製作してみた。上手く行くといいんだが、、、。

 このスケジュールに会わしてくれた顧客Tさんが時間通りに来てくれて、およそ2時間近くの施術の間いつもの話題、お孫さんのこと、 闘病中のご主人のこと、娘さんの職場のこと、そのお姑さんのこと、、、と話題が切れることがない。娘さんは学校の先生という職業で、 子育ては殆どこのTさんがやっているようなもんだ。私も昔を振り返って本当に母親というのは有り難いもんだとつくづく思った。 幸か不幸か私は未だ孫の面倒を見る立場にない。いつかそういう日が来るのだろうか、、、?

 

 郵便受けをさっき見たら、なんと私宛にバレンタインチョコが送られてきていて、彼女は年賀状も愉快な物を送ってくれた、 なかなかにユーモアのある方。流石~。実をいうと昨日も貰ったのだが、もしや私はそんなに男性的?な~んちゃって!

 

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2008年2月12日 (火)

大雪だって?

 本日のFMゲストは讃岐が生んだオペラ界のプリマドンナK・Tさんだった。番組として、最近にない充実振りだったかもしれない。が、 いきなり冒頭を噛んでしまって(私が!)取り直しの憂き目を見たがそれは一回きり。あとは順調に30分2本録りが完成した。、、、 心地よい疲れ、というべきものがあり、今、アルコールが早くも回ってきている。彼女の、録音された声ではあるが、 リサイタルの声を聴いていて、改めて本当に練れた凄い歌唱力を感じた。天から与えられた声なんだろう。 待たれていたCDアルバムが来月ようやく発売されるとか。生に勝る物はないとはいえ、矢張り現代はCDの時代だ。 より生声に近い物を期待したいところだ。

 何が凄いって、そのレパートリーの多さもかなりのもんだし、8カ国語を操るという点も信じられない程だが、一番凄いのは 「声に表情がある」という点だ。声そのものに歌の内容が現れていて、 聴く人はその言語を知らなくても曲を楽しむことが出来るというまか不思議さ。その歌唱力は誰にでも真似が出来るというものではない。 「悲しい、苦しい、嬉しい」という単純なことさえ、声に乗せるのは容易ではない。それが、きょうかけたCDのムソルグスキーの「子供の部屋」 と、ラフマニノフの歌曲ではまるで別人だ。

 それにしてもスケジュールの詰まり方も普通でない。3月は1日と8日に銀座のライオンというビアホールでの演奏会だそうだが、 その間に目黒パーシモンホールでももう一つ大きな演奏会を控えている。ライオンには興味があるが、、、東京は遠いなあ~。

 

 外は今までにない寒さで震え上がった!さぶっ!ホントに雪か?

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2008年2月11日 (月)

空は晴れても、、、。

 昼間のシャンソン教室発表会は盛会の内に終わった。まあ、何事も無かったわけではないが、 みんな許される範囲の可愛い失敗だった。暖かいお客様の笑顔と拍手にみんなが慰められて、出演者達は全員良い顔をしていた。 ちぇちのメンバーも何人か来てくれて、それぞれ楽しんでくれたようだったのは有り難いことだった。「歌」はホントに良いもんだ。

 今日は若い人もケッコウ混じっていて、「あんな曲始めて聞いたわあ。 シャンソンて良い曲が沢山あるのねえ~。」と話している声も聞こえて、若い人にも分かって貰えたらしいことが嬉しかった。 中には私の歌で泣いてくれた人もいたようで、後からその人に「感動しました」と言われてむしろその感性に驚いた。ある人が電話で、 「どうも一人若い人が泣いていたような気がしたけど、、あれは涙ではないよねえ。あんな曲で泣くのは不思議よねえ~」 と言ってきた人がいたが、まあ、そう思うのが普通だろう。しかし、私の歌は兎も角、実はあの曲「ラストダンスは私と」で泣く人は多いのだ。 但し、原曲の解説付きで、ということだが。シャンソンも奥が深いということだ。

 観客の中にたった二人だが男性が混じっていて、それぞれ存在感があった。年配の男性はともかく、 若い男性が熱心に聴いてくれていたのは興味深かった。中間で食事タイムを取ったが、誰も帰る人がなくそのまま第二部に入れたのは、 来た方々も楽しんでいてくれたということか。歌は観客に聴いて貰って始めて歌として成立する。

 

 1週間後はCantiamoの予定だが、まあ、一つ終わったという感じだなあ~。

 

 

 くも膜下出血で倒れた知人の様態が悪化しているらしい。術後、 峠は越しましたと言われたにもかかわらず、再び意識の混濁が起きているらしい。そういうことを繰り返しながらも良くなっていくのなら良いが、 、、、どうなることか。ただただ無事を願うしかない。先ほども、ピアニストの友人Mから電話で、ある文集に原稿をとのことだったが、 その話よりも周辺に迫ってきている感のある「死「」について全く他人事ではないという話しの方が盛り上がる。 前述の病床の人をMさんも知っているし、Mさんは私と同い年だし、昨年お姉さんを亡くされている。 又Mさんの友人で同じピアニストの女性が癌でラストコンサートを終えたところだという。3ヶ月と宣告され、あと2ヶ月でその日が来るという。 段々迫ってきているのをイヤでも感じる。

 だからこそ、どう生きるか、だ。

 

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2008年2月10日 (日)

良い天気だったなあ。

 昨日映画館でチケットを買う際、受付の若い男性からしきりに「このお席は周辺にお客様がいらっしゃいますが、、、よろしいですか?」 と聞かれる。指定席を選ぶ時、母のために一番の条件「通路側」を満たしていたので、「ケッコウです」と答えつつ、なんかおかしいなあ?? と思っていたが、後から考えるとこの助言は意味があったのだろう。 指定席に座ると程なく派手なカップルが入ってきてキョウーレツな香水と毛皮を身につけた女性が私の横。 館内が暗くなりコマーシャルから始まった映像が、本編に入る頃、この女性が奇妙な行動に出た。 椅子にくっついて設けられた飲み物カップ入れにでっかいカップを置き、 いちいち身体を二つ折りにしてちゅるちゅるとそのストローで何かを飲む。そのたんびに前方の画面が三分の一ほど隠れる。で、 時折ため息ともうめき声ともつかない奇妙な声が彼女の口から漏れ始める。身体の具合が悪いのかとそっと横目で見ても、 本人は知らん顔で前方を見ている。、、、気にしすぎかと思ったが、どうも気になる。きっとあの受付の男性は知っていたんだろう。で、 それとなく教えようとしてくれていたに違いない。でもねえ、昔は満席で映画館に居るのが常識だった時代を知っているおみっちゃんだ。 周りに人がいる、というだけではそれがどうしたの?となるわけだ。しかし、これからはこの手のことには注意した方が良さそうだなあ。 なんだかなあ~変な時代だなあ。何のためか知らないが指定席にしたせいで、融通が利かず、がらがらに空いてるところがあるにもかかわらず、 ある場所はびっちり座っているという珍現象が起きている。ナンカ変。

 

 明日はシャンソン発表会だというに、今日も遅寝になっち待った!

 

 

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2008年2月 9日 (土)

大阪は大雪らしい。

 今日明日と母が一人だというので、我が家で夕食を食べ、買い物に連れて行き、なんと1足が300円のふかふかスリッパを購入し、 「母べえ」という映画にも連れて行く。主役のY・Sが友人の言うように、他の出演映画と同じ演技ではあったが、 監督が出来るだけ現実を忠実に描写し、昭和16年前後を劇的でなく史実のままに描いていた為に、Y・ Sのそういうところも余り気にならなかった。特に周辺の役者が好演している。

 丁度私が生まれる直前までが色濃く描かれていて、その当時の住居や暮らし方は、その当時の日本の当たり前の様子で、 妙に懐かしかった。母も同じ思いで見ていたらしいことが後から分かったが、母の方がその思いは強烈だったようだ。 すっかり若かりし自分たちの当時の暮らしが被さっていたらしい。

 帰る道々その当時のエピソードを話してくれる。但し、この話しを聞くのは一度や二度ではない。今までに一体何回聞かされたことか!、 、、でも、今日映画の後で聞くといつもと違ってとても新鮮に聞こえたのも不思議なことだ。

 台湾で新婚生活を過ごしていた母の身に突然降りかかった災難は、美容院にパーマをかけに出かけていた留守の間に、 プロの泥棒に入られたことだという。シーツを引っ張り出して、それに着物から下着までごっそり包んで持ち去られていたらしい。 しばらく経ってその泥棒は検挙されたが、殆どの品物は返らず売却された後だったという。しかし、 ホントの災難はそれから数ヶ月後にやって来た!

 ある日、道路を隔てただけのお向かいさんのお宅Sさん宅にちょっと出かけて井戸端会議。思いがけず時間が経って、 帰ってみると下駄箱の上に大きな靴の足跡が!「えっ!?」と思ってその前の泥棒事件以来決めてあった貴重品入れの場所に走っていくと、 案の定そこにあるはずの風呂敷包みが無い!真っ青になってSさん宅に駆け込んで二人してもう一度家の中を見てみると、 タンスは引き出しが開いているし、色んな物が雑然と散らかっていて、明らかに泥棒の仕業と見えた。、、、ここからがケッサクだが、 なんとそのSさん、友情に厚い人らしく、手持ちのお金を全部持ってきて、「これで旦那さんの手前を取り繕いなさい」と言ったらしい。 母はSさんに言われるまま、なくなくそのお金を預かってお礼を言い見送って、さてどうしたものかと思案していたら、 いきなり便所の戸がギギギ~と音を立てた。ギョッとしてまだ泥棒が家にいたんだと再び真っ青になったところへ現れたのは、 貴重品入れの風呂敷包みを抱えた父だったという!

 要するに、父はドロボー事件を経験しながら、又玄関の戸締まりをせずに外に出ている母を懲らしめるために、 軽い気持ちでやったらしい。ところが、トイレでしゃがんでいると、お向かいのSさんの声がするしで、出るタイミングを失したらしい。 それから60年も経った今でも母が覚えている訳だから、父のお仕置きはしっかりと功を奏したということだ。その話を、 つい昨日のことのように面白く話す母の声が、殊の外華やいで聞こえたのは、これも今日の映画のせいだろう。

 母にとっては、青春時代のお話だ。

 

 大阪の友人から写真がメールで送られてきて、「美しいやろ~?大阪は大雪やで~。」というコメントが付いていたが、 その写真たるやただただ真っ白で、な~んにも形が見えないという代物。相変わらずおもろい友人だ。

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2008年2月 8日 (金)

寒いのかあったかいのか?

 我が家には冷凍の餃子は無いと安心していたら、カレーという伏兵が居た。4パックほどが「絶対食べないでお返えし下さい」 と書かれてあるNOのものと一致した!私が留守の時に夫が食べられるようにと買い置きしていたものだ! 多分1個くらいは食べて居るんじゃないか?あわわわ、、、。大丈夫かなあ~。

 母を買い物に連れて行くと必ず「中国製」かどうかを確かめてその場合は絶対買わない。母曰く、「台湾も中国もとにかく不潔だった」 というのだ。台湾に旅行に行き、昔住んでいたらしいところを尋ね歩いたときも、 市場の様なところが足の踏み場がないようなひどい汚れ方だったが、日本が統治していた頃は、清潔できちんと整理整頓されていた、と言う。 母はその記憶から判断しているのだ。まあ、こうした怖い事件が次々起こると、あながちそれもオーバーだとは言えないかも~。

 儲け主義が横行している世の中にあって、コストの安い中国製品は格好の材料だ。 受容と供給が見事に一致して世界は中国の経済侵略に完全に侵されつつある。この先いったいどうなるのか?孫べえの世の中になったとき、 果たして何が起きていることか?住みにくい世の中になりつつある。

 

 なんか、つかれるなあ~。

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2008年2月 7日 (木)

今日も晴れ。

 現在病気と闘っている知人が居る。病名はくも膜下出血。意識はなく、空恐ろしい手術のあとも、こんこんと眠り続けているようだ。 私より3歳年上ではあるが、うんと若く見えるのは独身のせいか。娘の芝居をよく見てくれて、絵を描きシャンソンを歌う人だ。 精神的にも生活力の上でも自立した女性で、小柄な人だがおおらかな笑顔は人を和ませる魅力がある人だ。 定年後郷里に帰って悠々自適とばかり思っていたら、突然の知らせだった。年齢が近いだけに他人事は思えない。しかも私は母が同じ病名で、 父は脳梗塞ときた。現在血圧を下げる薬とコレステロールの薬を飲んでいるのは、両親のどちらのケースにもならないためだが、、、、 ストレスの多い生活だ。無いとは言えないだろう。

 こういうとき祈るしかできないのだが、一体何に?宗教を持たない人間というのはこういうとき支えが無い。でも、 知らず知らず何かに祈っているという感じがするのも不思議なことだ。以前大手術をした友人Yの無事を祈ったことを思い出す。 そのYとは今月末に女ばかり7名の旅に同行する。思えばよくぞ快復してくれたものだ。生還すれば、 こうして楽しいこともまだ味わえるというものだ。、、、、なんとか頑張って欲しいもの。

 

 その旅行だが、実はバスツアーというものを経験したことがないおみっちゃんが、 ちょっとばかりパソコンが使えると言うだけの理由でお世話をしているが、慣れないことでツアーが二転三転なら良いが、三転四転してしまい、 大阪の友人Mなんぞは「あんさん、いい加減にして!途中のあれこれはカットして、結論だけ言うてえな!」と言い、Yは 「もう何処でもええから、好きなとこはよ決めて!」と呆れている。Kに至ってはいまだ何処へ行くのかも知らされてない。だって~、 みんなの都合に合わせていたら、こっちよりはあっち、てなことになるんだわさ~。その上、旅行会社の都合でキャンセルが出たり、 満席だったり、希望通りには行かなかっただけなんだけど~。結局は全部アチクシのせいになっちまった!こんな幹事なんかするんじゃなかった! グスン。第一今年80歳の友人Oさんがバス嫌いで、それを優先して考えると近場で、ってことになったんだ。年寄りはいたわらなくっちゃ~。 でもちょいと近すぎ?松江でカニ会席の一泊旅行になったんだが~。まいっか。とにかく旅行に行けるだけましだ。

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2008年2月 6日 (水)

白犬の話し、2題。

 なんとなく風邪っぽいが朝は陶芸、夜はFMをこなす。今夜のゲストは23歳の女性で、ダンスが好き音楽が好きという、 明るい可愛い人だった。海外に1年留学の経験があり、出身大学が外語大らしく若いに似合わず外国人との接触の多い人だ。 旅行であちこち母親と出かけているらしいが、一家に一台欲しい娘さんだ。語学が出来るというのはホントに海外旅行が楽になるもんなあ~。

 番組の最後になって、「良いお相手が出来ると良いですね。あ、もしかしたらもういらっしゃるのかな?」と聞くとこれがドンピシャリ。 「実は、高校時代からの、、、、」と言う。ほう、とするとかなり永いお付き合いですねえ~。で、番組終了。と同時に、「実は、、、、」 と彼女が恥ずかしそうに言うので「ナニ?」と聞くと、にゃにゃ~んと、「彼はこのビルで働いてます。」と言う。 のけぞったのはミキサーの男性Oさんだ。そうなんですかあ~!?と私もかなりビックリ。いやあ~、面白いことになったもんだ。

 面白いと言えば、昨日昼食会の帰りに沢山お巡りさんが出ていて、シートベルトの違反を摘発していた。 我々の車は助手席の人まできっちりしていたので、大きな顔をして通ったもんだ。その後、前から来る車の運転手がシートベルトをしてないと、 乗っている全員が、「あ~、あの人してない!捕まるわ~!」とさも楽しげにわいわい言ってたが、すれ違いざま「ああ~っ、 あの人曲がった~っ!」と検問の手前で横道に入った車のことをさも残念そうに見送ったのはケッサクだった。今夜のゲストを志度まで送って、 又今日も同じ所を通りつつ、「あ~あ、人間て、あ~あオバタリアンて!」と思い出し笑いの連発で帰ったおみっちゃんであった。ハハハ。 人の不幸が面白い時もある、ってか?

 

 

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2008年2月 5日 (火)

結婚式その2.

 日曜日の結婚式は、司会者も言及していたが、殆どが友人関係で占められていて、彼らの交友範囲の広さを物語っていた。 その上にBGM担当でジャズバンドの面々が20名はいたかも。披露宴は新郎の交友関係の仲間達が次々と歌と演奏で祝っていたが、 あれだけ多いと新郎新婦を祝うというより、コンテスト会場のような色彩を帯びてきて、明らかに競っている感じだったなあ。ロックバンド有り、 三味線あり、クラシック調ポピュラーあり、寸劇ありとバラエティ豊かだ。その中に一人以前からの若い知人Tさんが居て、 ロックのヴォーカルをやっていた。彼女とはその建物に入った途端手に手を取って旧交を温めたことだ。 彼女はしかし驚いたことにその日人生で50回目の結婚式だという。これには流石のおみっちゃんもおろろりた!ケッサクだったのは、 例の花嫁のブーケを会場の独身女性が貰うために集まり、リボンの束から1本1本引っ張り出すという時に、 大当たりだったのがそのTさんだった。彼女はついに51回目にして自分の結婚式をやるんだろうか?大いに興味があるなあ。

 旧交を温めた人がもう一人いて、彼は昔相当なおぼっちゃまで、世の中の自由を独り占めしたような暮らし方をしていた青年だった。 彼のヨットで海に繰り出して無人島で遊んだこともあった。、、、時は流れ、あれから30年が経ち、お互い変わったなあ~、って感じだ。 男性の変容は、女性のそれよりはすさまじい物があると常々思ってきたが、彼も例外ではなかった。あれほど颯爽として、 頬で風を切って歩いていたような人が、後ろから見たらまるで老人だ。少なくとも私よりは若いはずだが、、、。 最近奥様を亡くされたと聞いているので、きっとそのせいもあるのだろう。ムムム。

 それにしてもこの頃の離婚ブームを裏付けるような会話が、ウエルカムドリンクを頂いているときに早速始まったのは、 いかにもこの結婚式に相応しい話題ではあった。4人がけのテーブルの私以外の3人が男性で、内二人は離婚歴2回。もう一人も1回あるという。 成る程~、これじゃあ、結婚したくない人も多くなって当たり前だなあ。だって、結婚はスグできても離婚はエネルギーが要るもんなあ~。 いやはやおやはや。

 

 本日、友人達が私に高級レストランのランチをご馳走してくれた。ランチといえどもここのは特別で、 歳のせいだろうがフルコースよりも満足感がある。時間をかけてたっぷりお喋りをしながらの食事は良い物だった。 顔なじみのソムリエが今日は飲まないのか?という顔つきである。いつもたっぷりワインを飲むのを知ってるからなあ~。実際優しい友人は、 もし飲むのなら運転するよ、と申し出てくれたがそこまでのアル中ーではない。幾らなんでも本来仕事中のこの時間にアルコールはねえ~、、、、 って、やっぱりまだ後ろめたさがあるのだった。

 出てきたスープが美味しかったので、早速夕食で似たような感じのを作ってみたら、これが美味しかった! 時々は余所の料理を食べないとねえ。な~んちゃって。

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2008年2月 3日 (日)

寒い一日。

 目まぐるしい一日が終わった。結婚式で殆ど一日中を費やし、帰宅してからどっと睡魔に襲われてマッサージ機で爆睡。 1時間後に起きたらもう夫が帰宅する時間となっていて、慌ただしく夕食だ。今日は節分で早くから頼んであった「縁起巻き」 の巻きずしをかぶりついての食事で、汁物を付けてチョー簡単に済ませる。一人が1本食べたにもかかわらず、 なんだか物足りない顔をしている夫の為に伊予柑を「食べる?」と訊くと「食べる食べる」とがっついた返事が、、、。 これだけではお腹が空いて眠れないかも、と不安げに言う。が、午前零時、早くもお休みのようだ。 ホントは毎晩この程度の食事で言いハズなんだが、、、、。

 しかし結婚式の参列は何度も経験しているが、毎回色々あって面白い。が、 式の後ロビーで新郎新婦に花びらを振りまくというイベントは、「あ、ドレスが、汚れちゃう~」と言いたくなって困った。 こういうメニューが入ってくると衣装屋さんも大変だなあ。実は夕方から二次会があったのだが、 流石にそれに再度出かけるエネルギーが無かった。若者ははしゃぎ足りずにきっと大いに盛り上がったことだろう。

 結婚式というのは、少なくともその場所では新婚夫婦はモチロン他の人々もみんなが「まじめに」彼らの良い結婚に、 良い人生に向かっている。その意味では確かに良い風習だろう。若い人は「これから」に思いを馳せ、経験者は「過去」に思いを巡らせるだろう。 、、、例えばこの日の新婦はとても初々しくて、とにかく目を見開いて懸命に生きようとしている感じだ。父親の腕を取りながら、 おぼつかない足取りで新郎の元へと歩む新婦の姿は、健気で可愛い。、、、 このかわいらしい女性がいつか別人の如く逞しくなるのはいつのことか、、、?フ。

 みんなが「お祝い気分」で漂っているときに、ちょいとあたしゃ小粒の石を投じたかもしれない。 乾杯の発声ではおよそ聞いたことがないセリフを喋ってきたのだ。まあ、呼ばれる直前に今日が節分だと思い当たり、 これを利用しようと漠然と思いながらマイクの前。この状態が一番嫌いなんだなあ、これが。全員が起立してグラスを持ってこちらを見ている。 そのなかで出来るだけ短くお祝いらしきものを述べ、乾杯へと持って行かなくてはならない。

 彼の先日のオペラでの働きを報告し、続いて節分にちなんで「鬼は外福は内」を全員に唱和してもらったのだ。 「家庭にはいつの間にか鬼が現れます。彼らのためにまずは皆さんで鬼を退治しておきましょう」で、続いて言っちゃった!「別に彼だけでなく、 こういう席で私がいつも言うのは、10年後にホントのおめでとうを言わせて貰う、ということです。でえすから、 今日は新婦の勇気とここにお集まりの皆さんの友情に乾杯したいと思います。」てなことを言っちゃったのだ。 同行したF君にちょっと悪かったかしら?と訊くと、「まあ、20年前ならブ~イングの嵐だったでしょうが、今は良いんじゃないっすか?」 だって。ほんまかいな?あとで、新郎の席にお酒を注ぎに行き、「ちょっときつかった?」と訊くと「や、そんなことないっす。大丈夫です。」 と言いつつ顔が引きつっていたような。、、出たものはしゃあない!

 ところがぎっちょん。このあとちゃんとバツが用意されていたんだ。帰宅したらパールのイヤリングの片方が無い!ぎょへ~っ。 これは今は亡き宝石商だった友人から昔買った思い出の品なんだ!値段もさることながらああ思い出が、、、。で、即式場に電話して、 もし出てきたら連絡をお願いしますと言っておく。は~~っ。何となくそれを付けるときにイヤな予感がしたんだなあこれが。 予知だったかも~って、それなら付けなきゃ良かった!あ~あ。

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2008年2月 1日 (金)

今日も降らなかったなあ、、、。

 今日こそは間違わずにチャンと手帳を見て、シャンソン教室に出かけることが出来た。行けば好きなことなので、熱が入り、 夢中で時間を過ごしてしまう。

 帰りに夕食が不要だと言ってた夫の言葉を思い出して、何となく映画でも見ようかという気になった。 このところのストレスを少し軽減したいためであったが、何と、全くその逆の結果になってしまうほど酷い内容のものだった。 今売れっ子のジョニーDが出てるので、面白いかも~と思ってのことだったが、物の見事に「はずれ」だった! これならこないだケーブルテレビで見た彼の主演のSFの方がずっと面白かった。

 とにかく殺人に次ぐ殺人で、しかもカミソリによるものでグロテスクこの上ない。途中で出ようかと思ったくらいだった。 全く意味のないストーリーに加えて、全然工夫の見られない展開劇に、最後は頭に来た。 確か朝のモーニングショーでこの映画のことが語られていて、誰かが良いって言ってたように記憶するが間違いか? 私にとっては無駄以上の最悪の映画だった。

 お陰でストレス倍増で、ヘロヘロになって帰ったことだ。ふ~っ。

 

 映画の前に、長く教室の生徒さんを遣ってくれている今年80歳のAさんが退院されたのでご自宅までお見舞いに寄ってみた。 一人暮らしが長いこの方と話していると、人生の知恵が宝石箱をひっくり返したように出てくる。 特に病気の事やなんかはご自身が幼少からの持病が膠原病のため、病気を持ちながら如何に人生楽しく生きるかを、 身をもって会得されていて感心するばかりだ。「私は死ぬのは全然怖くない。赤ん坊が生まれる時みんな細い産道を通って出てくるが、 あの世へ行くのもそんなもんでしょう。友人や家族がみんなあっちへ行ってますからねえ。ただ会いたいだけですよ。」と言われる。 そう言えば今朝のNHKで瀬戸内寂聴さんも「私が話したい相手も飲みたい相手もみ~んなあっちへ行っちゃってるからねえ。 とっとと私もあの世へ行きたいくらいよ。こっちに居るのはくずばっかりだからね。」と気炎を上げていたなあ。 同じ日に同じようなことを聞いたなあ~。

 

 このところ周辺では結婚ラッシュだ。中には何回目かという豪傑も居て、矢張り、結婚というのはどっか良いところがあると思わせる。 人間の編み出した知恵だろうが、、、。

 しかし、私に乾杯の発声を頼むなんざあ勇気があるお方だなあ。さて、一体なんと言おうか。「何言っても良いの?」と聞くと笑顔で 「良いです」と答えていた新郎だが、顔が引きつっていたような、、、、フフフ。

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