みっちゃん罠にはまる!
時は本日午後3時頃。場所はサンメッセ横のひろ~い真っ直ぐな道。空港へ孫べえを迎えに行き、 用事が早く終わったという夫に息子家族を託して別れ、久々に見た孫の可愛い顔を思い浮かべながら、 ぽかぽか天気のその道路にす~いすいと進入。あまりの陽気に窓を開け放ち、それでも眠気が来るのは怖いので、 大音量でタンゴのCDをかけながらメロディを口ずさむ。すると妙な雑音が、、、、ふとバックミラーを見るとギャギャッ! 白バイのお兄ちゃんがまさしくこの車に向かってマイクで叫んでいる。「その車左に寄って止まりなさい!」、、、今考えると、 あの新米らしきお巡りさんは前後左右に他の車が居ず、 留めても危険がない状況をす~いすいとバカみたいに無防備に走っているおみっちゃん号を見つけてココロがはやったに違いない!「おっ! カモが!」てなところだ。
アチクシ10歳の頃、当時から道草が趣味の下校時、橋の欄干から海に続く河川敷をふと見下ろすと、 ごろごろした岩の間の浅い水の中、バチャバチャと水しぶきを上げながら移動している大きな魚が居た。辺りを見回すと誰もいない。 それまで見たこともない大きな魚で、絶対自分で捕獲しよう!とココロがはやり、鞄を放り投げて石垣を滑り降り、その魚を追っかけた。 嬉しくて嬉しくて、ちょいと触ってはその見事な身体にドキドキして、一人「きゃっ」と飛び退いては又触ってみるを繰り返して、 さあ今度はホントに捕まえるぞ!と決心したとき、一度吾が手に捕まえて空高く持ち上げたその魚がいとも簡単に手からにゅるんと逃げて、 ぼっちゃ~んと河の深いところに入っちゃった!自分でそこまで逃がすために追いやったような結果になったのだ。 未練たらしくその深いところにも入っていき探してみたが、水を得た魚が、そうそう簡単に捕まるはずがない。、、、、 あの時の呆然とした感覚は、50年経った今でも鮮明に覚えている。
要するに、この時の魚が今日のおみっちゃんだったと言いたいところだが、にゅるんとは逃げられず、 しっかり捕獲されて、にゃ、にゃ~んと1万八千円也が罰金とあいなった!幾らそのお巡りさんが「お気の毒です」 と言ってくれても何の足しにもならない。く~っ!
そもそも空港で以前とっつかまった時は駐車違反で、それがあるからくれぐれも注意するようにと、 やってきた夫には散々注意していたにもかかわらず、まさかその帰りに自分がやられるとは、、、無念!あ~あ、ついてないなあ~。ガクッ!
この件を夕食時に夫と息子とレッスンに来ていた会長とSさんの前で話すと夫が言う。 「こんな風に報告するのは三分の一に違いない。」「なんてこと言うの!」と抗議したが、 夫は私がそういうことを夫には言わずに内緒で処理してると思っているらしかった。そんなことなら黙ってれば良かった!ふん!