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2007年12月10日 (月)

昼は春。夜は冬。

 ただいま午前3時前。気が付くと今日は昼間暖かかったので、薄着のままでパソコンだった。肩が凝るはずだ。 どうしても今夜中にやっておかなくてはならない事があってこの時間だ。寒いくらいが眠気を追っ払うには丁度良いのだが、、、。

 今夜は練習に知人をお呼びして見学して貰った。最初に「絶対分からないよ」「衣装も照明も何もないし」「ナビさんも来てないし」 とあれこれ言っておいたが、そうは言ってももっと分かると踏んできたのだろう。あの連中の顔はちんぷんかんぷんの顔だ。

 全てが揃ったところでナントか理解できるのがオペラだ。それでも理解できない場合がある。それだのに、 これだけ長く時間の試練を受けて生き残ってきたのは、矢張り音楽の力だろう。だから、音楽がチャンとしてないと、それはオペラではなくなる。

 例えばあの有名な「ラ・ボエーム」なんかは、時間の経過は全然語られないし、出演者のそれぞれの人間関係も殆ど現れないが、 強引に結末へと持って行かれる。しかし、イマイチ飲み込めないお話でも観客は涙するのだ。、、、おそらく、 こういう点をクリアにしたくてミュージカルが誕生したのではないか?そう思って、この私も一度この「ラ・ボエーム」 をミュージカル化して公演を打ったことがある。ミュージカルにはセリフがあるから、説明がしやすいのだ。

 

 しかし、我々は今オペラに挑戦している。様々な矛盾を抱えながら、少しでも分かって貰えるオペラへとこぎ出しているのだ。 音楽は素晴らしく面白い。後はその素晴らしさをしっかり伝えることだ。

言葉が付いている限り、言葉を明確にしなくてはならない。あと2週間。どこまで完成できるか。

 

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