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2007年12月

2007年12月30日 (日)

初雪だった。

 年賀状をプリント中にもこうして日記など書いている私。台所では出しの臭いが鼻に届き始めた。 こうしていつも何かを平行している日々だった。いやいや決して過去形では終わらないだろう私のバタバタ人生だ。

 このところ一人食べる口が増えていて、しかもここぞとばかりにご馳走を要求するこの愚息のお陰で、 さらなる過密スケジュールとなっている。なんだか頭の回転軸がギシギシ音を立てている感じだ。、、、それにしても息子が帰ったせいかどうか、 我らが夫婦はどうもたががはずれておかしなことばかり言っている。

 その1,昨日のことだが、朝早く仕事中に夫に電話がかかってきた。内心焦って未だ寝ていた夫に電話の子機を渡しに二階に上がり、 急いで手渡そうとするも、寝ぼけ眼の夫は操作が分からないと言い、(まあ、これは今に始まったことではない。基本的な機械音痴だ。) 私が説明し、夫がその通りやってみるも一向に繋がらない。これは故障だとばかり大急ぎで階下へと促す。で、そのまま私は仕事へ、、、。 しばらくして、待ち時間で奥へ引っ込むと、待ちかねたように夫が言うには、さっき私が届けた子機は、もう一回線引いてある方のもので、 かかってきたのとは違う電話だったそうだ!ふひょ~っ!

 その2,今夜の夕食時。その一件を息子に向かってとうとうと述べる夫としきりに弁解をする私の二人に向かって、息子が言うには、 そんなドジをした母親も心配だが、この話をまるで初めてのように2回もこうして僕に話している親父もケッコウ心配だ!ギャハハハ。 言ってくれるじゃないの!流石我が息子!、、、まあ、こうしてお互いののしりあいながら、今年も終わる。

 

 昨日は今年最後のレッスン日だったが、みんなの顔が明るくて私も嬉しかった。一つ大仕事をした後の清々しい笑顔だ。 Kさんはあのときああだったこうだったとしきりに懺悔していたが、実はそういうことが分かっている人は大したもんだ。 Oさんはプロの音楽界の人にも来て頂いて、大いに誉めて頂いたとこれ又笑顔である。その方は「上品な笑いがとても良かった」 と言われたそうだ。、、、私は未だDVDを観てないが、楽しみになってきた。

 こうして2007年もあと一日だ。

2007年12月28日 (金)

雨。そして雨。

 忙しいなんてもんじゃあない。なのにまるで、あの舞台の担架のしかけみたいなもんで、遣るべきことをやってはいるんだけど、 抜け落ちた死体の様に、やり残したことがあるんだなあ~。あれは意図的だったが、暮れのなんだかんだは意に反してで、 あっちもこっちもとバラバラにやってるからこうなるのかもしれない。要するに気が多いため、一つことに集中できないだけだ。

 そんな中で母親抜きで孫りんとほんの3時間ほど過ごすことになった。妙に素直で、予想に反して母親を呼ぶことも泣くこともなく、 ご機嫌でサティの遊技場でしばらく遊び、パスタを食べ、おしめを替え、、、、そう言えば、 息子が30年以上も前にしたことを覚えてないんじゃないかとかなり疑っていた「おしめ替え」をやっているとき、「お父さんはね、 みっちゃんがおしめ替えられないんじゃないかって言うのよ~」と告げるとも独り言ともつかず喋りながらやっていると、 終わった途端孫べえは寝たマンマ「出来たあ!」と叫ぶ。このちびっ子、一体どこまで分かっているのか?

 ここでは全く久しぶりにおもちゃ屋さんに行ったのだが、余りのけばけばしい色彩にげんなりした。 こんなにも自然とかけ離れた色彩に囲まれて育って良いものか?オモチャが無い時代に育ったせいか、これには拒否反応が出た。 ニューヨークでこの子に買ってきたオモチャにはそれなりに配慮した色彩が施されていたし、素材も自然の物が使われていて安心できたが、、、。 というわけで、結局何も買わずに送り届けた。ま、1月のお誕生日までには何か探さなくては~~。

 

 今日はとうとうM君が予定よりもかなり遅れたようだが、雨の中出発した。用事があって寄って貰ったが、 あんまり喋ると泣きそうだったので、突っ立ったマンマ、素っ気ない別れとなった。「来年の舞台はきっと呼んで下さい」 と言って深々と頭を下げて出て行ったが、これからの彼の人生が明るいものであって欲しいと心から思ったことだ。

 雨を背に玄関先に立つ君の目に見ゆ共に過ごしし年月 

2007年12月27日 (木)

疲れたなあ~、、、。

 今日は良いお天気だった。お陰で仕事がはかどったが、明日は雨のようだ。山ほどの洗濯物は乾かない予定だ。でもって、 午前中は孫りんお預かり~、お昼頃にはメンバーのM君がお引っ越しだそうだ。なんだかあっけないお別れで、悲しんでいる時間もない。 「会うは別れ」とはよく言ったものだ。人は必ず別れなくてはならない。、、、にしても、早かったなあ~。、、、考えを変えて、 日本中の色んな所に息子や娘が居ると思えば良いか。その内会えるときも来るだろう。

 年末大掃除、って単語は頭から追い払っていたが、習性とは恐ろしい物で、やっぱり遣らないと気持ちが悪いのだ。ただ、 今年はおみっちゃん大変なお疲れモードで、足も庇わなくてはならないしで、どんどんてな訳にはいかない。 大ざっぱに目立つところだけやっつけて、それでも男どもの食事の後かたづけをしたら午前様だ。さあ、明日は早くから始動だ。 寝た方が良いだろうなあ~。

 

 色んな人が良かったという感想や、これからも続けて欲しいという激励やねぎらいのメールや手紙、電話などを寄せてくれる。終演後、 「あれって、ホントはどうだったんだろう?」「もしやロビーでの感想は全ておべんちゃらか?」な~んて疑心暗鬼に陥っていた私だが、 驚くほど寄せられる感想はその疑念を徐々に晴らしてくれている。中でも一番嬉しかったのは次の言葉だ。 「落語ペラというオリジナルな形を確立するところまで進んだと思います。」 ず~っと私たちを見てきてくれた方の感想だけに嬉しさもひとしおだった。

 

 全く関係ないが、今日は焼き肉を食べたいという息子からの携帯電話に良いわよと答えてスグ思いっきり舌を噛んだ。 隣で母が大笑いして、「自分の肉を食べなくても、、、」な~んぞと言う。やっぱり疲れてるんだろう。 舌のありかが分からなくなっていたらしい。やれやれ。

2007年12月26日 (水)

暖かい一日だった。

 孫りん、ご到着~!着くや否や「みっちゃんとおうどん食べる~」と可愛いこと言っちゃってくれるんだなあ~これが! テレビ電話で洗脳していた甲斐があるってもんだ。しかし、「なんだこりゃあ」と言っては舌をべろ~んと出すのがこのところの流行らしく、 幾ら注意しても「なんだこりゃあ」を繰り返している。周辺が笑うから尚調子に乗っている。そんなこんなで、若夫婦とお婆ちゃんとの5, 5人でおうどんやさんに入る。まあしかし、女の子は大人しいからまだましだ。これが男の子だったらこうは行かないだろうなあ。、、、、 今日はそのまま嫁りんのご実家に送り届けたが明後日は2時間ほど預かることになった。さあ、どうなることやら?初お預かりだ。

 

 オペラが終わって、日常が戻りつつある。今日は本業が忙しく、今までの付けが回ってきた感じだ。 その中に観客として来てくれた人も居て、大変面白かったと言って貰えて安心した。 しかももしかしたらその人の友人がメンバーに入ってくれるかも知れないところまで話しが進んだ。上手く行くと良いのだが、、、。 オペラの舞台はとにかく一人でも多くの人とやらなくてはイケナイ。この指と~まれ~!

 

 

 

2007年12月25日 (火)

イチゴパフェは我が体内に、、。

 反省会の帰りに、何となくこのまま帰る気がしなくて、メンバーに電話して、「真っ直ぐ帰るの~?」と言うと、「良いわよ~」 と先を読んだ答えが。で、Gという深夜までやってるレストランに行くと、別のメンバーもぞくぞくと集まってくるじゃあ無いの!?

 時は10時半。普通の主婦は寝ないまでも化粧くらいは落としてる時間だ。まあそもそも化粧もしてない私としては、 その必要もないわけで、いきなり反省会の二次会に参加という運びとなった。モチロン、 疲れ切っている身体にスイーツが美味しかったのは言うまでもない。

 メンバーの中に、間もなく東北に引っ越してしまう男性が居て、みんなの中に彼と別れがたいという思いもあったのだ。 1年半という短い時間ではあったが、本人も言うように、舞台を創る過程で密度の濃い人間関係が生まれたというわけだ。

 全く惜しい人材を失う。これだけ短期間でここまで成長した人も珍しい。声楽というものに全くの白紙だったから良かったのだろう。 師の教えが一切の抵抗がなく、彼の身体に全て刻印されていったのだ。彼には今後も折角出会った「歌」 というものを忘れないで生きていって欲しい。

 彼がスピード成長したのには、もう一つの要因がある。それは彼の性格の素直さだ。素直な人は良く伸びる。 それは何事に於いてもそうだ。反論ばかりしていると、反論された方は説明しようとエネルギーを使い、それが重なると段々面倒になってくる。 師といえども人間だ。素直に受け入れる人には、もっとその奥も教えようとするし、そうでない人には、 表面的なことを伝えるのに時間をエネルギーを使い果たしてしまうのだ。

 

 反省会では、思った以上に観客の反応が良かったという報告が沢山あった。家族友人親戚など、 厳しい意見が聞けるところから好評が聞けているのは、きっと本当に良かったんだろう。モチロン反省点も多々あったが、 決定的なミスは無かったようだ。私宛のメールにも、多くの人から賛辞を頂いた。話し半分としても嬉しいことだ。

 「来年」「次」という言葉が時々飛び出していたが、果たして出来るんだろうか?それはみんなの意志で決まるんだが、、、。 みんなにやる気があれば可能性は高いだろうが、、、、。

 まあ、何はともあれ、これで終わった。来年の事は来年考えよう!明日は孫りんが帰ってくる!今のところ、 この手にあの子を抱ける歓び以上の歓びは無い。今年中の食事と引き替えでも良いくらいだ。、、、って、その程度か!ハハハ。 ん?

2007年12月24日 (月)

身体中がぼきぼき言う。

 今年最後のシャンソン教室と忘年会も無事終わり、いよいよ明後日は孫りんたちをお迎えだ。又主婦業に精を出さなくてはならない。 オペラ公演のある年は、かなりの部分私生活が浸食されるので、12月22日という時期もあり、え?もうお正月?という感じだ。 絶対時間というものが完全に不足している。ま、成るようにしか成らないのだが、、、、。

 今日になって舞台の感想やら、受付事情やら、チケット精算やら、経費関係がぞくぞくと集まってくる。 知らなかったことがたくさんあるなあ。中には聞き捨てならないこともあり、明日の反省会ではみんなに発表して対策を練る必要がある。 完璧な公演はあり得ないにしても、注意していれば解決できたこともある。今後の課題だなあ。

 振り返ってみると、いつもながら一つの公演を打つのに、どれだけ大勢の人の力が必要であるかがよく分かる。 出演者はただただ自分の歌を歌い演技をしていれば良いが、舞台でそれが出来るためには、外回りがしっかりサポートしてくれなければイケナイ。 又、舞台の専門家の力も公演の成功にとってモチロン最も大切な要素だ。その為に今回は少なく設定したにもかかわらず、 昼夜で出演者の倍の人数が動くのだ。何という贅沢!、、、こうして考えてみると、我々が如何に幸せであるか、有り難いか、、、!である。 世の中には歌いたくても歌えない人もいるし、舞台に立ちたくてもたてない人もいる。それだのに、我々は、これだけ多くの人に支えて貰い、 贅沢な公演を打つことが出来るのだ。この歓びをただ喜ぶだけでなく、自分達の成長に繋げて行かなくては罰が当たる!

 感謝の心を忘れないことだ!

2007年12月23日 (日)

公演のあと、、、。

 公演後はいつもやってくる脱力感に身を委ねる私。今日はお嬢という運転手が付いているから余計安心だ。母を乗せてアチコチ行く間も、 殆ど車中では眠れる森の美女のおみっちゃん。二人の「よくまあ、こんな状態でそんなに眠れるもんだわ!」という絶賛の言葉の中、 ガーピーガーピー暇さえあれば眠ったものだ。

 アチコチの中には、2004年に起きた新潟県中越地震山古志村の実話を元に作ったという映画「マリと子犬の物語」 というのを見に行くというのも。予想通り泣きに泣いたが、前半20分はすっかり眠ってしまっていた。、、、とにかく疲れている。 1年分の疲れだからしょうがない。

 帰りに昨日の予定が繰り延べになった1万本のローソクによるキャンドルナイトを見に女3人赤燈台のふもとまで行ってみた。 全ては明日早朝に帰るお嬢のためだ。黄昏時にもかかわらず意外と暖かい風の中、防波堤はまるで宝石箱をひっくり返したように輝いていた。 そして薄暗い道だのに知人に出くわす。中には昨日ホールに来てくれた方も居て、ハッと気持ちを引き締める場面も。いや~、高松は狭い。

 最後の晩餐を風邪と仕事で参加できない夫抜きで「K」というお店へ。美味しかったが、 今回のオペラの手伝いのギャラの一部と思って娘の為にいっぱい注文し過ぎ、結局自分も食べ過ぎて上を向いて帰ることに。 別に付き合わなくても良いんだけどつい、、、、。ダイエットは明日から~。だ。

 仕事で帰った娘と、公演前は打ち合わせのみでゆっくり話す間もなく、 終わったら終わったで公演のあれこれを振り返って話し合うばかりで、親子の楽しい語らいはどうやら私が上京したときになりそうだ。

 

 オペラの公演が終わったんだという実感がいつ訪れるのか、、、、。ひたすら眠い。

 

2007年12月22日 (土)

本番の今日!

 終わった。なが~い闘いが、今日でようやく終わった。今はひたすら眠い丑三つ時。悲喜こもごもは明日にしよう!

 みんなよく頑張った!良かった。、、眠い!

2007年12月20日 (木)

フレ~フレ~わ・た・し!

 ゲネプロがゲネプロらしくならないまんま、今夜が終わってしまった。いつもの事ながら時間が足りない。 どんなに頑張っても絶対時間が足りないのだ。言いたいことは山ほどあるが、言うに言えない。最低ラインまでのことは一応伝えたが、 残りは本番の日の場当たりでなんとかしようという腹づもり。てなことで、本番終了まではどうやらあたしゃ食事どころではなさそうだ。 みんなのお弁当の手配をしつつ、どう考えても自分には食べる時間はないなあ~と観念した。

 演出ということは、いやでも本番には一切手を引かざるを得ない。本番は完全に手から離れてしまう。あとは祈るばかりだ。

 

 今日見学に来ていた人の意見は大層参考になった。これらを生かして、後はみんなが一期一会と思って、 今回の役所に愛情を持って臨むことだ。一人一人の熱い思いが客席に届かないハズがない。

 私自身は身体が悲鳴を上げている。最後まで、持つかどうか、、、、。なんんとしても頑張らなくては!

2007年12月19日 (水)

練習風景その3。

このサインウソなの?      まあ、りりしいですこと!    笑い方は、上手になりましたわ~!

2007年12月18日 (火)

泣くこと睡魔には勝てん!

 4日間連続の、通し稽古が今日で終わった。とりあえず「通す」ことに集中してのことだったが、 まあこれはこれでみんな何かが解っただろうから意味があった。しかし時間が足りない。

 中では、劇場主が存在感を示して好感が持てた。重唱組では、曲に入れないで呆然としている人も居たが、まあ、本番は大丈夫だろう。 コーラスも生き生きしてきた。

 全体として昨日よりはテンションが落ちた感があるが、まあ、ここまで来たら後はひたすら本番に向けてGO!だ。何とかなる、 と思えるだけの流れが出来てきたということだ。

 

 全国オペラネットワークの皆さんに、今回のオペラ公演のあらましを報告させて貰ったら、この会の重鎮、音楽評論家、 全国オペラフォーラムコーディネーター 、S氏から励ましのメールが届いた。全国に、 こうした活動を手探りながら続けている人達が大勢居ることと思い合わせて、感無量といったところだ。

 

 急に睡魔が襲ってきたなあ~。ね~ましょ!

 

2007年12月17日 (月)

ようやくリハーサル!

 今宵は舞台の専門家を招いての照明リハであった。何が不安って、自分たちはもうやり続けているため、全体が良いのか悪いのかが、 判然としなくなっていて、とにかく誰かに見て欲しいのだ。が、さりとて、全くの素人の方では想像できない点も多々あり、 一を聞いて十を知る事の出来る今日の様な専門家の登場は、大変有り難い。ただし、この方々の視線は実際怖い物がある。 面白くない物はハッキリとそう断定されるし、取るに足りないものはコメントすら頂けないのだ。

 しかし、全てが終わりこれが2時間のドラマだと告げると、意外そうで、むしろ短く感じたと言って下さる。やった~っ!てな感じだ。 面白いですよ、ケッコウ!とまで言われると、ふひょ~っ!だなあ。ああ、今までの努力がこれで報われた感があるなあ。 まだまだ終わったわけでは全然なく、実はこれからが勝負なんだが、、、。「これなら本番は面白くなりそうですねえ~」という言葉の裏には、 照明や大道具による総合芸術としてのオペラの面白さもさることながら、出演者の気合いの入れ方に期待がかかってるということだ。

 ヘアーメークの人達も来てくれて、いよいよ本番前という感じだ。さあ、明日が最後の通し稽古となる。みんな頑張って乗り切ろう! あと5日だ!

2007年12月15日 (土)

音楽と平和。

 今夜から4連ちゃんの通し稽古1回目終了。流石にみんな締まってきた感がある。あれだけ出来なかったあの場面も、 なんとかクリアしたし、あのお方もまあまあ、、、。しかし、練習時にまあまあでは、本番はさっぱりだった!てな事になりかねない。 もっともっと頑張って貰わなくては。

 今日のような出来が1ヶ月前なら、ホントに良い物が出来ただろうに、、、とつい、思ってしまうなあ~。しかし、 限られた時間で集中してやるほか無い。

 ようやく陰アナで参加のお嬢に、台本を縷々説明できた。敵は芝居が一つ終わるまで、 こっちの方には気が向かなかったのだから仕方がない。長電話で丁々発止やることになったが、まあ、こっちはナントか大丈夫だ。

 打楽器も効果的に入ってくれて愉快愉快!大いに助けて貰えそうだ。、、、これぞホントの総合芸術だ!

 

 あとは外回りを固める仕事が残っている。兎に角ぬかりなく公演を進めるためにはこの裏方の人達の力が必要だ。さて、さて、、、。

 

 今日も発砲事件の続報が入ってきているが、つくづく思うのが、こういう事件を起こす人達はみんな音楽を知らない人達ではないか? ホントの音楽の楽しみ方を知っていると、それは人生の大いなるヘルパーになるだろう。悩んだとき、寂しいとき、苦しいとき、悲しいとき、、、 音楽はそれらを癒してくれる。

 学校で音楽の授業が少なくなっているなんてこと聞いたことがあるが、そんなことやってると、 ますます暗くて陰惨な時代が来るのではないか?政治家の方々に是非声を大にして言いたい。音楽にこそ力を注いで欲しい!と。

2007年12月14日 (金)

星空の下で、、、。

 あと1週間だというのに、今日もポスターをとある喫茶店に貼ってもらい、チラシを置かせて貰う。 公的機関に縁のある人にもチラシを持って行って貰ったが、一人でもこれで来て貰えれば御の字だ。とにかく最後まで諦めない精神だ。

 知人から、新聞を見たのでチケットを送ってくれと電話があったり、友人も受付に置いてくれと言う電話がある。 少しずつ客席が埋まっていくなあ。

 

 今宵は3回目の誕生祝いでワインを頂くが、この頃めっぽう弱くなったのを感じる。くら~っとなってしまうのだ。 良い気持ちではあるが、明らかに以前とは違う。あ~あ、年のせいだなあ~。なんたって一つ年取ったもんなあ~。

 本日はとある山の麓のフレンチレストラン。我々5人の貸し切り状態でた~っぷり会話を楽しんだ。 夕時は山々の稜線がくっきり見えて青い空の色が、段々黒く変化してやがてとっぷりと暮れきる頃、あ~あ、 やっぱりイルミネーションが美しい~。恩師よ許してチョ!

 運転手付きというのは有り難い。心おきなく飲めるもんなあ~。って、シャンパンとワインをあの程度でこの状態は、、、ムムム。 信じられない。

 

 下界に降りてくると、早速発砲事件だ。どうして世の中こんなにやな事件が多いのか!?

 

 帰宅して、今度は受付回りのお手伝いさんとの連絡のやりとりだ。公演の成功はこの裏方さんの力で大きく左右される。 出演者はただ舞台で一生懸命やれば良いだけだが、外回りにはボランティア精神が要求される。さて、今度はこちらを充実させなくてはならない。 ふ~っ。

 

 明日から4連ちゃんで通し稽古の日々だ!

 

 

 

2007年12月13日 (木)

心に灯すイルミネーション。

 いよいよ抜き稽古が今日で終わった。ということはこれから本番まではひたすら通し稽古だ。疲れるぞ~。いや、私もだが、 出演者の方が心配だ。声が出なくなっては元も子もなくなる。声を守りながらラストスパークをかけなくてはならない。

 ま、しかし、今日の参加者達はなんだか吹っ切れて居るなあ。覚悟が出来ている感じだ。あとは繰り返しやることで、 楽しくなってくれれば御の字だ。そうなのよねえ。舞台が楽しくやっていないと観客も楽しくない。

 それにしても劇場主Aは今日今までにないステキな表情を見せてくれた。それは、しっかりその人になりきれていたからだ。 例え瞬間でも自分の名前は忘れて役になりきっていたのだ。

 昼のNHKの番組で風林火山の主役の役者さんが出ていて、あるツーショットのシーンを表現して「あれは、 フィクションでは無かったです。芝居を越えてました。お互いすっかり役名の人でした。」という意味のことを言っていた。 その場面が余りに難しくて出来なくて、ジレンマに陥り前の晩は全然眠れなかったそうだ。ところが、 頭で考えたりやってみたりしても出来ない場面だったということが後から分かりました、と。全くその役になりきらないと出てこないものでした、 と言うのだ。そうなんだなあ。頭で考えてる間はそれは自分というものから離れてないのだ。例えば劇場主だったらば、こういうときどうするか? 何を一番に考えるか?じゃあ、どんな言動を?という風なものが自然な形で出来てくると見ている人にもインパクトを与えるのだ。 「舞台にどうたたずむか?」ということがみんなに解れば良いのだが、、、。

 しかし、芝居は難しい。全体を感じる能力も必要だ。やりすぎて全体をぶちこわす可能性もある。まあ、 客観的に見ている演出なんかがチェックはするが、矢張り最終的にはその人の感性が大切だろう。 近視眼的な発想しかできない人はなかなか遠くが見えないだろう。

 ま、本番までには何とかなるだろう。

 

 それにしても本日はとある山道を通って行く練習会場だったが、道ばたにイルミネーションのある家が何軒もあって、 ある場所ではこともあろうか墓地に派手派手しく飾ってあって、これには驚いた!それって、不謹慎ではないの? どういう趣旨なのか聞いてみたい気がするなあ。何が流行るか分かんないものだ。我が恩師ならこれを見てなんて言うだろう?「エコエコ時代に、 植物に光を当てるなんて信じられない。あのライトアップのどこが綺麗なのか解らない。自然の美しさが解らない人達の仕業なのよ! 地球の温暖化を考えると電気はなるべく消費しない方が良いに決まっているのに!!」と激しくお怒りだったからなあ~。 このところどころ出没する一般家庭のイルミネーションは、明らかに増えているもんなあ。こういうものを断固として糾弾する我が恩師は、 この点でも尊敬に値する。私なんかくら~い夜道にふわっと現れるイルミネーションに思わず見とれたりするもんねえ。夕べも、 とあるブログにどっかの山の夜景がライトアップされていて、それが側の湖に映って綺麗だなあ~って、思ったもんね~。ま、 世の中自分の好みだけでは困ったチャンになるおそれがあるからなあ~。何事も「判断」しなくてはならないだろう。「判断」と「選択」 は自分の頭と心が健康で無くては出来ない。

 今夜はビールを飲まない方が良いと判断して、牛乳を温めて飲むことを選択!エライ私。?

2007年12月12日 (水)

陰口はそよ風のように、、、。

 今日はワタクシのBDであ~る。団員からは事情があってとっくに祝って貰っていて、本日はモロ稽古に打ち込む。で、 少々疲れたので夫が飲み会なのを思いだし約3ヶ月ぶりにジムへと寄り道。受付嬢が珍しがってくれる。といっても、 まだ肉離れが完全治癒ではないので、お風呂だけ~。

 自分のBDに自分で自分にプレゼント、とか良く聞くが、自分へのプレゼントがジム、それもお風呂ではねえ~。お粗末すぎて可哀想~。 あ、そう言えばTさんから貰ったワインがあったなあ~。今宵の寝酒はアレだ!

 今日の練習にはゲストが何人か参加してくれたが、ようやく全体像が掴めたかな?色んな職業や立場の人が居て、 なかなか全員揃わないのが辛いところだ。これがプロとの歴然とした違いだなあ。しかし、いつまでもそうは言ってられない。 幾らなんでも自分の出来不出来が自己責任だと自覚して貰わなくてはならない。舞台は一人でやる物ではない。家で自分流にやっていても、 相手がどう出るかによって、微妙に変わっていくものだし、全体の中での自分の立ち位置なんて物は、自宅では絶対分からないものだ。そして、 その場の空気はやるたびに少しずつ変化していて、それは出演者全員で作り上げている雰囲気なのだ。 自分が抜けていた部分の出来上がった空気に後から入り込むと、そこにぎごちなさが生まれる。そのぎごちなさは観客から見えるものだ。

 

 全く話しは違うが、先日とあるレストランで食事をしたときのこと。離れたテーブルに若いカップルがいて、 最初はまあ普通の会話だったので話し声は聞こえなかったが、ある時その女性が素っ頓狂な声で「ええ~っ?結婚してるのお?」 と言った時から二人の会話のテンションが上がりっぱなしで、別に聞くつもりはなかったが、 余りにあけすけでつい耳に入ってくる会話だったのだ。要するにどっかで出会って一緒にご飯でも~となったらしいが、 彼女はしきりに知らなかったを連発。彼はしらばっくれて、そう?言ったと思うけど~?をしばらく繰り返す。でも潔いのはやっぱり女だ。 「うん、別にその方が良いから。」「えっ?」「だって、その方が気楽にこうして食事も出来るじゃん!?」「ああ、そうなの?」「ウン。 そうよ。」「へえ、そんなものかなあ。」「そうに決まってるわよ。だって、、、、」と彼女なりの理屈を並べ立て始めたが、、その後、 自分が付き合っていた男性の事だの、何故別れたかだとかを、まるで発表しているかのように大声で喋り始めた。 こっちは静かに話しながら食べているので、いやでも聞こえてくる。まあ、それを聞きながら、いやはや当世若者達の恋愛観はさっぱり分からん! と思うことしきり。辺りを憚らない大きな声でそんなこと喋って良いの?と何度も思ったことだ。

 聞くともなく聞こえてくる「声」というのは時に面白いドラマを含んでいるものだ。 スポーツジムでもあっちこっちで人は何かのうわさ話に興じている。深刻そうな顔つきの人も居たなあ。、、、これが人間てもんだ。

2007年12月11日 (火)

雨のち晴れ。

 息子夫婦から誕生日プレゼントが送られてきた。ステキな赤いカードには孫べえのいたずら書きに夫婦のコメントが書かれてあった。 ほのぼの~。プレゼントは兼ねてから気になっていたガラスのペンで、なかなか書き心地が良い。これで筆無精が解消できれば良いんだけど~。

 

 62歳になってしまった。数字を書くとがび~んと来るなあ。本人に自覚は無いのだが、 新聞紙上ではもう老人という代名詞で呼ばれる身分だ。いつの間にこんなに年取ったんだろう?吾と我が身が信じられない。

 

 信じられないことはもう一つ。あと10日程で開演だ!

 

2007年12月10日 (月)

昼は春。夜は冬。

 ただいま午前3時前。気が付くと今日は昼間暖かかったので、薄着のままでパソコンだった。肩が凝るはずだ。 どうしても今夜中にやっておかなくてはならない事があってこの時間だ。寒いくらいが眠気を追っ払うには丁度良いのだが、、、。

 今夜は練習に知人をお呼びして見学して貰った。最初に「絶対分からないよ」「衣装も照明も何もないし」「ナビさんも来てないし」 とあれこれ言っておいたが、そうは言ってももっと分かると踏んできたのだろう。あの連中の顔はちんぷんかんぷんの顔だ。

 全てが揃ったところでナントか理解できるのがオペラだ。それでも理解できない場合がある。それだのに、 これだけ長く時間の試練を受けて生き残ってきたのは、矢張り音楽の力だろう。だから、音楽がチャンとしてないと、それはオペラではなくなる。

 例えばあの有名な「ラ・ボエーム」なんかは、時間の経過は全然語られないし、出演者のそれぞれの人間関係も殆ど現れないが、 強引に結末へと持って行かれる。しかし、イマイチ飲み込めないお話でも観客は涙するのだ。、、、おそらく、 こういう点をクリアにしたくてミュージカルが誕生したのではないか?そう思って、この私も一度この「ラ・ボエーム」 をミュージカル化して公演を打ったことがある。ミュージカルにはセリフがあるから、説明がしやすいのだ。

 

 しかし、我々は今オペラに挑戦している。様々な矛盾を抱えながら、少しでも分かって貰えるオペラへとこぎ出しているのだ。 音楽は素晴らしく面白い。後はその素晴らしさをしっかり伝えることだ。

言葉が付いている限り、言葉を明確にしなくてはならない。あと2週間。どこまで完成できるか。

 

2007年12月 9日 (日)

寒いの

 「陶芸教室」なるものに少し前から時々訪れている。いつ行っても良いという気軽さから、周辺には内緒で通っていたが、 遂に本日作品が出来上がったのを汐に夫にも告げることとなった。予想通りの冷ややかさで、「うんちく」が語られるのを堪え忍んで聞く羽目に! これがイヤさに内緒だったのに~。「ホントはこれ有名な作家のものよ、と言おうと思ってたのよ」と言ってみるも、 「素人の画家が描いたものと、有名な作家のものでは一目で違いが分かるもんだ。よくもまあそんなアホらしいこと考えたもんだ!」 と一笑に付される。ムムム、、、そうだろうが、以前500円のワインと高級ワインをどっちとも当てられなかったお方に言われたくない! くっそ~、今に見ておれ!てなもんだ。が、これがイケナイ。この意地っ張りが墓穴を掘ることになる。分かっていても、 ついそうなってしまうのが私のサガというものだ。ふ~っ。

 一番最初に義妹と姪と3人で行ったときは、いきなり「チョット、三人展いつやる?」と私が言ったのでみんな大爆笑。 影も形もないときから良くそんなことが言えるもんだと、彼女達は笑い転げたのだが、影も形もないからこそ言えるんだ。それが証拠に、 本日初めて作品として出来上がった物たちを見て全員沈黙だ。全然思った物と違う物が誕生したのだ。 焼き上がるまではもう少し感じの良い物が出来るかと期待していたのだが、実際それに代金を支払う段になって、自分達の作品ながら「高い」 と思ってしまったのだ!まあ、最初の第一歩はこんな物だろうが、、、。

 どんなシステムでやって行くのか充分知らないまんま今日の日を迎えたのだが、要するに焼き上がった物のグラムを円に換算するのだ。 そんなこととはつゆ知らず、切れっ端で箸置きを作りかけてそれがポロンと折れた物まで焼いてしまった。あとから参加のY女史は、 誰の物か不明の厚いものを、ま、良いわとばかり色づけして焼いたから、今日はしきりに後悔していた。さもありなん。

 なぜこんな事が起きるのかというと、先生が外人だからだ。出来るだけ少ない言葉で会話をしている感じだ。「言葉」 というのは大切な物だと改めて実感。大体のことは通じても、細かいことや複雑なことになるとどうしても壁を感じてしまう。

 友人に内緒で行っていたが、出来上がった物をプレゼントして驚かそうという魂胆だった。が、これは上げるに上げられない。やれやれ。

 ここでもチケットを販売。とうとうチラシが1枚も無くなってしまった。、、みんなどうなんだろう?順調に買って貰えてるんだろうか? ちょいと心配。

 さ、又明日は練習だ。

2007年12月 8日 (土)

あと2週間。

 世の中パソコン無しでは進まなくなってきた。本番前のこの時期に誰かにやって貰うわけにも行かず、一昨日深夜までかかってブログ・ クラブ?の様なところへのちぇちのブログを新規開設した。知らないことだらけで、なかなか進まなかったが、 ナントかちぇちの宣伝を入れることが出来て、本日はその上に会長レッスンに来ていたM君に写真をアップしてもらったりして、 ちょっぴり進んだ。このやり方は新しい宣伝方法だろう。興味のある人がそれぞれ訪問し合うことになり、その人達は何かをしている人達なので、 そこから又広がる可能性もある。

 今朝から10人近くの人のレッスンを下で聴きながら、合間で色んな作業をする。勿論舞台の問題点なども話し合ったりと、 ホントにやることが多い。パンフレットの内容も順次入れていく必要もあり、これは印刷屋さんが間に合うのか?という段階だ。_? 、、、 こうして私の長い一日も終わる。

2007年12月 7日 (金)

冬でもビール。

  本日はマスコミの取材が入る。こっちとしては実際にみんなの演奏を演技を見て聴いて欲しいので、 敢えて練習会場で取材を受けたが、記者の方は、そんなことより、全体像を掴むことに熱心で、 みんなの張り切った声はむしろうるさそうだったなあ~。オペラなんて側で聴くようなものではないからそれも仕方ないが、 実際オペラには興味のない人だったんだろう。どんな風に載せてくれるのか、、、。

 まあ、でも、自画自賛ではないが、みんな良くなってきた。良い緊張感が漂っている。間違えてもかっ飛ばして歌うところなんざあ、 プロみたい!あはっ!

 しかし今日も時間の配分が上手く行かなかったなあ。結局「歌」をしっかりやろうと思うと、繰り返し同じ所を何度もやることになる。 しかし、これはこれで必要な練習だ。オペラはこれがネックだ。どれだけやってもやり過ぎるということがない。やればやるだけ良くなっていく。

 

 今日の昼間のシャンソン教室初心者コースでは、今度6曲発表会で歌うYさんが練習にやって来て歌ったが、矢張り格段の差があるなあ。 長い間教室をやって来て、なんだか意味があるのかなあ~、と思っていたが、これだけ歴然と違いを見せつけられると矢張り継続は力だと思える。 その内初心者コースの方々もあんな風に上手くなってくれるんだろう。既にその片鱗が現れている人も居て頼もしい限りだ。

 教室とちぇち練の間に久しぶりにラーメンを食べたが美味しかったなあ~。本日の夕食はこれでジ・エンド! そんなことしたら痩せるじゃん!?、、、て、誰も言わないよなあ~。だから自分で言うのだ。その代わりさぬき地ビールを1本飲んじゃったあ! これが又美味しいのよねえ~。

2007年12月 6日 (木)

許し合うことが大事!

 今年は一体どういう年なんだろう?今まで経験したことがないことが次々と起こる年だ。今朝も紹介状を持って病院に行くと、 おみ足の静脈弁を調べる機械なんぞというものに、初めて捕まった。勿論結果は異常なし。塩分の取りすぎに注意しろという。

 ここの医院は初めてだったが、ユニークな病院だったなあ。待合いに大きなテレビが 置いてあるのは、 まあこの頃では普通だが、そこに映っているものが、他の病院とはチト違った。何気なく画面を見ていると、 そこに映っている人はどう見ても先ほど診察してくれた院長先生だ!ワイドショーよろしく左肩にタイトルがあり、「院長、 寅さんに会いに行く~」とあるではないか!?勿論院長の声で「ハイ、ここがかの有名な柴又ですねえ~。そしてこれが天満宮、、、」 場面が変わるときには必ず「院長のフォトグラフ」と題した幾つかの写真が流れる。で、お次は半パンツのトレーニング姿の院長が現れ、 にゃんと、マラソンである。フルコースを何分で完走したかをテロップで説明し、尚もお声でお父上のことも紹介。 ご一緒に走って多少の時間差はあるも兎に角無事完走した、めでたし~、てなことをのたまう。で、又写真が流れ、 お次はどうやら日本語のお勉強の時間だ。「日本には昔から面白いことわざがあります。ご存じですか?まずは動物編」と銘打ち、 「魚の目に水見えず」を上げ、「あまりに身近なものはかえって目に入らない例え。 どんなに自分にとって価値があっても近すぎて分からないこと。」とある。ふ~む。これは知らなかったなあ。良い例えだなあと思いつつ、 いつの間にか熱心にテレビを見ている私。フト気が付いてお隣のおじさんを見ると、これ又ニヤニヤ笑いながら画面に見入っている。 テレビはコマーシャルよりやや長い程度の切り方で次々と内容が変わり、突然健康の話しになったりする。 こちらは専門家からの適切なアドバイスが分かりやすく解説されており、、、いやはや、全く珍しい病院だ。これはしかし、 変な見たくもない番組を見せられるよりずっと有り難い。製作は大変だろうが、まあご趣味なんだろうから、どうぞお続け下さいだ。 患者との対話も明朗で分かりやすく、マツイ55氏以外のドクターの前では緊張してしまう私のような者でも初めからリラックス出来て、 有り難かった。こんな先生とならいっそ病気で長くお付き合いしても良いかなあ?な~んてこと思ってしまった!ふっふっふ。

 そのあとごちゃごちゃ行ったり来たりを繰り返し、最後はFM2本録りだった。今年最後分を取り終えたのだが、 来週はもうお正月分を録る必要がある。ふ~っ。

 年の瀬に相応しいBigなゲストお二人(身体の事ではない)は、坂出出身の姉妹音楽家Kさん達だったが、驚いたのは、 坂出出身だということは県外の演奏会の紹介では絶対タブーだと言われるとのこと!ひえ~っ!そんなのあり~? 如何にも日本人的な考え方だなあ。その時話したのが、坂出と書いて、これを「さかいで」と読むことさえも知らない人が多かったのが、 今や誰しも知っているとのこと。成る程、そうかも知れない。けれど、だからって、そこの出身なんて事が、 犯罪と何の関係もないのにどうこう言われるのはばかげている。へ~んなの!?

 そういえば、以前我が家の真裏の家で爆破騒ぎがあって、大騒動したことがあったが、 あたしゃむしろ自慢までは行かないにしてもご近所だということを言いふらしていたけどなあ。あれは殺人までは行って無くて、 未遂ではあったが、、、。

 こうして考えてみると田舎だ田舎だと思っていたさぬきも、犯罪だけは都会並みになってきて居るなあ~。情報化社会の副作用か。

 

 収録のあとMという海辺のレストランで3人のお食事会をしたが、メチャクチャ呆れるほど待たされて、 それもスープだとかサラダが済んだ後のパスタの所で延々だったので、かなり苛立った。 お二人はアルコールをお飲みあそばしていたからまあ多少は紛れただろうが~。食べながら空腹を感じたというのも珍しい出来事だった。しかし、 気の弱い我々は一言の苦情も口にせずに黙々と食べて帰ったものだ。勿論料理が来なきゃ来ないで話しはたっぷりあるんだけど~。 矢張り食事にはリズムってものがある。ぷりぷり。

 

 先にお帰り遊ばしていた夫の夕食を作ってでかける暇が無く、この日携帯を忘れて出た為、いつもは携帯にメールするのが、 恐る恐る家の留守電に「遅くなるメッセージ」を入れておいた。ところがニャンと、夫は携帯を仕事先に忘れ、私は家に忘れていて、 結局は携帯は何の意味もなかったのが判明。これには二人で大笑い。お互い年なんだ!

2007年12月 5日 (水)

外は暖かい。

 久しぶりにたっぷり7時間の睡眠を取れて仕事がはかどった。やっぱり快眠快食快便だなあ~を実感。ん?

 しかし、ちゃんとこの健康状態が維持出来ないようなスケジュールが組まれていて、7時からはオペラの練習だ。 殆ど椅子から立ち上がらないと、エコノミー症候群になりそうで、極力動こうとするも、「見る」「聞く」ことも大事なことだ。 何故ならソリストがようやくみんな自分の頭で考え、自分の遣り方を模索し始めたのだ。今頃か?という声が聞こえそうだが、実は、 私的にはこれでオッケー。「与える」ことから生まれることは少ない。「生み出す」ことに最初から挑戦すべきなのだ。全体を見て、 バランスや色が違いすぎるときにはブレーキをかけるのが演出だ。演出意図は始めに伝えたので、そこからはみんなのものだ。 勿論アドバイスはするが、強引な強制はしない。「言われたことのみ」をやるなんて、役者にとって、そんなつまらない事はないだろう。 その役になりきったら、自然にやりたいことが生まれてくるものだ。

 だんだんエンジンがかかって来て、小道具も最後の仕上げに入っている。みんなの知恵で色々面白い物が出来そうだ。衣装もバッチリ、、 、、でない人も居たが、ま、みんないずれ出来るだろう。

 しかし本日は発声練習もなく、いきなり流の中で合唱を歌って貰ったが、声はサッパリだったなあ。 如何にその気になって歌うことが大切かだ。ちゃんと歌おうと思わないと歌えないもんだ。

 

 スケジュールの調整も段々整ってきた。、、あああ、明日はFM2本録りだ。ふ~っ。

2007年12月 4日 (火)

さぶっ!気温?それとも、、、。

 某局のテレビ生放送に出演するというので、1分の為に1時間以上前から集合だ。「私は映らないから、、」 といいつつしっかり伊達の薄着をして出かけ、テレビ移りの良い黒を着て出かけたおみっちゃんだったが、しかし、 結果は一切分からないまんまだ。メンバーが録画をしてくれたとのことだが、見たいような見たくないような、、、、 怖いもの見たさで見てみるか!

 岡山から着てくれたMさんはちょちょっと打ち合わせをしただけでスグに呑みこんでくれて、まあ、やるわやるわ! 少なくともそこに居合わせた人達には全員に受けた!Mさんのこの乗りは、、、本番が楽しみになってきた!

 偶然聞いたと友人からも電話だ。テレビというのはすごいもんだ。これで、少しは客寄せに貢献出来たか?

 明日も練習だ。今日はお風呂に入ってゆ~っくり眠るとしようか。あ、あれ忘れてる~~~。

2007年12月 3日 (月)

本日アガタ参上。

ナントただいま午前2時。家庭の主婦が帰宅する時間にしては、ちょいと遅すぎるだろう!しかし、あたしゃ主婦業だけが仕事ではない。 オペラ公演に向けて、持てる力の全てを出し切るとメンバーに約束したんだから、どこまでもみんなに付き合わなくてはならない。実際、 お茶を飲んで、あれこれオペラの内容について検討するというのは、必要なことでもあり、 今回に限らず毎回こうして深夜に及ぶ打ち合わせが入るのだ。慣れてはいるが、加齢と共にきっと疲れが溜まるだろうなあ、とも思う。 「だろうなあ、、」とは、今現在は疲れた感じがしないのだ。ず~っと身体の底に蓄積された疲れは別として、 今夜のような建設的な会合は新たな疲れを感じないもんだ。

それにしても、小道具係のみんなはホントに前向きで面白い。そんなつもりで人選してないが、なんだかみんな気があっているよなあ。 ぽんぽん思ったことを言い合いながらしかし相手をおもんばかっての発言が続くのは大変好感が持てる。 年齢が近いというのも良いのかも知れない。

今夜の練習は、指揮者からお褒めを頂けたほどにしっかりしてきた。だんだんこなれてきたし、メリハリも付いてきている。 一人一人の表情が良くなってきている。すこ~し余裕も出てきている。久々のアガタとの場面も充実した声になった。 みんなの気持ちが1センチ前に出ると、全体では何メートルも前に出た感じがするもんだ。この調子で本番を迎えて欲しいもの。

 

10時過ぎから3時間以上に渡っての議論は、本当に実りある物となったが、流石に眠い。そう言えば、 ただいまお産のあとでお休みしているメンバーから、チケット買います売りますという有り難いメールが来ていたのも、 今まですっかり忘れていたなあ~。早速明日には連絡しなきゃあ~。

忘れている話しにはことかかないおみっちゃんだが、本日は呆れた話しだ。整形病院で以前頂いていた処方箋をそうだ忘れていた、 これは貰っておかなくては、、、と、たまたま母を病院へ連れて行った居りに薬局へ寄ってみた。す、すると、「お客様。 この処方箋は発行日から4日間しか有効ではないのですが、、」と言われる。よく見ると、確かにメチャクチャ小さい字でそう書いてある。 が~ん。貰った病院へ持って行けと言われてまあついでもあったので、夕方診察に駆け込んだ。すると、看護婦さんが気の毒そうに、 説明してくれるのには、まず、薬というのは、病院と薬局の両方でお金を取るシステム。で、4日どころか2週間も経っているこの処方箋は、 事務処理上も無理なので、お金はお返しできませんという訳だ。だから本日同じ処方箋を再び出して貰ったが、 病院には二重に支払ったことになるらしい。は~っ、そうなんですかあ!?と頂いて即刻スグ隣の薬局へ。そこでも同じ説明を受ける。なるほど、 何事も失敗するとよく分かるし、今後は気を付けるだろう。まあしかし、私の場合、余りの忙しさ故の結果だ。又しでかさないとも限らないなあ。 その薬局でもしっかりチラシを出して宣伝してくる。その薬剤師さんは大学時代は演劇部だったとかで、大変興味を持ってくれた。が、 チケットにまでは結びつかなかったなあ。まあお仕事優先だわねえ~。

そんなことより、さっきの小道具係さん達にも喋ったことだが、まず病院に行って、受付に診察券だとばかり思って、 堂々とスーパー○ヨシのカードを出して全然気付いてなかったのには参った!看護婦さんは良く我慢して笑わないでいてくれたもんだ。 もし私がその人だったら爆笑していたに違いない!まあ、口をもごもごはしていたけどねえ~、だから私も気付いたのではあったがねえ~。 イヤハヤイヤハヤ。こないだ、水曜日は避けてきてくれと言われたのに、その水曜日に行ったりと、どうもこの病院は私と相性が悪いみたい。 ていうか、有名になったかも~。ある意味。

 

母がインフルエンザの予防接種を受けたいというので連れてったが、その前は接骨院だ。私が運転できるようになって、 一番喜んでいるのは母親だ。それでも気を付けろとか、あんまり使いすぎるなとか、まあうるさいこと。 孫べえが帰ってきても抱くなと言われてちょいとムムム、、、。ま、その頃には完治してるだろう。、、、 しかし考えてみると母親というのはホントに有り難い存在だ。親身、とは親の身になってと書くんだ。誰も親には代われない。 かけがえがないのが親だ。しかし、必ずいつか別れなくてはならないのも親だ。我が母は長生きしてくれているが、 その分この私も歳を取ってきて、「死」が身近になってきている。時々どっちが先か分からないなあと思うくらいだ。だから、 年取って親を看取るというのは身にこたえるだろう。今から覚悟しておかねば、、、なんてことも考える。 出来得ればお互い呆けずに長生きしたいものだ。、、、いやいやこっちの方が怪しいかもだ。

 

明日はRSKのイブニングどんどんたらいう番組にちぇちが出演だ。さて、どんなことになりますやら。

 

2007年12月 2日 (日)

二つのプレゼント。

 本日のクリスマスコンサートは、私以外は全員良かった、と言えるだろう。会長の瑞々しいテノールは力があり、 ご本人が口癖の様に言う、加齢からくる不安要素は感じられなかった。22日の本番を控えたソリスト達も、 充実した声を出していたのは本当に良かった。コーラスも、本番のオペラの舞台に期待がかかる素晴らしい出来だった。私自身は、 直前まで出演をどうするか悩んでいたが、人前で恥をかく方を選んだ私だった。そうなることで、今後の自分にムチ当てたいと思ったのだ。が、 実際は絞り出すように声を出す私をハラハラした顔で見ている友人の表情が、あっちにもこっちにも見えるのは、かなり辛いものがあった。 兎に角一度にあれもこれもが利かなくなってきているのを感じる。今は、22日のオペラのことしか出来ないのだ。

 全体としての印象も、落語家Kさんのお陰でかなり中身の濃い物となったと思われる。私自身じっくり落語を聞けたのは本当に良かった。 日本の伝統芸能の奥深さに触れた感じだった。打ち上げはそのKさんも参加しての楽しいものとなったが、 そこでいきなり一つ目のプレゼントが贈られた。12日の私の誕生日を前倒ししてみんなで祝ってくれたのだ。ケーキまで準備してくれて、 イタリア語での大合唱のハッピーバースデーは完全に私の涙腺をゆるめてしまった。うまく歌えなくて落ち込んでいたから尚更嬉しかったのだが、 ローソクを一息で消すだけの力が私には残っていなくて、これもまた無念な話し。まあしかし、Tさんにナイフを渡し、 その彼女が大勢居たにもかかわらすちゃ~んと切り割ったのには驚いた。、、、私は人選だけは間違わない。

 

 嬉しくて泣いたのは久しぶりで、このところの憂さは全部消え去った。あとはもう、本番に向けて全速力で駆け抜けるだけだ。

 

 口を開けて待っている夫のために急ぎ帰宅して夕食の準備を整えていると、息子からの電話。 孫りんの姿を又テレビ電話で見せてくれるという。画像がちゃんと映ってない段階から「みっちゃん?みっちゃん?」 と我が名を連発している可愛い孫べえの声に完全にノックアウトされた! およそ30分ほども喋って歌ったりふざけたりと忙しく時を過ごしお風呂の時間だ。年末には帰省するという彼らだが、 私の体調はそれまでに戻るだろうか?心許ない限りだ。ネットで水着を新調したが、それを着てプールに行けるのはいつのことか、、、、?

 

 しかし、みんなとても優しい。自分にそんなに優しくされる値打ちがあるのかどうか疑ってみたりもするが、まあ、 今のところ素直に有り難く皆さんのご厚意を頂いておこうと思う。そして、やるべき事をやるしかない。明日の夜も練習だ。

2007年12月 1日 (土)

久しぶりに雨がケッコウ降ったなあ~。

 いよいよ明日はクリスマスコンサートだ。その名前にするにはチト早い時期だが、 何故かいつも雪に見舞われる我らがクリスマスコンサートなので、今回は思い切って早くしてみたのだ。寒いのが殊の外お嫌いなT先生は 「いくら早くしても、コンサートの塩江は寒くなるからなあ~」と懐疑的だったが、 そのお方は事情があって恐らくはもっと寒い場所にいらっしゃる筈だというのも皮肉なもんだ。 今回初めての試みでコンサートと落語を一緒にやる。多分、おそらくは地元の方々に受けるのでは無いかとの思惑だが、さて、どうなるか。

 昨日よりは少しましになってきた私の声。ちょいと声のお医者様に治療を施して貰い、ようやくナントか歌えた。 ユンケル黄帝液を明日の為に1本残しているし、ここ数日アルコールも抜いているが、果たして効果があるかどうか?

 

 さっき上でレッスンしているお方達のためにロイヤルミルクティーを作っているときフィギアースケートをやっていた。 日本人の女性がカルメンで踊り始めたと思ったらいきなり転倒。思わず力が入って、火にかけた鍋を忘れるところだったが、 可哀想な結果になってしまった。集中力が不足していたのは素人目にも分かった。不安が原因かも知れないし、 何かが彼女のブレーキになっちゃったんだろう。分かるなあ。歌も同じだ。集中力あるのみ。

 

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