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2007年11月10日 (土)

2歩前進、1歩後退、、、。

 今の時期だから良いといえば良いのかも知れないが、 指揮者が来ているときに体調不良で複数の人がお休みしているというのは悲しい物がある。今日来ていた人達も他人事ではない。 うがいと手洗いに励んで頂きたいもの。しかし、いろんなものを抱えてやっている事で、 それぞれにイッパイイッパイになっているのも充分理解できる。やれチケットだ広告だ、パンフ原稿に衣装小道具、広報だ演技指導だ暗譜だ、、、 etc。まあ、それにしては今夜も笑顔と笑いがあったのは救いといえばそうなんだが~。

 舞台には「魔物」が住んでいるとは、舞台人によく使われる言葉だ。120%練習して自分のなかでは「完璧」 と自信を持って舞台に臨んでも、思いもかけないところで失敗する。 普段絶対間違えないところをミスしてしまう。ましてや、 日頃の練習時に怪しいところは、顔がこわばり、身体が硬直し、たださえ出来ないところがますますおかしくなる、、、、 これ全て自分自身で経験してきている。

 そして歌うということは、これらの症状を増幅させる作用を持っている。ただの芝居とも違う、ただのダンスやステージングとも違う、 観客に向かっていくという行為は、余程しっかりと自分を持っていないと、観客の雰囲気に飲まれてしまう。

 今日のような外部からの指揮者が入っているだけで、その先生が日頃から見て貰っている人であっても、緊張から妙なことになっている。 それは、「ええかっこ」を見せたいと思い、「上手く歌いたい」と思うからであって、要するに自分の歌に集中できてないのだ。一に「集中」 二に「集中」三四が無くて五に「集中」だ。

 

 しかし、段々舞台での空間を自分たちの空間として楽しんでいる人達も出てきている。特に今日の「掃除の合唱」 のアルトさん達は良かったなあ。彼女たちは毎回このシーンを楽しんでいるのがレベルアップしてきている。余程掃除が好きなんだろうか? ハハハ。

 ソリスト達がもう少し情熱家になって欲しい物だ。今日一番萎縮していたのは彼らだろうか。ソロというのは過酷なものだ。 なんといっても観客は「ソリスト」として注目し、「ソリスト」に相応しいかどうかの判断をしながら聴いている。 全てが終わって帰るときに人々が口にするのは大概、「今日のあのソリストは凄かった!」とか、「あのソリストはひどかったねえ、 あれで良くソロが歌えてるねえ~」という批判なのだ。そうでなくては又オペラの値打ちがないとも言える。オペラは「団体で演じるもの」 であって、しかも「個人」の力量で価値が決まるものなのだ。

 

 今日は全体を通したのだが、矢張りこういう練習がこれからはどんどん必要になってくる。ということは、 細かいことが疎かになりがちで、これも見落とさないようにしなくてはならない。、、、さあ、時間が足りるか?

 

 今日も練習帰りにばったり舞台の担当者さんにお会いしたが、打ち合わせの日程の相談をする。 これからいよいよ私の演出家としての裏の仕事が大詰めを迎える。、、、この足が恨めしいが、入院してるよりはましと、諦めるほか無いなあ。 じれったいが仕方がない。

 

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