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2007年10月25日 (木)

後の月夜の美しいお話。

 ああ情けなや情けなや!ただいま杖を突きながら家の中をよちよち歩いているが、それさえも最低限だ。 パソコンを打ちながら喉が渇いたなあと思っても、立てかけてある杖を見て「うっ!止めとこ!」となり、我慢してしまった。 要は歩く気にならないのだ。それほど左様に痛いのだ!メンバーが持ってきてくれたこの優れものの杖でさえ、使う気にならないのは、 使っても痛いせいもあるが、客観的に自分の姿を思ったら、どうしても歩く元気が出ない。今に母親から電話が入ることだろう。 「私でさえ杖なんかついてないのに!」と言う声が聞こえるようだ。しかし、昨日の内に母を病院に連れて行っておいて良かったとも言える。 やれやれ。

 新聞社から記事にしてくれるとの有り難い電話を頂き、写真を送る作業にすっかり手間取ったが、まあナントか送れた。 めでたしめでたし。

 

 夕方嫌々ながら夕食の準備に取りかかろうかと思って冷蔵庫から肉を取り出した途端夫が上機嫌で帰ってきた。新車を購入、 高速を一度試運転してみたいと仰るので、これ幸いと助手席に乗り込んだものだ。まずはその車を褒めちぎり、早速提案してみる。 「ねえ津田のインター近くにある美味しいうどん屋さんへ行ってみない?」と。こういうのは察しが良い夫は、 それで夕飯を済ませようという魂胆だろうと言いつつも、まあ、私のおみ足の状態を見ればそれも止む無しと観念したらしい。 目的地に着いたら車いすを出そうとするから、流石にそれは勘弁して!とお断りし、時間がかかったが椅子にたどり着く。 やがてうどん他全部お盆で運んで貰い、「お水!」とか命令して、なかなかに良い気分。「まるで介護の練習だ」とかなんとか言いながらも、 一応やってくれたが、それもこれも新車のお陰だろう。大きなオモチャみたいなもんなんだ。

 

 オモチャといえば、昨日の昼下がり、我が家の近くで子猫が歩いているのが見えた。生後2ヶ月くらいか? 嫌いじゃない私は思わず行方を追っていたが、やがてその側に一台の赤い車が止まった。中から若いロングヘアーのお母さんが出てきて、 抱っこして車に運ぶ。中で待っていた小さな女の子が小躍りして喜んでいるのが見える。しばらく二人で子猫の品定めをして居たようだが、 間もなく女の子の膝に乗せたまま赤い車は走り去った。その一部始終を見たと母に話すと我が事のように喜んだ。その子猫は良かった良かった、、 、と。いつかの我が家の猫騒動を二人とも思い出していたのだ。

 

 高速のサービスエリアでホントに美味しいうどんを食べ、後の月夜を大満足で帰路につく。 十六夜の月から遅れて昨夜は後の月夜だったらしい。まだ今日も円い月ではあったが、最近目が悪くて、きちんとした月の姿が見られないので、 今宵も満月そのものに見えたなあ。人生悪いことばかりじゃない!

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