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2007年10月20日 (土)

さぶっ!

 午前中は本業に精を出し、昼食も取れず急ぎピアノ講座に出かける。終了後にピアニストからは「今日は来られないかと思っていました」 と言われるがやっぱり行って良かった。本日はショパンについてで、パリで見た絵の中に、 サロンでのショパンがしょっちゅう描かれている理由もよく分かったし、ショパンの音楽の良さも天才と呼ばれるだけの天分もよく理解できた。 そして何よりもそのショパンのピアノを美味しいとこ取り解説と演奏でたっぷり楽しませて貰ったのが収穫だ。今後、 ショパンを聴くときの大いなる参考になるというもんだ。、、、しかし、丁度演奏中にかぎって2回も携帯電話が鳴ってしまった!  勿論私じゃあない。私の前方に居た方が慌てて取り出して最初に切った様ではあったが、 再び鳴り出したときにはあのニューヨークを思い出してしまった。きっとあのときと同じなんだ。 NYでは同行のある人が目覚まし時計のつもりで持っていた携帯がそのセットした時刻になり始め、慌てた為に一度切った物を念のためにと、 もう一度押さえたらしい。その行為は再びスイッチを入れたんだということが彼女には分からなくて、 側で居てもいたたまれないほどに動揺して慌てて切っていたのだが、 なんとそれはあのメトポリタンオペラハウスでのオペラ公演の真っ最中であった!当然周辺の人々の抗議のまなざしが一斉に注がれる! 別な友人がアメリカ人らしき人に英語で申し訳ないと謝ると、「日本の携帯は複雑だからねえ」と優しく答えてくれたらしいが、いやあ、 あのときは我々もドキドキしてしまった。パニックになると、普段しないようなことをやっちまうんだ!今日の人といい彼女といい、 お気の毒としか言いようがない。願わくばホール自体に拒否出来る装置を付けておいて欲しい物だが、NYの場合は着信で鳴ったのではないから、 防ぎようがないか。私はあのNY騒動以来、ホールに入るときは必ずバイブにしてから入る。 これだと万が一切るのを忘れていて鳴りだしても対処できる。こんなにも携帯が普及してしまって、機械に弱い人も持てる時代の弊害だ。

 このピアニストTさんの演奏会が11月にあるため、そのPRもあって以前FMの収録をお願いしたのが、今日と来週の2回放送になる。 ご本人がそれを舞台で公表されたので、お帰りになる皆さんにオペラのチラシをお渡しした。 それというのもたまたまFMの記事をチラシに載せてあり、番組の周波数を知って頂くためだったが、 流石に音楽好きのかたが集まってこられていて、既にこの番組をご存じの方も、「いつも聴いていますよ。貴方が、、、そうですか、、」 と言われてチラシと私の顔を交互に眺める人も、、、!口には出されなかったが、きっとあの絵は私だと思われたに違いない! 他にもちぇちぃりぁの蓮井さんですか?と声をかけて下さる方も、ず~っと以前からの知人も、ホントに色んな方とご挨拶できた。ある方が、 「300席なんでしょう?こんなに頑張って売らなくても大丈夫じゃないんですかあ?」とそっと耳打ちされる方も、、、。「いえいえ、 それがそうでもないんですよねえ、この頃は、、。」と答える私。他人事ではないのだ。まあしかし、 きっと今回の演奏会は成功裏に終わるだろう。ご本人の情熱が素晴らしい。友人が来ていて私もチケット持ってますよ、と言うと「それがねえ、 びっくりしたことに、先生直々に来られたんですよ!それで私は買わせて頂きました。」と仰る。凄い! そこまで精力的に動いていらっしゃるんだ!これなら大丈夫だ。

 

 衣装を見て貰いたいとNさんが私の帰りを待っていてくれたので大急ぎで帰宅。車中では、 お腹がグウグウ鳴っているので会場で友人に貰った大きな大きな大福餅をよっぽど1個食べようかと思ったが、 余りに大きすぎて流石に対向車に格好悪く、ウエットティッシュで手を拭いたにもかかわらず断念して空きっ腹で帰ってきたのだ。すると、 Nさんも差し入れです~と美味しそうなお菓子を持ってきてくれている。勿論全部ご賞味して大満足。せっせと衣装の手直しをして、 レッスンが終わったTさん共々近くの駅までお送りする。みんなようやく舞台が現実の物になってきたようだ。、、が、 たまたまNさんがかわゆい衣装を着ているとき夫が帰ってきた。玄関に入るや否やその姿を見て固まっているのを見て、これはやばいと判断して、 「お父さん、黙って!何にも言わずにそのまま素通りして!」と命令したためだろう、「もう一度お嫁に行けますね」 な~んぞと訳ワカメのセリフを吐いて奥へ。Nさんはホントに恥ずかしそうだった。確かに舞台は非日常だから良いけど、 あんなもの普段の生活の中で見られるのはこっぱずかしくて当たり前。危なかったぞ~。注意してなきゃ口の悪い夫が何を言うか?やれやれ。

 

 もう一人、衣装の手直しに6時にやってくるはずのA夫人が一向に現れないので電話すると、こちらの用件を見通した笑い声が、、、。 はっは~ん、これは約束の衣装は出来てないなあ!?と察知して、兎に角来てね、と電話を切る。 レッスンが一段落した会長と差し入れに来たS嬢で食卓を囲んでいるとA夫人はやって来た。案の定持ち帰った衣装はあのときのまんま、 何の処理も施されてない。しかも、ベースになる洋服の至る所に付いている安全ピンが、何故そこにあるのか全く記憶にない!「これ、 どうするんでしたっけ?」と聞かれても、あたしゃ自慢じゃないがすっかり忘れてるんだ!歯磨きのチューブみたいなもんで、 一度出した中身はもう元には戻らないのよ!と変な言い訳をしながらしばらくはあれこれしてみたが、やっぱり二人とも思い出さない。 「だからね!人間は忘れるものなんだからね!覚えてる内に即やらなきゃこんな事になるのよね!」 とぐちぐち言う私に当のご本人はケラケラ笑っている。でまあ、一からやり直すことにしたが、ここからの犠牲者はS嬢だ。構想はまとまったが、 それを形にするには少々のお縫い物も必要だ。ご本人はレッスンの時間が来て一応申し訳なさそうに2階に上がり、良い声で歌ってる。 下でレッスンが終わったA君が「高いところまで出るんですねえ」としきりに感心している。 ピアニストのSHさんともどもAご夫妻の憎めない性格をあれこれ言っては談笑しお茶を飲んでいる間、S嬢は一人せっせせっせとお縫い物。 丁度出来上がったところにレッスンを終えて悠然と御本人登場。そこから再び私の出番だ。 チョキチョキチョキとはさみでイメージを駆使して切っていると、頭の上から、「これって面白いですよねえ。一番美味しい仕事ですよねえ。」 と言うA夫人。「よく言うわ!」結局本日のあんさんのお仕事は、その服を着て突っ立ってるだけだったんざんしょ!ったくう~!

 このお方が来てスグに言った言葉は「これって、本番前に出来てれば良いのかと思ってました!」だ。 今日の作業を本番前にやらされるところだったんだ!ぎょへえ~っ!

 余りの天然に「あ~良かった。今日のみっちゃん日記の主役はあんさんで決まり!」というと、 「ホントは私は出来るんだと書いて置いて下さいよ」と来た!んなこと知るもんか。見たこと無いんだからね~。しかも、 「私のおばあちゃんは二人とも洋裁の先生だったんですよ~」と意味のないことを言う。「もしや隔世遺伝ってこと?」とS嬢。 それを言うならこのおみっちゃんだって、祖母は着物の裁縫の師匠で沢山お弟子さんが居たんだぞ~ってこれ又意味のないことで対抗だ!

 なんだかんだ良いながら、着実に前に進んでいるから、ま、いっか!?

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