音楽人口。
今日はまさかのコンサート鑑賞3連ちゃんを記録。しかも県民ホールから木太町から宇多津までを移動。相当な距離だ。 高速があるから出来たことだが、いやあ~ちかれたび~。
実は一番最初に、出来上がったオペラのチラシを会長にお届けする為、コミュニティーセンターへ足を運んだら、 そこでも明日の発表会に向けて合唱練習中。従って、 本日少なくとも2000人以上の人々が音楽を中心に集まって何かやっているのに遭遇したわけだ。これは凄いことだろう。 これ以外にも今日県内のどこかで誰かが音楽をやっているだろうし、日本全国となれば、おっそろしい数の人々が聴く、見る、歌う、弾く、、、、 形は違えど関わってるに違いない。、、、これって、平和の象徴ではないのか。
さて、その1番目の歌声は車を置くとそこまで聞こえてきた「千の風になって」。この曲を会長に一番にお教えしたのは昨年の夏、 従って紅白に秋川氏が出る前のことだ。私が感動したと告げると、 確かその時会長は胡散臭そうな目つきで大して良い歌だとは思えないといった風情でむすっとしていた。だのに、 風の便りで聞こえてくるのはこの頃どこぞでこれを歌っておられるそうな!ったく、素直でないんだから!、、 何故かこの歌はみんなが好きなんだ。チラシを届けたら突然宣伝もしろとのお達しに、 内気なアチクシはしどろもどろになりながらオペラの宣伝をさせて貰った。やりゃあいんでしょうやりゃあ~。
次なる会場はアクトホールだったが、ほぼ満員で、長く立ったまま聴く羽目に。歳のせいで、 しかも頑張ってハイヒールで出かけたため疲れてどうしようと気もそぞろの時声をかけてくれる人が。 このちぇちメンバーNさんが指さした方には幾つか空席があって助かった。やっぱり音楽鑑賞は椅子が良い。このごろお気に入りの2階席は、 やっぱり良いなあ。声は全部聞こえてくるし、舞台全体が見渡せる。いや、見渡せたばかりに見なくて良い物まで見えてしまったが、、、。ふ。 この団体はメンバーに知人が居てケッコウ聴いている。しばらくレッスンを受けたM先生もメンバーとして最近活躍されている。 今日も衰えない美しいソプラノを一部聴かせてくれた。職場をリタイアされてもこうして音楽と関わり続けるのは素晴らしい。 全体として良く纏まったキャリアを感じさせる舞台だったが、一点だけ、どうしても納得できない部分があった。「方丈記」 に曲を付けて合唱曲として演奏した内、あるところをソリストが謡いの様に朗々と歌うのは良いが、他のメンバー達が所謂「阿鼻叫喚」 を大声で演じる為に、そのソリストの声がかき消され、何のためのソロなんだかさっぱり分からなくなっていた。これは無言の演技をして、 あるいは足音程度、又は低音の表現にすることによって幾らでもソロを浮き立たせることが出来たはずだ。 全部を隅から隅まで完璧に仕上げることの難しさだろうが、、、。
次の会場はある個人の豪邸でのサロンコンサートであった。そこのお嬢様がパティシェらしく、 美味しいお菓子とお茶付き2000円というチケットだったが、とても良い雰囲気で時間が流れた。主役の彼が気負わず、 本来の自分をさらけ出すタイプの人で、「こういうのは何故か緊張します」と正直だ。確かに緊張するだろうと思った。明日、 我々もシャンソンの発表会はこの感じでやるわけだ。他人事ではない。、、、知っている人が殆ど居ない演奏会で、 彼の父上以外はお顔を知っていると言うだけの方がお一人だけであった。ちょいと遅れて入ったため、空席と言えば最前列で、 テノールを聴く席ではない。彼の顔がまともに見られない。ピアニストは我が娘の同級生で、面影はあるものの美しく成長されていた。 今度FMにご出演頂くことになってるが楽しみなことだ。こういう演奏会こそもっともっと普及すべきだろうとは思うが、 なかなか条件が揃わないなあ。
終わってからご挨拶もそこそこに大急ぎでそこをアトにして高速に乗り、今度は宇多津だ。こちらは2つある駐車場がいずれも満車で、 結局駅まで後戻りして止める。ぺったん靴に履き替えて急ぎ駆けつけると、案の定こちらもほぼ満席。3カ所ともこの集客は素晴らしい。 学ぶべきものだ。
こちらの演奏曲目は第2部から中年以降の人なら全員知っているだろう流行歌ばかりだった。「早春賦」「浜辺の歌」「浜千鳥」 「宵待草」「城ヶ島の雨」「この道」「カチューシャの歌」「船頭小唄」「ゴンドラの歌」、、、といった具合だ。 私を呼んでくれたMさんは島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」に曲を付けたのを歌われてこれは堂々と安定した歌唱振りで流石であった。 しかしこの曲どうも作りが暗くて、音が低すぎてせっかくの技術も伝わりにくい感じだった。 もっと高い方が多い選曲をしても充分聴かせることが出来る人だのに、、、、と少々残念。次のプログラムの人がソプラノだと、 どうしても印象が薄い。
それはともかく、こういう曲は、声楽を専門にしている人達が歌うと返って難しいのではないかと思ったことだ。 テクニックに走りすぎて、曲調と言うか曲の思想のようなものが伝わらない人が多い。いやいや、 テクニックに長けている人はやっぱり良く伝わるから、結局は歌唱力の問題か?なんか訳ワカメ状態だ。おみっちゃん、わかんな~い~~。
そこが終わってから口を開けて待っている大人のひな鳥の為に急ぎ返るべきだったが、せっかくここまで来たのに、 あのうどん屋さんに行かないで素通りというのも残念と、駐車場がすぐ入れれば食べる位のつもりで行ってみると、 まるで私の為に用意してくれていたかのように1台分空いている。吸い込まれるようにそこに止めて、早速そこの名物「冷や天ぶっかけ」 を注文する。すると、5分もしない内にのれんが下ろされ閉店だという。昨日の今日だ。閉店という言葉にイヤな予感がするが、 もう座ったんだから矢でも鉄砲でも持ってこい心境。それに今日は一応おしゃれしている。クリーニング出す前に着ているだけだが、しかも、 ここはうどん屋だし~、別におしゃれは関係ない。しかし、昨日の今日で服装も気になってしまうんだ。
やがていつものようにすんごいエビ天ぷらが乗った美味しそうなのがやってきた。が、予感的中。 うどん屋通の息子に言ったらきっとバカにされるだろう。うどん屋に閉店時に行くなんて事、絶対すべきでないと。いつもと違う。 天ぷらもベチョ。ダシもイマイチ。肝心のうどんはまあ、腰があったが、全体のハーモニーに欠ける。失敗の巻き~。ああ~あ、 旦那を待たしてる罰が当たったってわけだ。といってもものの20分程度の遅れだが。携帯には「空きっ腹を抱えてお待ち申し上げております」 というのが入ってる。やれやれ。
坂出からは15分程度で帰ったが、インターまで距離があって結局は25分かかったか。大急ぎで食事の準備をして、 うどんを食べたことは黙ってる。全く食べないのは幾ら鈍い旦那とはいえ、流石に疑われるから、湯豆腐だけをゆっくり食べる。 何の疑問も抱かず、せっせと自分の物を口に運んでいるお方を前に、素知らぬ顔でコンサートの話しなんぞしている。、、、こんなもんだ。
ビールは明日の為に止めておこうと我慢。昔は大丈夫だったんだけどなあ~。グスン。
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