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2007年10月

2007年10月30日 (火)

笑いのネタとタネ。

 朝、ナントかギブスを外して貰おうと意気込んで出かけた病院では、「今ギブスを取ったら、ドンドン悪化して最悪の事態になりますよ。 しばらく我慢できませんか?」と言われてしまい、すごすごと引き下がるしかなかった。「私は二階建ての家に住んでいて大変なんです。 とか色々言っても取り合って貰えない。その上ギブスを取っても、しばらくは運転出来ませんから、と言われて大ショック! 「事故を起こしたら困るでしょう!?」とも。トホホホホ。 一体全体私の生活は???とかなり落ち込んだが、 やることは待ってはくれないで吾ながら、いと哀れな姿でごとごと音を立てながら家中を歩き回っている。

 しかも今日は我がレッスン日で予定通りレッスンも受ける。しかし椅子に座り、片足は別の椅子に上げたままであった。 「そんな姿勢でそんなに声が出るんだから大したもんだ」と妙なほめ方をしてくれたが、 実際は立っていると足を切り落としたいくらいだるくなってくるのだ。まあ疲れたが、、、、充足感でいっぱいだ。久しぶりに歌ったからだ。 矢張り歌は良い、ベルディは凄い作曲家だ。しかし、覚えられるかどうか、、、、はなはだ疑問だ。

 

 現在5ヶ月の幼児を連れた産休のメンバーSちゃん(母となってもちゃんが似合うなあ)が美味しいお菓子を持ってやって来てくれた。 少しも変わらないSちゃんとたまたまレッスンに来ていた数名が取り囲んで大いに盛り上がった。子供って良いなあ~。 ついでにそこにいた我が母も、自分ちの孫には縁が遠いためか、もうメロメロ。一変に春が来たような感じだ。 このお母さんがいつ復帰してくれるのか、、、子連れでおいで!ってとこだ。

 今日はもう一人、今度はにぎり寿司の差し入れを持ってやって来た友人が居る。ちょうど会長共々食事中で一緒にわいわい頂く。 彼女は私の状態をちっとも知らずにやってきたのだが、流石に食器など洗って帰ってくれた。みんなの優しい気持ちに今は甘えていよう。

 

 たった今、大阪の友人が電話してきて「あんた、一体何事!?」と我が松葉杖状態を確認してきた。このスポーツウーマン、 どうやらこのブログを見て知ったらしい。さんざん「うっかり」と「身体の使いすぎ」を指摘されて「ハイハイ、気を付けまする~」 と電話を切った途端、娘のお姑さんのK子さんから電話だ。やっぱりこのブログで知ってくれたらしいが、 この方も半年ほど前だったかには骨折でギブス状態だったんだ!私よりかなりお若いのだが~。まあ、ちいっとばかし恥ずかしいが、 経験者からの情報は頂ける。かなり役立つことを教えて貰って、これから少し楽に過ごせそう~あ~んど、早く治りそう。やれやれ。

 K子さんのご主人は職場をリタイア後自家菜園を楽しんでおられたが、このところ釣りにも目覚めて、 先日も40センチもある穴子が釣れて、二人で大格闘の末美味しい白焼きを堪能されたとか!いやはや羨ましい生活振りだ。 今もあの高台のお家の野菜畑や海が見える風景を思い出す。、、、老後の理想的な生活だろう。我らがけたたましい夫婦とは大違い。 いつになったら真似が出来るんだろう?

 

 何か書くことがあったような、、、と考えて思い出したのは、夕べの練習帰りにエレベーターで一緒になったA夫妻他数名。 7階から降りて1階に出るA夫人が、残る私たちに「私、肉離れって、スポーツマンだけがなる怪我かと思ってました!」と言う。思わず、 「捨てぜりふありがと!」と声をかけて大笑いだがドアーはみんなの笑い声を振り分けて劇的に閉まった。その事が又残ったみんなの笑いを誘う。 イヤハヤ、笑いのタネでござる。

2007年10月29日 (月)

経験。

 どうしてこうも日々ここに書くべき事が起きるのか?自分でも信じられない。毎日の日記と言えば、「今日は晴れのち曇り」 「朝起きてご飯を食べて買い物して家事をしてお風呂に入って寝ました。」てなもんだろうに、それとはほど遠い生活だ。

 今朝はシェイクスピアの講座に友人の車で出かけ、(普通行く?こんな時に)帰りにその友人に病院まで送って貰い、付き添って貰い、 医師に抵抗したにもかかわらずギブスをまかれ、松葉杖の練習までして「お上手ですね~」等と言われて喜んで、(ばっかみたい) 待合いの椅子でうたた寝していた友人に再び我が家まで送り届けて貰い、初めてのギブス生活が突然おっぱじまった!

 全く予想だにしてなかったこの姿。まずは階段の生活がなんともかんとも、、、上がるのはまだしも降りるのがメチャ怖い。 おしりを着いておしりで床掃除をしながら降りるしかない。平らな床面を歩くのが又大変。これってもう少し何とかならないの?

 練習に行く為にメンバーが迎えに来る5分前に玄関を出なくては道路の向こう側にわたれない。 それはもの凄く車の量が増えているためだが、今までの自分のペースを考えると信じられないことだ。たまに乗せて貰うときでも、 今までは大体到着時刻ぴったりに靴を履いていて、ブッブ~と鳴らされて出ていくのが普通だったのだ。

 勿論練習場では殆ど「口」が道具で、歩いていって我が身で見本を示すことも出来ず、足1本が手足を全部もがれた様な感じだ。

 しかし、これらの「不便」は体験してみて初めて分かることだった。車の乗り降りは勿論エレベーターに乗るにも、 細心の注意を払わなければ怪我をしてしまいそうだ。バランスを取るのが難しく、チョットしたことで転びそうになる。 「二次災害が起きそうで怖いのよ~」とメンバーに訴えたが、イヤホント、マジで怖いのだ。

 世の中の身障者の方々は、こういう思いで日々暮らしておられるのだと思うと、 人間経験でしか分からないことがたくさんあるなあと改めて思ったことだ。

 余りの不便さに「もう我慢出来ないから明日病院でこのギブスを取って貰うつもりよ」と言ったら夫に言われてしまった。 「そんなことくらい我慢できないでどうするんだ!」と。いやそうなんだけど、、、じゃあ、あれもこれもあんさんがやってくれるのかしら? と言いたくなるのをぐっとこらえて、沈黙だ。実際どうすべきか、、、明日初日のチェックに病院行きだ。要するに、 テーピングなんかでは治癒に時間がかかるというのだが、、、。

 

 本日はW先生の指揮で順調に練習が進行した。繰り返しやる中で、かなり纏まってきたと思う。 ようやく動きと音楽がみんなの頭の中でドッキングを始めたようだ。これなら、と新しい動きを入れる決心をしたが、さあ、どうなるか。 「このオペラ、面白いじゃん!?」と思えるようになってきたのは吉兆。もっともっと面白くできるんだが、このアチクシの足が問題だ。ふ~っ! みんなの想像力で頑張って補って貰うしかない。一を聞いて十を知る、をやって貰いたいのだが~、、、。

2007年10月28日 (日)

疲れない日はないなあ。

 全然良くならない足を引きづって今日も演技指導だ。確かこないだ風邪を引き初めだったような、、あの風邪は一体どこへ? 肉離れとともに離れていったか?ふ。

 

 今日は劇団から振り付け師が参加。まあ多少の手違いがあって、本日はいきなりの振り付けとはならず、 彼のイメージを高めるための練習日とあいなった。勿論全然無駄ではない。男性陣の似合いすぎる女装も、 その為か30分もすると慣れてしまったが、それに気付くのも大事なことだった。衣装について再考する必要がありそうだ。

 又、ゲスト参加の女性Mさんも長時間居てくれて、みんなの声を聞いてくれたが、帰りがけに「皆さんの声にいたく感動した!」 と言ってくれた。あの会場は狭いし良く響くからなあ~。さっぴいてもリラックスした練習風景は、私から見てもなかなか良かったのではあるが、 、。

 今日のように少しずつ詰めて詰めて練習していくのも大切だ。勘違いしているところもあるし、すぽ~んと抜けているところもある。 覚えているところでも大きく深く膨らませる事も出来る。ほんとはもっと時間が欲しいなあ~。しかし、あたしゃこの足だ!本日の7時間労働は 「いい加減にせい!」と足が悲鳴を上げている。帰路を送ってくれたメンバーのM君の車から降りるときには足が硬直している。 明日は病院だと思うだけで気分が楽なんだが、、、。

 

 でまあ、帰っては来たが、早速の捜し物で、たださえ疲れているし足は痛いのにもかかわらず、だんだん自分にも腹が立って来て、 まさかゴミ箱ではないよねえ~と夫に言うと、大きなゴミ箱をひっさげてやって来て一緒に見てくれながら、 「お母さんのことだから折りたたんでバッグにでも入れてないのか?」と言われ、「まさか」とそれでも素直にバッグを開くと、 ナントいつの間に!?その物はバッグに移動遊ばしていた!「ええええ~っ?昨日は確かにテーブルで作業したのに~」と絶叫するも、 夫のあざけりと、「本気で認知症を心配している」というお褒めの言葉を浴び、す~っかり意気消沈。「兎に角、 今は足が痛くてそれどころじゃないのよ!」と言い訳に成るような成らないような言い訳をするも、どどど~っと疲れてしまった。

 いやまだあるぞ。そういえば、夕べ練習部屋にウインドブレーカーを忘れたA氏が帰ってスグに電話してきたのに、「良いわよ、 明日の練習に持ってくから!」と愛想良く返事しておきながら、迎えに来たH村の人々とああだこうだと会話を交わした途端、 そんあこたぁすっ飛んでいた。杖さえも忘れて車に乗り込んだものだ。

 しかし、これはおかしいとゆっくり考えてみると、迎えに来る直前に娘から電話がありチョイとお喋りしていたため、 諸々が脳裏からかき消えたという訳だ。内容が多少真剣な物だったので、そちらに集中してしまったのだ。な~んて、 別に分析する必要は無いんだけど~。自分への言い訳だ。いやあ~アブナイアブナイ!

 

 

2007年10月27日 (土)

秋の夜長~。

 我がおみ足はちょいとやばいことになってきている。テーピングしてあるところ以外が痛くなってきている。 多分使いすぎなんだろうが、仕事を断れないし、本日は1日中会長レッスンで何やかやとあって、寝る暇なんかあるわけ無い。 変なとこ我慢強いのは母親譲りだ。月曜日は矢張り整形病院だなあこれはと思い、友人に車で連れてって貰う約束を取り付ける。 明日の臨時練習もぜ~んぶ、送迎付きだ。

 、、、しかし、もしホントに自分が運転できなくなったらどうなるだろう?まず、母が一番困るだろうなあ。母が存命の間は、 何が何でも運転を続けたいものだ。、、って、こっちの方が早くあの世に行くかも知れないなあ、今の状況を考えると。 どうなろうとなるようにしかならないのが人生だ。

 

 今日は訪れた人が全て立ち去ったのが午後10時前。郵便ポストを見てないのに気付きびっこひきひき表に出る。 フタが閉まりきらない程来ている郵便物を取り出し慎重に抱えて部屋に戻る。小冊子や公的書類の中にあった一通の封書は、見慣れた茶封筒で、 それは短歌の月刊新聞なのだ。執筆者は殆ど知っている人であるためか、何やら懐かしい想いで封を切るのはいつものこと。 あの人は今月はどんな歌を詠んでいるのだろうと興味が湧く。自分が出すのは忘れていることが多くて、催促されてから大慌てで提出するクセに、 である。勝手なもんだ。

 今月のお題は「秋の草花」であった。60首に余る作品の中に一つグイと惹きつけられるものがあった。

 青空に弾けし柘榴迫り来ぬ生気を持てと言はむばかりに

 柘榴はいつの頃からか口にしたことが無く、まあ見ることは希にあるが、昔ほど頻繁ではない。子供の頃母の実家に大きな樹があり、 それこそパックリと口を開けた柘榴(詩的でないなあ)は瑞々しい大粒の実を揃え、光り輝いていた。 甘酸っぱいその一粒をプチッと口の中でつぶすのが大好きで(やっぱり詩的には遠いなあ)そのせいか「ざくろ」という言葉に妙に惹かれる。 いやいや言いたいことはそんな事じゃあない。この短歌はまるで絵のようではないか。しかもそこに「動」が感じられる。「気」 が動いているのだ。眩しい程のその光景に、「生気を持て」と言われてもそんな簡単なもんじゃあないのよと想っているのか?それとも?、、、 なんだか、これを読んでじわっと涙が滲んだ。生気ねえ~。あたかも生気の固まりのように見えるであろう私の生活。ホントは私の前方にも、 この柘榴がある。

 

 

2007年10月26日 (金)

雨上がる。

 持つべき友は優しいお方。私の窮状を見かねてテーピングなるものに、車で送り迎えしてまで連れて行ってくれたのだ。 確かにこれは効果があった。痛みが依然と全然違う。夕べは余りの痛さに睡眠薬を飲んで寝たほどだったから、、、。

 接骨院というのか整体院というのかよく分からないが、そこでは色々気持ちの良い事をしてくれて、ややもすると眠くなり、 どっか遠いところへ、、、。ということは結局は疲れが溜まってるんじゃないの?とその友人。はいそうです。その通りでございます。 まあしかし、あれで初診料込みの1200円はホントに安い。別にイケメンのお兄ちゃんがやってくれたから言うんじゃないが、しあわせ~。 その上次回からは500円以下でやってくれると聞いて唖然。これなら時々来るべきかも~。

 しかし、本日の練習は何だか乗れない。ビシバシとはいかないのだ。衣装合わせがメインではあったが、 矢張り身体というのはどこかが悪いと全体に影響するもんだ。思考があっちへこっちへと飛び回り、纏まらない。まあ、 周辺から矢継ぎ早に声をかけられるのだから、それも仕方ないのではあるが、、、。なんだか、 私のイメージの中のものとは違う感じになってるなあ~と思いつつ、じゃあどうする?に答えが出せないのがもどかしい。まあ、 あせらず具体的に動くことにしよう!

 今日は衣装が如何に大事かがよく分かった。、、ああ~疲れた。びっこで歩くというのは倍疲れるなあ~。

 

2007年10月25日 (木)

後の月夜の美しいお話。

 ああ情けなや情けなや!ただいま杖を突きながら家の中をよちよち歩いているが、それさえも最低限だ。 パソコンを打ちながら喉が渇いたなあと思っても、立てかけてある杖を見て「うっ!止めとこ!」となり、我慢してしまった。 要は歩く気にならないのだ。それほど左様に痛いのだ!メンバーが持ってきてくれたこの優れものの杖でさえ、使う気にならないのは、 使っても痛いせいもあるが、客観的に自分の姿を思ったら、どうしても歩く元気が出ない。今に母親から電話が入ることだろう。 「私でさえ杖なんかついてないのに!」と言う声が聞こえるようだ。しかし、昨日の内に母を病院に連れて行っておいて良かったとも言える。 やれやれ。

 新聞社から記事にしてくれるとの有り難い電話を頂き、写真を送る作業にすっかり手間取ったが、まあナントか送れた。 めでたしめでたし。

 

 夕方嫌々ながら夕食の準備に取りかかろうかと思って冷蔵庫から肉を取り出した途端夫が上機嫌で帰ってきた。新車を購入、 高速を一度試運転してみたいと仰るので、これ幸いと助手席に乗り込んだものだ。まずはその車を褒めちぎり、早速提案してみる。 「ねえ津田のインター近くにある美味しいうどん屋さんへ行ってみない?」と。こういうのは察しが良い夫は、 それで夕飯を済ませようという魂胆だろうと言いつつも、まあ、私のおみ足の状態を見ればそれも止む無しと観念したらしい。 目的地に着いたら車いすを出そうとするから、流石にそれは勘弁して!とお断りし、時間がかかったが椅子にたどり着く。 やがてうどん他全部お盆で運んで貰い、「お水!」とか命令して、なかなかに良い気分。「まるで介護の練習だ」とかなんとか言いながらも、 一応やってくれたが、それもこれも新車のお陰だろう。大きなオモチャみたいなもんなんだ。

 

 オモチャといえば、昨日の昼下がり、我が家の近くで子猫が歩いているのが見えた。生後2ヶ月くらいか? 嫌いじゃない私は思わず行方を追っていたが、やがてその側に一台の赤い車が止まった。中から若いロングヘアーのお母さんが出てきて、 抱っこして車に運ぶ。中で待っていた小さな女の子が小躍りして喜んでいるのが見える。しばらく二人で子猫の品定めをして居たようだが、 間もなく女の子の膝に乗せたまま赤い車は走り去った。その一部始終を見たと母に話すと我が事のように喜んだ。その子猫は良かった良かった、、 、と。いつかの我が家の猫騒動を二人とも思い出していたのだ。

 

 高速のサービスエリアでホントに美味しいうどんを食べ、後の月夜を大満足で帰路につく。 十六夜の月から遅れて昨夜は後の月夜だったらしい。まだ今日も円い月ではあったが、最近目が悪くて、きちんとした月の姿が見られないので、 今宵も満月そのものに見えたなあ。人生悪いことばかりじゃない!

2007年10月24日 (水)

肉離れ再び、、、、。

 やっちまった!熱心に演技指導の真っ最中にぶちぶちっ!と音がして、またしても肉離れ!車の運転も出来ず、 Hさんに運転して貰い帰ってきた。どうしたもんだか!?まだまだこれからだというのに、この有様では、、、、ムムム。

 そもそも朝から著しく体調が悪い。で、午後母を検診に連れて行くついでに自分も診察をお願いして、真っ赤っかな喉を見せ、 お薬を頂いて点滴までして貰った。これで、今日の練習は万全の体勢で臨んだつもりだったのに、突然のアクシデント。 まるで予測していたように湿布は頂いて帰ったので良く間に合ったが、参った!痛みが半端じゃない。当分運転はおろか歩くのさえ怪しい。 せっかく前回のが治りかけていて、階段も普通に降りられるようになったところだったのに!は~っ!なんてこった!まずい!ホントにまずい!

 ちょうど季節の変わり目で、部屋もそれなりにヤリ換える予定がとても無理。それどころかお掃除さえままならない感じだ。 幸い口と手は使えるから、最悪でもないが、、、、。

 やっぱ身体がボロになっちまってるんだ!年齢以上の動き方をしているぞって、天からの声か?これで又あれもこれもが出来なくなった。 まずはジムにも行けない。私の真っ黒な予定表はどうなるのか?

 

 そして今夜の練習は、音楽練習に時間を取られて(ああ、これが最も必要なことではあるんだが、、、)全然進まない。 やればやっただけの成果があるのだが、それはその時だけの成果で、 次回の練習時にはまるでヌカか砂で作った家のように吹き飛んでいることが多い。かろうじて原形はとどめていても、家の中は空っぽなんだ! あのときは確かに立派な家具があり、絨毯が敷かれ、テーブルには美味しい料理が並んでいた筈なんだが、、、。数日か1週間経つと、 まるで空き家状態。破れた窓からさむ~い風がひゅ~っと吹き込んでいる。

 もしかしてこれは全部演出家である私のせいなのか?怖い演出家として有名なN氏のように厳しい一方が良いのか? その人の人格もへったくれもない誹謗中傷を浴びせかける遣り方が良いのか?又ある人は、出演者と一切の交わりを取らず、距離を置き、 決して親しくならないやり方の人もいる。、、、どれも私の遣り方とは180度違う。

 いやいや演出の遣り方はそれこそ何百通りもあるだろう。私は過去の経験から、 そしてみんなとのファミリーとしての付き合いから彼らのことを信じている。私が大工として少しのアドバイスをすれば、 きっと立派な家を構築してくれることだろう。レシピを1枚見せればそこには何通りもの料理が並ぶことだろう。、、、 問題は一人一人が我が家を持つことだ。自分の足で舞台にしっかり立つことだ。その為に私が手伝ってるだけなんだ。

 みんなの良いところを最大限に引き出したい!みんなを最高に輝かせたい!前回より良かった!と言って貰えるような舞台にしたい!

 、、、、怪我なんかしてる場合じゃない!のに、怪我しちゃったんだもんねえ~。グスン。

 ああああああ、あああああああああああ、ああああああああああああああああああ!

2007年10月23日 (火)

晴れ又晴れ。

  ただいまラム酒なるものをちびりちびり飲みながらブログ打ちだ。 明日の夫の誕生日に先駆けて息子から届いた海外出張土産のものだが、 実はあわてん坊の夫がたまたま来ていた我が友人に香りを嗅がせるとかで良くラベルを見もしないで私のグラスにも注ぎ、 息子と電話中だった私に飲むのをうながすもんだから、こっちはワインだと思ってグイッと飲んでしまった! 一瞬にして喉から食道にかけてぐわ~っと熱風が通り抜けた!「え?何?これ?ラム酒?」と慌てる私に当のご本人もびっくり。「ええ? ワインみたいな瓶だから、、、」と言い訳しているが、確かに瀟洒な瓶はワイン面持ちをしている。 ワイワイ言ってる外野に電話口で息子が呆れている。全く、ラベルくらい見たらどうなの?ってところだ。 40度もあるらしいから間もなくあたしゃ睡魔に襲われるだろう。そうでなくてもメチャクチャお疲れなのだ。

 夕食は夫が京都からご帰還まで待って誕生日に相応しい料理を作る。 たまたま居合わせた友人と先日のシャンソン発表会のDVDを見ながらで空腹は忘れていたが、いざ夕食となると、猛スピードで食べちゃった! (これがイケナイ)

 その前は衣装部屋で、ある衣装をああでもないこうでもないとリフォームの相談だ。約2時間。参った!

 その前はH村で未だに残っているメンバーの衣装のあれこれを打ち合わせたり実際に手芸したりで、これも相当疲れた。 そこでご馳走になったおにぎり力でどうにか頑張れたが、、、。まあしかし衣装部の人達も大変な作業をよくここまでやってくれたもんだ。 今年の舞台衣装もナントかなりそうだ。

 

 25日締め切りの短歌を、本日は新記録の30分で12首作詠。速達で発送だ。あ~あゆとりが欲しいなあ~。

 

2007年10月22日 (月)

虫の声がやかましいくらい、、。

 時間を見る間も無いが、本日の帰宅はどうやら午前様だったか。練習のアト、出来心で、というか、 余りにみんなが動きを忘れているところがあるので、少人数ながらチェックをしてみたかったのだ。案の定、すこ~んと抜けているところがある。 あるお方の台本を見てみると驚いたことに赤で書いてる書いてる!真っ赤っかではないか!それだのにそれが実行されてないのはな~ぜ?で、 つい言ってしまった。「お願いだから頭にも書いてね!」

 そうなんだ。記録するのは出来ても必ずしもそれがそのまま動きに繋がらない場合がある。 楽譜を写したら覚えられるかというとそうは行かないのと同じだ。書いて安心してないで、繰り返しやってみることが大切だ。

 今日の練習指揮をW先生が振って下さったが、最後に台本の陰アナをマジで読んでくれたのには参った!本番のオペラを「寒いオペラ」 とジョークで書いたのだが、これがホントにそんな舞台だったらこの陰アナはジョークでも何でもなくなる」あな恐ろしや!

 まあ、良くなってるところも無いことはないが、、、。ふ~っ!

 

 ここんとこ4日ほど昼抜きで動いているため、なんだか少し身が軽くなった気がしている。 食欲の秋を頑張って太らないように気を付けよう! ってさっきたっぷりのアイスクリームやらフルーツが乗ったナントかパフェを食べたのは誰だっけ?、、、運命が私を痩せさせないのだ! 注文を間違えて聞いたウエイトレスを助けてあげただけなんだが、、、。

 

 短歌2首の締め切りだ。速達常習犯だが、それさえも怪しくなってきた。明日出せるかなあ?はあ~っ!

 

2007年10月21日 (日)

ねむっ!

 本日メチャクチャ疲労困憊。余りに疲れていて、この日記も書けない程だ。今日の予定は全てこなしたが、もう~だめ。ま、 明日この続きは書くとしよう。

2007年10月20日 (土)

さぶっ!

 午前中は本業に精を出し、昼食も取れず急ぎピアノ講座に出かける。終了後にピアニストからは「今日は来られないかと思っていました」 と言われるがやっぱり行って良かった。本日はショパンについてで、パリで見た絵の中に、 サロンでのショパンがしょっちゅう描かれている理由もよく分かったし、ショパンの音楽の良さも天才と呼ばれるだけの天分もよく理解できた。 そして何よりもそのショパンのピアノを美味しいとこ取り解説と演奏でたっぷり楽しませて貰ったのが収穫だ。今後、 ショパンを聴くときの大いなる参考になるというもんだ。、、、しかし、丁度演奏中にかぎって2回も携帯電話が鳴ってしまった!  勿論私じゃあない。私の前方に居た方が慌てて取り出して最初に切った様ではあったが、 再び鳴り出したときにはあのニューヨークを思い出してしまった。きっとあのときと同じなんだ。 NYでは同行のある人が目覚まし時計のつもりで持っていた携帯がそのセットした時刻になり始め、慌てた為に一度切った物を念のためにと、 もう一度押さえたらしい。その行為は再びスイッチを入れたんだということが彼女には分からなくて、 側で居てもいたたまれないほどに動揺して慌てて切っていたのだが、 なんとそれはあのメトポリタンオペラハウスでのオペラ公演の真っ最中であった!当然周辺の人々の抗議のまなざしが一斉に注がれる! 別な友人がアメリカ人らしき人に英語で申し訳ないと謝ると、「日本の携帯は複雑だからねえ」と優しく答えてくれたらしいが、いやあ、 あのときは我々もドキドキしてしまった。パニックになると、普段しないようなことをやっちまうんだ!今日の人といい彼女といい、 お気の毒としか言いようがない。願わくばホール自体に拒否出来る装置を付けておいて欲しい物だが、NYの場合は着信で鳴ったのではないから、 防ぎようがないか。私はあのNY騒動以来、ホールに入るときは必ずバイブにしてから入る。 これだと万が一切るのを忘れていて鳴りだしても対処できる。こんなにも携帯が普及してしまって、機械に弱い人も持てる時代の弊害だ。

 このピアニストTさんの演奏会が11月にあるため、そのPRもあって以前FMの収録をお願いしたのが、今日と来週の2回放送になる。 ご本人がそれを舞台で公表されたので、お帰りになる皆さんにオペラのチラシをお渡しした。 それというのもたまたまFMの記事をチラシに載せてあり、番組の周波数を知って頂くためだったが、 流石に音楽好きのかたが集まってこられていて、既にこの番組をご存じの方も、「いつも聴いていますよ。貴方が、、、そうですか、、」 と言われてチラシと私の顔を交互に眺める人も、、、!口には出されなかったが、きっとあの絵は私だと思われたに違いない! 他にもちぇちぃりぁの蓮井さんですか?と声をかけて下さる方も、ず~っと以前からの知人も、ホントに色んな方とご挨拶できた。ある方が、 「300席なんでしょう?こんなに頑張って売らなくても大丈夫じゃないんですかあ?」とそっと耳打ちされる方も、、、。「いえいえ、 それがそうでもないんですよねえ、この頃は、、。」と答える私。他人事ではないのだ。まあしかし、 きっと今回の演奏会は成功裏に終わるだろう。ご本人の情熱が素晴らしい。友人が来ていて私もチケット持ってますよ、と言うと「それがねえ、 びっくりしたことに、先生直々に来られたんですよ!それで私は買わせて頂きました。」と仰る。凄い! そこまで精力的に動いていらっしゃるんだ!これなら大丈夫だ。

 

 衣装を見て貰いたいとNさんが私の帰りを待っていてくれたので大急ぎで帰宅。車中では、 お腹がグウグウ鳴っているので会場で友人に貰った大きな大きな大福餅をよっぽど1個食べようかと思ったが、 余りに大きすぎて流石に対向車に格好悪く、ウエットティッシュで手を拭いたにもかかわらず断念して空きっ腹で帰ってきたのだ。すると、 Nさんも差し入れです~と美味しそうなお菓子を持ってきてくれている。勿論全部ご賞味して大満足。せっせと衣装の手直しをして、 レッスンが終わったTさん共々近くの駅までお送りする。みんなようやく舞台が現実の物になってきたようだ。、、が、 たまたまNさんがかわゆい衣装を着ているとき夫が帰ってきた。玄関に入るや否やその姿を見て固まっているのを見て、これはやばいと判断して、 「お父さん、黙って!何にも言わずにそのまま素通りして!」と命令したためだろう、「もう一度お嫁に行けますね」 な~んぞと訳ワカメのセリフを吐いて奥へ。Nさんはホントに恥ずかしそうだった。確かに舞台は非日常だから良いけど、 あんなもの普段の生活の中で見られるのはこっぱずかしくて当たり前。危なかったぞ~。注意してなきゃ口の悪い夫が何を言うか?やれやれ。

 

 もう一人、衣装の手直しに6時にやってくるはずのA夫人が一向に現れないので電話すると、こちらの用件を見通した笑い声が、、、。 はっは~ん、これは約束の衣装は出来てないなあ!?と察知して、兎に角来てね、と電話を切る。 レッスンが一段落した会長と差し入れに来たS嬢で食卓を囲んでいるとA夫人はやって来た。案の定持ち帰った衣装はあのときのまんま、 何の処理も施されてない。しかも、ベースになる洋服の至る所に付いている安全ピンが、何故そこにあるのか全く記憶にない!「これ、 どうするんでしたっけ?」と聞かれても、あたしゃ自慢じゃないがすっかり忘れてるんだ!歯磨きのチューブみたいなもんで、 一度出した中身はもう元には戻らないのよ!と変な言い訳をしながらしばらくはあれこれしてみたが、やっぱり二人とも思い出さない。 「だからね!人間は忘れるものなんだからね!覚えてる内に即やらなきゃこんな事になるのよね!」 とぐちぐち言う私に当のご本人はケラケラ笑っている。でまあ、一からやり直すことにしたが、ここからの犠牲者はS嬢だ。構想はまとまったが、 それを形にするには少々のお縫い物も必要だ。ご本人はレッスンの時間が来て一応申し訳なさそうに2階に上がり、良い声で歌ってる。 下でレッスンが終わったA君が「高いところまで出るんですねえ」としきりに感心している。 ピアニストのSHさんともどもAご夫妻の憎めない性格をあれこれ言っては談笑しお茶を飲んでいる間、S嬢は一人せっせせっせとお縫い物。 丁度出来上がったところにレッスンを終えて悠然と御本人登場。そこから再び私の出番だ。 チョキチョキチョキとはさみでイメージを駆使して切っていると、頭の上から、「これって面白いですよねえ。一番美味しい仕事ですよねえ。」 と言うA夫人。「よく言うわ!」結局本日のあんさんのお仕事は、その服を着て突っ立ってるだけだったんざんしょ!ったくう~!

 このお方が来てスグに言った言葉は「これって、本番前に出来てれば良いのかと思ってました!」だ。 今日の作業を本番前にやらされるところだったんだ!ぎょへえ~っ!

 余りの天然に「あ~良かった。今日のみっちゃん日記の主役はあんさんで決まり!」というと、 「ホントは私は出来るんだと書いて置いて下さいよ」と来た!んなこと知るもんか。見たこと無いんだからね~。しかも、 「私のおばあちゃんは二人とも洋裁の先生だったんですよ~」と意味のないことを言う。「もしや隔世遺伝ってこと?」とS嬢。 それを言うならこのおみっちゃんだって、祖母は着物の裁縫の師匠で沢山お弟子さんが居たんだぞ~ってこれ又意味のないことで対抗だ!

 なんだかんだ良いながら、着実に前に進んでいるから、ま、いっか!?

2007年10月19日 (金)

雨が降った。

 どうも今回のオペラのチラシはいただけないなあ~。表側の絵がどんなに違うと言ってもおみっちゃんに見えるらしい。 毎日のように人に配っているが、必ずぷぷっと笑ってから読まれる。いちいち訂正しているが、配るのがこの私だからそれも致し方ないか、、、。

 しかし、絵の巧さはみんなが口を揃えて絶賛してくれる。インパクトに於いて絶大なるものがあるので、、、まあ、しゃあないか! 犠牲になるとしよう、ウ、ウ、ウ、。

 

 今日は初心者向けシャンソン教室のあと、商売をしている友人宅を尋ねる。勿論チラシを置かせて貰うためである。 この人は母親を引き取って世話をしているが、ホントによくやっている。、、、が、時にはグチが言いたいようで、 待ってましたとばかりにここ数日の自分の感情がコントロール出来なかったことをまくし立てる。半分は反省で半分は訴えだ。全部喋ってから、 多分今日の雨のせいだろうと結ぶ。いやあ、大したもんだ。私に果たしてこの人の真似が出来るだろうか?

 以前母に、「もしもの事があっても私が面倒見るからね。大丈夫だからね。」と言ったことがある。すると我が母の答えは、「もうもう、 そんな当てにならんこと!あんたなんかに見て貰ったら、ああ今日は練習だコンサートだ、明日は芝居次は映画といっつも留守番させられて、 ほったらかしに決まっとる!」とのたもうた。、、、今日の彼女のグチを聞いていて、ホントにそうかも知れないと複雑な気分になった。 彼女は母親を引き取ってから毎日、昼食は母親と食べ、アトの2食は夫と過ごすが、 午後7時には階下の母親と朝まで過ごすために降りていくと言う。即ち夫とは朝食で顔を合わせ、 夕食を一緒に食べるだけの生活がずっと続いているという。「もし深夜お父さんになんかあって、そのままあの世に行かれたら、 私すご~く気が咎めると思う。」という彼女。勿論母親を施設にも連れて行くし、病院も車いす用の車を駆って仕事の合間に動いている。 多少私より若いとはいえ、相当きついらしいことが顔つきで分かる。自分の殆どの時間を母親に割いているのだ。1番は母親。次は夫、 最後が自分らしい。さて、これと同じ事がこの私に出来るんだろうか?いや勿論、出来ようが出来まいが、やるっきゃないとは思っているが、、、 。どうぞ、元気で長生きして欲しいものだ。

 このところ、老人問題がじわっと身辺に迫ってきている。自分自身がその主役になろうかというこの頃になって、、、。

 

 今日の雨でまた少し寒くなった気がするなあ、、、。

 

 

2007年10月18日 (木)

寒い日の汗。

 久しぶりに本業がメチャ忙しく、昼食も牛乳1杯だけで5時半まで働いたら、もう~っダメ。よれよれになっちまった! 今日は昼間も室内はケッコウ寒かったのに、汗じっぷりかく程だった。終業後パソコンの前に座るといつの間にかコックリしている。 この疲労感は一体、、、?

 このまま我が身を甘やかしたら何処までも甘えそうで、今夜こそ思い切ってスポーツジムへと決心して、 やっぱりジムへ行って帰った夫と150グラムのステーキに野菜をもりもり食べ、しっかり昼食分も挽回し、 メールだ何だとあれこれ用事を済ませてから飛び出したが、10時の岩盤浴に行くのが精一杯の時間だった。それにまだ肉離れの箇所が痛むのだ。 あんまり無理していると又ぞろ何か起きないともかぎらない。今日の所はこれで良かったか。

 

 しかし今日も今日とて例のドジ大賞ATM事件の話題は受けたなあ~。ある人は涙を流しながら笑っていた。こうやって2, 3ヶ月毎に私のドジ話しを楽しみに聞きに来るお客さんがいるというわけだ。しかし情報提供ばかりじゃあない。 今日は身につまされる打ち明け話を聞かされた。

 その方Aさんの母上が老人ホームに入ったそうな。ある日突然同居の家族にホームの見学に連れて行かれて、 翌日にはお迎えの車が来て乗って行ったというその老女は、心の準備もなかったため実の娘に電話をしてグチを言ったらしい。 それを聞いたAさんは怒り心頭で、即迎えに行ったらしい。すると二人部屋の相方が如何にこのホームは快適かを語り、「今まで寂しかったが、 この人が入ってくれたお陰で、私も話し相手が出来て嬉しい、、、。」とAさんをかき口説いたらしい。 それを聞いていた母上は娘が迎えに来てくれたものの、そうすることで起きる家族間の摩擦を考えると、もういいか、と諦めたらしい。 今度はどんなに娘が一緒に住もうと言っても、首をたてに振らなかったというのだ。しかし、Aさんが帰り際に見た入所者の人々の顔は、 生気が無く、ぼ~っとして何の歓びも、悲しみさえも感じない顔になっていた、と言う。Aさんは後ろ髪引かれる思いで帰宅したが、 しばらくは毎日悲しくて泣き明かしたと言う。ようやく少し落ち着いたから来ました、と言いつつ目に涙だ。 しげしげと面会には行ってるらしいが、受け入れなくてはイケナイ現実を噛みしめているようだ。「家族」ってなんだろう、、、、。 考えてしまった。

2007年10月17日 (水)

秋深まる。

 初めてゲストの出演者達と一緒に舞台の練習をした。こうして新しい風を入れることで、みんなの目を覚ましたい! てな事を考えてのことだ。台本作家の意図はまんず成功したと思う。「経験」というものが、どれほどの違いを生むか、「プロ」とはなんぞや? と、彼らの登場で、出演者から一気に見物人になってしまったメンバー達は考えてくれただろうか?

 何が一番の違いか?それは迫力だ。「声」「動き」「目線」「身振り手振り」、、、、そのどれもが迫力がある。 まだ台本をきっちり把握してないような今の段階でも、明らかにちぇちのメンバーとは一線を画している。、、、当然だが。

 それは何故か?自分が舞台でどう見えるか?が分かっていて、どうすれば良いかが分かっているからではない。そのセリフを言う自分は、 どんな人間か、どういう気持ちで言うのかが、分かっているということだ。回数を重ねる毎に違った言い回しになるのは、 よりその人物に近付くためだ。いつまでも自分にこだわっていては舞台では演じられない。

 彼らの参加が、今回のオペラのカンフル剤になって欲しいものだ。

 

 しかし一方で、ビスクローマの様に素晴らしい発展を続けている人もいる。毎回、オペラをやるとこういう人が一人や二人出てくる。 ホフマンの時のロボット役を思い出すなあ。どんどん良くなる、どこまでも成長し続ける。見る毎に目を見張る。、、、 今回も何人かは確実にそういう人物が出てくるに違いない。楽しみなことの一つだ。

 今夜はコーラスも頑張った。ようやく今日やった出の場面が理解できたようだ。オペラに於いて、コーラスの占める役割は大きい。 全体の印象を決めるのもコーラスだ。何が何でも頑張って貰わないとイケナイ。

 

 今日は少しの時間を母と買い物に行く。物の値段にあんまり記憶が伴わない私だが、今日は二つのお店に続いて入り、 幾らボンヤリの私でも同じ物だのに倍ほども値段が違う現実を目の当たりにしてびっくり。 こういうのを日々チェックして賢い奥様になるべきなんだろうが、、、、どうもイケナイ。まずはチラシという物を一切見ない。 新聞に入ってくる物は殆ど右から左にポイ。このゴミの大元を何とかして欲しいとぼやくことはあっても、有り難いと感じたことは一度もない。 1週間とか1ヶ月分をまとめて印刷配布したらどうかしら?な~んてこと考えてるくらいだ。こんな人は世の中に一杯いるはずだ。 全国の無駄の上位を占めてないか?、、、そういうわけで、みすみす高く買ってしまうこともあるのだが、、、、ま、いっか。 380円が198円だったからって、そんなに興奮してもねえ~。

2007年10月16日 (火)

秋だ。

 今日こそは衣類の入れ替えをやっつけようと張り切って始めるも、 日頃の無精が祟ってあっちもこっちもとやるべき整理整頓の範囲が広がる一方。しかし、今日は何が何でも衣類だ! と決心して気にはなるが他は最低限を決め込んだ。 換気はしなくっちゃあと裏の二階の窓を開けると我が家の柿の実が黄色い顔していくつもなっている。 赤いのはカラスに無惨にもつつかれて空洞をさらけ出している。全体に不作らしい柿だが、さて我が家のは今年はどうか? 別の窓からは近所の風景が上から見渡せる。まあ、まだ田んぼというものが見えるのは心地よいものだ。丁度屋島も見えて、 の~んびりしてしまい、このまま昼寝でもしたくなるくらいだったが、いかんいかん、今やらなきゃ、いつ又やる気になるやら! と奮い立たせて衣替えに取りかかる。

 お昼を挟んでようやく全部終える。合間で(!)仕事もしいのであっという間に夕方だ。 夕餉の支度の前にもう一度窓を閉めに裏の二階に上がると、空の景色はすっかり変わっている。落ちきらない陽が風景をまだらに染めて、 すっかり秋の気配。

 今夜はオペラに賛助出演してくれる劇団員を招いて晩ご飯食べながら縷々説明だ。素直な彼らの言葉を聞いていると、 つくずく若いって良いなあ、と思ってしまう。本人達は決して若くはありませんと言い張るが、このおみっちゃんに比べればあ~た、 親子じゃないの、いやホント!劇団の中堅どころを支える彼らには彼らなりの悩みがあるようだが、 ナントか改革を重ねて息の長い劇団に育って欲しいもの。時代は変わる、、、、現状を、過去をのみ思っていては何も出来ない。 若さ特有の無鉄砲さやエネルギーはその時のものだ。今使わないでどうする!って、はっぱけたかも~、、、。 我が故郷でもあるこの劇団の将来が希望に満ちたものであって欲しいのだ。みんな良いとこあるもんねえ~、もったいない!

 

 先日のドジ大賞は女性陣には大もてだ。しかしあの日の格好を写真で載せられないのが残念だ。 ビニールキャップの端っこがおでこに型を付けないようにと、ティッシュぺーパーをぐるっと挟んでいたのだ。その格好たるや、 あのATMの隠し撮りカメラ(防犯カメラとも言う)にはバッチリ写っていただろうし、アトから好奇心で見た行員がいるかも知れない。 高松は狭いんだ。「あのおばさん、どっかで見たような、、、?」な~んてね。うぎょ~っ。なんでこう思い出すんだろう!?

 汲めども尽きない良い思い出でもないのに私の頭から離れないこのイヤな事件の代わりに、 久々の孫りんの携帯ビデオレターを置き換えよう。大分言葉がハッキリしてきて、大きな声で歌ってる。何回見ても見飽きるということがない。 ホントに可愛いなあ~。早く会いたいものだ。

 

 

2007年10月15日 (月)

オペラの練習進む。

 いよいよ面白くなってきた。みんなのおしりに火が点いた!演技というものが意外と面白いんだと言うことが身体で分かってきたようだ。 こうなってくると頭が柔らかい方が勝つ。こうでなくてはならない、といつまでも守りの体制に入っている人は取り残されるだろう。

 しかし、「面白いこと」は2度3度と繰り返しても面白さが感じられなくては本物ではない。今日発見したことを、 これで良いと思わないで、進化し続けなくてはならない。観客に受けるのは事ほど左様に難しいことなのだ。

 一番みんなが出来てないのが、演技に空間が出来てしまう点だ。歌い終わったら一仕事終わったかのような顔になる。 おいおいまだ舞台だよ!と言いたくなるが、まあ徐々にこの空間も埋まって来るだろう。、、、課題は多い。

 練習会場でも話しに出たが、「内輪受け」が舞台で出ちゃったときが困る。 いくらそこでおかしな事が行われていても舞台では笑っちゃあいけない。、、、さあ、みんな出来るか?フフフ。

 

 全部隅から隅までやらなくてはと、気負い立ってきたが、今日はフト思った。サンプルが一つあれば、 かなりの部分応用が出来るんじゃあないか?全国の学力テストの結果、今の日本の子供達には応用力が無いんだそうだが、さあ、 ちぇちのメンバーはどうかな?

 

 今日は練習会場に着くや否や、こないだの銀行アクシデントの日記を読んだ若い子が思いっきり笑ったと、報告してくれる。 そう言えば同い年のSさんたらその日記を読んで椅子から転げ落ちそうになったとメールをくれたなあ。、、、やっぱ、 他人の不幸は楽しいものなんだ!てえことは、私の日記も人様のお役に立ってるのか!?な~んちゃって。

 

2007年10月14日 (日)

今日も終わった。

 疲れすぎると眠くないもんだ。今日の発表会は、何故か猛烈に疲れた。昨日の無理がたたっている上に、 カルチャースクールの殺風景な場所をナントか美しく雰囲気を出せるようにと、あれこれ工夫したためエネルギーを消耗したのも、 その理由の一つだろう。なかなか良いスペースというのは無いもんだ。

 もう年内やる元気が私に残ってないので、次はニューイヤーにしましょうと切り出しみんなに了承を得た。、、、疲れた。

 

 みんなが歌っているとき、側に行って力を抜いて、とかもっとこうしてああしてと、言いたくてたまらないのを我慢して聴いている。、、 、これって、凄いストレスだ。多分Cantiamoでの先生の心境はこのようなものだろうなあ。ほんと、 多少どうあれ自分が歌ってるときの方が気が楽だ。ましてや今日の様に昔からの友人が6曲も歌うとなると、ジリジリしてしまう。まあしかし、 ナントか終わった。、、、そして終わったアトの打ち上げのみんなのさわやかな顔を見ていると、ああこれでも良かったんだと思ってしまう。 別にプロになるわけでもない。楽しく歌が歌えればそれが一番だ。終わったアトに、全く久しぶりに来てくれたある方が、 皆さんお上手になられていて驚きましたと言ってくれる。お世辞でも嬉しいのが先生と呼ばれる者のさがだ。 そんな声に励まされてまたぞろ続けるんだろう。

 

 

 明日はちぇちぃりぁの抜粋練習だ。これ又疲れるぞ~。

 

 

2007年10月13日 (土)

音楽人口。

 今日はまさかのコンサート鑑賞3連ちゃんを記録。しかも県民ホールから木太町から宇多津までを移動。相当な距離だ。 高速があるから出来たことだが、いやあ~ちかれたび~。

 実は一番最初に、出来上がったオペラのチラシを会長にお届けする為、コミュニティーセンターへ足を運んだら、 そこでも明日の発表会に向けて合唱練習中。従って、 本日少なくとも2000人以上の人々が音楽を中心に集まって何かやっているのに遭遇したわけだ。これは凄いことだろう。 これ以外にも今日県内のどこかで誰かが音楽をやっているだろうし、日本全国となれば、おっそろしい数の人々が聴く、見る、歌う、弾く、、、、 形は違えど関わってるに違いない。、、、これって、平和の象徴ではないのか。

 

 さて、その1番目の歌声は車を置くとそこまで聞こえてきた「千の風になって」。この曲を会長に一番にお教えしたのは昨年の夏、 従って紅白に秋川氏が出る前のことだ。私が感動したと告げると、 確かその時会長は胡散臭そうな目つきで大して良い歌だとは思えないといった風情でむすっとしていた。だのに、 風の便りで聞こえてくるのはこの頃どこぞでこれを歌っておられるそうな!ったく、素直でないんだから!、、 何故かこの歌はみんなが好きなんだ。チラシを届けたら突然宣伝もしろとのお達しに、 内気なアチクシはしどろもどろになりながらオペラの宣伝をさせて貰った。やりゃあいんでしょうやりゃあ~。

 次なる会場はアクトホールだったが、ほぼ満員で、長く立ったまま聴く羽目に。歳のせいで、 しかも頑張ってハイヒールで出かけたため疲れてどうしようと気もそぞろの時声をかけてくれる人が。 このちぇちメンバーNさんが指さした方には幾つか空席があって助かった。やっぱり音楽鑑賞は椅子が良い。このごろお気に入りの2階席は、 やっぱり良いなあ。声は全部聞こえてくるし、舞台全体が見渡せる。いや、見渡せたばかりに見なくて良い物まで見えてしまったが、、、。ふ。 この団体はメンバーに知人が居てケッコウ聴いている。しばらくレッスンを受けたM先生もメンバーとして最近活躍されている。 今日も衰えない美しいソプラノを一部聴かせてくれた。職場をリタイアされてもこうして音楽と関わり続けるのは素晴らしい。 全体として良く纏まったキャリアを感じさせる舞台だったが、一点だけ、どうしても納得できない部分があった。「方丈記」 に曲を付けて合唱曲として演奏した内、あるところをソリストが謡いの様に朗々と歌うのは良いが、他のメンバー達が所謂「阿鼻叫喚」 を大声で演じる為に、そのソリストの声がかき消され、何のためのソロなんだかさっぱり分からなくなっていた。これは無言の演技をして、 あるいは足音程度、又は低音の表現にすることによって幾らでもソロを浮き立たせることが出来たはずだ。 全部を隅から隅まで完璧に仕上げることの難しさだろうが、、、。

 次の会場はある個人の豪邸でのサロンコンサートであった。そこのお嬢様がパティシェらしく、 美味しいお菓子とお茶付き2000円というチケットだったが、とても良い雰囲気で時間が流れた。主役の彼が気負わず、 本来の自分をさらけ出すタイプの人で、「こういうのは何故か緊張します」と正直だ。確かに緊張するだろうと思った。明日、 我々もシャンソンの発表会はこの感じでやるわけだ。他人事ではない。、、、知っている人が殆ど居ない演奏会で、 彼の父上以外はお顔を知っていると言うだけの方がお一人だけであった。ちょいと遅れて入ったため、空席と言えば最前列で、 テノールを聴く席ではない。彼の顔がまともに見られない。ピアニストは我が娘の同級生で、面影はあるものの美しく成長されていた。 今度FMにご出演頂くことになってるが楽しみなことだ。こういう演奏会こそもっともっと普及すべきだろうとは思うが、 なかなか条件が揃わないなあ。

 終わってからご挨拶もそこそこに大急ぎでそこをアトにして高速に乗り、今度は宇多津だ。こちらは2つある駐車場がいずれも満車で、 結局駅まで後戻りして止める。ぺったん靴に履き替えて急ぎ駆けつけると、案の定こちらもほぼ満席。3カ所ともこの集客は素晴らしい。 学ぶべきものだ。

 こちらの演奏曲目は第2部から中年以降の人なら全員知っているだろう流行歌ばかりだった。「早春賦」「浜辺の歌」「浜千鳥」 「宵待草」「城ヶ島の雨」「この道」「カチューシャの歌」「船頭小唄」「ゴンドラの歌」、、、といった具合だ。 私を呼んでくれたMさんは島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」に曲を付けたのを歌われてこれは堂々と安定した歌唱振りで流石であった。 しかしこの曲どうも作りが暗くて、音が低すぎてせっかくの技術も伝わりにくい感じだった。 もっと高い方が多い選曲をしても充分聴かせることが出来る人だのに、、、、と少々残念。次のプログラムの人がソプラノだと、 どうしても印象が薄い。

 それはともかく、こういう曲は、声楽を専門にしている人達が歌うと返って難しいのではないかと思ったことだ。 テクニックに走りすぎて、曲調と言うか曲の思想のようなものが伝わらない人が多い。いやいや、 テクニックに長けている人はやっぱり良く伝わるから、結局は歌唱力の問題か?なんか訳ワカメ状態だ。おみっちゃん、わかんな~い~~。

 

 そこが終わってから口を開けて待っている大人のひな鳥の為に急ぎ返るべきだったが、せっかくここまで来たのに、 あのうどん屋さんに行かないで素通りというのも残念と、駐車場がすぐ入れれば食べる位のつもりで行ってみると、 まるで私の為に用意してくれていたかのように1台分空いている。吸い込まれるようにそこに止めて、早速そこの名物「冷や天ぶっかけ」 を注文する。すると、5分もしない内にのれんが下ろされ閉店だという。昨日の今日だ。閉店という言葉にイヤな予感がするが、 もう座ったんだから矢でも鉄砲でも持ってこい心境。それに今日は一応おしゃれしている。クリーニング出す前に着ているだけだが、しかも、 ここはうどん屋だし~、別におしゃれは関係ない。しかし、昨日の今日で服装も気になってしまうんだ。

 やがていつものようにすんごいエビ天ぷらが乗った美味しそうなのがやってきた。が、予感的中。 うどん屋通の息子に言ったらきっとバカにされるだろう。うどん屋に閉店時に行くなんて事、絶対すべきでないと。いつもと違う。 天ぷらもベチョ。ダシもイマイチ。肝心のうどんはまあ、腰があったが、全体のハーモニーに欠ける。失敗の巻き~。ああ~あ、 旦那を待たしてる罰が当たったってわけだ。といってもものの20分程度の遅れだが。携帯には「空きっ腹を抱えてお待ち申し上げております」 というのが入ってる。やれやれ。

 坂出からは15分程度で帰ったが、インターまで距離があって結局は25分かかったか。大急ぎで食事の準備をして、 うどんを食べたことは黙ってる。全く食べないのは幾ら鈍い旦那とはいえ、流石に疑われるから、湯豆腐だけをゆっくり食べる。 何の疑問も抱かず、せっせと自分の物を口に運んでいるお方を前に、素知らぬ顔でコンサートの話しなんぞしている。、、、こんなもんだ。

 ビールは明日の為に止めておこうと我慢。昔は大丈夫だったんだけどなあ~。グスン。

 

2007年10月12日 (金)

今年のドジ大賞勃発!

  よんどころない事情で、夕方6時前に田んぼの中の銀行のATMに飛び込んだ。それはたまたまそこが目に入り、 人っ気の無いのが気に入り、思い切って車を駐車場に止めただけのこと。そこは地方銀行のコウコウと電気の点いたATMスペースだが、 そんな場所にあるとは全く知らなかった。丁度良い具合だと急ぎ車から降り自動ドアを中へはいる。 一度送金先の銀行名を間違えて入力したのをやり直したとき、アナウンスが聞こえてきた。「間もなく閉店致します。」と、確かに言った。 しかし、機械は動いているし、大丈夫だろうと高をくくって操作を続けた、、、が、あっ、 振り込み料を持ってくるの忘れたと万札を機械に入れたまんまドアの外へ出て、車の中の財布を取った。 ドアの前に立つまで20秒もかかってないだろう。すると、この体重が乗ってるにもかかわらずドアが開かない。「あっ!」 と一瞬にして理解して裏口へ回る。インターホンで事の顛末をかいつまんで話すと女性行員が出てきて、一緒にそのドアの前に行ってくれるが、 その女性は私が言った事をガラス越しに確認しただけ。やがて非常口から別な女性が顔を出すも、どうやらそこは使用できないドアらしく、 手であっちに回れと合図している。「ぎょっ!ぎょぎょっ!もしや回る先には男性行員達全員が居るんじゃない?!」 とこれ又素早く察知してその女性に訴えた。「ちょっと今こんな格好なんで、中にはいるのは、チョット、、、あの~、スイマセンが、、、」 と拒否したのだが、「でも~、、、」と一応上から下まで見て苦笑いしながらも、案内の手を下ろさない。仕方なく1歩2歩と中へはいると、 予想通り仕事を終えたスーツ姿の行員達が勢揃い!「いらっしゃいませ!」と声をかけてくる!ああああああああ、だからイヤだと言ったのよ! (涙)

 その時の私の出で立ちはというに、全くたまたま元従業員の新しいお店でカラリングを施して貰い、 仕上げは我が家でと約束して帰宅途中だったので、頭にべったりとカラーのジュエルを塗りビニールキャップをかぶっていたのだ! すっぴんの上にその頭。汚れても良いようによれよれの、牛の喉から引っ張り出したようなパンツにTシャツ。とてもじゃないが、 人に見せられるような格好じゃあない!だから、人っ気がないから、そこを選んだのに、人っ気が無いどころか、 人で一杯の銀行内にはいっちまった!

 しかも、その女性が私の万札を手にして、「今お振り込み頂いても実際は月曜日になりますが、、、」と分かり切ったことを言うだけで、 続きをやってくれるとは言わないのだった。じゃあ、何のために私はここに入ったの?そんなことならそのお金を「外で」 返して貰うだけで良かったじゃん!?と、内心ぷりぷり。顔で笑って心で泣いて、それを受け取ってほうほうの体で逃げ帰ったが、 段々腹が立ってきた。そもそも、なんで機械が動いているのにドアが閉まるの?まず、機械を止めれば良いじゃん!? そしたらドアが開いていてもあたしゃそんなドジを踏まなかった!

 私よりも一足早く我が家に到着して、私の帰りを今か今かと待っていたKさんは、その話を聞いてたまたま来ていた我が母共々大笑い。 どうりで遅いと思った、と言いながら!いやはやいやはや、ったく、なんでこうなるの?

 

 夕食時、ニュースを見ていると東京は大変だったらしい。ICカードが機能しなくなっていて、 その人は帰りも一々ストップの憂き目に遭っていた。それというのも、行きをフリーパスにしたため、「入った」という記録が無く、 「出られない」のだった。画面を見ていると、結局は人間の手と頭で事が流れていた。世の中の「機械化」 はこうしたバカバカしい危うさを持っているというわけだ。まじ、人間は進歩してるの?と言いたい。

2007年10月11日 (木)

友人Yのこと。

 雑炊が美味しい季節になってきた。夜の10時半という時間に帰ってきて普通に食べる夫の為に作った雑炊がメチャウマで、 ついつい一緒に食べてしまった。こんなこともあろうかと、夕食はほんのかる~くにしといて正解。これから遅い時間は雑炊にする宣言をして、 了解を取り付けた。が、これって自分のためにも良いかも~。

 

 A君とチラシの校正をあれこれやって、とうとう印刷屋さんに持って行って貰えた。今回は遅くなっちまったが、 これから一気にばらまく予定。さあ、沢山来て頂けるかなあ?

 

 次から次へと用事は湧いて出て、一つ一つ片づけようとしているが、その中の一つに以前自分用に直して(元はSサイズ) 着たことがある舞台用ドレスを探し出す、という作業があった。ただいま負傷中のおみっちゃんにとっては大変な作業だった。 衣装箱を下ろすのにどうしても足に力が入る。昨日経験者に聞いたところによると、この肉離れはくせになるというから、 ちょいと慎重に事を運んだのだが、そのためやたら時間がかかり、尚かつ後始末も大変だ。なんでこんなに詰まらないものが一杯あるんだろう?、 、、考えてみると今年の夏用にと出していた物の内、サイズが合わなくなっていて結局一度も手を通してない物がかなりある。 ただ出してまた仕舞うだけのこと。あたしゃ何を無駄なことをやってるんだろう!?少なくとも昨年並みには体型を戻さなければ! 娘を笑ってる場合じゃなかった!

 

 週末は又してもシャンソンの発表会だ。今年だけで5,6回目か?なんでもそうだがその本番よりも準備に時間がかかる。 今回はずぼらで通している我が悪友が6曲も歌うという信じられない企画だ。この友人、 数ある我が友の中でもユニークさに於いて群を抜いている。「私の辞書には努力という字はないのよ」と公言してはばからない。簡単に言えば、 自由に生きている人、だろうか。私より6歳も年上のクセに、どうみても年下にしか見えない美人だ。10年前までは、自分のことを「美人の、、 、、さん」と呼ばないと振り向かないほどだったが、流石にこのところそれは観念したらしい。綾小路君麻呂じゃないけど、「美人も50歳まで。 ブスは50年我慢したら良いんです。50歳過ぎたら全員内臓勝負なんですから。」てことか。それはともかく、 彼女の凄いところは折り紙付きのずぼらなのに、それを悪びれることなく吹聴して回り、こんなこと言ったら他人がどう思うかしら? な~んてこと、一切考えない人なんだ。正直と言えばそうだろう。嫌いな物はハッキリ嫌いだし(羨ましい~) 特に嫌いな人とは口をきかなくても全然平気。、、、何故か、ん十年に渡り友人である。不思議なのは、 この人は同性異性を問わず好かれることが多く、なんであんなにいい加減なのにあんなにもてるの?と言いたくなるほどだ。いやあ~、 人間て面白いなあ。

 

 

 

 

2007年10月10日 (水)

眠いなあ~。

 昨日に引き続き衣装係と打ち合わせだ。迅速に行動してくれたお陰で、少し宿題は残ったが殆ど解決だろう。 ホントに良くやってくれている。彼女たちが来る前には、あたしゃ慣れないエクセルで表作りに熱中していた。 それというのもそれが得意なお方のパソコンが突然おしゃかになったらしく当てに出来ないからだ。どうにか作ったが、いやあ~参った!

 

 そのアトはFM収録2本分だ。ゲストが慣れている方だったのでトントンと進み、無駄なく終えることが出来た。しかし、 自分では全然意識下に無かったが、会話の中で以前の放送局の名前をぽろっと出したらしい!あっちゃ~!「いやいや良くあることですから、、、 」と慰めて貰ったが、不覚!

 明日は海外と言うK女史と海べのお気に入りのレストランで夕食をとる。スパークリングワインフルボトルをゆっくり空けながら、 おいしいイタリアンに舌鼓。港には灯りをロマンチックに飾り立てたフェリーが入ってきて、水に映る光の波を見つめながら楽しい会話が続いた。 勿論音楽の話しが一番だが、それぞれの人間関係の話しや音楽論芸術論まで限りなく会話が続く。 明日の旅立ちの為にはそうながく引き留めてもイケナイと、早々にテクノを予約。、、お互いの健康を約して別れたが、チョー多忙な二人の事。 いつ又こんな時間が取れる事やら。

 

 食事中に2度ピアニストから電話があり、曲の打ち合わせ。このピアニストは「笑い」のセンスが抜群で、 ちょいと面白い物が出来上がりそうだ。帰ってくれば早速チラシの原稿について打ち合わせのためA君が訪ねたいと言ってくる。 勿論私に異存があろう筈がない。予定よりも大幅に遅れているのだから。、、、しかし、お陰で宿題が出て、今の今までパソコンだ。 しかしパソコンがあるからまだやれるんだ。

 

 そんな私に娘からの電話。話しの途中でもうおかしくておかしくて、泣き笑い。「お母さん。私この頃太って来たのよ。」というから、 まあそれも良いんじゃない?と答えると、「それがね、半端じゃないのよ。去年のGパンが合わないっていうんなら分かるけど、 そりゃあ良くあることだけど、、、、」って言うから一体何が合わないの?と聞いたら、「パジャマ!」と言うではないか。アハハハ。 流石私の娘だけある。我慢して着て寝てもいつの間にか脱いでるらしい~。母親からの太る遺伝子があるかもと大いに不安そうだった、なあ~。 フフフざまあみろ!なんちゃって!

 

2007年10月 9日 (火)

衣装。

 どんな舞台でも衣装というのは全体の印象のかなりの%を占めるだろう。動かない装置と違って、観客の目に訴えるものが大きいのだ。 しかし、オペラの衣装は本格的にやろうとするとかなり大変だ。特に昔々のものを演じるとなると、大仰な衣装が必要で、 それに伴うヘアーだメークだ、やれ履き物だときりがない。凝ろうと思うとどこまでもやれるって訳だ。

 今日はちぇちの衣装係4名と頭を寄せ会って、如何に見ばえが良くて安上がりで、動きやすくそれらしく見えるか、、、 と知恵を出し合った。信じられない欲張りな話しだが、まあ、殆どこのおみっちゃんの脳裏にある物なので、それを言葉で伝達し、 紙に描いて示すという作業で一応出演者全員の構想が纏まる。それを元に彼女たちは早速買い出しに走ってくれた。 毎度ちぇちの衣装は評判が良い。手作りにしては、と言うことかも知れないが、、、。これで、小道具が完成すれば、準備物の殆どは仕上がり、 アトはそれらが実際に大丈夫かどうかテストしてみることだ。ふ~っ。

 

 こうして次第に外枠が固まってくると、ますます歌が、演技が、、、、ってことになってくる。あと2ヶ月とちょっと!うっ! 忘年会シーズンだ。打ち上げの会場だ!、、って、こっちの方はどうもまだ気がのらないなあ~。でもまあ、やっておかなくては!

2007年10月 8日 (月)

ああ、とうとうここまで来たか!

 今宵のオペラの練習で、ようやく6合目といったところだ。一応台本の最終ページまで穴ぼこだらけながら行けた。私は、 大変急いでいる。みんなに詰め込みすぎているかと反省しながらも、予定が大幅に遅れている現状を、何とかしたいのだ。 オペラは突っ立って歌う訳には行かない。だから、動きを早く覚えて、自然な動きの中でしっかり歌えるように、一日も早くなって欲しいのだ。 動いたら歌詞を忘れる、動いたらリズムがくずれる、動いたら音程が怪しくなる、、、では困るんだ。

 では、どうすればいいか?兎に角舞台上での自分のポジションを早く頭に入れ、最低でも立ち位置で歌えるように持って行くことだ。 それが完璧に出来たら、今度は点と点を結ぶ作業だ。それがある程度出来れば、演技だ。身体の、顔の、声の、目の、 それぞれの演技が必要になってくる。そしてそれもこれも、歌と平行して練習しなくては身に付かない。バラバラでは、本番チョットしたことで、 解体の憂き目に遭うだろう。

 しかし、今日初めて見てくれた外部の人が、随分誉めてくれて、「面白い!」と言ってくれたのには一安心だ。あんまり嬉しかったから、 その人を送っていく時に誘われてお茶してしまった。(お茶なら良いが、疲れてるからどうしても甘い物が欲しくなって、、、、 今日も小豆の入った和風何タラ)彼女はこんなに面白いんだったらやってみたいとまで言い出した!しめしめ。 丁度近くに自転車で通ってるAさんが住んでるから、私も通えるかも~だって!「そうよそうよ~人生は一度っきり。」と、 私の定番のセリフが始まる~。。気が変わらないうちに、念押しが必要だろう。

 

 昼間はしゃんそん教室で、週末に控えている発表会のせいでみんな張り切っている。その上今日は一人の見学者があり、 どうやら歌の経験者のようだったため、全員緊張していたのだ。普段やらないようなことをやる。Y女史なんぞは、 「私どうして歌ってるときにつばが出て喉に絡むの?」と聞いてくる。そんなもん、緊張してるからに決まってるじゃん!?と言えば、 「へえ~っ!?緊張してないつもりだったけど~」だって。この自覚がないってえのも困ったもんだ。

 今度のオペラにゲストとして出てくれるMさんと話しを付けるためにお好み焼き屋まで追っかけて、一緒に食べ、 豚玉が本日のディナーだ。すぐ隣にあった甘党の店にも入り、ここでもクリームぜんざいを注文。今日は多分疲れるだろうから、 というのがその理由。まさか帰りにまであんな物食べることになろうとは、、、人生ってわかんないもんだ!ん?

2007年10月 7日 (日)

芸術の秋。

 午前中にラオスの報告会というものがあり、参加した高校生大学生教員の方々が10人近く発表。それぞれに個性があり、 今時の若者の舞台慣れというものに改めて感心させられた。言葉は明瞭だし、声もしっかりしている。まあ、 後進国へ見聞しに行こうというような若者はそうなのかも知れないが、いやあ、大したもんだ!

 特に印象に残ったのは、高校2年生だったか、以前から国際協力に興味があって、将来はその道に進もうかと思っていたという女の子。 行ってみての感想は、「分からなくなった」と言うのだ。あの国には、素朴な人間らしい暮らしがあって、やたら先進国の人間が出向いていき、 色んな新しい文化や教育を押しつけるのが、そこの人々にとってホントに幸せなことかどうか、ラオス人の暮らしを見て疑わしくなった、と言う。 言葉は違ったが、「助けるなんて発想自体、先進国の傲慢な考えだ」ということらしい。いやあ、この子は素晴らしい。誰のものでもない、 自分の目と考えをしっかり持っている。こういう子が将来本物の国際協力をやるようになるのではないか?

 もう一人、これは先生と呼ばれる若い女性だが、「海外から入ってくる物の中には当然良い物と悪い物がある。 既にどんどん経済侵略が始まっており、都会は毒されつつある。その様なものにしっかりとした自分の考えで対処出来るようになるためには、 教育こそが大切だ。受け身一方ではあの国はダメになってしまうと思った、、。」と、教育者の立場からの明快な考えが述べられた。 この女性にも私は大拍手だ。

 ラオスという仏教国の篤実な民族は、先進国と呼ばれる国々が学ぶべきものを沢山持っている。しかし、このまま手をこまねいていては、 早晩全土が近代化の波に覆われてしまうだろう。いや、必ずしもそれが全て悪ではないだろう。それに日本が同じように変貌を遂げてきたように、 彼らも時代と共に変わっていくのだろうし、その波には抗えないだろう。これだけ地球が狭くなってきている。だからこそ、「個」 が大切になってくる。その為には「教育」だろう。

 今日の会に参加して、つくづく思ったのは、私にとっても、この夏は熱い夏であったということ。(熱中症だったからではなく)、、 しかし、会う人毎に「奥さん、又来年も行かれますか?」と聞かれるのには少々辟易した。即答できかねる、というのが正直なところだ。 自分の性格上、やり出したらとことんはまってしまうだろう。そうなったときの体力には全然自信がない。 あちらに骨を埋める覚悟が出来ればその時は、、、、。なあんてね。

 

 午後は古くからの知人のピアノと知らない人のフルートの演奏会だった。驚いたことに聴衆のかなりの人が知り合いであった。まあ、 私がお願いして行って貰った人も当然多いが、それ以外のお久しぶりの人も大勢居て、あっちむいてペコリ、こっちでもペコリとまあ、 何十回ペコペコしたことか!高松は狭い!中にはその方から著書をお送り頂いていて、何のお礼状も出さず失礼していた人や、 ご主人が大病をされたと噂を聞きつつそのまんまになっている人や、ナント、旧姓で呼ばれてびっくりのOL時代の先輩にまで会った。この際、 それらの方々にまとめて不義理をお詫びしたという次第。イヤハヤイヤハヤ。

 ピアノは男性らしいタッチで予想通りだったが、フルートは現代音楽を取り入れていて、 それはまるで尺八そのもののような曲創りになっていた。しかし、耳をふさいで居るなど明らかに不快を現す聴衆も居て、 音とは面白いもんだと思った。私は大丈夫だったが、、、。ただし、尺八のすすり泣きには及ばないと感じたのは私だけ?

 

 友人に出会ってたまたまやっていた美術展を覗いてみると、これがなかなか力作揃いで、 その友人と偶然来て良かったねえと作品達との出会いを喜ぶ。「思可牟」 というこのグループ展は夫によく案内が来ていたのでその名前は知っていた。が、こんな人達のものとは知らず、 しかもこのネーミングの由来が面白いということも、今日初めて知った。後ろから読むと「むかし」となり、それをひっくり返しているから現代、 なんだそうだ。なあるほど。これからは気にかけておこう。

 暇ならお茶でもと言われたが、夕べの娘との会話を思い出していた。「ピアフ」 の映画に母を連れて行かなかったのを責められていたのだ。即答しない私に気を利かして友人が「じゃまたね」と言いこちらも思い切って「じゃ、 又」と別れる。早速帰宅して母に電話すると、案の定大喜び。内容が複雑だし、洋画だし、字幕だし、どうかな? と心配だったが余計な心配だったようだ。「愛情」がテーマだったからかな?ピアフは晩年にインタビューを受けて、 若い女性に何かアドバイスを、と言われて、「愛しなさい」と答える。では男性には?「愛しなさい」子供には? etc,etc,etc,,,.その全てに「愛しなさい」と答えるピアフ。、、、母は、 買ってあげた飲み物に殆ど手を付けることもなく真剣に見ていた。終わってからようやく飲んだ位集中していたらしい。

 まあしかし、同じ映画を続けて2回も見るなんて事、私にとってあり得ない事だが、今回は全く飽きないばかりか、 より深く感動できたのは不思議なことだった。多分それは創られ方による所が大きい。時制が目まぐるしく変わるので、 結局は集中せざるを得なくなるのだ。

 

 しかし、映画館は空いてたなあ~。こんなに素晴らしい映画だのにやっぱり観る人が少ないのかなあ?日曜日の6時だからか?なあ~?

2007年10月 5日 (金)

ドジ大会。

 母の長年使ってきたテレビが壊れたと言うので、先日来電気屋を行ったり来たりだったが、 とうとう本日最新式の大型テレビが母の所にやって来た。何故何度も行ったり来たりしたかと言うに、母曰く、 「どうせ切り替わる頃には私の命はありませんから、アナログでケッコウ!」と一歩も引かない。万一その頃生きていても、そんときゃそん時。 別売りの機械を買って見ると言うのだ。新しい方が絶対画面が綺麗だし、薄くて場所を取らないし、チャンネルも多いし、 将来付属品を付けると操作が面倒だし、何よりそんなに先がないと言うんなら、残りのテレビ人生を楽しめば良いのに! と幾らお付きが説得しても頑固に、「もったいない」を繰り返す母。そこで仕方なくアチコチと電気屋さんに連れて行き、 アナログの現状を見せて回ったと言う次第。すると大きな量販店にもせいぜい1個か2個申し訳程度に置かれているアナログテレビ。 画面は今時の物と比較にならないほど差がある。段々強気の発言が減ってきて、最後のお店で担当者の優しい説得に根負けしたらしい。が、 とうとう今日その新品が届くという日、な~んと、今までのテレビが突然映りだしたと言うのだ!よくよく聞けば、なんのこたぁない、 コンセントの接触が悪かっただけのようだ。新品が来るというのでお掃除をしたら映りだしたというのだ!やれやれ。流石私の母だけある。 ドジさ加減が半端じゃない。

 しかし今更電気やさんに要らないとも言えず、あんたに上げると言われてもうちにはもうアンテナがない。 となるとこれは大きなお荷物だ!、、、そこでピンと来たのが友人Y女史。確か最近テレビが壊れて不自由してるが3年も我慢できないし、 さりとてアナログを今更買いたくも無し、、と言ってたのだ。早速電話すると二つ返事で大喜び。 私がFM収録を終えるのを待って甥御さんと取りに来るという。

 しかし、8時には帰ってるからと言ってあるのに一向に現れない。とびっきり美味しいおつけ物を持ってくると言うから、 ゆ~っくりご飯を食べていたにもかかわらず来ないので、しびれを切らして電話してみると、こっちからの電話を待っていたと言うではないか!? 何度も念を押したにもかかわらず、である。めんごめんごと言いながらやって来たY女史が持ってきた美味しいおつけ物はと言えば、 小さなタッパーに入った白菜の即席漬け。しかも車に乗り込んだら、「あのおつけ物は明日になったら少し酸っぱくなるかもね。」だと?ったく、 なんでこう、類は類を呼ぶのか?

 

 そう言えば、本日のFMもおかしかったなあ。まずミキサー君が、選曲してあるラストの曲で全く違う物を流し始めて、 私はQシートに書いた曲名を読み始めるも、「?」状態。即行でゲストが気が付き、いやいやこれは○○の××ですと訂正してくれて、 私も録り直さず笑って誤魔化した。それというのもY女史が来る時間を考えていたからだ。その上、2本録りしたQシートを見ると、 ナント2枚とも同じ日付になっている。まあオンエアには関係ないミスだが、ふ~っ!

 

 このところのおみっちゃんのドジも半端じゃあない。つい先日生命保険証券が無いと一日中探し回って、結局無くて、 無いまま手続きしたのも記憶に新しいが、一昨日は銀行の通帳が無い、ならば郵便局の通帳をと探し始めると、 これ又あるべき所に無いではないの?そんなバカな!と焦って探し始めるも、出てくる物はいつ無くしてたかも記憶にない指輪だとか、 封書入りのお金とか、まあ、出てきて喜ばしいものではあるが、目的のものではない。お正月のおみくじが出てきて、「失物」の欄を見ると、 「程なく出る。物の間。」とある。そりゃあどこにあっても、物の間に決まってる!

 諦めて郵便局へ通帳の再発行に行く。すると手元に届くまで2,3週間かかります、と言われる。まあ、それでも仕方がないと、 手続きをして貰おうとしたら印鑑がない。ふひょ~っ!そうだった、バッグを換えてたんだ!と思い出し、恐る恐る受付のおばちゃんに告げると、 「あのお、無くされたのはご自宅ですか?外だったらとめた方が良いですが、、、?」と言われる。これには何故かきっぱりと自信を持って 「いいえ、家です。」と答えてる自分がおかしい。どうやら認知症と間違われたかも~の疑わしい目に送られて帰ったが、 この自分のボケボケ振りに我慢が出来ず、再び必死で探し始める。すると「あったあ!」一度見たはずの引き出しの中にチャンとあるではないか! やれやれ。

 思うに必死で探したのは、そのものが必要というだけでなく、出てこない=認知症かも~という不安からだったなあ。いやはや。 若年性ってあるからねえ~というと、「ケッコウ年相応だったりしてえ~」なあんてこと同窓生から言われてる。だよねえ。グスン。

2007年10月 4日 (木)

パソコンって!

 信じられない!長々と書いたこの日記が突然消えてしまった!これだけ長く付き合っててもパソコンは私の意のままにならないばかりか、 突如ふてくされて休眠してしまう!ったく、だから機械は信用できないのよ!ぷりぷり。

 

 今日の本業の多忙さで相当参っているが、まあ、たまには仕事もしなきゃあね。それに来店客の殆どが、客と店主の間柄を越えていて、 プライベートなことを皆さんはき出してお帰りになる。ということは、まあ、人様のお役に立っているということらしい。 人間こもって考えていてもろくな事はない。

 

 しかし、昨日の今日でほとほと疲れ切っている。のに、このパソコンの反乱でいっそう疲れる。夕べは3時間ぶっ通しの演技指導だ。 年齢以上の事をしていると我ながら呆れる。しかし、某大学で会長とバッタリお会いになったアガタは「どうだった?」と聞かれて 「みんな疲れてました」と応えたらしい。そうなの~?アガタはそりゃあ全てに関わってるからしんどいでしょうよっ! でも他の人は年齢と体重は私の半分、途中の休憩はあるし健康だし、私を越える疲労者は居ないはずだ。 あたしゃ肉離れの足を引きづってそれこそ死にものぐるいでやったんだ。(どうせなら離れきってしまってくれれば良かったお肉だけどな~) しかもその後何人かとお夜食を食べ、ドロテアと衣装部屋に行き、とっとと衣装を決めて、彼女の家にお送りしたが、道中半分寝てたなあ~。 あくびを何十回したことか!きっと彼女は気が気じゃなかっただろう

 救いは今回のメンバーが一様に勘が良く、機動力があり、しかも役に対して誠実だ。これは舞台をやる上で必要な殆どの要素だ。 だからどっかで私は安心している。しかし油断は禁物。どこに落とし穴があるか分からないのだ。

 先ほど、といってももう3時間前か、ある曲の振り付けをとある男性に依頼したが、説得に1時間近くかかったか。 オペラ全体の印象を持っていきそうなこのシーンをなんとかやって欲しいのだが、無理難題をいう演出家のアチクシ。 どうも簡単にイエスとは言いかねるということらしい。しかし、私のイメージを大切に、それを具現化してくれる人は彼以外知らないのだ。 本当は彼に踊ってもらいたかたったのだが、時期が悪くてアウト!ならば彼のセンスをのみ頂こうと言うわけだ。

 

 このおぺ~ら~、ホントに出・来・る・の!

2007年10月 3日 (水)

疲れた~。

 今夜から特別練習だ。約3時間喋りっぱなしの上、肉離れの足を引きずりながらの演技指導はかなりきつかった。 疲れを癒そうと近くのファミレスに行く。何人かはそこで夕食だ。あたしゃ出がけに冷凍のお好み焼きを食べていたので、デザートのみと決めて、 「和風なんたら」を頼んだが、来てみればまずいまずい!半分ほど食べてチラリと隣を見るとS嬢はハンバーグセットの様だった。 ところが2枚も付いていて食べきれないとつぶやくのを聞き逃さずに、「私が食べてあげるわよ」と口を出す。 彼女が惜しそうに半枚くれたのを食べてみるとこれが意外に美味しい。、、、でもって、予想通りこれが呼び水となって、もう1品へと走らせた。 「北海道のなんたらかんたら」という料理名が付いていて、そのパスタは写真も美味しそうだったので注文したが、これは全く頂けない。 しかもこれが運ばれてきたときS嬢の旦那様は、目パチクリ。「まだたべるのか!?」という目だった。

 

 いかん、もう無理。メンバーの一人と衣装部屋に行き、国分寺までお送りして帰宅したら12時を回っている。 ブ~タンタン入ってね~ましょ!ふ~っ。

2007年10月 2日 (火)

息が切れそうだ。

 昨日は余りに疲れていてこの日記も書けずだったが、今日も無理かと思っていた。 ただいま午前2時近くになってシャワーを浴びて少し元気になったので、まあ、少しでも書いておこうと思う。

 昨日のシェイクスピアは「マクベス」を取り上げた講義だったが、その中で「悪の定義」が登場した。イコール「秩序を破壊するもの」 とのこと。確かに殆どの悪がそれに当てはまるだろう。小さな所では、ちぇちの様な団体でも秩序を破壊することは最も許し難い悪の一つだろう。 秩序を乱す、ではなく破壊するまで行くとそれは悪以外の何物でもない。

 しかし、秩序を破壊しない悪というものも存在するのではないか?とぼんやりと考えた。そうなると「秩序」 の定義が難しくなってくるかも知れない。、、ここまで考えて面倒になってそれ以上考えるのを止めてしまった。しかし、次の疑問が頭を擡げる。 ある批評家が「マクベスが見た3人の魔女は実在するものではなく、本人の心の中に内在するもの、、、」 という説にむくむくと疑問が湧いてきた。普段占いやましてや魔女なんて信じてないクセに、 この作品には矢張り魔女が登場するのが自然だと思ってしまう。でなければ、バーナムの森が動くという予言をどう処理すればいいのか、、。

 その後のしゃんそん教室は次の発表会の話しで盛り上がっている。そうだった、まだチラシが出来てなかったのだ、 と本日はそれの作製に追われた。

 母がテレビの調子が悪いから買いに行きたいと言ってくる。2時間しかない時間を母の買い物と、夫の夕食で走り回る。

 月曜日のラストの予定はちぇちぃだが、台本を手に持たないでと言うと、途端に動けなくなっている。 朧気ながら動いている人に合わせて、全く違うタイミングで違うことをやっている。あ~あ。こりゃ大変だ。

 ま、やるっきゃない!

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