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2007年7月29日 (日)

ぱぺぴぷぺぽぱぽっぽ~。

 日常生活の中に起こる喜劇は予想を遙かに超えている。そしてそれは悲劇と裏腹でもあるのだ。本日、よれよれに疲れていたとはいえ、 あまりの不幸な出来事に我を忘れ、、、、ああ、自らの取った言動に、今更ながら恥じ入るばかり~。

 また何を大げさな、と言われるかも知れないが、これが決して大げさでないところに、この悲劇、いや喜劇の持つ特異性がある。

 今日は二日続きの衣装部屋の大掃除で、相当疲れた。しかも2トントラック初体験、しかもそれが朝8時という時間。 睡眠が足りてないまま今朝を迎えた。余りに不安げな私のために、実際に運転する前に従兄弟が助手席に乗ってくれて、 その辺を一回りして指導をしてくれる。お陰で、エンストもせず、よろよろながら現地に到着。生きた心地がしなかったのは、 隣に乗って頂いた我が義妹Mであり、後ろからサポーター風に付いてきた会長であろう。 バックミラーに映る先生のお車は信じられない車間距離をあけている。「そうでしょうとも。どうせ私の運転は信用できないでしょうよ!」 と内心ムッとしながら、しかし、一向にすんなりと動いてくれないトラックちゃんと格闘だ。

 M君の発案により、人手が一番多い今日にやろうと言うことになったのは、全く正解だった。恐ろしい量のゴミが出て、 トラックの荷台がみるみるうちに山になった。それを再び運転して、元の場所へと移動。ただし、 バックが自信が無くひたすら前へ前へと運転したが、もう着く頃には疲れがピークに達していて、恐らくは迎えてくれた従兄弟の目には、 これ以上やらせたらこのトラックの運命も怪しいと、、、多分思ったのかどうか、「みっちゃん、 もう明日僕がこれを集塵センターに持って行くから、、」とのお優しいお言葉。「わっ、ホント?」と一切遠慮をしない、 というか出来ないアチクシ。内心ウルウル状態だったのだ。正直、長時間これを運転するのは、かなりの緊張を強いられそうで、 どう考えても自信がなくなっていたのだ。いやあ、持つべきモノは役立つ親戚だ。

 トラックをゴミごとお返しして、義妹と共に乗り込んだ私の車では、私の「トラック野郎姿がとても似合っていた!」と冷やかす会長に、 「頼りになる男性が居ませんので~」と嫌みを一つ。でも「その通り」と返されて、カックン。

 それから私と義妹とその娘と友人は、かねてからの予定通りある場所へと出かけたのだが、その帰り。 労働に見合った以上の空腹を感じていて、Kといううどん屋へと入ったのだ。フト気が付けば午前中一度もトイレに行ってない。 まずは済ませてから美味しく頂くべえとばかり、トイレの在処をきいたら外にあるという。予想通り和式中の和式トイレのようだった。 ドアを閉めて手に持った携帯を何処に?と見回しても置く所なんかあるわけ無い。持ちにくいなあ~と思いながら一歩足を進めたとき、 その悲劇は起こった。あっと思う間もなく私の手から離れた携帯は、モノの見事に白い便器へと突撃! ハッと思って手で押さえようとしたが間に合わず、な~んと小さく開いていた穴の中にまっしぐらに走り落ちてしまった!しかも、 ストラップの先端が見えなくなると同時に、その穴が「パチッ」とばかり閉まってしまった!えっ?このトイレって?一体? と思いつつ脱兎の如く飛び出してお店の内部へ行き、小さな声で、「あのお、スイマセン、トイレに携帯を落としちゃったんですが、、、、」 と告げると、どんぶりを拭いていたおばさんが、「ええ?トイレって、あんた、便所の中に落としたんな?携帯を?」 と大きな声でオウム替えしに言い放ったあと、それを又同僚に向かって告げたモノだから、数人いた人達が全員顔をしかめて、そりゃあ無理、 と言う。客達もチラチラと私の顔を見始めて、流石に私もこっぱずかしい~くなってきた。その時の私の出で立ちは、大掃除のあとそのままに、 首からタオルだし、素っぴんのTシャツにつっかけというおっそろしい格好だ。まあ、相応しいと言えば、 この事件を語るに最も相応しい見てくれだったかも知れない。すると、店主らしきおばさんがそちらに回りますから、というので現場に行くと、 「お客さん、私がチャンと見ておきますから、食欲が無くなるとイケナイからここは先に食べるもの食べてきて下さい。」という。流石、 店主だけのことはある。お店の品物を美味しく食べて貰うことが何より優先するらしい。お言葉に甘えて、先に頂くが、イマイチお味が、、、。 ていうか、それどころではない。

 やがて食べ終わるのを見計らってその人はやって来て、今日は無理だったけど、明日くみ取りさんがくるので、捜して貰って、 きれ~いに洗って送りますから、住所とかお名前書いて下さい。携帯がなくっちゃあ困るでしょう!?と繰り返し言う。 友人ももう無理だから諦めたら?とか言ってくれるのでお断りしようとしたが、せっかく捜してくれたり、 ご親切に送ってくれるというのを無碍にお断りも悪いと思って、素直に書いてきた。、、、しかしなあ~。グスン。

 

 帰宅して、もう~限界とばかりシャワーを浴びて一休み。やおら起きあがって一番に行くのは携帯ショップ。事情を話して、 一つ前の機種も持参して新しいのに移して貰う。しかし、このデーターは2年ほど前のモノで、それ以後のモノが全然分からなくなった。 慌ててちぇちのメンバーには携帯電話番号とそのアドレスと、パソコンのアドレスを送ってくれるように頼んだ結果、 既に何人かは知らせてくれた。しかし、シャンソン関係だとか、短歌関係、同窓生関係、マスコミ関係、FM関係などは殆ど不明だ。 これから携帯の復活に相当なエネルギーを取られそうだなあ。

 悪いことばかりでもない、というのが、新しい携帯はテレビ付きで、スマートで、 しかもお風呂でもキッチンでも水に濡れるようなところでも平気で使えるということだ。、、、これって、もしや、怪我の功名?

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