事の顛末。
今度の騒動の立役者は実は私ではない。と、今思うのだが、まあ、原因を創ったのは間違いなく私なので、準主役くらいのもんだ。
朝になって、2度も入っていた留守電のお礼をと、電話をかけてみると、あの店主とおぼしき人が、 もうすっかり親しそうに私の名前を呼んでくれる。その真っ直ぐな声を聞いていると、もうそれは不要ですとは言えなくて、 流石に送ってまで頂くのもどうかと思い、本日受け取りに行かせて頂きます、と相成った。
丁度友人Sさんが電話してきたので行くつもりだと言うと、Sさんの話しではどうやらそのうどん屋さんとは偶然にも遠縁になるらしい。 これ幸いと同行して貰うことに。母と、その友人姉妹と4人で昼食をそこで食べることに。ちょいとした手みやげなど買って行ってみると、 ここは有名店で平日だのに一杯の人。玄関を開けると全ての従業員が「いらっしゃいませ~」に続いて、「あ~あ~、」 と懐かしそうに私にほほえみかけてくれる。そこでとびきりの笑顔で迎えてくれるのが店長さんだ。 早速丁寧にくるんでペーパーバッグに入れてくれた物を取り出し、手渡してくれる。丁寧にお礼を言って受け取り、手みやげを渡すと恐縮しきり。 ナント、自家製のアイスクリームをデザートでどうぞ食べてって下さい、と言われる。「まあ、そんな、、、」とやりとりしていると、Sさんが、 「あなた、あの方がいらっしゃるわよ」と言うのでその方を見ると、 先日シャンソン発表会で場所をお借りしたイングリッシュガーデンの社長さんだった。「まあ、その節はありがとうございました」 「いやいやこちらこそ、、」と、注文したざるうどんの大を持って隣のお席に。「どちらにお住まいでしたか?」と、 遠いうどん屋さんに来ていることをいぶかしげに聞かれたが、勿論、何故ここに居るかを言えるわけがない。2番目の理由の 「うどんが美味しいから」と告げて、話題を変える。この方とはもっぱら12月のオペラのこと、先日利用した場所のこと、 などが話題であったが、転んでもただでは起きないおみっちゃんの真髄を発揮して、FM出演交渉成立だ。 あの素晴らしい庭園で既に沢山の方々が演奏会を持っているが、まだまだこれから知名度を上げていきたいとの強いお気持ちが見て取れたから、 頑張ってオススメしたのだった。これで、ラオスに滞在中の収録が出来るなあ~。
全て美味しく頂いて、皆さんの素晴らしい笑顔に送られて外に出る。一件落着。ふ~っ。矢張り繁盛店にはそれなりの理由がある。 一事が万事この調子で、お客様と接しておられるのだろう。
しかし実は結論はまだ出してない。せっかくこうして手元に戻ったものを、むざむざ処分して良いものか?、、、しかし、、、。 チップとやらをショップに持って行くにしても、取り外し方が分からないし、手袋持って行ったら?な~んぞとSさんは言うが、 どうもその勇気もない。、、、てなことで、まだ顛末、とは言えないか。
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