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2007年7月12日 (木)

未開の地。

 このところ、言われた事にぼ~っと返事して、後からああ~そういうことだったのかあ~と、じわ~っと分かってくることがあるなあ。 例えば今度のラオス行きもその一つだ。

 何年も夫がボランティアで出かけていたが、そのたんびに、敵も誘わない代わりに、こちらもスケジュールが立て込んでいる時ばかりで、 行きたいという意思表示もしたことが無かった。後進国には後進国にしかない楽しさがあるだろう事はよく分かっていたが、 その内行けるだろう位にしか考えて居なかった。

 今回は、うっかり「行くわよ」と返事したら、あちらさんがびっくりした、という「冗談から駒」みたいな事になっている。しかし、 行くとなれば自ずと興味も関心も湧いてきて、時たまテレビでその国の現状を伝えるものなんか、必死で見ることになる。 今日も中国が随分進出してきて、金銭的にも日本に次ぐ援助国と成っているとか、中国製品があふれかえり出したなどと、 寂しい状況が放映されていた。確かに、今が行き時かも知れない。これ以上遅くなると、 すっかり変わってしまったラオスを見るだけのことになるのだろう。、、、さあ、しかし、自分の目で見るのは又違うだろうなあ。 何処に行っても、自分の目で見ることが大切だ。先入観を出来るだけ持たずに行きたいと思うが、今回は「スタディツアー」ということで、 事前のお勉強会に何度か参加する必要があるらしい。

 気になるお手洗いのことは、どうやらかなりムムムらしい。移動中にお腹を下してトイレってことになったら、どうしたらいいの? と訊けば、「そりゃあ林の中に入るだけ」と、夫は事も無げに言う。ぎょへ~っ!じゃあ、よっぽど注意して、下痢しないようにしなくっちゃあ! まさかおしめは要らないよなあ~、、、グスン。

 

 先日アフリカはエチオピアのとある部落に、取材に行った矢張りアフリカ人のジャーナリストが、 「実際にそこの住民と同じ生活をしてみる」と出かけて行っての奮闘記録をテレビで見た。その記者は、100㎏以上あった巨体だったが、 ドクターストップがかかる手前には、70㎏ほどに成っていた。わずか2、3週間程だったと記憶するが、とにかく貧しい村で、 政府からの配給は、政府が発表しているものを大きく下回り、飢え死にしていく人が後を絶たない状況だ。その配給が無くなると、 「自然のキャベツ」なるモノを摘んできては小さく刻んで食べていたが、その不味さは、吐き気がするほどだそうだ。しかし、 空腹には代えられず、嫌々みんな、食べている。

 印象的だったのは、配給が手にはいると、まず小さな子供から分け与えられていることだ。目の大きい、可愛い子ばっかりだが、 それでも完全に栄養失調のようだ。日本では、豊かでモノが有り余っていても、子供の虐待や、殺人が後を絶たないのと比較して、 ナント人間らしい事だろう。アフリカでは、大人が子供を守るのは、この極貧の地にあっても当たり前なのだ。

 体力が弱ってくると、蠅が寄ってきて、顔といわず身体といわず傷口といわずたかっている。それを振り払う元気もない人々。 彼ジャーナリストは言う。「ほんのわずかな費用と労力で、この問題は解決するのです。」どうして、地球上にこんなに差があるのか? この文明の発達した現代に於いてさえ、、、。

 以前聞いた話では、日本人が残して捨てる食料だけで、地球上の全ての飢餓に苦しむ人々を救える、らしい。恐ろしいことだ。日本人は、 もの凄く大きな罪を犯し続けているのかも知れない。

 この視点で考えると、北海道のあのニセコロッケの件も、???が並ぶなあ。いや、勿論あの社長は悪いんだが、 豚でも牛でも何でも良いから欲しいのが、アフリカの難民だろう。レベルが違うのだ。悪事の限りを尽くしているあのミート会社社長の顔は、 見たくもないが、飽食の日本ならではの事件だ。国民を騙しているアフリカ政府と、あの社長の顔がだぶるなあ~。 追放された社長は裁きを受けるとして、政府という大きな悪はそう簡単には糾弾出来ないのだろう。あの痩せちゃった記者は、 これからどうするのか?何かしらの成果があればいいなあ~。

 正義はまだ死んでないと、信じたいのだ。

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