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2007年7月13日 (金)

台風接近中。

 雨の中はるばる徳島から、先日の剣山登山コーラス隊の方々が、あのときの写真を持って来てくれた。 一昨日から分かっていて連絡が付いたメンバー3人も加わり、6人で楽しい昼食会となった。 来なかった内のお一人は私からのメールを本日夕方開いたらしく、これには間に合わず、でも、写真は欲しいと電話してきて早速お届けする。、、 、、こうして、余韻はまだまだ続いている。面白い写真が1枚。私一人と他の5人が妙にバランスの取れた構図で、 実は後ろは結構な崖っぷちのため、みんなの顔は半分緊張。どうもアチクシ一人が張り切っているの図。A氏は言う。 「やっぱりどうみても蓮井さんが一番お元気そうですよねえ。」プププのプ。あたしゃ高所大好き病なんだわあ~。

 

 今夜はデジタル放送のチャンネルをいじくっていたら、井上光晴の生涯をドキュメンタリーとして構成した映画が放送されていて、 思わず最後まで見てしまった。午前2時という時間までだ。

 流石に面白い言葉を多く語っている。「小説を書くのは自分の足で立っているということだ。しかも、その自分とは別の自分を知ること、 又第三者の存在としての自分を創ることだ。そしてそれらを戦わせる。常に変化させないと小説は書けないから、変化しないなら、 変化しないモノをねじりちぎってでも変化させなくてはイケナイ。」

 癌との壮絶な闘いのあげく、66歳で亡くなっているが、興味を引かれたのは、「自分は癌だし、それと戦わなくてはイケナイ。 そして少しでも永く生きたいが、日々の暮らしを書きつづることだけは絶対しない。今日は点滴を何本打ったとか、スープが2皿取れたとか、 そんな事書くくらいなら、小説を書いているだろう。」確かに、小説家であれば、そうあるのが望ましいだろう。この点「生活即短歌」 と言われる短歌の世界とは全く違うのではないか?   

 又、この言葉は、彼の幼い頃からの虚言癖~小説家というフィクションの世界に生きた彼らしい言葉だと思った。「自己年譜」 なんぞというモノを残しているが、出生の部分も含めてかなりの部分が「ウソ」らしい。中学の受験に落ちたのを、 受かっていたが父親が入学金を送ってこなかったせいで入学出来なかった、なんて大嘘も堂々と講演会で述べている。 取材の中でそれらが殆ど全て「虚構」だと言うことが分かり、見ていると妙な気分になってくる。しかし、 彼の言葉は全く正直者の言葉としてこちらに伝わってくるから不思議だ。

 何人もの彼を取り巻く女性達が現れては、彼について、はたまた、彼との気持ちの交流について語ったが、みんなが口を揃えて彼の 「女たらし振り」を語るのだ。「殺し文句が上手である。」とか、「じっと目を見て話されるから、引き込まれてしまうのです。」とか、 「私の心の中のダイヤモンドです。この部分にはどうか触れないで!」と言った人もいる。その中に一人、自らも小説を書くという女性が、 「私は目の前で他の女性といちゃいちゃする先生を見て、心がかき立てられました。この思いを小説に書きたい、と思わせ、 私を小説に向かわせる原動力に成りました。」と語ったのが面白かった。彼が、その女性をして、本物の小説家にならしめるために、 わざとそうしたかどうかは分からないそうだが、苦しかったと、涙目で語る。ある人は、あのステキな奥さんが居たから、自由に出来たんだろう、 と言う。確かに美人だし、明るくて気だてが良さそうな人だった。最後の最後まで、しっかり支えていた姿が、痛々しかった。

 眠い。

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