下山。
今回の剣山登山は、全てにおいて100点満点に近いモノだった。山は快晴、しかし暑くもない程良い涼風の中、 登下山共に快適であった。変わりやすい筈の山のお天気も全く変わらず、素晴らしい景観を、これでもかと見せつけてくれた。登頂で1回、 リフトの上と下で各1回計3回も歌って、最後には、主催者側のリーダーから、「皆さん凄い良いお声で、私たちの団に引っ張りたいほどです。」 などと誉めて頂く。いやあ~、確かに。3回目はかなり張り切って出してたもんなあ~。山の澄んだ空気の中で、 鳥のさえずりと競演するのは一興でもあった。歌が好き山が好きという人達とにわか友達となり、終始笑顔で歌ったり語ったり、、、。
ヒュッテでの夕食は気が付いたら深い霧の中にすっぽり閉ざされている、、。実は、この時チョイとした事件が、、。ま、これは明日だ。
ヒュッテの品行方正な時間の営みは、日常の喧噪から初めて逃れる事が出来たのを実感させてくれた。 持ってったものをあるだけ重ね着して、朝4時のご来光を、霧が谷に落ち行く様を見ながら、今か今かと待ち続ける。 自然の大きな腕が我々ちっぽけな生命体をその腕に向かえ入れようと伸びてくるのを感じる。 山間に向かい全てをゆだねた気持ちになってひたすら東の空を眺めるのだ。やがて、太陽がその全容を表した時、急に脱力感に襲われて、 再び部屋に帰ってみれば、先着のYさんが既に横たわっている。そうか、思いは同じなのだ。私も横になり、 夕べのアルコールが徐々に抜けていくのをシンとして待つ。いつの間にかとろりと眠ったようだ。
心配している母と夫に連絡して、帰りは温泉、そして打ち上げ会と、1泊2日の小旅行はS嬢をして、「ああ、今日という日が、 終わって欲しくない~」と叫ばせた程に楽しかったのだ。
未だ、行けたなあ、と、内心ほくそ笑んでいる私にA夫人は言う。「もしかして、蓮井さんが一番元気なんじゃないですか!?」 へっへっへ。まあ、そうでもあるようなないような、、、事の顛末は又明日だ。とにかく本日は早寝だ。山の生活に習って!
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