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2007年4月

2007年4月30日 (月)

ばばばか!

 孫がようやく我が家にやって来た。ほんのりと記憶があるようで、泣きもせずすぐに探検を始める。 前回お気に入りの冷蔵庫のマグネットで無心に遊び、自分専用の椅子は満面の笑みで座ってみせる。しかし、 前回4ヶ月前に来たときとは明らかに違って、もの凄いスピードで成長しているのが分かる。今回なんとか「みっちゃん」を言わせてみせると、 あたしゃ張り切っているが、横からうるさい外野達が「ばあばばあば、ハイばあちゃん」などと水を差すモンだから、未だ達成できていない。

 しかし、かなり変わった子であるようで、母親はちょいと心配している。好奇心が旺盛なのはよく分かったが、 それって、 もしやアチクシの遺伝子?ま、いずれにせよ、この子とあたしゃ気が合いそうだ。全てのアルコールを嫌がらず、 臭いを嗅ぎ舌を差し出すなんざあ~、大したモンだ。この子と一緒にお酒が飲めるくらいまで、生きていたいものだなあ~。

 

 ったく、お陰で、さっぱりオペラの方がお留守になっている。明日は水族館の予定だが、、、さて、無事行けるかどうか?

2007年4月29日 (日)

温泉見聞記。

 出来るだけ余分なエネルギーは使わずに、この連休を乗り越えよう、と決心して、 仕事が一段落して母と息子をあるお店まで送ったときも車内でおねむ。やろうと思っていたお掃除も半分は諦め、 明日の食材の買い物は息子夫婦にやって貰うことに。まあそれでも最低のことはやらなくてはならず、今日は夕方から耳鳴りはするわ、 肩はビンビンだし、歯も浮いてきた。で、夕食時はノンアルコールで我慢して、息子と二人で温泉だ。彼のリクエストで、仏生山だったが、 予想通り混んでいる。しかし行った甲斐があり、肌はツベツベ、さっきの不定愁訴は何処へやら。と~っても楽になった。 本物のビールを飲みながらパソコンだが、きっとやり過ぎはよくないから、ほどほどにするとしよう。

 しかしまあ、いつもの事ながら温泉での風景はホントに面白い。二畳ほどもあるかどうかの満員の露天風呂に、 限界はあるが小さくなって(!)浸かっていると、目の前を通っていった若い娘3人組が「きゃ~っ」と訳もなくはしゃぐのを、 私の横にいた牢名主みたいなおばさんが、「まあ、何が一体おもしろいんだろうねえ~?」と言えばその又隣のおばさんが、「ホントにねえ~。 よう分からん。箸が転んでもおかしいんやろう」と答える。するとその牢名主は「まあ、今が一番ええ時じゃわ。」と言いつつ、 ばっしゃ~んと湯船に浸かる。あら、ら、タオルを湯船に浸けるのはよろしくないんじゃあ~、、、って、誰も言わない。怖いのだろう。 その言葉と湯殿に浸かる大音響には、若さに対する羨望が大いに混じっていたのだ。控えめに見ても数段腹のそのお身体に、かつて、 あの子達のようにスリムな時期があったのかどうかは知らねども、それなりの若さと美貌があったのだろう。、、、この話題は深追いすまい。

 

 実は今日は仕事もしたし(当たり前)夕食前に、昨今オープンした西日本一というホームセンターにも行ったのだ。花好きの母に 「母の日プレゼント」を早々に買い、幾つかの無くても良いような物も買い、買い物嫌いの母と私は相当よれよれに疲れたのだった。その上、 夕食の食材も買いに行く。お昼はうどんだけだったため、まんばが食べたいという息子にそれを料理し、これまた息子のためにエビ料理だ。 たまに帰るとちやほやだなあ~どうしても。

2007年4月28日 (土)

孫にノックアウトされる~の巻き。

 ちょ~が付く大型店が西の方に出来ている。近くに嫁りんの実家があるので、今日帰省した孫と嫁りんを届けた帰り、 息子と二人で立ち寄ってみる。我々は目的がハッキリしていて、ワインと野菜の売り場に直行だったが、雑多なお店に結構人が入っている。、、、 しかし、物珍しさから行ってみたが、このお店が出来たので、周辺の大小様々なお店がつぶれたそうだ。 それを聞くと買い物をしながらも何だか胸につかえるものがある。弱肉強食のスーパー業界とはいえ、どうにかならなかったのか?

 久しぶりの親子3人水入らずで夕食だ。よく飲み、よく食べ、よく喋り、よく笑い、、、食べ過ぎて胃腸薬。少し又、 成長した息子に安堵。

 成長と言えば我が孫りんの成長ぶりはめざましく、空港で再会した瞬間から感動の連続だ。ANNAの乗務員さん達が立ち止まって 「可愛い」を連発してくれる。母親が飛行機酔いの為別室に連れ行かれても、一応父親の腕の中で我慢してる。その内、この自分のことを 「みっちゃん」と呼ばせる不審なおばさんにも慣れてきて、笑顔で抱かれ、歩かせると物怖じせずに、とっととっととロビーを歩き回り、 次から次へと興味の対象を変えては笑い、意味不明の言葉を発する。いたずらっぽい表情はアチクシ似かもしれない。ああ、そして冒険好きだ! 自動ドアから外へ飛び出すと辺りの緑に一々触れるので、「これは葉っぱよ」と、我ながら、陳腐な言葉を教えると、 スポンジが吸い取るように何もかも吸収するのだろうか。そのままず~っと緑を見ると「はっぱ」と叫んでいる。でもって、違う空間へとまあ、 凄いスピードで進んでいくのだ。こりゃあ、お守りが大変だあ!やがて、母親が元気を取り戻して帰ってくると、流石に「わ~ん」 と泣いて抱かれる普通の子に。子供心に空気を読んでいたのだろうか?

 嫁りんの実家では彼女の姉さんも待っていて、「わあ~、客観的に可愛い!」と面白い表現を。、、、子供って良いなあ。 みんなの心を和ませる、不思議な力を持っている。しかし、困ったぞ。あたしゃ、ノックアウトだ! 他の何よりも一番にこのちび助に会うことを優先させそうだ。

2007年4月27日 (金)

ゴールデンウイーク。

 いよいよ連休に入るなあ。明日は孫の家族が(!)帰省する。いそいそと空港までお迎えだ。めでたく抱っこできるかどうか、、、、。

 本日、な~んと間違えてレッスンを受けにお越しになったT先生を、渡りに船と捕まえて、 オペラのキャストの組構成について話し合った。ダブルキャストは初めてのことで、これからは色んな問題が出てくることだろう。 余程心してかからなければ、うっかり穴に落ちることになる。

 楽譜の清書なんてものも、随分と困難な作業にもかかわらず、A君の涙ぐましい努力で間もなく完成するらしい。 5月はみんなの手元に渡り、7月には暗譜完了ということだ。そこからたった4ヶ月で、全てが終わらなくてはならない。は~っ! 「このオペラホントに出来るの?」って、今度の歌詞じゃないが、心配だ。毎回の事ではあるが、、、。

 I君という大変ポジティヴな思考回路の、青年(に見える)が劇中劇の女装を引き受けてくれて、 もう一人の友人も誘ってくれていることが分かって、この場面は一安心。元吉本のMさんも参加決定。なんだか段々、濃くなってきたなあ。

 

2007年4月26日 (木)

夜は冷えているな~。

 先日せっかく提出した書類に不備があったとかで、本日またまた作文だ。ようやく丑三つ時の今終わったが、参った!これだって、 通るかどうか、、、?一体何を求められているかが、読めないというのが一番の問題だ。あちらさんはわざと分からなくしてるのだろうが、、、。 ま、だめもとだ。生きていく上で、全くの無駄というのは無いはずだ。もしかしたら、その「無駄」でさえ、人生にとっては必要なことかも~。 (自分慰め)

 

 まもなく帰ってくる孫りんの為に、懸案の階段に「手すり」を付けるという、夫にとっては大仕事、 妻にとっては何が何でもやって貰いたい最後のお仕事があったのだ。とうとう今日ちょいと手伝って実現されたのだが、 夫は家を一軒建てたかのように、疲れたを連発しては威張っている。誉め上手でない妻は、あまりのオーバーさに、しらけ鳥を飛ばしている。   

 言っちゃあ悪いから言わないが、あたしゃその何倍もお仕事やってんのよ!一度で良いから、 彼らの布団をこっちのテラスに干してまたそれを裏の二階へ運んでご覧よ!と言いたい言いたい!けど、言わない。で、 友人達とスイカを食べ食べ憂さ晴らし。我が家にはトイレだって3つもあるんだ。ただの一度も掃除したこと無いお方に、この苦労が分かるかい! ?とも言いたいが、言わない。で、レッスンに来た会長と、作文に精を出す。何故言わないか?食事がまずくなるし、来訪者まで気分が悪い。 とりあえず右から左へと聞き流すの術。ソクラテスの妻は悪妻で、お陰で彼はあの様な凄い哲学者になれたんだそうだ。 私もそうなれたらそれはそれで良いけどねえ~。ソックラデスってね。(さぶっ!)

 

 

 

 

2007年4月25日 (水)

私服のひととき。いや至福。

 今日はKさんという友人宅でのバーベキューにお招き頂いて、その後FMだなんだとあれこれあっての今、午後11時という時間に、 この私がお腹が空かない位に、美味しい物を沢山頂いた。全く昼夜兼用の食事とあいなった。

 お集まりのメンバーは女性10人の中に純粋な男性1名で、(純粋とは、正真正銘の意)(いや、性格が不純というのでもない)ま、 とにかく賑々しく柔らかいお肉とか旬のお野菜をふんだんに頂いたのだ。勿論、その男性M氏とアチクシは呑む方もしっかり。でもって、 お腹が大きくなったら、眠気が、、、しかも私の座ったところには電気カーペット。その上柔らかい毛布も掛けてくれて、こりゃあ、 素直に寝るしかない。どれほど眠ったかは定かでないが、フト目が開くと、私の周辺にはみんなが集まり、DVDを見てるじゃないの!? ご親切に毛布まで掛けてくれたこの屋の主は「そんな、みんなの真ん中でよく眠れるわね」だって!決してそんなつもりじゃなかったのは、 彼女もご存じのはず~!「ちょっと眠るとスッキリするわよ!」と勧めてくれたじゃん!?イジワル~!しか~し不覚であった! アルコールが入ったし、もしやイビキなど、、、、誰も言わないが~。ま、笑ってえ~ゆるして~。だ。

 それにしても午後は良いお天気だった。ステキなお花畑の中で、さんさんと降り注ぐお日様を浴び、 楽しいお喋りをしながらリラックスできたのは、サイコーだった!

 

 でもって、次なる予定はFMだ。ところが、2本の内1本を録り終え、次へと移ったときアクシデントが! テープがどうしても途中で動かなくなるのだ。20年前の貴重なテープだが、もしや劣化してるのか?、、、で、本日はこれまで。 原因を局が解明して、後日収録となったのだ。

 仕方なく、ゲストとお別れして、久しぶりに電車でお帰り~。ところが、栗林駅に着いた途端に発車してしまい、15分待ち。で、 瓦町で乗り換えて、これまた、20分待ち。車だと15分で我が家の所が、歩きを入れると1時間だ。

 だけどまあ、たまに電車に乗るのも面白い。前に居並ぶ人々は、み~んな職業が違うらしく、まちまちの服装だ。 や~さんとおぼしき人が居たが、何故彼らはそれと分かるような服装をしているのか?制服ではないみたいだし~。 私の隣の女性は原語で熱心に本を読んでいる。そう言えば、栗林駅で待ってる間、11人の人がホームにいたが、 そのうち6人が携帯でメールを打っている。実はその中に私も入ってる。余りにヒマで、メールを打ちたくなってしまったのだ。、、、 色んな意味で、現代病だ。

 

 

2007年4月24日 (火)

晴れのち雨。

 昨日友人の車に乗せて貰ってアチコチ動いたが、このお方に、「お話し引っ越し貧乏」という名前を付けた。今、この話題かと思えば、 その話題が十分終わっていないのに、又すぐ別な話題へと移る。で、その話が十分話し合われないまままたぞろ次へと移っていくのだ。 この様な思いつくままの会話の流れでは、話題を出した意味がないばかりか、実らないまま次へと移行するので、問題解決にも繋がらず、 ただただはき出すだけで、何も身に付かない、というか、心が貧乏になっていくような気がしたのだ。確かに、この人の問題は、 いつ聞いてもず~っと同じ状態で、ちっとも進歩していない。ま、これが彼女一流の自己防衛ととれなくもないが、、、。 すなわち深く考えて深く傷付かないためだ。

 しかし、深く考えないといけないと時は、持ちたくない重い荷物も持たなくてはならない。「やり過ごしてばかり」いたのでは、 結局は泥のように澱のように嫌な物がたまっていく。

 

 昨日は、余りに疲れていたので、運転を出来るだけしないようにした。昔のように無謀なことは出来るだけしないのだ。ぼちぼち、 私も自己防衛が必要な年齢か。以前のように、疲れや、困難を感じたら、それをバネにして体当たりをかけ、 そこから新しいエネルギーが生まれるのを楽しんでいた時代は、どうやら終わったようだ。足し算、かけ算から引き算、割り算へと、 移行の年齢だ。「還暦」とは、昔の人は上手い事言うなあ。

 今日も、先日のピアニストSさんから電話があり、舞台のあれこれについて長電話してしまった。 聞けば彼女の母上は本番1週間前に入院されていたらしい。生活の上の苦労を見せず、立派に勤め上げた彼女の精神力に今更ながら驚いた。 舞台でたった一人、孤独に戦っていたというわけだ。「色んな反省がありますが、近い将来、再び舞台に挑戦してみたい!」という、 彼女の明るい声にエールを送ったものだ。人生は一度きり。今出来ることは遣っておくべきなのだ。、、、勿論他人事ではない。

 

 今日になって、というか、朝起きてから、短歌12首作詠して速達で投函。そのついでに母を送っていったが、全く時間に無駄がない。 ていうか、ごにょごにょごにょ。今回もオリンピック精神だ。

 

 今夜は自分自身の声楽のレッスンでもあった。口内炎やら腰痛やら、はたまたむち打ちをものともせず、頑張るには頑張ったが、、、、 チカレタび~。さて、これを暗譜となると、、、も一つムムム、、。

 

2007年4月23日 (月)

美しいニッポン。

  どうにもこうにも眠くて、、、目が開かない状態だが、さあ、何処まで書けるか、、、、。

 今日は、素晴らしいイングリッシュ・ガーデンを見学に行ってきた。シャンソンの発表会の会場を決めるためだ。 いつの間にこんなのが出来ていたのか?そう言えば噂を聞いたことがあるような無いような、、、。 一面のお花畑に緑がうっそうとして思わず感嘆の声が上がる。普段は洋食のコースが3,500円程度らしいが、 今度は食事に来てみようと思った。息子の家族を連れて行くにはぴったりの場所だ。結婚式もやってるらしいが、ステキだろうなあ。まあ、 車でしか行けないところではあるが、、、、。

 

 ああ、疲れ切っているなあ~。ダウン!

2007年4月22日 (日)

今日も雨。

  どうしてこうも疲れるのか、、、と夕食どきに夫に訴えると、雨のせいだろうと事も無げに答える。そうだった。 又してもその因果関係に思いが至らなかった。朝、仕事が忙しかったせいだとばかり思っていたが、どうも違ったらしい。 午後の短歌の会にも友人に乗せて貰ったが、まあ、途中居眠らなかっただけましか。

 短歌の歌会では桜のライトアップが話題になって、興味深かった。その行為が人間の傲慢に繋がり、よろしくない、 とその歌人は断じている。その場にいた友人は、家にある桜の大木を夜目にも鮮やかにライトアップしているだけに、 心中思うところがあっただろう。確かに、よく考えてみると「自然を敬う」ということからは遠い行為のように思える。しかし、「自然を愛でる」 という心から発した行為であることも間違いない。夜も起きている人間が考え出した鑑賞方法だが、これは、植物も魚介類も、 はたまた家畜なども、人間に食べられるために存在しているという、人間のエゴからくる発想と似ている。その様に、 他を犠牲にしなくては生きられない人間だが、だからこそ自然への優しさを、折々に考えるのも大切なことだろう。それがひいては、 人間の為でもあるのだ。、、、しかし、ライトアップの桜は凄みを増して美しい。その美の奥に、桜の悲鳴を聴くこの歌人の感性に、 美の追究者としての高潔さを見た思いがした。自然を一つ詠んでも、その人の思想や人生観が出るのが短歌なのだ。

 

 今日は選挙だった。あの人もこの人も通れば良いなあ~、、、。って、思ってる人居ないのかなあ? 3人くらい入れても良いんなら良いのに~って、、、。絶対なりたくない政治家というものに、なってやろうという意欲のある人なら、 全員入って貰いたいくらいだが、まあ、経済を考えるとそうも行かないだろうねえ。最も興味があるのが、長崎市っていうのもねえ~。どうも、 体質に合わないなあ、政治って食べものは。

 

2007年4月21日 (土)

複雑な一日。

  友人のお兄さんが癌だと聞かされて、私もよく知っている方だけに、ショック。 くよくよしても仕方がないと言う友人の声は、天気雨の空のように明るい。最悪の事態が免れますように!祈るしかない。

 そして、知人の死を三日遅れで聞いたのだ。長く会っては居なかったが折に触れ気にしていた方だ。こちらは冥福を祈るしかない。

 午後からはピアノリサイタルだった。彼女の本格的なソロピアノは長い間聴いたことがなかったので、楽しみに出かけた。 最初はシューベルトから始まったが、聴いていく内に彼女の人生のあれこれが思い出されてこみ上げる物があった。 大きな黒いピアノの前の小柄な彼女の演奏は、ある時は人生に向かって挑んでいるようであり、ある時は人生を謳歌し、 又ある時は軽やかに楽しげに遊んでいるかのようであった。亡くなったお父上が撮られた写真を、 チラシ同様白黒のプログラムにも使用されていたが、これは彼女の演奏会に相応しく、ステキにマッチしていた。 きっと父上に見守られて演奏したかったのだろうことが、私には想像できた。この父上に、ちぇちのプログラムの写真をお願いしたことがあり、 一度ご自宅の周りをあちこちと撮影に付き合ったものだ。お話は豪放磊落。でも、大変に繊細な心をお持ちで、写真には相当なこだわりがあった。 この点は、彼女がしっかりと受け継いでいるようだ。今日の演奏にもそれが現れていた。 演奏会のチラシを見たときからグリークが気になっていて、これは自分でも楽しみたいと思って聴いたが、なかなかに良かった。

 ところで、受付を通るや否や、見覚えのあるお顔居並ぶ怪しい軍団に出迎えられ、「みっちゃんのことだから5分前だろうと踏んでいた、 、、」と言われたが、今日は道路事情が良かったんだい!ってね。ところが、恩師を捜して客席に降りると、 ケーキ屋の奥様でピアニストのHさんに声をかけられる。「あの~、もしかして、昨日、うちの主人にケーキを、、、」そこまで聞いて、 「あ~っ!忘れてました!わあ、どうしよう、まだ置いて下さってます?い、行きます。帰りに取りに伺います!」とわあわあ言っては、 発声が良くて注目を浴びる。(単にうるさいとも言う。)

 実は昨日、一度手みやげ用のケーキを買いにそのお店に立ち寄り、「もう一度高松駅に来るので、その時頂きますから」と、 みっちゃん御用達の美味しいケーキを予約して帰ったのだ。だのに、す~~っかり忘れていた。全日空ホテルまで行って、ゆっくりお茶したとき、 何だか頭の隅にチカチカする物があったんだけど、気のせいかと思っていたら、あれだったんだ!んも~っ!なんで、こうなるの! と吾と我が身を呪いながら、そのままで済ませないのがアチクシ流。早速帰りにどっかでお茶して帰るというH村の人達を無理矢理誘い、 我が家でケーキカット。こうしてみんなで食べる方がよっぽど美味しかったんだから、これで良かったんだい!ってね。あ~あ、 ♪ドジは死ななきゃ~~♪治らない~♪の巻き。

2007年4月20日 (金)

事件に次ぐ事件だ。

  なんでこうもバタバタと、、、と自分の事を思っていたら、世の中の騒々しさも半端じゃなくなってきた。 発砲だ立てこもりだと、テレビがやかましく報告し続けている中、お嬢が電話してきた。「お母さん、そっち大変じゃん!?」「ん?ナンのこと? 」「あら、まさか知らないの?立てこもりのこと!」「な~に寝ぼけたこと言ってるの!それは町田でしょう!?」「んにゃ、確かにた・か・ま・ つと国会中継の画面にテロップが流れたよ!」「そんなアホな!あんた、又寝ぼけてるんと違うのん?」、、、という会話がしばらく続いた後、 あんまり娘が主張するので、流石にこの母もちょいと娘を信じる気になって、「よくテレビを見てから又ね」とひとまず電話を切る。やがて、 ローカル局に出ました!確かに高松市の「立てこもり事件」ふひょ~っ!なんてこった!あっちもこっちもの一つに高松が入ってるとは!と、 思う間もなく、鬼の首を取ったかのようにお嬢が電話してくる。ハイハイ分かりましたがな!たまにはあんたの言うことも正しい、 と憎まれ口を聞きながら、もう事件は他人事なのだ。日々の暮らしの事に話題がすっと変わってしまう。全く、 このところ何が起きても動じなくなってきている自分に気付く。「あり得ない」ことなど、無いと思える世の中だ。

 

 ところで、昨日の日記を読んでいて、又しても発見した。クリムトはクレムリンの間違いだったのだ。書きつつ、「ク、、、」 ナンだっけ、、、と考えてる時、美術館、ク、クラ、クリ、あ、クリムトだ、と思っちまった。レまでたどり着けなかっただけだ。、、 こんなミス、今日のミスに比べたら、軽い軽い!って、又とあるドジをやらかしたのであった~。

 そのドジとは、わざわざ電話して、友人Kに明日のピアノの演奏会のチケットをまだ渡してないから、どっかで落ち合いましょう、 と誘い、それならと、全日空クレメントでお茶を飲む約束をした。 丁度彼女はご主人と一緒にお客様を当ホテルでお迎えしてお食事にお出かけだとか。お互い好都合とばかり行ったは良いが、ナ、ナンと、 バッグの中にチケットがない!げげっ!そうだった。すっかり頭に無かったが、あたしゃ自分の預かり分を完売。 彼女の分は会長のを譲り受けることになっていたのだ。側にいた別の友人が「予想はしていたけど、、」なんぞとのたまい、 Kにしてもまあ珍しいことではないから、とお許し下さる。おお~、優しい人々よ。私は、だから、懲りないのだろう、なあ~。

 

 夜になって、といっても会計さん達がやって来たのは10時を廻っていた。それから2時間近くああでもないこうでもない、 と記憶をたどる作業をして、もう寝ようよ~と、解散。お互い年取ったねえ~。幾つかの締め切りが気になるが、、、、ム。

2007年4月19日 (木)

本日は晴れ。

 今日はあれやこれやと忙しく、分刻みとまでは行かないが、移動に次ぐ移動で、疲れたなあ~。おかげで、 あるところに携帯を忘れてその為に余計忙しくなっちまった!届けて貰ってやれやれ。今や、 とてもじゃないが携帯なしの生活が出来なくなっている。

 本日の最後のお仕事はFMの収録であった。彼は初めてのラジオ出演に、何度も「僕で大丈夫でしょうか?」と訊いてくる。 待ち合わせには大分早くから来て貰ったみたいだったが、私の顔を見ると、意外な人の顔を見たというような表情で、「あっ!」 と小さく叫ぶほど緊張しているのが分かる。しかし、彼の音楽好きは兼ねてから知っているし、きっと引き出しは多いに違いないと踏んでいて、 実際その通りだった。1本取り終わっての彼のセリフは、「喋る時間って、意外と少ないんですね!」だった。なので、 2本目はもっと沢山喋りたいだけ話して下さい、と前置きしてから始めたモンだ。すると、どんどん乗ってきてくれて、最後は「楽しかったです! 」と番組中にも言ってくれるほどであった。

、、、ところが、おみっちゃんが又やっちまったぜい!この方は印刷業で、彼の父上にはその方面で色々お世話になっているので、 ちょくちょく会社にお訪ねした事があり、店先でお子さんの姿を見たこともあるので、つい、「お子さんがいらっしゃいますよね!?」 な~んぞと口走ってしまった。彼のぽかんとした顔で「しまった!」と思ったがもう遅い。で、「あ、ごめんなさい、あのお子さんは、、、?」 「ああ、あれは内の妹の子供です。」「まあ、ということは今募集中ですかね?」と余計なことを喋ってしまって、 「募集中かどうか分かりませんよねえ」などと自分で自分に突っ込みを入れる始末。ハイごめんなさい。この、 打ち合わせ無しということで有名な番組も、実は一番ぽかをやっているのは他ならぬおみっちゃんであった!の巻き~。

 

 今日のもう一つのお仕事は、本日ご帰国のプリマKを某新聞社にお連れすること。私が紹介した担当の記者が転勤で居なくなっちまう、 ということで、最後の取材をお願いしたのだ。彼は奥様が楽器を演奏されるので、音楽に愛情を持っている。こういう方でないと、 なかなか芸術的なことを記事にして下さらないのだ。今度の担当者が、音楽好きの人なら良いのになあ~。、、、、 今日の取材の中でちょいと残ったのが、プリマの今後の方向性についてのコメントだった。今までは、グランドオペラ中心に歌ってきたが、 これからは少し軽めの物にも挑戦していくつもりだ。音楽をより多くの人に楽しんで貰う為に、、、。それを形にするのが、 8月のリサイタルになりそうだ。その前に、東京は銀座でのサロンコンサートで、こちらは美味しい食事付きで、その上、 有名な講談師の参加である。行きたい虫がぞわぞあわし始めたなあ~。娘からもそろそろ上京してくれと言われてるしなあ。しかし、 実は9月にはクリムトの美術展が大阪は中之島美術館であり、そこでのコンサートも予定しているらしい。こちらは近いから行きたいしなあ~。 そう言えばクリムトの絵に彼女は似合いそうだなあ。、、、行きたいものがたくさんあってリンダ・困っちゃう~。

2007年4月18日 (水)

春眠暁を覚えず~。

 そうなんだ。変な気候だけど、今は春なんだ。眠いはず。ご来店の殆どの客が施術中に居眠っている。

 12時が来るとメチャクチャ眠いし、だからといって、早く寝ても遅くまで目が開かない。永い冬の緊張から身体が弛み始めたのか。

 今日はある場所で、同窓生のS氏にお会いした。58歳の奥様を最近亡くされたばかり。背中が痛いというので、 病院に行くと肺ガンの転移だったとかで、あっという間に亡くなられたそうだ。で、彼は現役でサラリーマンをやっているが、 他人はそうやって仕事をしていた方が良いでしょう、と言ってくれるも、実は大変なんだとか。定時に帰宅しても自分で食事を作り、 食べたら後かたづけをしなくてはならない。で、お風呂に入ったらもう深夜になってしまう。毎日これをやるのはホントに大変だ、 としきりに慨嘆する。「奥さんもお仕事をしっかりされていたという事ですよね。」というと、素直に「その通りです。」と答える。 今二人分の仕事をしているという訳だ。

 彼の話の中で心に残ったのは、「それでも、友人が沢山で助かっています。」という言葉。どうやら飲み仲間や、同窓生や、 職場の友達が多い人らしい。、、、そうなんだ。まさかの時こそ、真の友、なんだ。その点、私も大丈夫だ。

 

 ペンシルヴァニア大学の殺人事件の犯人が韓国人だったことで、新たな騒動になっている。韓国も大きな衝撃を受けているし、 在米の韓国人始めアジア人達の間でも動揺が広がっている。雑多な国の人々が一緒に勉強しているこの大学。100%もとの状態に戻れるのか? 人種差別が再燃するのではないか?、、、心配なことだ。

2007年4月17日 (火)

良いこと悪いことなど、、。

 今日も又、昨日の日記を見ていて「君子蘭」を「シンビジューム」と間違えていたのに気が付いた。連続だなあ~。頭と手、 頭と口とが繋がってないのを感じるなあ~。しかし、今夜もレッスンに来た若者達と夕食中にS子さんも人名が半分しか出て来ないで、 ふっふっふだ。私の半分しか生きてないでこれだからなあ。脳のちび方も少ないはずだのに~。って、脳はちびるのかしら? 使わないと皺が伸びるって、昔聞いたような気がするけど?真実は何処に?

 

 このところ、使える駒は全部使っている。一日も早く楽譜の山と書類の山から解放されたいが為だ。それでも、 月末にお帰り遊ばす息子の家族をお迎えせねば、、、、と思っているが、一向にその準備の時間が取れないでいる。まあ、何とかなるだろう。 別に天皇家がお泊まり遊ばす訳で無し。

 その駒の一つが本日のN嬢だった。レッスンが終わるやいなや、パソコンの前に座らせれて、あんまし得意ではなさそうだったが、 とりあえずこちらの言うことは遣ってくれた。で、まあ、私の気が付かない点を指摘してくれたりもあり、とんとんと事は運んだ。これで、 A夫人の作成してくれた大変分かりやすい表が完成。来週はみんなが自分の出番を把握することとなる。中にはおろろく人も居るだろうなあ~。 殆ど出ずっぱりの人もいるからなあ~。

 

 昨日、W先生のレッスンの時、先生のすぐ隣で作業をしていたが、これはかなりの役得だった。というのも、ず~っと側で、 先生の美しい声を聞いていたからだ。訓練された美しい声をこの様な形で聴けるなんて、素晴らしい。又これが、 惜しみなくどんどん出してくれるからな~。ソプラノさん達が、そっくりこれをまねしてくれたら良いんだけど、どうしたのか? 借りてきた猫状態のソプラノさん達。まあ、だからこそ、W先生も一生懸命声を出してくれてるんだろうが、、、いつまでもこれではねえ~。 にゃあ~んとかしなくては!

 

 今日は、長崎市長が撃たれたり、ペンシルバニアの大学で発砲事件。こちらは33人も亡くなったとか。騒々しい世の中になったモンだ。 昨日は自分の愛車を盗まれそうになって阻止しようと飛びついたところ振り落とされて死亡した人がニュースになっていたが、なんだかねえ~。 たまにテレビ見るとろくな事が放映されてない。

 でも、たまたま昼食を食べながらNHKを見ていると、私の好きな女優草笛光子さんが出ていて、変わらぬ美しさと共に、 素晴らしい人生観を話してらして、これは良かった。この方は、年取ってからも次々と新しい事にチャレンジし続けている。 例えば2時間に及ぶ一人芝居とか、がんと戦う女性大学教授を完全に剃髪してまで挑戦したとか、、、、。周りから、なにもそこまでしなくても、 とか、もっと楽に生きたら良いのに、とか言われるが、「私は困難に立ち向かって生きていくのが好きなんですねえ。多分一生、 こうして生きていくと思いますよ。」と晴れやかに笑った。朝の連ドラで、今老舗旅館の大女将をやっているが、その役作りに置いて、 自分がそこにその役で初めて立ったとき、その大女将の後ろにあるそれまでの人生を、どう表現しようかとかなり考えたとのこと。なるほど、 確かにそれは成功していたと思った。明らかにそこに居並ぶどの人々よりも、その人になりきっていた。、、、日本にも、 これほどの女優さんが居るのである。

 

2007年4月16日 (月)

ドニちゃんだ~い好き!

 今日はW先生の指導の元、例によってパキパキした情熱的な練習が繰り広げられた。確かに、大勢の人を動かすにはパワーが要る。 それにしても、ドニゼッティはやっぱりステキな音楽を作っている。「愛の妙薬」以来改めて好きになってきた。 合唱曲もひねりが利いて面白い部分があるし、、、、これは舞台が楽しみになってきた。

 

 昨日の日記を読んでいて、思わず吹き出した。手が勝手にメニューを、「すき焼きと焼き肉」な~んて書いてある。 そんなむつごい組み合わせは、いくら蓮井家の食卓といえどもあり得ない。刺身と焼き肉の間違いだったのだ。、、、って、これも結構なものか? ハハハ。

 

 又雨が降っている。表の鉢植えが今を盛りと色とりどりに咲いているが、生憎我が家は鉢の上に天井があって、 雨が降ろうが降るまいが関係なく水やりが必要なのだ。しかし、そのお陰で霜の影響もなくシンビジュームが毎年大きな花を付けるのだ。 何事も悪いことばかりではない。必ずその裏には良いこともある。人生だってそうなんだ。今、悲しんでいる友人にも、 いつかその事実に気が付いて欲しい。シェイクスピアのようには行かないが、「受容」という境地まで自分を持って行けたら、 それこそが救いとなるだろう。、、、でもその過程で、友として私に出来ることは何でもさせて貰う。 しょんぼりしてる姿を見るのは私も辛いよ~。

2007年4月15日 (日)

吟行?

 珍しく今日はナンの予定もないという夫が、母を連れて美味しいそばを食べに行こうと、朝になってから誘ってくれる。昨年、 矢張り桜の季節に知人と行き、いたく感動したそうだ。私は今日はオペラの打ち合わせがあったが、 滅多にない申し出を断るのもいかがなものかと、、、「ちょっとだけ待って、打ち合わせが終わるまで」 と約束をして急いで打ち合わせを済ますも、案の定終わるのを待ちかねて、いきなり外へ出る夫。 マイペースが乱されるのを嫌う夫のお付き合いもようやくこつが飲み込めて、「5分だけ待って!」 と叫んで必要と思われる物を鷲づかみして車に乗る。母を乗せてから何処へ行くかもよく分からず、行きは三分の二寝てた。 時々起きては葉桜を眺め、新緑を眺め、又目を閉じる。どうやら母が、いつも私の車に乗っても喋ることを、夫にも喋っているらしい。 即ち大昔の話だ。終戦前後の話である。夫にとっては耳新しい話で、所謂語り部の話を聞いているように聞いている。その声を聞きながら、 いつしか又眠る。相当な山奥へと入り、流石に渓谷の美しさに座り直して車窓に張り付いた。澄み切った水が川底に動かず、 白々とした岩がごろごろと囲っている。新緑に少しずつ色を変えている深い山間は、長い間忘れていた景色で、目が休まるのを感じる。

 今日は吟行みたいなもんね、と言うと二人がゲラゲラ笑って、そんなに寝ていて何が吟行だ、と冷やかす。やがて、 お目当てのそば屋さんに到着したが、相当高いところにあるせいだろう、まだ桜が満開だ。足の悪い母が必死で付いてくるのを助けながら、 渓流を眼下に見下ろす外に席を取り、ゆったりと天ぷらざるそばを食べる。野趣あふれる季節の野菜を綺麗に盛りつけてあり、まあ、 借景と相まって美味であった。こんなにはるばる来たら、何を食べても美味しいかも~とそば湯を飲んで腰を上げる。

 帰りは遠回りでも伊野町の「紙の博物館」に行こうということになり、途中道の駅などに寄り道しながら着いてみれば閉館40分前。 ざ~っと見て回ったが、色んな紙がかなりお安いと感じた。これからの舞台用にマークしておこうと心に決めて、帰路につく。「紙」 ってホントに美しいなあ~。

 途中やけに渋滞していると思ったら、後ろからどんどん救急車やパトカーや消防車が走ってくる。 どうも事故らしいと言いながら現場に着くと正面衝突。2車線ある道路で横道がないところを見ると、あれは居眠りかな?車の破損からして、 相当な事故になってるようだ。驚いたのは、その時の渋滞の車数が半端じゃあないことだ。どう見ても道幅が狭すぎだなあ~。 車社会に道路整備が追いついてないのだろう。

 もう一つ驚いたというかナンというか、、、こちらが渋滞して車が動かないので、対向車線を走る車の人の表情から、 この先で何が起きたかを探ろうとしたが、全く分からない。殆どの人が「無表情」「無関心」今正に見たであろう事故現場の事が、 まるっきり顔に出てない。ペアーで乗っている人達も、それについて何か話している風でもない。これは常に無表情と言われる日本人だからか? あるいは事故慣れしている現代人だからか?いやはや、不思議な物を見てしまった。、、、で、着いてみれば案の定凄い悲惨な事故現場なのだ!

 トイレタイムで立ち寄ったサービスエリアがこれまた一杯。そうか、今日は日曜日だった。そこのお店で「紫いも焼き餅」 なる物が目に付き買おうとしたら、幸か不幸か1個しか残ってない。母と仲良く半分こだったが、思わずわ~お、美味しい~と合唱したもんだ。 覚えていたら又いつか買おう~。、、、帰ってご飯炊くのも時間かかるし、どっかで食べて帰ろうよ、と夫に言ってみるも、あっさりと却下。 どうも外食は嫌いなのだ。仕方なく買い物をして帰り、我が家ですき焼きと焼き肉だ。母が「やっぱり男だねえ」 と私の顔を見てぺろっと舌を出す。「外で食べたら簡単だのにねえ」ってことだ。こりゃあ、女にしか分からないことかも~。やれやれ。

 

 友人の娘Uちゃんが結婚しますとメールを寄越してくれた。「これで少しは親孝行が出来そうです」とも、、、。子供というものは、 何も分かっちゃ居ないんだ。我が子の結婚を望まないわけはないが、それとは裏腹な親としての感情があるということを。結婚したら、 それが即幸せに繋がるなんて、甘いことを考えている親は余りいないのではないか?どうぞ幸せになって!と願う心以上に心配がある。 上手く行ってくれれば良いが、もしそうでなくなった時、親は身を切られる思いがするのだ。映画のタイトルではないが、「ああ、結婚」だ。 生まれも育ちも違う人間が二人、若くて、自分の事もよく分かってないにもかかわらず、相手のことを分かったような気になって、 危ない日常生活を繰り広げる。譲り合ったり、歩み寄ったり、分かちあったりが出来ている内は良いが、甘えや油断が原因で、 それらが疎かになったとき、大きな落とし穴がぽっかりだ!そこに落ちていきそうな子供を見る親の心は、恐らくは、 親にならなければ分からないのだろう。、、、歴史は繰り返される。いや、Uちゃん、だからこそ、どうぞお幸せにだ!

2007年4月14日 (土)

オペラ公演に向けて。

 今朝はなんと9時半まで眠った!確かシンデレラタイムよりは早く寝たはずだから、もの凄い睡眠時間だ。 多分昨日のマッサージがその原因だろう。夫曰く、自分が出かけるまで起きてこなければ、死んでるだろうと思っていた、だって。 すんまっせ~ん、生きていて。

 で、朝食を取ろうとしていたら本日レッスンの為I先生がお越しになったが、何やらビニール袋からごそごそ出してくる。 朝ご飯を買ってなかったとかで、サンドイッチと牛乳をご持参だ。 二人して遅い朝食をレッスン生のTさんにも付き合わせて朝からゲラゲラ笑いながら食べたモンだ。何たって快眠のアトだ。 あたしゃ機嫌が良いのだ。首の凝りも全然無くなっている。ホントに久しぶりに良い気分。

 良いことは重なるモンだ。この後、せんべいだ、シュークリームだ、新鮮なお豆腐だと差し入れが続く。最後のトドメは、 本日最後のレッスン生Aさんご夫妻と何やかやと話している内に、奥様が私の仕事を手伝って下さるというのだ。殆ど絶叫したなあ~。嬉しくて! このところの目の異常や体調不良は、もしかしてパソコンのし過ぎかも~?と漠然と思っていたところだったのだ。 その部分をかなりの量遣ってくれるという。うれぢ~~。(涙)

 台本が出来てないと話がしづらくて、舞台関係の方に今日になって初めて連絡してみた。勿論気持ちよく引き受けてはくれたが、 「結局僕は何をしたら良いんでしょうか?」と言われてしまう。へへへ。奇想天外。普通でないことを遣って欲しいんだなあ、これが。なんだか、 ちょっと困惑気味ではあったが、さあ、ホントにやってくれるかどうか、、。そして又、仕込みと本番が一日なんぞという前代未聞の公演が、 果たして成功するのかどうか?大海に繰り出した様な感じだ。山ほどの難題がこれから降りかかって来るに違いない。 全ての既成概念を取っ払って、柔軟に対処して行かなくては、実現が不可能だろうなあ。

 不可能なことにチャレンジしていく事が、今までのように一層のやる気につながっていけば良いのだが、、、、なんせ、 お年だからなあ~。勿論自分の事だ。

 明日は会計さん達と、予算関係の部分を打ち合わせだ。やるべきことが、ど、ど、どと押し寄せてきている。しかし、 出来ることしかできないのだ。そして有能な新人が助けてくれて、もしかしたら、今回は今までより事がスムーズに行くかも知れない。 何事もポジティブに考えて行くことにしよう。まだ、先は長い。

2007年4月13日 (金)

後遺症?

 加齢と共に事故の後遺症が顔を出すようになった。今日はFMのゲストを駅までお送りしての帰路、 どうにもこうにも疲労感で家まで帰れそうにない。途中のサティに駆け込んで、まっすぐマッサージ屋さんだ。 ところが1時間待ちと言われちょっと迷ったが結局は予約して店内をぶらっとする。で、いつものみっちゃん流治療法で、ソフトクリームを食べ、 しばし休憩だ。たった100円の癒しで少し元気に。行きつけの洋服屋さんの前を通り、店員さんに「私に合うのが無いわねえ」と嫌みを言う。 商売熱心なその店員さんがワゴンの奥底から出してきたものを必死に両手で広げて見せて、これならゆったりしてますから~。 と言うので試着してみる。肉体のでこぼこが多少見えるが、断るのもめんどくさく(そんな理由だ!)購入。でまあ、なんとか時間が来たので、 ベッドへと案内して貰う。俯せになったら耳元で、30分コースだと上半身か下半身いずれかになってしまうんですが、、、 それでよろしいでしょうか?と来る。そりゃああ~た、このよれよれの状態でそんなこと言われたら、お願いだから全身を!と言いたくなる。で、 結局45分とあいなったが、終わってみれば5分くらいの感じ。要するに爆睡したらしいのだ。 そのお兄さんがとても上手だったのはボンヤリ覚えているが、、、。でまあ、この45分がキャンペーン中だとかで、 4000円だったのが高いのか安いのか?その後、亭主どののお刺身やらその他食材を購入したら、くしくも同じ金額だった! 家でマッサージ機っていうのもあるが、人の手でしっかり遣って貰うのとはやっぱり違う。こりゃあ、時々通わなくっちゃあ~。身体が軽い軽い。

 で、表に出たら、なんだ、雨だ。そうだったのか。この調子の悪さはむち打ちだったのか、と初めて納得。いっつもこうなるのに、 思いがそこに至らないのは何故だろう?

 

 今日のゲストは徳島の方で、長年第九を歌ってこられている方だ。第九を核として色んな合唱団体に関わってきている。 高松の昨年の第九には24人もの人達を連れてこられたとか。ある時は経験の無い人達に5ヶ月で暗譜させ、感動の舞台に立ったとか。 ここでも暗譜の素晴らしさが話題になったなあ。

 ところでこの方が中心で、6/30,7/1辺りで剣山で歌おうというのを企画しているらしい。メンバーの中に足の悪い人も居るので、 頂上だけでなく、下の、車が行くところでもやるとか。そうでしょうとも。私だって、長いこと上ってないからなあ、、、。 実際自信があるわけではない。昨年の時は小さいキーボードとオカリナだったというが、さもありなん。でも、 今日改めて第九のオーケストラを聴いていると、これを山々の景色を見ながら聴けたらどんなにか素晴らしいだろうと思ったなあ。音楽は良い。 人と人をつなげる力がある。この方が推奨してくれた「落葉松」「千の風になって」「哀しみのソレアード」などは、確かに良い歌だ。

 で、実はこの方が今日来高されたのは、お友達の「剣山写真展」を見るためで、FMのゲストにならんが為ではなかったところを、 私が急遽拉致したという次第。初めは「収録した物は編集できるか」とかなんとか色々言われていたが、最後は「いや~楽しかった。面白かった。 」と手放し。そうなんだけどなあ、、。みんな、何故か敬遠するなあ。今日の人の様に、「冥土の土産」 と思って参加してくれたら良いんだけどなあ~。しかし、このお方、局の人の前で、「この人は私に夕べメール寄越して、 FMに出てくれっちゅうんですわあ!」とばらしてしまった。流石に本日の担当者があきれ顔。「私でもそこまでヒドくないわなあ~」だって。 いやだから、それには事情があって、、、。でもそれは言えないしなあ。ちらいっ!

2007年4月12日 (木)

スケジュールスケジュールスケジュール。

 本日、オペラの実行委員会の様なものをやるに当たって、会長副会長を始め、 指揮者など主要メンバーのスケジュールを調整にかかったが、予想通り難航した。メールではらちがあかないので、最後は電話だった。 ようやく決まったが、さて、このスケジュールに全員が来られるかとなると、これまた皆さんのスケジュール次第ということになる。 ホントにこの手の調整は難しい。もうある線で決めたことに皆さんが合わせる形を取って貰うしかない。さてどうなることか、、、。

 

 今、ある申請書を書いているところだが、これまでただただ煩雑で遣りたくない作業とのみ思っていたが、 今日まじめに取り組んでみて少々考えが変わった。こうして、団体の内容を振り返り、その公演の実施意義や、趣旨、 ひいては団体そのものの存在意義までも言葉にしてみるのは、とても意味があることだと、改めて思ったのだ。主な活動歴、なんてものも、 いつもは忘れているが、こうして文字にしていくと、今までの公演のあれやこれやを思い出す。その都度大いに悩み苦しみ、 エネルギーを注ぎ込んできた各公演。忘れちゃってはいけないだろうに。まあしかし、こんな時でもないとそうそう思い出すものではない。

 

 今日ご来店のお客様に、ちょいとまとまったT氏の女装写真を何も言わずにお見せしていたら、最初の2, 3枚はどうも気付かない様子だ。しかし、段々不思議そうになってきて、又初めの写真を見直している。そこで初めて「この方、男の方ね?」 とやんわり。ほ~、なかなか気付かない人も居るんだあ。その方は今度のオペラも来てくれると言われたが、 声をかけるのを忘れないようにしなくては。このところその辺が怪しいからな~。

 

 今突然の睡魔が、、、、。もしや消費期限済みのゆばを食べたせいか!?まさかね。

2007年4月11日 (水)

マスコミこのごろ。

 このところ日本は少子化ももちろんだが、殺人と事故による人口減少が著しいのではないか。事故は何故起きるのだろうか? 昨日のヘリ墜落事故があったかと思えば今日も死者は出なかったにしろ小学校の遊技場での事故。テレビで両方を詳細に放送しているが、 事故とはどこか気の弛みがあるようだ。「想定外」と関係者は言うが、違うような気がする。

 しかし、とはいえ、今日のその小学校の遊技具を点検整備した業者を取材するため、マイクを持った女性が彼を追い回すの図は、 非常に違和感を覚えた。彼は犯罪者ではない。関係者であることは間違いないが、今の段階で何もハッキリしていない状態で、 あれではまるっきり犯人扱いだ。彼が逃げるのは、ごく自然の行為だと思えた。「止めて下さい」 とカメラに手をかざす人を執拗に追いつめるカメラにも腹が立った。マイクだカメラだと、マスコミは武器を持って迫っているが、 彼は丸腰で何も持っていないのだ。後ろめたくなければマイクに向かって喋れば良いというマスコミ側の態度だが、実際問題、 こんな時にそんなことが出来る人が何人いるだろうか?事故が起きたら、関係者達は、まずは気が動転しているだろう。点検が仕事の人なら、 自分のせいで子供達が怪我をしたのかも知れないと苦悩しているだろう。何故こんな事になったかをあれこれ考えているだろう。 確かにその思考の中には、反省や後悔や、もしかしたら陳謝の気持ちもあるかも知れない。しかし、 だからといってそれをこの時点でマイクに向かって言う、というのは、「普通の人々」にとって「違う」行為と思えるのではないか? 政治家ならいざ知らず、一般ピープルは世の中に向かって自分が何かを喋るというのには大いに抵抗があるものではないか?

 このマイクの女性、まるで世間の代表者みたいな口ぶりで迫り、彼が、答えられないと精一杯抵抗する態度に「失笑」したりする。、、 マスコミは、すっかり麻痺している。人間らしさが消滅しつつあるのではないか?で、この様な報道に対して、なんら疑問を持たず、「放送」 を鵜呑みにして一喜一憂する人々が増幅しているらしい現代の情報化社会。全く恐ろしい。 例の健康番組で取り上げられた食品が翌日には売り切れるという怪奇現象。いつかの「やらせ番組」 はこうしたヒステリックなマスコミ信奉現象から起こった事件だ。みんな、冷静になろうよ!、、、って、夫がマスコミで働いていたし、 あたしゃ現在マスコミの端っこを担っているからなあ~。だからこそ、常にシビアにマスコミって物を観る必要があるんだ。

 

 今日来店の若い女性。「何度か来たんですけど~、いつも閉まっていて、、、いつがお休みなんでしょうかあ?」「あ・ら・ら・ らごめんなさ~い!(運が悪かったのね)時々不定期でお休みするんです~。(時々不定期で営業の間違いだろう!) 今日はお詫びにサービスさせて頂きますね~。(こればっかり)」全く、ホントに、申し訳ない。とは思うのだが、身体は一つ。遣ること一杯! ああ~、すっかたなかんべさ~。、、、この仕事、嫌いじゃない。クリエイティブな部分も大きいし、お互いが満足したとき、 最後にかわす言葉は、不思議なことに両者が同じ言葉。「ありがとうございました!」なのだ。 綺麗になって嬉しそうに帰って行かれるお客様の姿を見るのは心楽しいものだ。、、しかし、今のおみっちゃんは、 この喜び以外に喜びを見いだす必要があるのだ。こんな私だのに、お店が開いている日を見つけて(!)来てくれる方が居る限り、続けるだろう。 その前に体力だが、、、。

2007年4月10日 (火)

笑い。

 今日のレッスン後の夕食時は今年のオペラの事や何かで高尚な話題だったのに、夫のご帰還と同時に一転して綾小路。。。 のこととなり、レベルは下がったが珍しく夫がまともなことを言った。私が「あの人に反論する女性のお笑いの人が出たらいいのに!」 と言ったところ夫曰く、「男はあれだけこけにされたら、しばらくは良いとしても段々腹がったてきて怒る人が殆どじゃないか。 男はプライドで出来ている人種だから、、、!」な~るほど、その点女の方が柔軟で、客観性があり、諦めも良いのか。 それは確かに説得力があるなあ。

 で、居合わせたS嬢が流石に自分の周辺で綾小路。。。についての話を聞くことは殆どありません、、ときた。あたしゃ、 先日のミニ同窓会で全員がその話題で大笑いを経験したところ。しかもみんなが彼の話題に大いに共感していたのだ。例えば、 結婚してから40年、、、っていうあのフレーズだ。彼の毒舌では、出会った頃の初々しさは何処へやら、お互い顔も見たくない、、、 をおもしろおかしく喋っているが、それがその通りだとある人がとくとくと語ってくれる。「こないだも夫婦で安い温泉ツアーに出かけたのよ。 そしたら何組かの夫婦がバスに乗っていたにもかかわらず、車中はず~っとシ~ンとしてたのよ。もうあんた、 喋ることなんかみんな無いわけよ~~ゲラゲラゲラ。よっぽど友達と言った方が楽しかったわよ」だって!それを聞いてみんなで又大笑い。 だったのだ。

 っていうことは、世代によって「笑い」も違うって事だ。ふ~む。より多くの人に笑って貰うためにはどうしたらいいのか、、、? 笑いって何?その正体は?

 

 レッスンに来たKさんが、我が家に入るやいなや「わあ~、きれいに片づいてますねえ。」と言う。 ようやく台本のあらましが出来たため、広げるだけ広げていた楽譜達を整理出来たせいなのだ。彼女がレッスンの間、さあ、 次なる締め切りに向かって動かなくてはと、嫌々ながら書類に目を通す。こういう煩雑な作業を誰かやってくんないかなあ~?と思っていると、 天からの電話、いやいや、メンバーのYさんが別件で電話してくれたのだが、彼女にお仕事を頼んでみたら気持ちよく(彼女はいつもこうだ) 引き受けてくれた。その部分を担ってくれれば、かなり仕事がスムーズにいく。、、、さて、これらのお仕事、月末までにやっつけなくては! 孫りんがゴールデンウイークにお帰りになると言うからなあ。そうなったら、べったりが目に見えている。

 しかし今、天候のせいか首が凝っていてあんまり気分が良くないなあ。みんなで夕食を取っているときは忘れていたが、 午前中の仕事が一段落したとき、もの凄く疲れている自分に気付き、マッサージ機で仮眠を取ったくらいだった。、、 ナンだかなあ~身体がボロになっていくなあ~。綾小路。。。。の言葉が蘇る。「皆さん、人間の死亡率は100パーセントです」 「皆さん痩せるこたあないんです。痩せてもブスはブスです」「昔ぴちぴち今クチャクチャ。」おっとどっこい、 おみっちゃんは今もぴちぴちだい!って、言いたいけど、、むむむむむ、、、。

2007年4月 9日 (月)

クレオパトラ20分。

 まあ物好きというか、ナンというか、Drフィッシュなるものにおみ足を食べさせてきた。昨日、友人が「話のタネ」 に行くつもりだからあんたもどう?と言うのに、つい「そうね」と答えてしまい、行きたい半分行きたくない半分だったが、母を誘ってみたら、 これまた好奇心の減らないお年よりで、行くと言うではないか。じゃやっぱり行ってみるかと決心して(それ程大げさでもないが)出かけてみた。 勿論目的は母に花見をさせたいが為だったが、あちらでその友人に会ったら良かったから是非行けと念押しのだめ押しで、 結局は体験してしまった。20分間足湯に浸かるのだが、そのお湯の中にメダカの大きいような黒い魚が無数に泳いでいて、 まるで蛭が寄ってくるように足にくっついては角質を食べている、らしい。らしいというのは、目で見て分かるものではなく、 皮膚がほんの少しチクチクまで行かないチチチ位に感じる程度だからである。母がこのお湯の中には電流が通っているに違いないと言い出した。 いやだから、そうじゃなくて、それは魚が皮膚を食べてるから少し感じて居るだけで、 もし電流なんか通っていたら魚が死んでしまうんじゃな~い?などと訳わかめの会話をしながらじっとその魚たちの動静を観ている。 貰ったパンフには世界三大美女のクレオパトラもご愛用だったと、書かれている。な~るほど。ありそうな話ではある。なんせ、 蛇を使って自殺するようなお方だからねえ~。、、しかし、あたしゃ、もう良いなあ。もう一回行こうという気にはなってないなあ。 20分1000円が、妥当な金額かどうかは別にして、物珍しさ以上のものは無いような気がしている。、、、いやはや、 世の中何が流行るか分からない。クレオパトラにはなれないなあ~。ってね。

 

 本日は2回目のオペラ合唱練習だった。多分今日新しく遣った部分が、一番難しいのではないか。始めにこういうのを遣っておけば、 後は楽だろう。くしくも途中で終わった所の歌詞が、「ほんとにこれでオペラがやれるんだろうか?」というような意味の歌詞だったため、 すかさずピアニストが「ノンフィクションですか!」と突っ込みを入れる。いやあ、全く。余りに現実と重なる言葉だ。これから、 何度もこういう思いを繰り返しながら本番を迎えることになる。今回で6回目の落語ぺら。さて、どんなことになりますか!?

 帰宅した私の元に、楽譜の清書を担当してくれているAくんがやって来て打ち合わせを。まだ6曲分が残っているが、 ホントに活字を使った素晴らしい楽譜が出来上がりつつある。T先生はこれ売れるかも、と言ってたがホントにそうだ。 4月中に完成を目指してお互い頑張ろう!と誓って別れたが、この苦労が一日2回で終わるのは、いつもながらもったいないことだ。 勿論本番までの行程こそが意義があり、そこでみんなが成長していくのだから、文字面のもったいないとは違うんだが、、、。

 

 午後のシャンソン教室では新しくメンバーになった人も2人参加して、新しい環境で再々スタートを切った。 こちらも何だか手が抜けないなあ~。

2007年4月 8日 (日)

晴れのち晴れの公淵公園。

 6時間に及ぶお花見は、降り注ぐ太陽光線を避けながらも、ここ何年か経験したことがない程に光のシャワーを浴び続けた。 折々の突風に桜吹雪が舞う中でお弁当を広げ、その中にふうわりふうわりと入ってくる花びらを除けながら箸を使う。 缶ビールの開け口にも花びらが落ちてきて蓋をする。何とも風情のある、、、、。あり過ぎか。

 場所取りの為、集合時間は午前9時半という早さ。しかしそれが正解で、穴場だという「ちびっ子広場」 には1時間後には文字通り子連れのグループがあっという間に増えていた。今日がどうやらお花見のピークだったようだ。 我が孫の事が思い出されてつい目が小さな子供にと行ってしまう。このところこんなに沢山の子供を観ることが無いので、大いに癒されたものだ。 しかしまあ、このごろの子供達って概して大人しいなあ。メチャクチャをやる子も、大声を出す子も余りいなかった。大勢の人が居るのに、 なんだかシンと静かな光景だ。実はそんな中、わがグループの飲んべえAがこっちだけで飽き足りず、お隣まで遠征して笑いを取る等あり、 我々のグループだけ妙に目立っていたのだ。「わ~っ」と笑ったら必ず周囲の人達がこちらを注目している。なんか、変。、、、私の小さい頃は、 桜の下でどんちゃん騒ぎの大人達も大勢居て、この日ばかりは無礼講とばかり、子供達もはしゃいではしゃいで、楽しかったなあ、、。 すっかり様子が変わったのは良いのか悪いのか?

 今日も例の怪しげなツーショットの写真を持ち歩き、みんなにお見せして12月のオペラの宣伝をしてきたものだ。リーダーが 「みっちゃん、しっかり宣伝していけよ!」と言ってくれる。ありがたやありがたや。持つべき物は友達だ。しかし、 予想以上にこの写真は受けたなあ~。やっぱり、この手の写真をチラシに入れるべきかなあ?

 

 ちょいと遠くで集合離散だったので、友人Yの家でおろして貰いそこで一服させて貰った。帰りを送ってもらうためだ。 「あんたが来るって言うから、美味しい草餅をもらっといたよ」と、実際美味しいでっかい草餅をぺろっと頂く。でもって、急に眠くなって、 その場で眠ってしまった。やっぱり完全には体力が戻ってないのか。まあ、太陽をこんなにも浴びたせいかもしれない。 少し眠ったお陰で元気が出て、帰ってからあたふたと作った夕食が我ながら美味。夫に「やっぱりお母さんの料理は美味しい」と言わしめてジ・ エンド。作る手間と時間の量に対して、食べる時間の短い事!こうした日々の営みは、桜の花のように無心に咲いて無心に散るべきなのだろう。

 

 明日はせめて午前中に母に日本の桜を見せねばなるまい。午後からは又しても忙しいおみっちゃんなのだ。

2007年4月 7日 (土)

ようやく全体像が結べた。

 台本がまあ8割方完成か。本日我が家に訪れた人達に次々とチェックして貰っているが、特別おかしな所はないようだ。 これからこれを実際使える台本にと熟成させなくてはイケナイ。ま、最後の方程式も一応解けたことだし、ここまでが一区切りということで、 夫からも夕食は要らないとメールが来たから母を伴い映画館だ。でまあ、 行く前にかる~く食事をしていこうかとお店に入って注文したのを待ってる所に再び夫からのメールだ。「やっぱり8時頃帰って食べる。」 とある。ぎゃ~っ、困ったよ~。と内心思ったが、今更この店を出るわけにも行かず、まいっか、 と腰を落ち着けて何事もなかったかのように母と楽しく語らいながらの夕食となった。しかし、かる~くのつもりが、結局はむむむ、、、。 でもって、夫に急ぎお刺身を買い、一度帰宅してゆでたほうれん草をこうして食べて等々メモを書き置きしてダッシュで目的地まで飛ばす。 母が刑事物が観たいと仰るので、「アンフェアー」を買って中にはいると座った途端に始まった。二人して「丁度良かった!」と囁き合って、 後は映画の世界にのめり込んだ。

 個人的感想だとテレビでも良い作品か。ユキヒラという主人公の女優さんがどちらかというとテレビ向きの人のようだった。 日本のアクション映画もこの様にテンポが良くなってきているのか、と思わせてはくれたが、何だかどっか締まらない感じだ。 この手の映画でいつも気になるのが、何故、カツカツと音がするヒールや皮靴を、音を忍ばせなくてはならない場面でも履いているのか?何故、 主人公の肉親の「死」のみが大げさに重大に扱われて、他の登場人物の「死」がゴミ扱いなのか?、、、、だからという訳でもないが、 お茶の間でかる~く観るには丁度良いかも~。やっぱり、もう一個の方、役所広司の出てる方が面白かったかも~。、、、 映画を観たら3本に1本くらいはそう思うのがあるのだ。逃がした魚は大きいの例え、、ん?

 行く前にメンバーの所に所用で立ち寄ったら「お元気ねえ」と言われてしまった。元気がないから行くようなモンだが。 とりあえずスポーツジムに行く元気が無く、明日はミニ同窓会の花見で、又母をほったらかしだから、その罪滅ぼしのつもりだ。ナニセ、 母の若かりし頃は、当時のある特権事情で殆ど毎日のように映画館に通って、私もそのお付きで訳も分からず観ていた時代があったのだ。 今覚えているのは「猫化け4本立て」な~んてものを怖い物見たさで必死で観ていた事くらいだが、 母は良く映画を観ては泣いていたし笑っても居た。テレビのまだ無い時代で、唯一の娯楽だったと思う。その母にとっては孫である我が娘が、 演劇の世界に入ると言い出した時、母は大いに反対したもんだ。そこで私は説得しなければならなかった。「お婆ちゃんが若い頃は映画で、 今はテレビで、時々舞台でも楽しんでいるでしょう!?世の中からそういうものが無くなったら、みんな寂しいのと違う? あの子が遣ろうとしていることは、世の中にとっても大切なことなのよ。」それは認めるが、 どうして自分の孫がそんなやくざな世界に足を突っ込むか、と、いつまでも納得出来ないようだった。今でも完全に認めては無いようだ。。 どちらかというと諦めだ。ま、心配していると言うことだと、我々親子も理解している。

 

 ところで、4/1の演奏会舞台後の1枚の写真を色んな人に見せては楽しんでいる私だが、それは「マンマ・アガタ」 に扮したT先生と私のツーショットなのだ。それを初めて見たときのそれぞれの反応をチェックしているのだが、とりあえず大受けだなあ。 まるでT先生のことをあたかも化け物か怪物かのように反応をする人もいて、いやあ、なかなかに面白い。しかし、何が一番面白いって、 当のご本人のコメント、「もっと酷いかと思っていました!これならまあまあ、、、!」そうか、この程度ではそうなんだ。しかし、 いじればいじるほど、美しくなりすぎてしまう様な気もするし、、、むちゅかし~。ま、時間をかけて「ステージ・ママゴン」を創るとしようか。

2007年4月 6日 (金)

世の中花だらけ~~

  桜の花が七、八分咲きか、、、。あちらこちらが淡いピンク色に染まってきた。今日は昼まで本業を忙しくこなして、 午後から友人Kさんと三越へ絵画の個展を観に行った。画伯ご夫妻ともお目にかかり、たっぷり絵の鑑賞もさせて頂いた。あの「エデン」 というホテルの窓からのローマ市街の夕日を描いたものも見つけて、懐かしく当時を思い出したものだ。しかし、庶民の手に届くお値段ではない。 申し訳ないが、眺めるだけですごすごと退散。

 この日同じフロアにイタリア展が併設されていて、私とKさんは当然の如くそこでパスタを頂き、コーヒーを飲み、 お隣のおばあさんが食べていた美味しそうなアイスクリームセットまでも追加注文して、イタリア旅行やNYの思い出話に花を咲かせ、大満足。 彼女は2日前にNYから帰国したばかり。メトロポリタンオペラを堪能してお帰りに~。 私もその幸せのお裾分けでカレンダーをお土産に頂きラッキー!なんでも「トゥーランドット」が素晴らしかったとのこと。 最初の幕開けでその舞台美術に拍手が湧いたと言うから相当な物だったんだろう。 今回の旅では2日程ボストンにも行きそこでもオペラを観たそうだ。NYと違い田舎だからか、 小さな子供からお年寄りまでの観客で一杯だったそうだ。全く、どこぞのホールと違って、 何故か外国だと何処へ行ってもオペラのチケットが売り切れるほどの盛況なのだ。

 さんざんお喋りしたあげく、今度はショッピングだ。二人が揃いも揃って、孫のおもちゃを買ったのには大笑い。で、 ふと目にとまったバッグ屋さん。もの凄く柔らかく軽い素材を使ったバッグの一つについ目がとまってしまった。「やばい」 と思ったが案の定もうそのバッグの引力に逆らえないアチクシ。ちょいと迷ったが「ええい、ままよ」「頂きます」と、相成った! で色々その店主と話す内にそこにギリシア人の奥様が同行していると言われ、やがて当のご本人も出てきて、まあ、 驚いたことに娘さんはイタリア在住のオペラ歌手の卵だそうだ。あんりまあ、ってことでしばし雑談。これはショッピングの結構なおまけだった。 なんだか、これ以上話すと、知ってる人がまだまだ出てきそうではあったが、世の中狭い、の話は、実は今朝来店客と話したところで、 この手の話はもう良いかな?って感じだったから深くは追求せずにお別れしたのだ。

 世間は狭い。今朝のそのお客様は、私が明後日中学のミニ同窓会でお花見に行くと言ったところ、な~んと、 その中学の先生だったことがあると言うではないか。私とあんまり歳が違わないのはその中学で新任教師だったからだそうだ。で、 私の恩師S先生にはよく可愛がって貰ったと、親密なご様子。ホントに世間は狭いなあ。

2007年4月 5日 (木)

夜は寒いなあ。

 今日はまあ良いお天気で、家事も、仕事も台本書きもバランス良くはかどった。どうしても古いむち打ちの症状が、 雨になると顔を出す。今日の来店客Kさんは、もう古いお付き合いになるが、以前の私の交通事故をしっかり覚えていてくれて、 症状を聞いてくれる。それというのも、その方の職場の人が10年前の事故の後遺症で悩んでいるというのだ。こればっかりは個人差があって、 何とも言えない。ついでのことに話は同じ歳の友人の死亡率にと移っていったのだが、 その方は40代で既に親友と呼べる人が片手以上亡くなっているそうだ。その点、私は、私の周辺はみんな元気だ。 未だ友人の葬儀に行ったことがないのだから恵まれている。色んな場面で私を助けてくれた友人達。どうか長く元気で居て欲しいものだ。

 

 夜レッスンが終わってAご夫妻とやって来たS嬢を交えての夕食は、A夫人の素晴らしく明るいキャラで大変楽しいものとなった。 この方はどうやら心に思ったことを口にせずには居られないタイプのようだ。ちゃんと相手の言い分も聞くが、 自分の思ったことをストレートに表現するから、なんとも愉快な会話が成立するのだ。旦那様はそれを微笑みながら見守っている感じだが、 彼女の暴露趣味には多少困惑しているらしい様子がこれまた第三者にはたまらない面白さだ。ぷぷっ! 日頃何かとストレスを抱えているらしいI先生にとっては、とても癒しになっているようで、心底笑い、 帰るまでこのご夫婦のことを話題から外さない。全員大分食べた物が身に付いたかも~。しかし、このお二人。 声も随分と磨きがかかってきたなあ。楽しみなことだ。

 

 今、三越で私たち親子がお世話になったローマ在住の画家平田ゆたか氏の展覧会が行われている。明日にも見に行こうと思っているが、 ネットで拝見すると益々奥行きのある美しさの増した絵画が並んでいるようだ。ローマの夕日を、再び見せてもらいに行くとしようか。あの日、 案内されたとあるホテルの最上階から、今暮れなずもうとするローマ市街が広域に見渡せたことを鮮明に思い出す。 遙か彼方に鳥の大群が様々に形を変えては空中遊泳していた、、、。「この町のこの丘からこの夕日を見た時、 私はこれを書くことが使命だと思いました。その為に私はここローマに来たのだと、、、。」画家の淡々とした口調が今も耳元に聞こえる。 30数年前の感動をずっと持ち続けて来られたことが素晴らしい。ラッキーにもアトリエにも案内されて、 野良猫に餌付けをしていらしゃるお姿も拝見。なんでも子猫が生まれたこともあるとか、、、それって、もう飼い猫じゃあ、、、、!? 優しいお方だ。

2007年4月 4日 (水)

今日も丑三つ時だ。

 今日はFMに先週と同じM氏に出て貰った。先週はワチキの風邪でおんぶに抱っこの収録だったが、今日も、、、 やっぱり大した差はない。まあ、あれだけオペラ通の方を前に、私なんぞが言うことは無い。常に色んな事を教えて頂く。やく得の最たるものだ。 今日も珍しい録音を聴かせて貰ったし、ベルリンフィルの演奏をあれこれ、、。一番最初が「パヒューム」という映画のサントラだったが、 重厚な音楽に驚いた。これならなんとしてもあの映画を観たいと切実に思ったなあ。映画の音楽はホントに重要だ。M氏は、 ベルリンフィル125周年記念に関する本を翻訳されたらしいが、日本で発売されたら是非読んでみたいものだ。

 

 母をお手伝いさんにして家事を放棄。ちょこっと本業と、食事と、FM以外はほぼ一日中オペラの台本製作に取り組んでいるが、 どうしても解決できない難しい方程式が未だ解けないで、今宵は寝るしかない。ま、そのうち良いアイデアが浮かぶだろうが、、、。 たまたま電話があったお嬢にかげアナ部分を聞いて貰ったらかなり受けていたから、行けるかも知れない。とりあえず最後まで作り、「完」 という字を入れてはあるが、実際は途中が未完成だ。でもって、これが解決しても終わりではないのだ。、、、 先のことを考えるのは止めておこう。足下だけを見ながらやるしかない。ホントはどっかに缶詰状態にでもなれれば良いのだが、、、 売れっ子作家でもない辛さだ、そうもいかない。これが完成したらご褒美に温泉だ。大阪の友人がいつだいつだと聞いてくるからなあ~。。 ガンバロッ!

2007年4月 3日 (火)

疲れの上乗せ。

 今夜は2ヶ月ぶりの岡山だった。船の中でやろうと書きかけのオペラの台本と、短歌の本と、 シャンソンの指導ノートをしっかりバッグに入れて行くも、着席と同時に睡魔が、、、。ど~んとバッグを枕に寝てしまった。、、、で、 帰路は一応テーブルの上に広げてみたが、たまたまテレビでUFOの番組をやっていて、沢山の写真が流れ、思わず見入ってしまったため、 結局はアウト!なんのこたあない。バッグが重くなっただけのことだった。やれやれ。

 しかし、UFOってホントに存在するのかなあ~?あれだけ沢山の怪しげな物体が写っているってことは、やっぱりホントなのか?でも、 もしそうだとしたら、地球人よりかなり進化した生物が居るって事だからなあ~。未知なるものへの恐怖があるなあ。 国としてその存在を認めている所が無いらしいが、裏では調査が進んで居るんだろう。ま、知らない事がたくさんある。

 

 今、娘から長電話で気が付けば1時間以上喋っている。 いくらなんでももう寝ようと電話を切ったが、 旅の思い出や音楽の話彼女の友人の話などなど、ホントに果てしがない私たちの会話だ。ま、これも良いか。

2007年4月 2日 (月)

ねむ~。

 昨日が本番だったなんて信じられない。疲れすぎて眠れない、あ~んど、ラ・ボエームを観てしまった為に、 5時間の睡眠時間で脳の半分が作動していない状態でのちぇち練だった。しかも昼間は、母を内科へ定期検診にお連れして、 あたしゃ右目が網膜剥離か?と思うほどのおかしな状態になったので眼科だった。昨年左目がこの様になった時、「良かったですねえ。 老化現象です!」とにこやかに言われた同じ眼科へと行ってみた。今度はこちらから、「やっぱり老化現象ですか?」と訊いてみるも、 結果は同じ。先生は至ってにこやかなお顔である。ま、そうなんだが~、重大な病気の前ぶれでも無くて良かったんだが~。複雑。

 

 今日は初めて、全員で今度のオペラの一部を歌ってみたが、恐れていたほど難しくはなく、みんなが入りやすい曲だと思った。会長の 「訳」も良かったのだろうが、みんなも、オペラの曲に慣れてきているのを感じる。第一日目の練習にしては盛り上がった。  今日の曲は早速暗譜と決まり、来週はそれに多少の演技を付ける予定。ついにスタートした。まあ、みんなは、次の週までに暗譜だが、 あたしゃその間に台本の完成に向けて集中しなくてはならない。しかし、平行して、 ちぇちぃりぁ版スコアも製本まで持って行かなくてはイケナイ。清書係のAくんの見事な仕事ぶりで、美しく読みやすい楽譜が完成しつつある。 ホントにみんなの力が集まらなくてはオペラは出来ないのだ。

 主役のT氏と準主役をやるS子さんに犠牲になって貰い、全員の前で歌った後彼らの批評をして貰ったが、 普段の練習時はお互い何も言わないが、こうして訊いてみるとみんな当然ながら色んな感想を持って観ている聴いている。 この作業を重ねることで、少しでも本番で緊張しないで楽しく舞台が務められると良いなあ~。

 

 全く関係ないが、あのイギリス人女性を殺害した犯人は未だ捕まってないんだそうだ。指名手配の写真が、余りにインパクトが強すぎて、 あの顔じゃないとその人ではないと思いすぎて、例えば笑った顔とか、帽子の顔とか、サングラスの顔に全然気付かないのではないかと、 専門家が言ってたのは説得力があったなあ。元々私なんかは人の顔を識別する能力に自信がないし、 確かにあの写真の顔以外を想像するのは難しいものねえ。しかし、残念な事件だ。イギリス人がこれで日本を嫌いにならないで欲しいなあ。 そう言えば、あのイギリス人の友人に手紙を出してないなあ。英語って言うのがついめんどくさくて、、、でもねえ、必要かもねえ。

2007年4月 1日 (日)

闘いが終わった。

 今日という一日は朝から自分の体調、とりわけ声との闘いだった。特に舞台での練習時には必死で、身体の使い方に神経を行き渡らせた。 どうしたときに声が割れるか、どうしたときにかすれるか、、、。一声一声確認しながらの作業は他の出演者達の事も気になりながらも、 最後は自分の事だけを考えてやっていた。リハの時にこれなら出来るか、とつかんだ気になっていたが、本番は、 矢張りその時の慎重さが半減して、ともすれば声がおかしな事になりそうだった。プラス演技、プラスピアノの音が聞こえない、で、 途中からこれは最後まで歌えないか?と思ったほどだ。まあ、あのプリマの足下にも及ばないということだ。当然と言えば当然だが。

 しかし、経験はいつも、何かを教えてくれる。

 

 予想通り、このごろではオカマは全然珍しくなく、T先生のオカマ振りは期待以上には笑いを取れなかった。 12月の公演はこの点を心してかからねば、、、何たって、何が一番観客の気を引いたかと言うに、 ニットのワンピースの下の方が妙なふくらみ方をしていたというのだから参った!観客はホントに色んな点を見ている。 一番力を入れて練習しているはずの、声楽的な事は「出来て当たり前」で、おべんちゃら以外は特にコメントは頂けないのだ。今年は「笑い」 についてたくさん学ぶことになりそうだ。

 

 まあ考えてみると還暦を過ぎて未だ舞台で歌わせて貰えてるのだから、有り難い事だ。 車の運転と歌を歌うのとどっちが長く出来ることだろうか?

 そのどっちよりも長く出来るものがあるでしょ!?と東の方から神童の声が聞こえてくる。ハイハイ、それまで長生きできれば、 ベッドで短歌も悪くない、ってね。ハイ、おやすみなさ~い。チカレマシタ。

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