FM.
今日はミュージカル劇団タイムステップのメンバー達と2週分の収録をした。昔私がいた頃と違い、メンバーも様変わりしている。いろんな個性が集まって、一つの目標に向かって頑張っている様子は、聞いていて楽しいものだ。スタジオの中での歌もなんなくやってくれて、こういうところも以前とは違って積極的というか、昔の我々の引っ込み思案はどっかに引っ越ししたらしい。今回の作品が、現代社会の抱える不安要素、いじめや自殺などと重なり、何らかの強いメッセージが盛り込まれているらしく、彼らはそれを是非おみやげに持って帰ってくれと熱く語った。
いつも思うことだが、こうして、大変な練習に参加し、仕事や家庭と両立させてきている人達は、そうじゃない人とどっか違う。苦しいことから喜びが生まれるということを知っているからか。そもそも、仕事や家庭だけでも普通は手一杯なのだ。そこに、ある意味もっと厳しい責任感を伴う課題に向かわなくてはいけない。オペラだってそういう点では全く同じだ。一つの公演を完成させるのは、一つの事業を起こし、それを真っ当に社会に提示するのと同じだ。お金を頂く公演、というのは、自ずとそこに責任感が伴わなくてはならない。もちろん出来不出来はあって当然だが、最後の最後まで死力を尽くさなくてはならない。
今日の彼らにその心意気を感じたのは誠に喜ばしい限りだ。、、、こういう若者達がもっと増えてくれれば、日本も良くなるんだろうに、、、、。
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