ふつうであること。
ふつうでない天候が続いている。妙に暖かいかと思えば冬の嵐が来るという。覚悟していると、ちょろんと雪がちらついたらもう晴れた。まあ、お陰で家事がスムーズに進んだので、孫りんたちの受け入れ態勢も完了。
ふつうでないというのは、何かしらの不安を覚えるものだ。パリの地下鉄を思い出すが、予想以上に黒人が多くて、ある時などは、私と娘以外は一人二人を除いて全部黒人という時もあった。ここがパリだと言うことを一瞬忘れる光景だったが、彼らのほとんどが暗い表情をしていて、これは実はいかにもパリにマッチしているのだった。なんとなく不安な感じが付きまとい、落ち着かない気分だったのは、この情景が「ふつう」で無いと感じたからだろう。しかし、彼らフランス人にとって見れば、これはふつうの光景になりつつあるのだろうし、逆に私たちの様な東洋人が地下鉄に大きな顔して乗っていることの方が、ふつうで無いのかもしれなかった。
「普通」って何だろう。以前、「この世の中に身障者の方が多かったら、健常者の方が奇異な目で見られ、むしろ卑屈な生活になるのではないか。要するに数の原理だ。」と言った人が居たが、そうかもしれない。今現在の「普通」はいつか変化して、普通でなくなるかもしれない。地球の温暖化が進めば、雪が無いのが普通の冬で、雪が降るのが変な冬って事になるのかも。かもかも〜。
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