マリーアントワネット。
このタイトルの映画に行った。ヴェルサイユ宮殿についこないだ行ったばかりなので、是非見ておきたかったのが第1の目的。目的は予想以上に達成できた。あの観光地は、もちろん縄が張り巡らされて、そこに人が生活したとは思えない無機質な建造物だったが、映画の中では当然の事ながら、その時代の衣装で、人々が息づき走り、食べ、恋をしていた。見てきたものとこれが合致して初めてヴェルサイユ宮殿に行ったことが現実のものとなって私の胸に焼き付いた。
作品は史実通りに描かれているとは思えなかったが、それ以前に彼女の人生が描かれてなかった、というべきかも。母を伴って行ったが、彼女が最後はギロチンにかかり処刑されたと言うと、じゃあ、今日のは前編だったのかと訊く。イヤホント、あの劇的な生涯を送った人をもう少し描き方があっただろうに。でも87才の母が面白かったと言ったのだから、それなりの作品ではあったのだ。
しかし、行く前に小腹がすいたと「うどん」を食べ、映画のあと1ヶ月は食べたくないだろうくらいの「鳥肉料理」を食べたのは、あのルイ16世の影響か?げっぷ。
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