や〜めた。
大晦日。なんで主婦はこう忙しいのか?なんで夫だけしこしこ賀状が書けるのか?なんで息子は昼寝が出来るのか?山盛りの宛名が済んだ賀状を前に、丑三つ時の今呆然としている。これ全て、とは言わないが殆どが我が母親の教育のせいだ。いやいや、よく考えてみると違うかもしれない。父は大晦日は捻りハチマキで玄関の戸を磨いたり、仏壇の掃除なんかしていたもんなあ〜。問題は、夫を上手く使えない自分自身の性格にあるんだろう。年越しそばを食べながら、これから私のするべき仕事を羅列して見るも、「もうそんなこと止めたら?年なんだから、、、」とのたまう亭主殿。手伝うという気はさらさら無い。まあ、毎年の事で、しかも3日前に海外からお帰りになった訳で、何か出来ると考える方が間違いだった。友人が孫を連れてやってきて、美味しい美味しいとおそばを食べて帰った後は12時過ぎの除夜の鐘突きまでもう何をしたかが分からない程疲労感が襲ってきた。、、、再び考えて見るに、ほんとに夫の言うとおり、若くないんだ。それに、以前は助っ人がたくさん居て、従業員と一緒にやっていたのを今は一人で何もかもやっているから疲れて当たり前なんだ。
と言うわけで、ただいま、午前2時半をもちまして、2006年の家事は、や〜めた!
それにしても息子と3人で行ったお寺の境内で振る舞われた甘酒とたいまつの火でずいぶん暖まったなあ。夜空に星が雲の合間にくっきり見えて、のんびりと空を見上げながら息子と星座の話なんか出来たのは、仏様の御利益か。
そうそう、紅白で愛媛出身のテノールが「千の風になって」を歌ったなあ〜。朗々という表現がぴったりだったが、真っ直ぐに歌うことによって、大きな歌になった。思わず聴きながら泣いてしまった。
息子に言ったもんだ。「この歌は、あんたへの遺言だと思ってね」。