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2006年11月 3日 (金)

空間。

 ようやく慌ただしい旅から帰ってきた。全くのハードスケジュールに、東京を走り回ってきたのだが、まあ、まだ走れるというのが分かっただけ良いとしようか。やれ人との待ち合わせの時間がない、やれ特急に乗るには走るしかないと娘にせかされ、日帰りで下北沢から水戸、大洗と出かけた時は、これ又朝少々早起きしたにもかかわらず、余りにぎりぎりの予定を立てたためスーパー日立に乗ろうと上野に着いたら発車まであと4分。みどりの窓口で往復チケットを並んで購入したらジリジリジリと発車の音。駆け込むしかないのだった。挙げ句の果ては、娘の婿殿のご両親の暖かいおもてなしに、後ろ髪引かれながら失礼して、息子の車で送って貰って飛び乗った電車では、もう二人とも息が切れて思わず苦しい息の中でゲラゲラゲラと大笑い。しばらく笑ったり息をしたりの大忙し。もしや乗れてないかと息子が電話してくるのにも、笑いながらである。いやあ、参った。ホントにこんなに走り回ったのは久しぶりだ。如何にも我々親子らしい行き当たりバッタリの無計画さが招いたことだ。やれやれ。

 しかし、帰宅して何が嬉しいって、どこもかしこも広いことだ。いやそもそも、空港からして違う。視界に入る人の数が違う。いつもいつも目の中に人がうごめいている都会。息も出来ないラッシュアワーの電車に乗ったときは、止めてくれ〜と叫びたいくらい気持ちが悪かった。娘が言う。「お母さん、こんな生活って、変でしょ!?家のローンかなんかで、仕方ないのかも知れないけど、人間らしい暮らしとは言えないよね。」イヤホント、我々田舎暮らしの人間には耐え難い生活だ。しかし、そういう娘のアパートも、かなりのもんだ。ホントに空間というものがない。月10万円も出してたった2部屋の暮らし。異常に狭い台所とお風呂には正直、よくこんな所に住んでいられるなあ、、、と感心するばかりだ。まあこれが若さという物だろう。目的があれば我慢出来るんだろう。しかし、あたしゃほうほうの体で逃げ帰った感じだ。帰宅して、ボロでもなんでも兎に角広いだけの我が家が妙に有り難かった。娘の所ではシャワーだけにしたが、我が家のお風呂で足を伸ばしたときは心底やれやれとくつろいだ。「空間」は人間にとって、かなり大切だと今回つくずく思ったことだった。

 

 

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