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2006年11月 5日 (日)

第九。

 今日は知人が出るというので、第九に駆けつけた。20年近くも前に参加したことがあるこの合唱は懐かしいものだったが、その頃と違って、ソリストの歌も充分楽しめた。オーケストラはマエストロの素晴らしい指揮振りに圧倒された。2階席から見ると余り指揮の格好のいい人ではないが、(個人的嗜好でどうも指揮者は格好を見てしまうのだ)全身全霊で引っ張っていく姿には感動を覚えた。特に、第4楽章のフィナーレあたりは弦をこれでもかと激情的に弾かせたのには、思わず身を乗り出して聴き惚れたものだ。

 この第九の合唱はN女史がそれこそ身を挺して進めてきた運動だ。何度も大病したりケガをしたりしながらその都度不死鳥の如く蘇り、今日の20回記念コンサートを迎えられたのだ。楽屋までご挨拶に伺ったが、晴れやかなその笑顔には強い力が漲っていた。これだけ沢山の人たちと接してきて、その一人一人と丁寧に関わっている。「音楽の力」も確かに在るだろうが、でも矢張り、この人がいなくてはここまで続いたかどうか、、、。新任館長のM氏の音頭で「フロイデ!」と全員が叫んだのも息が合って参加者の感激が伝わってきたものだ。

 今日は一部客席に灯りが入り、知ってる人は起立しての大合唱となった。多分そうなるだろうと楽譜の書かれたパンフのページに携帯を挟んでいたのをトンと忘れ、立ち上がった途端に前の座席下にガッシャ〜ンとばかり落としてしまった。ところが、通路の反対側から若き男性が機敏にもそれを拾い上げてくれて、、、、又その人が良い声で耳元で歌ってくれたのだ。経験者のようで、暗譜で歌っていたのも良かった。しかしこんな時にも歳を感じてしまうなあ。トホ。

 さて、今回の旅の初めは「スキップサービス」初体験であった。これがとっても便利なのだ。ネットでチケットを予約して、クレジット決済しておけば、手持ちのマイルカードをかざすだけで、チケットも取らず、す〜いすいと簡単に通過出来るのだ。帰りなんかは、たくさんあるゲートのそれ専用というところからこれ又す〜いすいだ。これからは絶対これに限るなあ。時間ギリギリでも行けるみたいだ。
 いろいろ進化しているなあ。都内ではJR以外の自動改札が全て使えるスイカも買って、大いに活用。その内、JRも統合されるだろうとのこと。そうなると行き先の金額をいちいち見る必要もなくなり、ホントに便利になる。

世の中の便利に一体いつまでついて行けるのやら、今還暦のワタシ!ふ〜っ。

 

 

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