一つ終わった!
シャンソン発表会がなんとか無事終わった。いや完全に無事とは言えないかも知れない。3回歌い直した人もいれば、途中でつまって「すいません」とピアニストに謝る人も居た。通常は絶対あってはならない事だが、おおらかなピアニストとそれ以上におおらかな司会者=ワタクシのせいで、決行されてしまった!いやいや、最もおおらかだったのは観客だ。予想以上にお集まり下さって、まあそれだからこそ舞い上がったと言うのもある。だが、全体としてとてもあったかい、気持ちの良い演奏会になったと思う。一番良かったのは教室のみんなが終わったアトにとにかく楽しかったと言ってたことだ。「歌」は矢張り他人に聞いて貰わなければ歌として完成しないものだと思う。そしてそれは人前で歌ってみるとよく分かるのだ。日頃理屈で覚えていることも、身に付いていないと本番にその力は発揮できないということも、みんなの身にしみたようだ。今、岡山の教室の人から電話があって、「とっても気持ちよかった!こんなチャンスを与えて貰ってホントに嬉しかった。これからももっともっと勉強します!」と言うのだ。ナント素直で可愛らしい感想か!「学ぶ」ということは幾つになってもその心を童心に返すみたいだ。彼女のお友達が私の歌を聴いて感動して涙が出たと電話をかけてきてくれたそうだ。まあ、リリーマルレーンは確かに悲しい歌だ。そしてこの歌は歌う時によって、私に色んな色のパッションを促す。今日は濃密な一組の男女の絶望の色だった。ある時は完全な反戦歌になることもあるし、ある時は人生を達観したものになる。、、、、歌はホントに面白い。
しかしこの疲労感はどうだ!何故この手の発表会はこんなに疲れるのか?I先生がCantiamoのあと綿みたいに疲れ切った表情で居る理由が分かろうというもんだ。まだ、こちらの方はリハがない分ましかも知れない。今日はリハで21曲聞いて直して本番も聴いて司会して、、、、こりゃあ疲れて当たり前だ。
さあ、次は同窓会だ。
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