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2006年6月29日 (木)

又しても絵の世界。

 今日も今日とて友人の絵の展覧会に行く。今年はなんだかとっても絵を見る機会が多い。今日のは全部版画、エッチングの類だが、いわゆる「絵」と違って、何かしら肩が軽いというか、気軽に楽しめた。作り手も気軽に楽しんでいるようだ。しかし、私には絵とタイトルの関連性にとても興味があった。直裁的なタイトルもあるが、ちょいとひねったものは絵までもが面白く思えてくる。今日の中では、まるで宇宙人のような変てこな動物を描いていて、タイトルが「隣人」というのが大変面白く、如何にも彼女らしいセンスだと拍手。実際の隣人に別な友人が居て、きっとその人の事だろうと冷やかしたりして笑ったり、、、専門的な事を教えて貰ったりして、いや〜なかなか。
 絵といえば、こないだからあまたの古今東西の絵に接し、例えばターナーやコロー、ゼザンヌ、フェルメール、クレムト、レオナルド・ダヴィンチ、ラファエッロ、、、etc彼らの絵と、現代の絵の違いは一体なんだろう?と考えた。私なりの結論は、「品位」だ。テクニックに置いて現代作家が劣ってばかり居るわけではないだろう。勉強も研究も進んでいる現代、昔を上回る作品が群をなしても良いはずだ。ところがそうはならないのは、作品に品があるかどうか?ではないだろうか?オペラ歌手に置いても同じ事が言えるだろう。あのマリアカラスが何故素晴らしいか?矢張り私は彼女の中にある種の品位を感じることがその理由だと考える。訳の分からない「良さ」がすなわちそう言うことではないのか?

 頭痛は助っ人薬のお陰で日常生活を送れるようにはなっている。今日もピアノあわせが出来たし、展覧会も夕食の準備も、そして食事もいつも通り出来たのだ。この「いつもどおり」の有り難さ。夫が学生にアンケートを取り「あと2ヶ月の命です」と言われたら何をしたいかと聞くと、やれ海外旅行だ、どこそこのあれが食べたい、あれを見たいと、際限がなかったと言い、中年以降の人々に同じ質問をしたら、「別に特に何もない」「いつも通りに平凡に暮らしたい」「今のままを継続したい」というのが圧倒的に多かったそうだ。さて、私はどうか?そうだなあ、、、。どっか美しい場所に行き、静かに時を過ごしたいなあ。出来れば音楽は聴きたいなあ。もしかしたら字も書きたいかな?ああ、それに本も読みたいか。多分絵の道具も持って行くかな?最後まで生きられるくらいの食料も欲しいなあ。極上のワインなんてのも、コンガッソで。そこに無口なヘルパーさんとわんちゃんと猫1匹。家族は要らないなあ。そこに行く前に別れは済ませておきたいものだ。死ぬときは一人が良い。、、、て、むちゃ贅沢な願いだ。ハハハ。

 

 

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