« 日常に戻れず、、、。 | トップページ | だめだ、、、、。 »

2006年5月13日 (土)

こちらが良ければあちらが、、、、。

 夕べは午前零時過ぎに就寝に成功。朝は早くから目覚めたが、まあ主治医のご忠告に従い散歩やジョギングまでは行かないまでも、汗を掻くほどに主婦業を。今日は本業も予約が入っていたし、我が家でのレッスンも、溜まったお洗濯も、あれやこれやがモグラたたきの如く頭を出す。しっかりやっつけようと張り切りすぎたのかどうか、肝心の夜になっての自分のレッスン時には咳が止まらず、結局途中で断念。おいおいどうするの?発表会まで1週間だ。

 さてNYの3日目は前日の幸せな宴の余韻のままに打ち揃って唯一の日本人経営のホテルへ。何故かと言うに、地下のナント讃岐うどんのレストラン?へ行ったのだ。同じ飛行機だった方が坂出でお手打ちの麺をNYで食べたいということで、私達もお相伴にあずかったわけだ。これが大層おいしい。讃岐なら「大」を頼むところだが、ご遠慮申し上げて皆さんと同じサイズで我慢。その方の知人でNYで活躍中の若者二人から早速見もの聞き物の情報を集めると、全員が興味を持ったのが「さあかす」!ここまで来て何もさあかすを見ることも無かろうにという気もちょびっと脳裏を横切ったが、流れに逆らわないのがアチクシ。早速ホテルに頼んでチケットを購入。これがオペラ並みのお値段。で、明日行くというその日は午後8時から「トスカ」観賞の予定。さあかすは4時〜ということは多分ギリギリ。だいぶ悩んだが結局購入。ここでぐずぐずしているヒマはない。この日は大事な予定があったのだ。前日教えて貰った、フィリッツだか、フィリッポだか、フィリップだか忘れたが(多分明日には想い出す)例の美術館にナントしても行きたい。本人の意向とは裏腹に同行と言うより案内人と化したM氏も太鼓判の品揃えなのだ。便利なバスで着いたところは外見からは美術館とは見えず、大きくもない。それもその筈そこを建てた主は建築士に「出来るだけ小さく、出来るだけ華美な装飾を施さず」という注文を付けて建造させたものだそうだ。小さな品の良い中庭や、濃い茶の床や壁は訪れる人をゆったりと落ち着いた気分にさせてくれる。いくつかの小部屋にはハッと驚く程の著名な作品が居並び、その解説を日本語でしかもただ(!)で聞くことが出来る。ターナーの絵の前では時が止まり周辺の人々が消えた様な瞬間を味わう。日本のある場所で見たことがある同じ作家のよく似た構図の海の絵は、荒々しく波に逆らう船の舳先が生き生きと浮かび、人々の叫びや波の音までが聞こえてくる。またある部屋では追放されて逃れていく貴族の夫婦と幼い少女が一際大きく描かれ、その少女の見張った目は内側に涙を秘め、しばし私を離さない。親たちの諦念や恐怖の表情とは別の何かしら大きな物の前に立ちつくすといった体のその姿は今もハッキリと想い出される。、、、、ここの収蔵作品の数々!収集した主のセンスの良さと鑑識眼の鋭さはここに書ききれる物ではない。一人の人物が全てを選び残したことは、彼の本業を上回る歴史的事業だろう。〜いやあ、ホントに良かった!

 ここでたっぷり時間を取っていよいよ夕方から今回の旅の目的プリマKのリサイタルだ。しかし、私はどうしてもその前に行きたいところがあった。うかうかしている内に行けずに終わりたくなかった場所。たった1時間半しかないが、とにかく行くだけ行きたい。ホテルで寝るというMKを残して一人地下鉄に。ローカルで行きながら地図と首っ引き。ところが私の地図は夫が貸してくれた古い物で目的地の駅は現在封鎖中とある。いまだに封鎖されてるのだろうか?といぶかりながら、少し遠くまで行き、ついでに今朝早くM氏が訪れたというその名も傑作な「バッテリー公園」に寄ってみる。するとご褒美に自由の女神が見えるではないか!海沿いの少し良い空気を吸ってバッテリーの充電もし(!)いよいよ目的地だ。

 

 

« 日常に戻れず、、、。 | トップページ | だめだ、、、、。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: こちらが良ければあちらが、、、、。:

« 日常に戻れず、、、。 | トップページ | だめだ、、、、。 »