矢でも鉄砲でも持ってこい!
てなもんだ!朝、母といつもの病院に行き、帰りにお昼を一緒にしてから怒濤の時間が始まった!シャンソンとオペラの両方にかかわっているTさんと結果的に午後からず〜っと一緒だったが、いたく呆れられる。私のこの動きは矢張り尋常じゃあないみたいだ。しかし、実はそんな目に見えることはたいしたことじゃあない。目に見えないことが次から次へと襲ってくるのだ。帰宅後のメールの処理にあっという間に時間が吸い取られる。この普通の人々には深夜の時間帯に電話さえ幾つか掛かってくる。まだ一番うるさい娘からは無いなあ、、、。
さて、とうとう旅の最後の日がやってきた。残念。という気持ちから、3人組はいつもになく計画通り早起き。とっとと地下鉄に乗り込んで、目的地へと出かけた、、、、のだが、なんで〜?すぐ側に居るはずだのに、前回乗った番号と違う路線に乗ったため違う場所に出てきて、あたしゃし〜らないっと!地図と首っ引きで見てるのにまるで謎みたいに解明できない。朝からこの調子では先が思いやられる。ここで落ち着いて考えようと、すぐそこにあったスタバックスコーヒー店に立ち寄り朝の行事共々済ませることに。どうも、日本のこの店とはコーヒーのサイズが違うと思う。小さいのを頼んだつもりだが予想以上にでかい!でっかいカップで飲むコーヒーはイマイチ。ここでもやたら沢山のペーパーをくれる。まあしかし、自由な雰囲気のお店でリラックスして地図を眺めたり、やることをやって「いざ出陣!」見当を付けていくと案の定すぐに目的地に到着。(なんで、一人だとスムーズに着けるのに3人だと手間取るのかなあ?)
ここワールド貿易センター跡地は今日も大勢の人だかりがしている。3人とも幾分緊張の面持ちでカメラを構えたり、それぞれがそれぞれの思いに沈む。近くにあるトリニティ教会に行こうと歩き始めると人の流れが出来ていて、自然にそこにたどり着いた。古いお墓がたくさんあるその小さな教会は内部が一面あのテロの証言で覆われていた。日本からの折り鶴も沢山飾られていた。多くの消防士の遺影や、家族友人のものらしい写真や手紙が所狭しと飾られている。人々は一様に静かに歩き、小声で話しているのも聞こえはするが、泣くのもはばかられるさめざめとした空間だ。簡単に泣くなんて、それも違ってるよ、という感じだ。この教会にイエスキリストの像が無いのはどうしてかしら?と素朴な疑問が湧いたが、解決できてない。有名なステンドグラスがあるはずだったが、確認しない間に出てしまった。しばらくその辺りを散策しながら、もう一つの目的地「センチュリー21」についた。ここで家族へのお土産だ。買い物をしながら、さっきまでの敬虔な気持ちが段々薄れていくのを感じない訳にはいかなかった。人間とはそうしたものだ。ある意味残酷かも知れないなあ。そこに働くくら〜い黒人達の表情に、何となく余所とは違う感じはあったが、色とりどりの世界のブランド商品の詰まったこのビルは跡地の真ん前道路一つ隔てた場所にありながら隔絶の感がある。私とEさんは次第にショッピングに夢中になっていった。その辺を散歩してくると消えたMKと携帯で連絡を取り合いながら、一番に買ったのがく〜っ!情けなや、孫のお洋服だった!しかし、金髪ばかりが目の前にちらついて、どうも色柄が思いつかない。ま、いっか!と思い切って買う。ブランドに興味が全然無い私でも知っているメーカーのものばかりで、もっと時間があったらあれこれ購入したかったなあ。とにかく時間が全く足りない。別に誰に頼まれたわけでもないからいっか!と自分に言い聞かせてさっさと時間通りにその店を出る。3人三様の過ごし方をして、地下鉄で一路ブロードウエーへ、ミュージカルへ!
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