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2006年5月14日 (日)

だめだ、、、、。

 どうやら時差ボケ修復に失敗している。今日の日中の眠たかったこと!午後には母を芝居に連れて行ったが、殆ど記憶に無いくらい眠った。今も夕食後に我慢できなくてマッサージ機で爆睡。数時間の睡眠時間ではやっぱ無理。わあ〜気分悪〜。

 母の日ということで娘やよその青年から花束が届く。花は美しい。心が和む。しかし眠気を飛ばす力はない。あ〜、どうすんべえ!

 仕事中に同窓会関係の電話が相次ぎ、しばしば中断。でも、ここに来て600人中100人以上も参加するでっかい同窓会となることが判明。お世話役の努力の結果だ。3日後にはその打合会があるが、きっと盛り上がることだろう。今度は来てくれる人たちをどうもてなすかが、我々の課題となる。うっ、6月なんてあっという間にやってくる。なんでこう次々と、、!

 
 さて、NYで私が一番行きたかった所。それは貿易センタービル跡地だったかも知れない。今もツインタワーに激突する飛行機の映像が目を閉じると簡単に浮かぶ。それほど繰り返し目にしたあの映像だ。今回ユナイテッド航空機から外を見ながら、あの飛行士はどんな気持ちでこの雲海を見ていたのだろうと思った。そこに自分の死への思いはあったのだろうか?あるいは夥しい人々の命への思いは、、、?「シリアナ」という映画では、全く無表情な青年が身の丈ほどの爆弾と共に海底油田に船を進めていくのが描かれていたが、、、、日本の特攻隊の青年達の思いとは又違ったのではないか?などなど、、、空港に降り立つまでに強い疲労感と共に段々無口にならざるを得ない私だった。
そして今ようやくその場所に立って張り巡らされた鉄条網のこちら側から陥没したままの空間を見ている。周辺の高層ビルが殆ど無傷で残っているため、まるで地球の中心へとストンと落ち込んでしまったのかと思えるほどだ。立ち入り禁止のその場所を大勢の人々が取り囲みそれぞれの思いをかみしめているかのようだ。そこから歩いて数分の所にニューヨークで一番古い教会があると知り側を通ってみるが、とにかく時間がない。あと30分でホテルまで帰らなければリサイタルに間に合わない。何もかも別な時間にもう一度だと自分に言い聞かせてその場を離れ急ぎ地下鉄へ。行きに研究していたのでエクスプレスに飛び乗り二駅で到着。偶然にも地上に出ればホテルにくっついた入り口だった。お陰で部屋に帰ると友人達よりも早かったくらいだ。やがてがやがやと戻ってきた彼女たちの話を聞けばエンパイヤステートビルからどうやら私が居た辺りを観ていたらしい。面白い偶然だ。そんな話をしながら身支度をしてタクシーでカーネギーだ。まあ、時間に無駄がない。この日のホールは3つも出し物があり、大勢の人で溢れている。一体何処へ行けばいいのかウロウロしてしまった。歌劇場といいここといい、蝶ネクタイの案内人が大勢居て尋ねるのには事欠かない。ちょいとしたハプニング(ウオッホン)があり、頭の3曲を聞き逃してしまったが、何とか席に着き見回せば結構人が入っている。これが一番気掛かりだったがこれなら大丈夫と故郷からの応援団として胸をなで下ろす。スタンディングオーべーションに終わった演奏会のことは明日だ。眠い!

 

 

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