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2006年1月 5日 (木)

こんなハズでは、、。

 高知の喜寿を迎えた友人が、昨年どうも調子が悪いというので、Yさんと二人何もかも放りだして高知まで駆けつけた。車で行くというのを、どうやら雪になるらしいからバスで来いというお達しに素直に従う。それは正解で、いつもは車で行くのだが、たまには景色を見ながらも良いだろうと言いつつなんの事はない、二人とも道中爆睡して2時間近くを休養しながら行ったという訳だ。景色もへったくれもない!
 着いてみれば意外と元気そうなOさんが、思いっきりの笑顔で歓待してくれた。長く一人暮らしをされていて、一人暮らしのエキスパートと言って良いだろうOさん。あらゆる生活の知恵を日々の生活に取り入れ、全く健康的に暮らしているが、この日も着くやいなや特製のお茶や庭の野菜のお総菜などで休む間もなくお接待してくれる。この日の夕食はOさんの心づくしの鰹のたたきやかにの鍋に取れたてのお庭のお野菜をふんだんに入れた全く贅沢なものとなった。大根おろしに山椒の粉が入っていたのは絶品だった。私の為にビールまで買ってくれていて、、、、いや、あの、私達、Oさんの事が心配で来たんだけど、、、と言いながら、次々と出されるおいしい物珍しい物にいちいち感嘆の声だ!私達3人は、全く奇妙な関係だ。それぞれが何の共通点もなく、年齢もまちまちで、趣味は全く合わないと言っても良いくらいだ。Oさんの趣味は登山で、Yさんは歩くのも苦手、登山なんかさせたら死んでしまうって位だ。まあ、私は若い頃多少の経験があるけど、Oさんのように日本の名だたる山々を制覇するほどにのめり込んだことはない。私の演奏会にそれなりの関心と評価は示してくれるが、二人とも音楽が好きでたまらないというのでもない。おしゃれには3人とも関心があるが、3人が全く違うものに興味を持つ。ま、私はサイズの問題で二人について行けないのもあるが!数えればきりがないくらいの不協和音だ。しかし、それぞれが落ち込んだり体調が悪かったり退屈していたりすると、まるで磁石になったようにお互いがお互いを呼び合う。そして他愛もない会話でそれぞれが癒されていく。今回も、実は問題を抱えていたのはYさんの方で、その彼女が100パーセント癒されて帰ることが出来たのだ。別にお説教されるわけでもなく、大層な人生の指針を授かるわけでもないが、こうして3人で過ごした時間で又元気になって明日から生きていけるねと言う言葉が自然に口をついて出る。そういえば、夕べ布団の中で「考えたら私達二人ともここへ家出したことがあったよねえ、、、フフフ!」と回顧。数えれば30年近い交際だ。
 帰りのバスは高速に入ってから素晴らしい雪景色だった。運転席の真後ろに陣取った我々の目の前は、山々につもり始めた雪が緑をどんどん白く染め上げていく様子がつぶさに見て取れる。いつの間にか暖かい車内でぐっすりと眠ってしまったが、、、。
 
 私にとってのお年玉だったなあ。

 

 

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