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2005年8月29日 (月)

セーブしててもねえ〜

 シェイクスピアの講義、昼食会、ガラコンの打ち合わせ、母の病院、夫の食事店屋物買い出し、劇団の照明リハ、ちぇちの連絡、、、、結局はどれもこれもパス出来ないものばかり。ああ、すっかたなかんべさ〜だ。

 シェイクスピアの講義で印象に残ったのは喜劇と日本語でいう劇には二通りアリ、force とcomedy は全然違うと言うこと。前者はただのお笑い、後者はそこに教訓やペーソスといった通常のストレート芝居と同じ様な内容を持つものというわけだ。今回の劇団タイムステップのミュージカルは明らかに後者である。フランスの劇作家モリエールのエッセンスを盛り込み、私好みのおしゃれな内容になっている。しかし、これを実践するのは大変難しい作業だ。今日の照明リハは全員が緊張していて、今ひとつ大きな芝居が出来ていなかったが、あと2週間できっとかなり変わることだろう。ダメを出しながら、彼らの真剣な表情に期待がもてた。昔通い慣れた道を今夜は車で送り迎えされながら通ったが、ミュージカルの舞台から遠のいて随分立つなあと感無量だった。汚い稽古場から、みんなの清らかな夢が育っていく不思議。人間て、ホント愛おしいよなあ。お金が無くても有名じゃなくてもみんなが自分の花を咲かせようと必死になっている。いつもの事ながら、見終わった後に思わずうるうると来てしまう。例え出来は不十分でも、みんなの真剣さに胸打たれるのだ。こうして又、しっかり手伝う羽目に、、、ああ。

 ガラコンのプログラムは何とかAさんの頑張りで間に合いそうで安心。はるばる遠くから制作のために通ってくれる。彼女は声楽コンクールで予選を見事に突破したようで一緒にH/M姉妹がお祝いに駆けつけてくれて詳しく状況を聞かせて貰った。Aさんの目はいつもよりもうんと輝いて見えた。良いなあ、未来に向かっている若者の目は。「歌は心」ハートのある人じゃないと良い歌は歌えない。きっと彼女のこのきれいな心が審査員に届いたのだろう。本選も頑張って欲しいものだ。

 母の点滴を待つ間余程こっちも遣って貰おうかと思ったくらい疲れていたが、うたた寝で我慢。
ようやく母の話が猫からメダカに移って来た。やれやれ。フフ。

 

 

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