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2005年6月 7日 (火)

室内楽に酔う。

 音楽が単体で演奏されない限り一番気になるのは息が合うかどうかと言う点だろう。それぞれが勝手に演奏している音楽ほど聞き苦しいものはない。今夜のチェコフィルはその点素晴らしかったが、ピアノとの競演は一段と調和が取れていて、感動した。地元のピアニストS嬢は楽団から音を受け取り又返すという作業をとても自然な形でやりおうせたのではないか?彼女が永年歌の伴奏を続けてきたのも、今回のような演奏形式には大いに役立っているに違いない。、、それにしても落ち着いた名演奏だった。室内楽の良さを改めて認識した。特に第1ヴァイオリンの音色はいぶし銀と呼ぶにふさわしい深みのある繊細な音だった。

 良い演奏会のアトは食欲も湧く。久しぶりに会った友人Kさんと、ちょっと一杯のつもりが、ふんだんのお野菜と煮物などを食べる内、最後のおにぎりまでにしっかりとした夕食を食べることに!音楽のこと、彼女のやっている川柳のこと、共通の友人が俳句で新聞に出たこと、最近見たシェイクスピア劇のこと、彼女の絵描き仲間のこと、県展の事、果ては孫の話まで、、尽きることがない。実は駐車場で、私の転んだ話しをしながら歩いていると突然そのKさんがくぼみにはまって転倒。まるで私のドジ話が呼んだ事故みたい。

 

 

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