偶然。
シャルウイダンスの洋画版を観て、もう一度日本版を観たいなあと思っていたら、まるで私のためのようにテレビで放映された!昨日の今日で、比較が出来て面白かった。
確かに洋画のほうが細かいところを丁寧に表現していたが、それは元があったから出来ることで当たり前かも知れない。ただ、根本的な感性の違いを感じなくもないが。
そんな中で、竹中直人の細かい演技力は他の追随を許さない面白さがあった。このじめっとしたコミカルさは、日本独特のモノかも知れないが、渡辺えり子とのコンビにやっぱり大笑いしてしまった。私としては、一番ショックだったのが前回観たときの役所広司がそこそこかっこよく見えたのに、リチャード・ギアを見たあとでは、なんとも情けない感じがしたことだ。その情けなさこそが、監督と彼の狙いだったろうとは思うが、、、、これも私見だが、邦画の作り方は小さくてじめっとしていて、その代わり深いように思う。洋画はスケールが大きく観る人に夢を与えるが、深く読みたい人はどうぞ、と放り投げた感じがあると思った。どちらにも良いところがあるがどうしても洋画を越えられないと思うのは、映画作りの歴史のせいだろうか。もしかしたら映画にかける費用のせいかも、、、まあ、両方観た人にしか分からないだろうが、、。今回のように1本の作品を二つの国でやったのは多分初めて観たので、こりゃあ面白かった!
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