和の心
今朝は、ある短歌の本の出版記念パーティだった。この方の作品はどちらかというと地味だが、なかなか芯のあるしっかりした歌だったように思う。特に反戦歌のようなものがたくさんあって、私は心惹かれた。どれも、おおっぴらに「戦争反対」と言ってる訳ではないが、視点がそれを物語っている。私はシャンソンを歌わせて貰ったが、その時歌を一首読み上げさせて貰った。
「捧げたる銃と手首をのみ写すメコン川ふかし渡る米兵」
ある写真展での作品の前に立った作者の気持ちがよく分かる。そのカメラマンの訴えが彼女の琴線に触れたのだろう。それは、人間が人間として闘うのではなく、彼はもう1個の武器に過ぎなくなっている、そのことの怖さが、彼女に米兵への愛情さえ感じさせたかもしれない。
このパーティではいろいろ収穫があった。私の隣は大阪からいらした女流画家で、とても素晴らしい雰囲気の方。お互いに名刺交換をして、再会を期待した。又、同じテーブルにある結社の偉い方がいらして、その方の短歌に関するスピーチは素晴らしかった。といって、覚えてることがどれだけあるか、、、心許ないが。きっちり短歌人生を歩んでいる方だった。
そして右隣はピアニストのFさん。色んなイヴェントを手がけていらっしゃる方だ。この方とはもう古い付き合いになったもんだ。
そこを出てから、和太鼓グループの発表会。元々好きな方だから、楽しめた。若い人達が笑顔がないのが気になったが、太鼓の腕は大したモンだ。これからが楽しみな団体だ。
夜はジャズダンスの発表会。ふ〜っ。
流石に夜は涼しくなったなあ。一気に冬が来たらどうしよう。
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