やっぱり泣いた!
台風の中を台風娘(?)のリサイタルを聴くために必死で!お出かけ。幸い、会場となった教会は、我々を暴風雨の恐怖からしばしの間守ってくれた。しかし、私が涙したのは、なにもそんなことではない。本日歌われたプリマ小濱妙美の「カッチーニ・アヴェマリア」のせいであった。そこに誰もいなければ、声を出して泣いたかも知れないほどの、素晴らしい歌唱力だった。東京渋谷の文化村で聴いたことのある「椿姫・ああそは彼の人か〜花から花へ」も素晴らしかったが、そして最後に歌われたスペイン歌曲も新鮮な驚きだったが、でもやっぱり、アヴェマリアだろう。出口でファンに取り囲まれる彼女と写真に収まってから、ざあざあ降る雨を前にお迎えの車を待つ間、ぼんやりと「ピエタ像」を見る。その白い彫刻にまさしく慈雨の様に降り注ぐ雨は、ますます雨足を速めて来る。マリンライナーも飛行機も止まり、遠方の人達は全員不参加のようだったが、それでもほぼ満員だった。そしてそこに来た人達は、みんな何かしら良いモノを貰って帰ったのではないか?立ち上がり帰る人の中には、私同様涙をぬぐう人の姿もあった。ああ、良い音楽会だった!
で、帰りはサンポートで降ろして貰い、タイムステップの明日の公演の為の準備に入る。予想通り、看板の設置が大変な作業だと分かる。もし明日この風が残っていたら、、ますます大変だ。まあ、大丈夫だろうが、、、。
明日は8時出発か。さあ、準備だ。