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2004年6月12日 (土)

声の不思議、、。

 本日はテノールのY君のリサイタルだった。彼の声を聴いて、悪い声だと言う人は居ないだろう。日本人離れした、カ〜ンと響く声は、はまるともの凄く美しい声になる。自分でもテノールバカと言ってるが、その美しい声を何処までもいつまでも、出来るなら永遠に響かせていたい、という彼の思いが聴衆に伝わってくる。これは全くイタリア的でもある。例えバカと言われようが、僕は歌いたいんだ!と叫んでいる。
まだまだ若くて、色々問題もあるが、しかし、もし彼が、このまままっすぐ道を間違えずに進むなら、相当な歌手になるに違いない。公演のあと、K弁護士と出会ったが、お茶しながら氏が言うには「彼は潰されないかと心配だ」というモノだった。テノールはなんと言っても希少価値があるパートで、どこからも引っ張りだこになりやすい。余程本人や周りの自覚がないと、道をはずして声を潰してしまうだろう、というモノだった。私も同感だ。どうぞ、その原石を磨いて、大きな歌手に成長して欲しいと願うばかりだ。

 今日は「冬のソナタ」のNHKの放送日で、偶然スイッチを入れたらかかっていて、夫が原語を聴かせてくれた。これが全然よろしくない。日本語の吹き替えの声がずっと魅力的で、特に主役の女の子の声が日本語のそれがトーンが高く明るいので、その女性の性格までもが明るく感じられる。もし、原語のままだったら、今のようなブームが起きただろうか?、、、大変疑問だ。

 自分の声をラジオで聴くことがあるが、意識して発声を考えたときは、明るく電波に乗っているなと感じる。気を抜いて喋ってると、どうしても暗めになっている。作るというのではなく、ある種の緊張が必要な気がしている。

 それにしても思い出されるのが、今まで出会った美しい声の持ち主だ。筆頭はフランス料理店のシェフKさん。次ぎはアメ横のカズノコ売りのおじさんの声。数々の歌い手はともかく、歌わない人の中にも、凄い声の持ち主は一杯居る。
、、、だが、美しいとは言い難い声も、魅力的な声は、これまた一杯、、、。不思議だなあ、声って!何が不思議って、声は磨くと変わるんだ!その人の持つ、最高にピュアな声!焦げ付いた鍋を磨くように磨いて、本来の美しい声が光り始めるのを見たとき、私は、何とも言えない感動を覚える。、、声の神秘を、これからも見続けたいモノだ。

 

 

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