ミュージカル。
先日演劇祭の関係者から、ミュージカルは難しいでしょう?何故ミュージカルなんですか?と質問されたことを思い出しながら、本日の照明リハに立ち会った。確かに、歌は歌でお勉強が必要だし、ダンスの訓練たるや、人様に見せるだけにするには相当苦しい練習が要る。芝居だって勿論ストレートと同じだけの力がないと面白くない。難しくないなんて事は絶対言えない。、、、しかし、だからこそみんなやっているのかも知れない。誰でも簡単に出来ることじゃないからこそのやり甲斐かも知れない。、、、そして、音楽のある舞台に慣れると、それがないことが味気ないと思えてくるのだ。例えば、歌舞伎だって、音楽が入っているし、あの喋り口調は全く音楽している。
しかし、矢張り難しいのである。音楽と芝居とダンスがバラバラでは、何のためのミュージカルかということになる。三つの要素が上手く絡み合ってかもしだす独特の雰囲気は、ミュージカルならではの素晴らしい芸術なんだが、一つ間違えば、塩辛いだけのピザみたくなる。旨味が塩味でかき消されてしまい、食べた観客は顔をしかめるしかない。私の見るところ、ミュージカルに於ける歌の占める位置はかなり高いところにあると思えるのだが、ダンスをしながらだったりする為、ホントに大変。本番までにはちゃんと追い込んで欲しいものだ。
夕食も食べずに出ていたため、久しぶりでトマオニでリハの反省会を午前1時までやってしまった。胃の当たりにショウガ焼き定食が未だ居座っているなあ。ちと消化に悪い物を食べ過ぎたかな?ふ〜っ。
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