哀しいなあ、とつくづく思う今日一日だった。
何年ぶりかで来店された方が、外から見たら普通なのに、会話が続くとおかしいことに気付く。全く同じ事を何度も繰り返し言うのだが、私や、夫や、我が母なんかとは全然レベルが違う。今言ったことを、そっくりそのまますぐに繰り返す。その話題で得た感動も、そのまま同じに繰り返すのだから、一体人間の脳の中はどうなって居るんだろう??と思ってしまう。別に間違った事を言う訳ではない。前後の脈絡もしっかりしている。ただ、同じ事を10回繰り返すというだけのこと。まあ、5回目くらいまでは私もしっかりお付き合いできたが、その後は少々なおざりになったことも事実。でも、ご本人は兎に角喋りたいらしい。おうちでは、家族に相手にされないのだろうか?たぶん80才くらいだと思うが、身体はお元気そう。、、、ふ〜む。私の未来かも。
そして耳に入ってくるのは「もめ事」で、あっちでもこっちでも、まあ、とどめを知らない。
イラクの人質も解放されたんだから、こっちも解決しようヨオ、、、。
明るい人間関係もあったなあ。
娘の一人芝居のチラシ用の絵を、ある若い有望な女の子に頼んであるが、第一案が出来てきて、これが、こちらが思うのとイメージが違いすぎた。娘は折角作ってくれて気の毒というのが優先して、このまま採用しようか?といってきたが、却下。直接その子に電話して、こちらの意図するところを説明。すると、意外なほど明るい声で、「アドバイス有り難うございます。早速作り直します。おっしゃる通りだと私も思います。」というのだ。何という素直さ。およそ芸術家、もしくはそれを志す人は頑固で、自説を曲げず、こだわりを持ち、融通がきかないものだが、彼女は全く違った。ここ人はきっと伸びるなあ。この柔軟な頭と心で、きっと凄い作家になるかも知れない。そもそもこの人の書いた絵の絵はがきを、小濱さんにプレゼントしたら、痛く感動されて、「こんなのは使えない。素晴らしい絵だもの。額に入れて飾っておくわ。」と言われたくらい人の心を打つのだ。、、、いやあ、人間て、なかなか良いじゃん!?と思わせられる出来事だった。
今夜こそ間違いのない日記にしたいモノだ。昨日のはひどかった!