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2003年11月16日 (日)

秋晴れの直島騒動記。

 今日の吟行は雨かも知れないと心配したが、予想を裏切り全くの晴天に。滑り出しはことのほか順調だった。ベェネッセでの数々の現代アートコレクションを、ああでもないこうでもないと口々に観賞しながら殆ど全ての作品を見て回る。私は二度目だったが、前回気が付かなかった発見があり、みんなのさすがの洞察力に感心。文学と美術は矢張り関連があるのだ。
さて豪華版幕の内重ね弁当で昼食をとっていると、突然T様の様子がおかしい。呼んでも応えず、一瞬これは助からないのではないかと思わせる危機的状況に、全員右往左往。レストランの人々が救急車を!との声に素早く対応して下さる。私に至っては全く情けない、何をどうして良いか分からず、兎に角ウロウロ。声をかけるのが関の山。アトで気が付いたのだが、かなり奥歯をかみしめていたようで、なんだか歯が痛い。、、、嬉しいことに間もなく意識が回復されて「救急車なんかとんでもない」とおっしゃる。なんとか説得して町の診療所へ。診察や心電図を撮った結果では、ご本人が言うように今のところ急に何かをしなくてはならない事もないらしい。一同ホットするも、ご本人はどうしてもこのまま帰るのはイヤだとおっしゃる。そこでしぶしぶ「家プロジェクト」だけは見に行くことに。ゆっくりと散策して、T様の事が気になりながらも、又素晴らしい芸術の数々に触れてから、最終の船に乗り込む。結局全てを予定通りにこなしたわけだが、、、、フム、私達の恩師はただ者ではない。この強さ。私の周辺には、ちょっとの自覚症状でふにゃふにゃ言ってる人ばかりで、このT様のような人は皆無と言っていいだろう。おそらくは人生観のなせるワザか?高松に着いてからの夕食会も積極的で、ビールを飲むと言ってはだだをこねられたのには困ったが、、、、いやはやいやはや。
 今日のこの顛末でベェネッセの対応の素晴らしさに、その社員達の心からのヘルプに私は感動した。その内の一人の若者が、港で船を待つ我々にバイクで近寄り「大丈夫ですか?」と声をかけてきた。これから宇野の自宅に帰るらしい。明るくさわやかな彼の言動に、ここがホントに素直の直島だということを実感した。向こう岸に大きく沈む真っ赤な夕日を、我々一同特別に美しいと感じていたのは間違いない。

 

 

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