ただ今帰りました。
80過ぎた母を伴っての旅行はさすがに疲れた。空港に着いて二人が口にした言葉は「ああ、空気がおいしい」。ほんとに心底そう思ったのだった。東京にいるときはなんだかきっちり呼吸してなかった。肺まで息を吸い込むのが気が引けるというか、自然と浅い呼吸をしていたのだろう。思いっきり深呼吸をして、急に空腹に気が付いた。向かえに来た主人と食事をして「ちょっとだけが聞いて呆れるわ。よくそれだけ食べられるわ!」とののしられながら、母と二人、一人前に遅い夕食を済ます。やっぱりここが良い。
、、、、ところが帰ってみると待ち受けていたのは訃報だった。かねてから奥さんから悪いとは聞いていたが、こんなに急だとは、、、柔和で優しそうなお顔と、快活で屈託のない電話のお声が思い出される。68歳。残念な年齢ではある。ご家族の献身的な看病を冥土の土産と、三途の河原を渡られることだろう。悲しいが、心からご冥福を祈るしかない。
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