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2003年10月14日 (火)

むちゅかし〜、、、。

 久しぶりに読んだ小説が、なんちゅう難解さ。多分翻訳物だからだろうが、言葉の選択が、直接胸に来るような物でなく、全部頭を通ってから身体に入ってくる。胸に落ちてくるのはまだ良いが、胸を迂回して、いきなり排泄されてしまうものもある。ナンとか消化しようとするも、唸るほか無い。訳者が女性だというのを読んだアトに知る。これは意外だった。年齢は書かれてないがどうだろう?著者と訳者は年齢が近いのかどうか?関係なくはないだろう。「男の老化」について、それを悲しむでもなく、哀しむでもなく、突き放して受け入れざるを得ない現実をこれでもかと描く。しかし、難解ではあっても、読後に妙にこの主人公の皺の刻まれた、猫背の寂しげな肉体が、それでも何かに向かって突き進んでいく様子が脳裏にちらつく。「悟り」の世界とはほど遠い、「あがき」のようなものも感じる。
 文中に犬の「始末」をする仕事をやむを得ず主人公がするはめになる場面があるが、ここは観察も鋭く、犬の死を通して自分の、人間の死を考えるという、大変分かりやすいエピソードとして書かれている。全ての「処置をされる寸前」の犬達は、その注射器を絶対見ない。彼らはそこに注射器があることを確実に知っているというのだ。犬嫌いの主人公の顔といわず手といわずべろべろ舐めてくるという。そうすることで事態が変わらないにもかかわらず、、、。
 ああ、この小説は一体何が言いたいのか?原語で読めたらどんなにか良いだろうなあ。ムムム、フラストレーションがたまるなあ。
 もう一度読めば分かるかも知れない。ふ〜っ。

 

 

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