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2003年8月 7日 (木)

分かり合うということ。

 二人の人間が真の意味で分かり合う事って、本当にあるんだろうか?親兄弟恋人親友、いずれを見ても心許ない。ひょっとして、分かっているつもりでも、自分の都合に合わせてそう思いこんでるだけかも知れない。どの関係でも、そこに「裏切り」という行為が存在し、どちらかが、あるいは両方が「傷つく」という結果が生じる。別にショウペンハウエルを気取るつもりはないが、これが現実だろうと思う。
 では孤島に一人住んでいるわけでない我々はどう生きればよいのか。それは「許す」「受容する」という以外に方法はないのではないか。世の中に自分を含めて完璧な人は一人も居ない。そこに目を向けて、「優しみの心を持って、受容する」これしか自分を救う道はないのではないか。そう、自分を救わなくては!いづれ近いうちにこの世におさらばするほか無い我々は、せめてこの世をより幸せに過ごすべきなのだ。
 息子が沖縄の平和学会たらいうものに出たと、ある新聞記事にちょこっと写真が出て、記事共々メールで送ってきた。その中である外国人教授が「日常的な暴力、内面化された暴力こそが構造的な暴力であり、平和の創造を脅かす重大な原因である」とのべ、「一人一人の心の中にある敵意、憎しみ、絶望、無関心といった暴力の文化が軍事化に繋がる」と発言したらしい。これは以前から私が思っていたことと合致して、特に「暴力の文化」とはうまい事いうなあと関心。

 明日は台風直撃だそうな。

 

 

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