今日は楽しかった。
朝の6時にお嬢のご帰還で駅まで車を飛ばす。さすがに眠かったが、無事を確認する娘の声を聞いて又一眠り。電話で起こされて一仕事してから、トスカの練習に。今日はソリスト達の素晴らしい声に囲まれての練習。初めての経験だが、「美しい豊かな声のシャワー」を浴びながらの練習は、ホントに幸せだった。声ってなんて魅力があるんだろう。ちゃんとした発声のたっぷりした声が私の身内に迫り、目がくらんだ。流石グッチの会のメンバー。ベルカントの素晴らしさを大いに示してくれる。その声に触発されて、自分自身も本気になって歌ってしまった。これは思いがけない体験ができそう。劇団タイムステップの連中も、演技で参加してくれるが、きっと「歌」「声」というものに新しい概念を持つことになるだろう。私達を誘ってくれたT先生は、東京からの指揮者やコレペティには絶対逆らわない。この縦のシステムが守られてこその舞台の成功だろうが、我慢が居るなあ。自我を捨てて、プライドさえも捨てなくてはならない。その点我々は気楽。兎に角自分の守備範囲を守っていれば良いのだから。、、、今日は演出助手の女性が指導をしていたが、この人も又、演出家の前では思いっきり従順なんだろう。言葉の端々に出ている。10年前の市政100周年記念事業のミュージカルを思い出した。あの時も、村田大さんという偉大な演出家に付いていた数人のアシスタントは全員チリチリしていたなあ。ボロッカスに叱られても、はいはいはいと素直に聞き、口返事さえ出来てなかった。ああ、舞台の人って凄いなあ、と感心したモノだった。思えば、あの光景を見て娘がその道に進んだんだった。良いものを見せたモンだ。あの厳しさを見て、そこに我が身を置こうと決心したのが長続きした理由かも知れない。11月に東京でやる芝居は「姑を殺す嫁」の話しだそうだ。
海を渡って練習に来ているKさんをフェリー乗り場まで送って行く途中で、バッタリと来週末結婚式の披露宴をやるSご夫妻と司会をやるK君に会う。ちぇちの引力は凄い、と訳の分からないことを言い合いながら面白いうどん屋さんへ行こうと話しがすぐ決まる。「釜たま」を食べたらおいしかった。目的は果たせなかったが、果たせるまでK君は通い詰めるそうな。フフフ。あんたも好きねえ。(ちょっとここには書けない目的)
遅めの夕食は息子を交えて3人。娘が1匹居なくなってものすごく、静か!、、、と思いきや、じゃんじゃん電話。「おばあちゃんに電話して!なんかお昼は元気がなかったから」「もう電話した?も〜っ!早くして!」「今日は一人なんやから、お風呂で浮かんように気を付けてあげて!」とうるさいうるさい。やれやれ。電話すると確かに弟夫婦達は奈良へお出かけ。一人ではあった。だれにも邪魔されずの〜んびりテレビ見てるそうな。たまの自由は良いモンだそうだ。孫の心おばば知らず、、、か。
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