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2003年8月 9日 (土)

どこまでも行く女三世代。

 遙か彼方のように思える綾上町に本格的中国茶を飲みに行く。流行っているからか若者が一組談笑しながら不慣れな手つきでお茶を飲んでいる。
こちらは、娘に手ほどきを受けながらジャスミン茶や白茶をゆったりと飲む。
 娘が、ひょっとしたら来年あたり中国茶専門店を一つ任されるかも知れないと、こともなげに言うが、母親としてはついその先を考えてしまう。じゃあ、子供はどうするの?とのど元まで出かかった言葉を飲み込む。何とかするんだろう。
 そこを出て、経営者が同じだという「餃子」専門店を訪ねる。いけどもいけども山奥だった。その山奥に150人ものお客が収容出来る餃子専門店があった。しかもそこは夕方5時過ぎでもう予約が一杯。かろうじて座れて注文もし食べることが出来たが、あとから来た人達がテイよく追い払われている。?「私達国分寺から来たのよ。どうしてくれる。。。」とかなり未練たっぷり。慇懃なお詫びがしばし続いて、やがてオバタリアンも諦めて帰っていく。この人達はきっと又行くに違いない。そうしたもんだ。
 思った以上においしい餃子にご機嫌になった三人は幸せ気分で帰る。娘と私は上乗せの幸せを求めてとある呉服屋へ。社長が友人のこの店には良い感じのカウンターお食事スペースがある。そこで男性従業員による、けっこういけるお食事が振る舞われる。本日は皇室御用達のそばと、上品な味わいの山菜炊き込みご飯にお新香が付いてなかなかのもの。娘の浴衣におまけが付いたというわけだ。この斜陽の呉服業界にあって、彼らはよく頑張っている。実はこの社長は我が娘にとって大先輩に当たる。というのも昔役者だったのだ。本人曰く挫折して東京から引き揚げてきた、とのこと。最初の10年は昔の仲間に会いたくないし、誰にも自分の転職について話したくなかったそう。この頃になってようやく堂々と名刺が出せる、というのだ。しかし役者の修業は今の仕事に大いに役立っているそうな。そうだろうなあ。お客商売はある意味演技のしどうしだから、、、。
 この日はこれで終わりではなかった。帰宅してから主人と三人でニューヨークから帰省中のK画伯を塩江まで訪ねる。娘は中国茶のお手前をすると道具を持参。久しぶりの再会に話しが弾む。ハート形のサングラスを貰ってご機嫌の娘は、至る所作品で埋まるこのアトリエに旦那を連れてきたいと言う。小さい頃から出入りして、この方達との交流の中から随分栄養を頂いたようだ。
 眠たいとぐずぐず言う父親を家に送り届けて、我々は温泉の前にナンとラーメンでとどめを刺した。おいしいが、さすがに全部は食べられない。時間を見れば午前0時。本日の帰宅は午前2時。眠くて眠くて、この日記は実は朝追記している。やっぱり早くは寝られないのだった。
 

 

 

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