ミュージカル、の主体は音楽だ。
本日は公演まで2週間となったタイムステップの稽古につき合う。いつもより追い込みの時間が短いように思うが気のせいか?まあしかし、パワーはすごいと思う。8時に行けばそこそこ見て帰れるだろうと思ったら、なんのなんの終了は12時前。く〜っ!疲れる〜。その間ず〜っと緊張を余儀なくされているのだから、あとで、みんなにダメ出しをするという「お仕事」があるもので、いい加減には見られないのだ。ホントは歌のダメはもっと出したいところだが、矢張り、作曲家やヴォイストレーニングの先生方が付いていて、その指導に従っている彼らに、余り立ち入ったことは言えない、と思う。しかし、本番の成功を思う気持ちから、言わずには居られない。折角若くて、声も持ってる人が多い中、それが充分発揮出来てないと、つい言いたくなる。ままよ、とばかり、言いたいことのほんの一部を言って帰るも、不完全燃焼。まあ、中ではちぇちのA君はちゃんと歌ってくれている。そりゃそうでしょう。あれだけオペラの特訓を受けてきて居るんだから、他の人と同じではイケナイ。出来て当然。まあ、しかし、もっとやれるはず。、、、と感じた。
ダンスが歌とケンカをしないで、うまく融合してくれれば、ミュージカルは輝きを増す。オペラに於ける芝居と歌の融合と同じかも知れない。ともかくそこに音楽が入るということには、ちゃんと意味がある。そこで歌うには歌うだけの理由がある。そこを飲み込んでいたら、もっともっと、良い芝居が出来るだろう。
ところで、この練習の佳境にあって、Mariさんから電話。ちょうどその時芝居のジョークで役者が「カラオケ」を歌っていたのだ。多分彼女が誤解するだろうなあ、と思いながら受話器のスイッチを押して立ち上がろうとしたら、足がしびれてなかなか立ち上がれない。立ち上がってもしゃべれる位置まで移動するのが大変で、結局そのカラオケ部分を多分彼女は全部聴いたのかも。ようやく、もしもしというと、「か・ら・お・けですかあ?」とにやにや状態の彼女。んなわけないっしょ!あたしゃこき使われてる真っ最中なんだっちゅうの!全く間が悪いったらありゃしない。
これから、追い込みに入る、、、と言うことは私も大変かもお、、、。体力付けるべし。しっかしただ今午前1時。こんな時間に食べるのはなあ。ビールで我慢しとこう!!
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