目まぐるしい一日だった。
午前中に仕事を詰め込んで、急ぎ公開レッスン会場へ。ところが前を歩いていた人が、大ホール側へ行くのに何となく付いて行っちゃって、ご丁寧にも同じ5階だが別な建物の廊下をウロウロしたあげく、オケのチューニングしているところに聞き耳を立てたり、一部屋ずつそ〜っと覗いたり、、、ナンカ変。少なくとも少し遅れたくらいで、受付まで無くなってるのはおかしい、、、とそこで間違いに気付き慌てて本会場へと駆けつけるも、Mariさんは歌い終わったところ。T先生のしごきに会っていた。そこはしっかり聞けたので、まあ良いか。彼女は堂々としていて、しかも先生の言うことにしっかり耳を傾けている。あとで歌った人は先生が何言っても、全然顔を見ないから、キチンと把握出来てない。ああいう場所で緊張してるのは分かるが、あれでは全く意味がない。、、といっても、Mariさんが言われたとおりその場で出来てるかというとそれは無理な注文。本日のレッスンを拝聴して思ったのは、如何にわれらが会長のレッスンが、アマチュア向きの分かりやすいレッスンか、ということ。少しでも早く上達させたいというお気持ちが様々な工夫を産み、最も近道を教えてくれている。今日の先生は勿論悪いというのでは全然無い。ユーモアたっぷりに楽しくレッスンしてくれて、オペラへの造詣も深い。が、この先生の周りには、基本をやって舞台の経験もある、ある程度力のある人が大多数だろう。そのラインまで行くための初歩的で、効果的なレッスンをする必要は余り無いのではないか?欲張りかも知れないが、一瞬でも、今日の会場で、「凄い」と観客を唸らせる声をMariさんにも他の人にも出させて欲しかったなあ。幾ら歌って見せても分からないものは分からない。そこが会長レッスンとは違う、、、と正直思った。でも、これから4回あるレッスンは楽しみ。、、、でもどうやらこの先生は人気で、10名採用の所21名来てるとのこと。となると、わたしなんざあ、一番に「おとといおいで」組だろうなあ。どうなることやら、、、。
その帰りに買い物をして本日歌の練習につき合ってくれるというTさんを拾い、帰宅して大急ぎで夕食。「仮面舞踏会」の練習をする。メゾの曲だがなかなか良い。やっぱりヴェルディは良いなあ。「歌った」という感じがする。ヴェルディの曲が歌えるところまで育てて貰った会長に今日は改めて感謝。
Tさんを送った帰り、友人に無理矢理カラオケに連れて行かれる。「どうしても聴いて欲しい曲がある」といわれ、なんでも「♪悲しみよ〜隣で眠れ〜。♪あなたが煙になる日まで〜」という考えようでは、おもろい歌詞で毎晩ご主人の耳元で歌って上げてるという。、長いこと不義理の友人だから、じゃあそれ聴いたら帰るよ、と返事したのだ。そこはボックスではなくて、他の人の歌も聴かなくてはならない。それらを聴きながら、歌って何だろう?と考えてしまった。決してうまいとは言えない人達、、、。でも、心から歌を楽しんでいる。歌ってる人の喜びを、聴いてる人も共有する。世界中に「カラオケ」が流行したのは、あながちそんなところに理由があるのかも知れない。そして自分の歌を考えるとき、う、う、う。この人達に負けてる!ああ、いつがきたらこんな風に楽しんで歌うことが出来るんだろう。、、、と思ったら、情けなくなった。明日はシャンソン教室。こんな先生で、生徒が気の毒だなあ。。。。
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