2025年7月17日 (木)

ようやく雨。

恵みの雨。とはこちらのような日ごろ雨が降らない地域のこと。余所では線状降水帯とかで難儀しているところも出てるようだ。同じ日本でも違うなあ。

8月2日がお嬢のやっているヒロシマ被爆手記朗読の会。同じ日に短歌の記念歌会とあって、今年は短歌の会の人は全員出られない。いつも沢山来てくれていたが、、、。となると色々集客にも頑張らなくてはならず、今日も知人の家に宣伝?に出かける。共に昭和20年生まれとあって、これには無関心では居られない。ギリギリ戦争を知らない年代だが、どこの学校でも一番人数が少ない世代で、間接的に戦争を身近に感じて暮らしてきたということではある。しばらく話してから買い物をして帰宅。夫も今日は知人3人で3時間もランチタイムだったと嬉しそうに話す。これは珍しい。やっぱりこれは男女を問わず必要な事なんだろう。ま、これが出来てる間は大丈夫。

今週末、岡山パリ祭があり、それに出演するお嬢は準備に追われている。そのとばっちりがこっちにも来て、あれ、送ったからコピーよろしくね。追加でこれもね。やっぱり又追加。とまあ、何時もの事ながらこき使われ状態。ま、スッカタなかんべさ~。出来てる内が花、と諦めている。

やれやれ。

2025年7月16日 (水)

持つべき者は、、、。

自分に取ってパソコンは大人のおもちゃの域を出ないが、僅かに短歌のリモートとか、編集とかにはまともに役立っている。そのおかげで、小さなノートパソコンの画面であれこれやる事に同情してくれて、余ってる画面大きめのモニターを差し上げますとのお申し出。これは有り難いと直ぐさまいただいたは良いが、早速これの設置場所を考えることに労力を消費。その日にホームセンターで買ってきた物はどうもイマイチ。我慢しようかと思っていたが、たまたま中国系のネット通販で良い感じのを見つけた。実はこれ、キッチン用電子レンジを置くもの。昨日注文したら今日届いたということは日本にあったということだ。梱包はアマゾンより悪いが、中身は意外としっかりしていた。たまたま本日孫べえが我が家で晩ご飯。これは彼のお仕事だと思ったが、一応Googleで中国語を翻訳。大体のことは把握しておいた。夕食後彼はソファに横になったと思ったらグースカピー。やがて帰ってきた母親が声を掛けても生返事。ま、こうなったら仕方が無い。別の日にしようかと思っていたら、1時間ほど寝た後ちゃんと起きて組み立ててくれた。前からこういうのは得意で、小学生のころからやってもらっていた。ま、嫌がらずに取り組む姿勢は良い。しかし、母親とつくずく寝顔を見て述懐したものだが、小さい頃から同じソファでよく寝ていたが、3人掛けのソファが余っていたのが、いつの間にか足も頭もアチコチはみ出している。今にも落ちそうな姿勢で、それでもそこが良いんだねえと笑う。模様替えして4人がけになおしてやろうか?と考え中。婆ばかとはこのことだ。

ところが、組み立てて貰ったにもかかわらず、計算間違いで1㎝空間が足りず大きい方が入らない。そこで、彼らが帰った後、自分で一段外して、別のパソコン台を挿入し、希望通りの空間をこしらえた。

そんなことしてたらパソコンの具合が悪くなって我が家のパソコン管理をしてくれているT氏にラインしてSOS。近くまでゴミ出しに来ていると言って、パジャマでやってきてくれたのはメチャクチャ有り難かった。電話やラインでのやり取りより数段早い。とはいえ、深夜10時半。気の毒にも程がある。で、めでたくこうしてブログも書けている。ふ~~っ!こうして今日も慌ただしく終わる。

2025年7月15日 (火)

人生いつでもこれから?

今日もとても暑かった。その暑い中、所用で町中へ。そして最近知り合った同じ年齢の女性と大変愉快な話を繰り広げた。お互い思いがけない年齢になり、夢のない終わりに近づくだけの人生と思いがちだが、彼女の知人の話として随分明るい話題を教えてもらった。それは最近高齢者の婚活が流行っていて、けっこう上手く行ってる例が幾つもある、というもの。彼女のお人柄か、よく色んな人から人生相談を受けるらしく、ある60代の男性から、「こんな年になって、でもなんとかして話しの合う素敵な女生に巡り会いたいんだが、、、。どうすれば良い?」との相談を受けたという。とても持てるような男性ではなかったと、カンラカンラと笑いつつ、何を伝授したかを話してくれたもんだ。「それなら先ずは身なりを整えて、お金を惜しまず高級ホテルで一杯サービスを受けてきなさい。人からどんなサービスを受けるとどんな気持ちになるかを、未来の彼女に実践する為に経験してご覧なさい。」と話したと言う。随分具体的で分かりやすいアドバイス。素直な彼は早速洋服を新調し、高級ホテルに行き、人を心地良くするにはどうすれば良いかを学んだと言う。で、とある社交場で旦那様を亡くして寂しいという女性に巡り会い、彼女のハートを掴んだというから凄い。カップル成立で、第二の人生を楽しく過ごしておられるとか。いや~、まるで外国映画みたいな話しだ。他にも幾つも高齢のカップルが成立してると話しつつ、ご自身も独り身。今度はこっちが彼女をそそのかす番。女から見て、充分魅力的なこの方にも、望めばそういうチャンスはいくらでも訪れそう。確かに、80歳はショックな年齢だが、今は20歳引けとも言うから、、、。と言っては又カンラカンラと笑い合う。

確かに我が周辺にもマッチングアプリなるもので巡り会って再婚した人もいるからねえ。出会いの場なんてそうそうあるもんじゃない。マッチングアプリ、ケッコウじゃございませんか。要は自分の見る目。「う~~ん、まだその勇気は出ないんですよねえ。」と言うこの方は、長く独り身での生活で自立もしておられるからか、「今の所間に合ってるからね~。」と勧めてくれた人には生返事してるそうな。

やっぱり人は一人では生きられないのかも。

2025年7月14日 (月)

暑さにもめげず、、、。

ここ数日毎日のように慌ただしく時を過ごし、ブログを書くエネルギーが残って無かった。実は今日も猛暑の中出かけて同じように疲れているはずが、昼間の落語での大笑いが功を奏したのか元気。

ちぇちでもお世話になっていた桂こけ枝師匠と風間杜夫の二人の落語が大変面白かった。おまけの中入りFM香川のアナウンサーたちの大喜利もこなれていて笑えた。とにかくホールの最前列でおなかの底からゲラゲラ大笑い。しかも同行したY女史が根が明るい人で、隣にいると相乗効果?で盛り上がる。

全く知らなかったが、風間杜夫という人は結構長く落語をやっているようで、今日の古典落語「火焔太鼓」も流石役者だけあって、セリフ運びもこなれていて、滑舌も良く、上方落語とは違う面白さだった。ご本人曰く、「よく人から落語家にならないんですか?と聞かれるんですがね。私はヤクザ映画が好きだけど、じゃあヤクザなるか?って言われたらなりませんよね。そういうもんです。」と言って又笑いを誘っていたが、いやあ、なかなかのものだった。74歳だと言うが以前よりはふっくらして、良い年の取り方をしていたなあ。着物姿がよく似合う粋な感じだった。フアンらしき人も大勢いて、レクザムホールは満席。席を探しているうちに前へ前へと案内されて最前列。まあ、これはかえって堪能できて良かった。

今日改めて思ったのは、落語というのは、とにかく観客が大事で、舞台と客席双方で創り上げるものだということ。故に落語家はいつもしっかりと客席を見ていて、その反応を見ながら、時には客をいじって話しのネタにしてしまう、なんてこともある。これぞ芸。

終わってから二人とも清々しい気持ちで、駐車場も3階だったにもかかわらず、スイスイと歩いたもんだ。大ホールでも子供向けのイベントがあったようで、近隣の駐車場は満杯。最後に行列に並んで立体駐車場だったわけだ。Y女史は最近こういうお出かけがなく、「良い事よねえ。こういう風にみんな出かけられるってことは。」とこの人出をしきりに感心していた。

昨日はサンポートホールでのコンサート。この時もホールの駐車場は満杯で入れない。どうやらアリーナでなんかやってたらしい。連日の猛暑できっと空いてるだろうと思ったが、涼を求めてか?満席。高齢の人が多かったのが意外だったためそんなこと思ってしまった。駐車場を探していてギリギリに入ったら、「スイマセン」と言いながら奥の席へ移動する羽目に。すると、「あっイタタタ。お~いた!」と大げさに反応する男性。別に踏んだわけでもなく、ちょっと御御足に靴が当たった程度で、その反応?とぎょっとして、わざと一つ席を空けて着席。すると間もなく会場係がやってきて、その空席を埋めて端を空けて欲しいと言う。嫌な予感が的中して、その男性が隣に。案の定両肘を我が物顔にでんと肘掛けに置いて傍若無人な態度。演奏が始まると両手を大きく動かして指揮をしているかのような仕草。ぎょへ~っ!休憩まで我慢してその人が立ったのに続いて移動したが、イヤハヤイヤハヤ。参りました。珍体験。

友人Kから帰りにお寿司を作ったから寄ってと言われていて、お言葉に甘えてお邪魔したら、肉じゃがもどき造ったけど要る?と言われ、勿論頂きますとも~と貰って帰り、この日の夕飯は助かった~。しかも夫の口に合うように肉はミンチにしてくれていて、何もせずにそのまま提供できて、ホント楽だった。持つべき者は料理好きの友人だ~。

実はその前の日、この友人Kともう一人の友人KKの三人で、オーケストラ「空海」の鑑賞。これはレクザムの大ホールが満杯。といってもおそらく全員ご招待。こちらもネットで抽選というのに軽い気持ちで応募したら当選通知が来たという流れ。予備知識も無く、ただ久しぶりにフルオーケストラで音楽を聴くのも良いなあ、という程度。これは予想以上の迫力ある構成で、席も偶然非常に良い席で充分楽しめた。そして、この作品が中国の人が作曲していたため、中国から大勢の合唱団が来ていて、さすが訓練された素晴らしい合唱を聴かせてくれた。あの大勢の団員があれほど繊細なピアニッシシモの表現が出来るとは、驚きだった。男声も美しく響きテロップに出る日本語訳を見ながら、非常に内容に即した音質だと感心した。この統一感は、最後に驚きと共に思い知ることとなった。

演奏が終わり、日フィルの指揮者が演奏家達を紹介しそれぞれに拍手を貰うのは、まあ、お決まりのやり方。が、この日合唱指導者も中国から来ていて客席できいていたらしく、指揮者の求めに応じて客席から舞台へと上がったのだが、驚いたことに合唱団員が全員大声でその女性に声をかける。きゃあ~っという嬌声もあるが、ほかにも中国語で何かを叫び通しに叫ぶ。客席にもこの日大勢の中国の人が来ていたらしく、舞台と客席でわめき合う。あまりのことに我々は茫然。その上、我々が席を立つときリーダーらしき人の一声で合唱団員が全員大きな国旗を掲げビシッと整列し、何を言ってるのかは分からなかったが、多分国家バンザイのようなことだろうか?を全員で唱和。歌うときより遙かに大声で三唱していたのは自分の目には奇異に映った。自分を含め如何に日本人の大人しいことか!?改めて国民性の違いというか、自分ファーストで生きてる日本人からするとこの規律性にはただただ驚くばかり。それもそのはず、あとで分かったのだが、この女性指導者は国家の行事での合唱など重要な場面での指揮をしているようだ。ほぼ軍隊式の教育のようだったのも頷ける。

「空海」の教えは確かに中国で育まれたものだろうし、その意味でも日本と中国は密接な繋がりを感じる。同行したK女史は最近仏教にも通じてきていて、内容が良く分かって面白かったという感想。まあ、お経本に出てくる単語も多々見受けられたのではあるが、、、。KKはゆったりとただ音楽を楽しんでいる様子だった。3人とも違う鑑賞のしかたで、これも面白い。

、、、てなことで、日々過ぎている。ありがたやありがたや。。。ち~~ん。

2025年7月 9日 (水)

似たもの親子。

今日も一日忙しかった。教室を終えて帰宅したのは6時過ぎ。孫べえの晩ご飯を頼まれていたので、バタバタ。夫は先にプールから帰ったよライン。次の目的地に行くため夕飯を急いでいる。丁度友人がお寿司を届けてくれるというので、それを待って他のオカズ共々大急ぎで食べてお出かけ。やがて孫べえがのっそりと入ってくる。「ただいま~」が挨拶だ。大盛りのお寿司をペロッと食べ、山盛りの野菜炒めお肉多目もあっと言う間。右見て左見たらもう無い。夫の為に買っていた豚の柔らか煮も彼の方が多く食べる。で、「ちょっと一服。」とスマホでゲーム?覗いたわけではないが、チョイと息抜きだろう。そこに母親から電話がかかってるようだったから、デザートに、頂き物のメチャクチャ美味しい桃プラスバニラアイス、これはアイスお代わり!と来た。大いに喜び、ほっぺが落ちそうな笑顔で食べ、そそくさと帰って行く。なんといっても受験生だ。

彼が帰って暫くすると母親がヨレヨレの顔でライン電話をかけてくる。シャンソンレッスンの後、朗読の練習指導だ。まあ無理もない。残ったお寿司を食べて、お風呂も入って帰るとのたまう。ハイハイ。出来る事はやるっきゃない。のココロ。

こっちも明日も予定が入っていて、老体にむち打つ事となりそうだ。似たもの親子とはこの子とだ。

2025年7月 8日 (火)

みっちゃん流のお仕事の話し。

今日は真面目にお仕事。

若い頃から、我が家に立ち寄った男性の友人から、「お~、本当に仕事してるな~。」というセリフを何度も聞いた覚えがある。それほど二足も三足ものわらじを履いていた。さすがに今ほど頻繁に平日から留守というのは無かったが、それでも何度か長期の旅行で、休業中の張り紙をしていたことはあった。といって真面目に仕事をしてなかったつもりはない。よく働きよく遊びの日々だったわけだ。

故に今も通ってくれる人達は辛抱強いお客さま。何もかも知っていて許してくれた方々だ。「先生、若い内にやりたいことやっといた方が良いわよ~。」「先では絶対出来ないときが来るからねえ。」とは、人生の先輩方からのお言葉。有り難いことだった。というのも、その言葉を明確に伝えてくれた人々は既にこの世におられない。

今日、暑い中お越し下さった方々には、せめてものお土産に、我が家のブロック塀にびっしりと実を付けたブラックベリーをお持ち帰りいただいた。今年は特に豊作だ。

昨日同行した友人と少し電話で話す機会があったが、彼女は連チャンでレクザムに行ったらしい。ホールではなく玉藻城の句会のあと談笑してビールを飲む会?これが出来てる内は大丈夫。お互いそれぞれの過ごし方だが、日々元気は共通語。有り難い事。「私、死ぬような気がしないわ。」とは彼女の言葉。観念的には分かっているが、ということだが、確かに。そういえばシェイクスピアの講座でも、「皆さん、自分が死ぬとは思ってないでしょう?いつまでも生きると思っているでしょう。人間とはそうしたものです。」とよく言われたものだ。驚く年齢になっても、確かにそうだなあ。

ただ、フト思うことがある。終わる生と知りながら、うかうかと子供を産んでしまった、と。何も考えず、そうあるべきと思っていた。その子供達にも終わりが来ると思えば切ないし、哀れも感じる。今日のお客N女史も同じ年齢の子供を持っていて、今の自分と同じ気持ちになるという。「だから、今の人達は子供を持ちたがらないのかしら?」との意見。確かに、未婚のまま年を取り段々色んな事を考えるようになると、そうなるかも知れないなあ。若くて何も考えてないときに結婚すると家庭を持って子供を産んで、が当たり前になるのかも。

さ、明日は又忙しくなりそう。

間隙に観劇し感激。

今日は竹下景子主演のお芝居を鑑賞。年を取っても妖精のような美しさは変わらず、あとのロビー交流会でもアチコチで、「可愛いわねえ。」という声が囁かれていた。最前列で観たのだが、夕べの睡眠不足が祟り、前半はどうしても眠気が襲い、役者の目の前で時々ウトウト。内容が暗いのもあって、知らないうちにこっくり。こうなることをランチしながら友人達と危惧してはいたんだが、、。

お芝居の内容は天安門事件を扱ったもので、一人息子を国家権力で奪われた夫婦の悲哀を描いたもの。竹下景子の演技は真に迫り、実際に泣きながらの訴えには、後半流石にこちらももらい泣き。

丁度先日のニュースで、香港がすっかり中国の物として動き始めて、全ての民主勢力は姿を消したと知り、残念な思いがしていたのでタイムリーなオハナシだった。あくまで個人の考えだが、専制君主制には良いところが見当たらないと思うがどうだろう?人は基本的に自由であるべきだと思う。政治はやりやすいのだろうが、国民の幸せを考える時、体制が確立すればするほど一般人は不幸になっていくように思う。勿論民主主義にも欠点はある。それでもこちらの方がまだ救いがあるように思う。今の日本に暮らしていればこその感想かも知れないが。

それにしても女三人。2時半に集合してからお芝居がはねた8時過ぎまでよく喋り、よく食べ、よく笑い、、、呆ける暇なし?なんちゃって。これが出来てるウチは我々も大丈夫!と根拠のあるような無いような言葉で締める。

と、今日も一日無事終わった。

おっと、短歌の〆切りだ。ムムム。

2025年7月 5日 (土)

昨日今日のオハナシ。

昨日は友人と一日中のんびりまったりと時間を過ごし、命の洗濯をしたが、今日は打って変わって何かと忙しく、エネルギー切れ。夕飯の支度をしてても眠いのなんの。体力が無くなってきてるのを痛感。結局予定していたヒロシマ被爆手記朗読の会の練習を見に来て欲しいと言われてたのに行けなかった。

というのも、多忙を極める母親のために孫べえの夕飯を肩代わりの予定で、午後のリモート歌会の後、外に出たものの想像を超える蒸し暑さに、一瞬にして草花が萎えるように萎えてしまった。かろうじて買い物は済ませ、マンションまで届けるまでは出来たが、急に気分が悪くなってきて慌てた。うっかり水っけを持たずに外出したのが良くなかった。帰宅して暫し横になる。勿論直ぐに冷えた麦茶で喉をうるおしてから。すこし寝るとすっかり気分も良くなり、ナンとかやるべき事は出来た。。。。気をつけないと救急車がよく通っているもんねえ。

リモート歌会は暑さ故か、はたまた師匠のお声かけが少なかったせいか、参加者が少なくスイスイと進行した。ナントいっても事前に歌の解釈や歌評が作者以外の二名で済んでいるので、一首の鑑賞は難しいものではない。新たな視点もそれほど出るわけでもない。故にトントンと進むこととなる。師匠としては毎月対面歌会をして欲しいようだったが、リモート歌会がある月は2回となると、難しいような気がしている。近頃みんな忙しい。月1回でもあっと言う間に次回が来る感じ。師匠の言われる、「短歌について伝えておきたいことをもっと伝える機会が欲しい。」も分からないではないが。師匠と一般会員にかなり温度差を感じるのは私だけ?

そもそも歌会は対面が良いとは、兼ねてから自分も思っている。司会をさせて貰っているが、「人」の醸し出す雰囲気や表情、小さな笑いやため息や合点する様子も、司会する上で貴重な要素ではある。リモートの場合、殆どそれらを無視して進行することとなり、頑張ってはいるが難しさも感じている。コロナの時期、どうしても継続するために生まれたリモート歌会。この副産物が、思わぬ利点もあり、特に遠方の人には便利で、高松まで来るのが難しい人にも参加出来るメリットがあるとのことで、半分はこの形になっている。それならもっと県外の人にも参加して貰いたいところだが、何故かそうはならないのがネックだ。

昨日半日一緒に過ごした友人K女史とは、何時もながら話しが尽きない。好奇心は自分もある方だが彼女には負ける。興味を持つと直ぐに追求していく様子には毎度驚かされる。新しいお店に行くと店の人にインタビューは当たりまえ。で、突然以前から知り合いだったかのような雰囲気を醸し出す。ま、乗せ上手というのがピッタリだろう。次々とその人が話したくなるような会話術とでもいうか、間の手というか、「さあ、ちょっとインタビューしようかしら。」と始まるのが聞いてて楽しい。こちらにはその趣味は全く無い。よく他人から信じられないと言われるが、知らない人に声を掛けるのはとても苦手なのだ。

昨日初めて行った二件目のカフェは、海の見えるとても素敵な眺望の庭を持つ。大きな木の下に水の落ちる石造りの小さい鉢。その周りも緑に被われていて、絶えず鳥がやって来ては水を飲む。聞けば、その鳥の名前は「カワラヒワ」というそうな。よく見れば美しい羽模様。上嘴が少し下に曲がっていて、「食べ散らかして困るんですわ。」とちっとも困って無さそうに年配のウエイターが言う。その証拠に、ちゃんと餌場らしき物が設置されていて、見守っているのは間違いない。早速ネットで調べると身体に似合わず鋭い鳴き声など、色々分かって楽しい。

このお店、置かれている家具類や食器、インテリアの類いも全てレトロ感に溢れていて、何故かとても落ち着く。全員が高齢のウエイター。珍しいし、好感度が良くて意外。レトロな雰囲気にとても良くあってる。知らないお店がアチコチにあるなあ。

二軒とも長々とお喋りしても居心地が良く、これぞ命の洗濯!

帰宅して家事を済ませボンヤリしてるとK女史から自筆の絵がラインで送られてくる。ナント、この日最初に行ったお店でしきりに写真を撮っていたと思ったら、その風景の一部を早速絵にしてる。凄~い!参りました!

そこに描かれてあるのは、一件目の店の外に見えた海の中の岩に止まる二羽の鳥。小ぶりな一羽は動かず、その前に大きく羽を広げて高々と何かをアピールしている様を、「タイタニックじゃ~ん!?」と表現して面白がってた、アレだった。おそらくはオスがメスに求愛してるんだろう、と推測しては笑う。「鳥も人間もオスは哀れねえ。ハハハ。」何処に行っても何をしても楽しむことにかけては優等生な私たちではあ~る。

2025年7月 3日 (木)

今日は引きこもり。

経費節減が主な理由で以前から時々チラシの類を自力で作成して、ネットの注文で完成させていた。印刷屋さんには申し訳ないが、大幅な節減になるので仕方ない。が、これが一年以上もやってなかったので、やり方がすっかり初心者に戻ってしまった。まともにできるかどうか全く自信がなかったが、深夜までかかってなんとか注文が完成した。ただ、この場合、出来上がりが希望通りかどうかいまいち不明なところがある。特にカラーものだと色味において不安が残る。一か八か。

何に手間取ったかというに、やたら横文字が多い説明を理解するのが大変。ま、いつもパソコンをやってる人にはどおってことないものだろうが、良いとこどりのパソコン技術では、こういうときが大変だ。やたら時間がかかる。仕上がってくるまで心配。

で、その作業中も南の方では相次ぐ地震の報道。なんとなく不安。大学で地質学が専門の夫は、「南海とは関連してないはず。」というが、それでも寝るときは脱出用の靴とライトをチェックした。現地の人々はもっと不安だろうなあ。何事もなければいいが。今、島を脱出する人が出てきたとのニュース。気持ちはわかるなあ。

今週は二日続きのレッスンでやはり疲れた。ついつい熱中してしまうのがその原因だろう。ただ、最後はお互いに笑顔で前に進んでいることを喜び合えるのが良い。声に全く自信がなかった人が、驚くほど成長していくのは、これまで自分自身が学んできたことが正しい道だったと認識することになり、これは嬉しい。いつまで可能か分からないが、出来る限り伝達していこうと思っている。しかし、この「疲れ」が原因らしく、今宵は食事の後、食器を洗っていてうっかりジューサーの刃に指を当ててしまい出血。気を付けねば。

今日も暑かった!全国版の天気予報に「高松」がほぼ毎日取り上げられている。熱中症にも気をつけねば。

と言いつつ、明日は友人とお出かけの予定。楽しい時間になりそうだ。

2025年7月 1日 (火)

ああ~やんなっちゃうなあ~おろろいた。

朝タイマーは午前9時に正確に時を告げた。が、夕べは3時まで起きていて、あと一時間は寝ないと調子が出ない。午後はレッスンがあるし、睡眠は大事、とばかり再び熟睡。あまり芳しくない夢を見ていた様に思うが、まるでそれから解放してくれるかのようにスマホが聞き慣れない音で鳴動する。で、瞬時に仕事モードの声を作り電話に出た。すると、「これ僕からかけてますよね?」という意味不明な内容ながら明るく爽やか~な声が聞こえる。「え?あ、ハイ、そうですねえ。あっ、X君?」とすぐさま声の主は判明。彼が言うにはどうやらポケットの中で偶然触れたのがこの電話だったようだとのこと。突然久しぶりのお互いの健康確認を二言三言。ま、こちらはインスタで彼を始めご家族の近況もいつもチェックしているから大体の状況は把握してるのではあるが。で、彼は明るい声で、「朝早くからすいません。」というが、こちらとしては世間では別に早くもない時間だということを知っていて笑う他ない。で、その時初めてスマホの画面を見てビデオだったと分かりあっちゃ~~!「ビ、ビデオだったの!?」と慌てるももう遅し。寝乱れた髪と寝ぼけた顔、その上今日に限ってピンクのパジャマ!オ~ノ~!彼は真っ白なシャツで爽やか全開の雰囲気。電車の駅?そりゃあ、朝早くからと謝る筈だわなあ。元気でね~~と切ったものの、しばし一人笑い。きっと彼も笑っていただろう。

てな事がありながらの今日のスタート。

午後は予定通り二人同時に発声レッスンをこなしつつ、何事も訓練だなあと今更ながら感心。Aさんは15年ほどか?我が家に通い、過去3回リサイタルもした人だ。方やBさんはまだシャンソンに触れて1年くらい。声を出す事に慣れてないし、どうすればのテクニックもまだまだ初心者。この二人を並べて互いの声を聞くことが思いがけず良い効果を生んだ。言われている事の意味が分からないBさんも、同じ事をAさんが完璧にやるのを聞いてなるほどと理解が深まる。AさんもBさんの状態がかつての自分だったと分かることで、自信も付くし、逆に新鮮な発見もある。てことで、どこまでもこの道に終わりはない。二人とも楽しんでやれているのが一番だ。

で、おまぬけなアチクシ、今日こそはと帰り道、昨日行ったばかりのスーパーにポイント10倍に釣られて行ったもんだ。昨日しっかり買い物していたのもあるが、我が家の小さな冷蔵庫には限界があり、それほど多くは買えない。食品ロスはなるべく避けようと思うと、出した手も引っ込む。で、しなくても良いことをしてまで、多く買う。「今夜ウチで食べる?」てなラインをお嬢に送った。実はその時、美味しそうなタコの刺身が売られていて、夫は歯に合わず買えないので、たまには食べたいと思ったからだ。敵は勿論、「行く」との返事。今日は婿殿がお休みで孫べえの食事当番。自主練をしてから帰るというのを聞いていたからの誘い。

だのに、だのに、あ~だのに!刺身コーナーから離れてウロウロしているウチにその食べたかったタコの刺身を買うのをすっかり忘れたおみっちゃん。お嬢に言って無くて良かった!

が、残念無念。

初め悪けりゃ終わりも悪い。

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